ユーザー 設計工房 be with 海野剛 の写真

地区計画や市区町村条例などで目にする外壁後退。良好な住環境を保持するため、隣地境界線や道路境界線から外壁までをある一定距離空けましょうというものですが、ここで迷うのが外壁の定義です。外壁とは建物外周の壁で屋根の下までの部分。じゃあ、2階の跳ね出しバルコニーの手摺壁は外壁後退の壁ではない?屋根に届く手摺壁ってありませんからね・・・・・いえいえ、この部分も外壁扱いになります。正確には、外壁扱いになる場合が多いようです。私も初めは手摺壁であって外壁ではない。と考えていましたが、『高さは低いが外壁と同形状のため壁と見なす』と言われたことがあります。じゃあ、縦格子のみでスケスケの場合は? 『その場合は手摺だから、後退は必要なし』 どうやら見た目の印象によるところが大きいようですね。グレーな判断ではありますが、法の趣旨からするとあながち的外れではない気もします。確かに、面と線(格子)、どちらが圧迫感を受けやすいかを考えると・・・・これはバルコニー以外に外廊下、外部階段なども同じです。でも、グレーな判断については行政、確認検査機関へ確認しましょう。もしかすると・・・ということもありますから。

工務店・ハウスメーカーに断られたあなたへ

-----------------------------------------------------------------

このメールマガジンは建築家紹介センターの会員様と
プレゼントの応募者にお送りしているメールマガジンです。
解除方法はメルマガの最後に記載しております。

-----------------------------------------------------------------

▼お近くの建築家に一括で相談・依頼
https://kentikusi.jp/dr/irai?utm_source=mag&utm_medium=email&utm_campaig...

映画「キャッシュトラック」を観てきた
みーくん@建築家紹介センター(59歳)です。

先日、「キャッシュトラック」という映画を観てきました。
キャッシュトラックというのは現金輸送車です。
新人のキャッシュトラックの警備員として
ジェイソン・ステイサムが就職したのですが、
その正体は……みたいな話です。
ネタバレになってしまうので正体が知りたい方は、映画をご覧ください。

10月も半ばを過ぎましたね 

食欲の秋ですね 
秋はおいしいものが多いですね 
「食べ過ぎて太った・・・」 
とならないように気をつけてくださいね

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■建築家紹介センター通信 2021/10/18

【工務店・ハウスメーカーに断られたあなたへ】

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

-----------------------------------------------------------------

■成約お祝いプレゼント

当サイトの建築家相談依頼サービスを利用して、
建築家にお仕事を依頼した方にamazonギフト券を進呈しています。
詳しくは下記をご覧ください。

▼成約お祝いプレゼント
https://kentikusi.jp/dr/seiyaku?utm_source=mag&utm_medium=email&utm_camp...

-----------------------------------------------------------------

■工務店・ハウスメーカーに断られたあなたへ

工務店・ハウスメーカーに契約を断られてしまった方でも、
家作りを再スタートする事は可能です。

工務店・ハウスメーカーに断られて困っている方は、
ぜひ下記をお読みください……続きはこちら↓

▼工務店・ハウスメーカーに断られたあなたへ
https://kentikusi.jp/dr/node/23605?utm_source=mag&utm_medium=email&utm_c...

-----------------------------------------------------------------

■最近の投稿(最新5件)

▼I-3094、私が持つイメージでの設計(茨城県在住・建設予定地はフィリピン)
https://kentikusi.jp/dr/node/23610?utm_source=mag&utm_medium=email&utm_c...

▼I-3093、確認申請をお願いします(奈良県在住・建物は兵庫県)
https://kentikusi.jp/dr/node/23609?utm_source=mag&utm_medium=email&utm_c...

▼I-3092、中古住宅を購入し、リフォーム後賃貸(兵庫県)
https://kentikusi.jp/dr/node/23608?utm_source=mag&utm_medium=email&utm_c...

▼I-3091、個人で共同住宅を建てたい(千葉県在住・土地は神奈川県)
https://kentikusi.jp/dr/node/23603?utm_source=mag&utm_medium=email&utm_c...

▼I-3090、セカンドハウスの実現について(埼玉県)
https://kentikusi.jp/dr/node/23598?utm_source=mag&utm_medium=email&utm_c...

建築家に相談依頼したい内容を投稿すると
当サイトの建築家から返信をもらうことができます。
詳しくは下記をご覧ください。

▼建築家相談依頼サービス
https://kentikusi.jp/dr/irai?utm_source=mag&utm_medium=email&utm_campaig...

-----------------------------------------------------------------

■当サイト会員建築家の設計事例

▼福岡県
 dada MORE HAIR WORKS
 クラフトワン一級建築士事務所 山本昌史
https://kentikusi.jp/dr/node/13558?utm_source=mag&utm_medium=email&utm_c...

今回、紹介する設計事例は
福岡県の「dada MORE HAIR WORKS」です。

依頼者は建物を建てる前は

「ナチュラルな空間をつくって欲しい。
 他社にも問合せをしたが、工事費の見積が高くて困っている」

と悩んでいました。

そこで

「親身に相談に乗ってくれそうだった
 シンプルなデザインが気に入ったので……」

とクラフトワン一級建築士事務所 山本昌史さんに依頼しました。

山本さんは落ち着ける美容室を設計しました。

「お施主様のご要望は
『嘘や演出、誤魔化しが無い、美容室の本質を貫いたサロンをつくりたい』
 ということでした。

 予算が厳しいこともあり、
 打合せを重ねながら徹底的に無駄をそぎ落としたデザインを目指しました。
 結果として、ローコストを逆手に取った、
 シンプルでナチュラルな空間を創ることが出来ました。」

と言っています。

依頼者には

「とても落ち着ける美容室、とお客様からも好評です」

と言っていただきました。

落ち着ける美容室を建てたい方は、
ぜひ建築家相談依頼サービスをご利用ください。

▼お近くの建築家に一括で相談・依頼
https://kentikusi.jp/dr/irai?utm_source=mag&utm_medium=email&utm_campaig...

------------------------会員主催のイベント情報----------------------

※今号は特にありません

--------------------------------------------------------------------

■みーくんの本日のオススメ情報(^_^)v━━━━━━━━━━━━━☆▼

▼お近くの建築家に一括で相談・依頼
https://kentikusi.jp/dr/irai?utm_source=mag&utm_medium=email&utm_campaig...

---------------------------建築家ブログ--------------------------

■このコーナーでは当サイトに投稿されたブログ記事の中から
 気になったものを紹介します。
 共感した記事があったら
 ぜひ、twitter・はてなブックマーク・google+・facebookで
 共有してくださいね。

▼建築家ブログ
https://kentikusi.jp/dr/blog?utm_source=mag&utm_medium=email&utm_campaig...

▼土地選びの失敗例
https://kentikusi.jp/dr/node/12064?utm_source=mag&utm_medium=email&utm_c...

-----------------------------------------------------------------

■成約お祝いプレゼント

当サイトの建築家相談依頼サービスを利用して、
建築家にお仕事を依頼した方にamazonギフト券を進呈しています。
詳しくは下記をご覧ください。

▼成約お祝いプレゼント
https://kentikusi.jp/dr/seiyaku?utm_source=mag&utm_medium=email&utm_camp...

-----------------------------------------------------------------

■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■

会員数2477社以上・紹介実績1075件以上・土地探し中でもOK
一級建築士が運営する建築家紹介サイト

建築家紹介センター(旧:施主と建築士の広場)
webmaster仲里実
nakazato@kentikusi.jp

建築家紹介センター
http://kentikusi.jp/

■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■

このメールマガジンは建築家紹介センターの会員様と
プレゼントの応募者にお送りしているメールマガジンです。
購読を解除したい方は下記のURLから解除をお願いします。

Newsletter category: 
建築家紹介センター通信[建築家紹介センター]
ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

いくつかの素材が並んでます。

栗の無垢フローリング。

壁に使うタイル。

キッチン等の壁に使うキッチンパネル。

床に使うリノリウム。

とある家づくりの打合せのワンシーンなんですよね。

キッチン周りの仕上げについて、お話するために

素材のサンプルをお持ちしたんです。

当初、緑色のタイルを採用する予定でした。

とてもシックで素敵なんですが、予算の調整のため、

キッチンパネルへの変更を検討したんです。

キッチンパネルっていうと、白くてツヤのあるイメージなんですが、

マットで、一枚目の画像のようなテクスチャもあったりするんです。

ただ、その種類は、タイルに比べると圧倒的に少ないため、

気に入った色柄がないと変更は無理ですよね。

ということで、サンプル帳(全ての色柄の小さなサンプル)を

お持ちして、ご覧いただいたんです。

いろいろお話して、別の化粧板で進める流れで話していたら、

最終で、やはりタイルがいい!ということに。

減額をすることも大事なんですが、こだわりも大事ですからね。

その辺をしっかり考えて決めていただけました。

一部プランの変更も出たため、それを盛り込んで、

設計変更をしたら、基本設計の完了へ向かっていきます。

じっくりと進めつつ、無駄なくスピーディーに進めていければと

思います。

打合せの後、こちらを御馳走になりました。

毎回、いろいろと準備してくださるんですよね。

お手製のアップルパイになります。

甘すぎず、とても食べやすくて、おいしくいただくことができました。

毎回、いろんなものをご準備いただいて、嬉しいです。

午後へ、県をまたいで大移動!

ただ、想定していたより道路が空いていたので、

予定の時間より早く到着してしまいました。

少し早めにおじゃましたら、打合せする椅子の上に、

猫が気持ちよさそうに、寝ていました。

くるりと丸まってて、とっても暖かさそうでしたよ。

寒さが苦手な私には、羨ましく見えました(笑)

それはさておき。

こちらの家では、木造戸建て住宅のリノベーションを予定してます。

すこし前に、概算を出したところ。。

予算をオーバーしていました。

そこで、いくつかの減額案を提示して、内容を

検討していただいてました。

昨日、一通り資料が揃ったので、採用する減額案について、

採否を決めていただきました。

今回のリノベーションで、どうしてもやらないといけないこと。

それを中心にお話して、決めていきました。

何とか、想定予算には着地できそうな感じです。

再度、見積の調整をしてみて、OKでしたら、

次のステップで進めていく予定です。

シックで素敵な家になりそうで、楽しみです。

cabina

●設計事例の所在地: 
横浜市神奈川区
●面積(坪): 
219坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

傾斜地に建つ地下1階地上3階の重層長屋式共同住宅。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

元々間知石擁壁の台状敷地に建つオーナー住宅含むアパートの建替えで、当初は一般的な共同住宅で計画してましたが、金融機関との打合せからより良い収支計画として重層長屋の形式になった建物です。

その他の画像: 

I-3095、終の棲家を検討中(愛知県)

ユーザー mick の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
愛知県
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

終の棲家を検討中(2025年頃を目処にしています)
 
■土地の概要
セントレアが一望できる伊勢湾に面した場所に土地を所有しております。
土地面積が約720坪、高低差9m、建築予定高台面積約300坪、接道、水道あり。
・市街化区域・第一種中高層住居専用地域
・建ぺい率60%・容積率200%
・防火なし
・海岸保全区域外
 
■建物についての希望
・高低差のある土地形状を活用した伊勢湾を一望できる個性的な家
・塩害、強風に強い家
・老後を考えたバリアフリーな間取り
 
■建築家に相談・依頼したいと思った理由
・土地形状が複雑であり、この土地をトータルプランニングした設計を希望
・崖条例等の課題をクリアーして極力海側へ建設したい
・特殊な条件下で設計された経験をお持ちの建築家にアドバイスして頂きたい
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する
 





上梅澤建築設計事務所

●設計事例の所在地: 
富山県滑川市
●面積(坪): 
78坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

平屋の2世帯住宅です。敷地は127坪。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

2世帯住宅を平屋で建てたい。シンプルで気持ちよく、尚且つメンテに手間が極力かからない建物をコストを押さえて建てたい、入り口は別々で、トイレ・風呂・キッチンも別。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

以前、仕事で依頼した物件で設計事務所とうまくいかず、クレームも発生した。学生の頃から知っていた知人に気兼ねなく要望を伝え、なおかつ心が休める家を建てたかったから。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

平屋の2世帯住宅の為、無駄を省いて間取りに苦労した。

その他の画像: 

玄関の両脇窓にはステンドグラス。

親世帯のアプローチとしてスロープ併用。

ユーザー ❨株❩アトリエ Y&R 栗城裕一 の写真

さて、住宅完成までの流れの続きです。引き渡しの際に工事業者から受け取る書類ですが、一番大事なのは工事完了引き渡し証明書です。工事中は工事業者のものとなっていた建物がいよいよ施主のものとするために必要な書類です。合わせてその書類に捺印されている工事業者の印鑑証明書、そして建物の完了検査済み証。確認済み通知書はすでにもらっているかもしれませんが、もらってなければそれももらいます。中間検査があったのならばその合格証ももらいます。そして各種保証書、取扱説明書(これはすでに取り扱い説明を現場で受けていればその時にもらっているでしょう)、そして大事な鍵(これは普通はキーホルダーをつけて、どの部分の鍵かわかるようにしてあるはずです)を受け取ります。その後は建物の表示登記、保存登記という手続きを法務局ですることになります。

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

通り土間ですね。

玄関先に、こんな風に、ちょっとした休憩スペースがある。

それもいいですよね。

といいつつ。

こちらは、とある喫茶店の玄関先。

待ち合わせだったので、こちらで少々佇みましたが、

とても心地よく過ごせました。

さてさて。

昨日は、こちらで、とあるご夫婦と待ち合わせ。

ご夫婦は、家づくりを考え始めて数か月。

いろんなHMや工務店をまわられて、検討してきていましたが、

設計事務所にも興味があって、話を聞いてみたいとのこと。

お知り合いや身内の方で、設計事務所で家づくりをされたそうですが。。

「設計事務所に頼むと高い。」

そんな話を、不動産関係の方から聞いて、踏みとどまってたそうです。

HMがどうなのか。

工務店は。

設計事務所はどうなのか。

その辺、いろいろと質問をしていただいたので、

率直なところをお答えしてきました。

先ほどの「」がいかに偏った、一面的な見方なのかということについても。

(詳しい話は、お会いした方限定なので、ここでは割愛しますが。。)

最終的には、お話することで、気になっていたことが

クリアになったようで、お話してきた甲斐がありました!

なにか人の役に立てるのって嬉しいですからね。

そうそう。

久しぶりに耳にして、ビックリしたことがありました。

見た目のデザインを優先するため、お客様の要望や、

機能を完全に損ねているという提案があったと聞きました。

設計事務所じゃないですよ。

工務店で。

デザインって、見た目を整えることだけじゃないんですけどね。

それは、デザインではなくて、自己満足かなって思って聞いていました。

そもそも、その見た目が、ほんとにすばらしいのかもわかりませんしね。

それはさておき。。

こちらのご夫婦には、納得の家づくりをしていただけるといいなと思います。

午後は、こちらの現場でお客様と待ち合わせ。

実は。

養生が取れて、家全体のインテリアが見れるのが、

昨日が初めてで、その瞬間をお客様とご一緒したかったです。

もう。そりゃあ。大興奮ですよ。

待ちに待った瞬間ですからね。

全ての部位の色や素材の選定なんかも、

しっかりと考えて決めてきましたから。

私じゃないですよ。お客様が。

全体のバランスは、アドバイスしてますが、

これが好き!は、お客様が出していましたから。

どれも、想像通り、いや、想像以上だったようですよ。

こんな素敵な家に暮らせるんだぁって喜んでいました。

それをうかがって、素直に、とっても嬉しかったです。

といいつつ。

まだまだ外構の工事があったりして、

引渡しはもう少し先なんです。

ただ、今年の年末年始は、新しい家で過ごせそうですよ。

夕方からは、とある家づくりの打合せへ。

間取りが概ね決まってきたので、

外観のデザインについてのお話でした。

一番のポイントになっていたのは。。

屋根のカタチです。

奥様は、三角屋根のかわいらしい感じがお好みです。

オレンジの瓦やアイボリーの塗り壁を組み合わせるイメージ。

ただ。。。。

ご主人は、太陽光を載せたい。

しかも。できるだけ多く。

シンプルなんですが、屋根の三角するより、片流れにする方が

太陽光は、2倍ほど詰めますから。

いろいろお話する中で、三角屋根で

どこまで太陽光が積めるのかを検討した上で、

決定することにしました。

見た目なのか。実用性なのか。

じっくりと考えて、決めていただければと思います。

いろんな家づくりが進行中。

毎日楽しませていただいて、感謝です。

ユーザー ❨株❩アトリエ Y&R 栗城裕一 の写真

住宅完成までの流れをざっとご案内しましょう。
まず、設計をどうするか悩みますよね。日本では多くは住宅メーカーに依頼することになると思いますので、この場合ですとほとんど住宅メーカーの営業の方が色々と動き回ってくれると思いますが、住宅メーカーでは飽き足らずに設計事務所に設計と監理を頼みたいという方には、ここで書く手順あるいは進行具合を頭に入れておかれるとよろしいかと存じます。
まず、設計事務所を探さないといけませんよね。自分たちの考えをよく理解してくれる設計者に出会う方法はなかなかに難しいものです。各地の建築士会や事務所協会などでも紹介してくれると思いますし、多くの設計事務所がきれいなホームページを作られていると思います。(私のところのように全く手入れをしていないところは珍しいでしょう。苦笑_〆(´Д`ll)ハハッ)それをご覧になって、候補を探されるのも一つの方法です。で、うまい具合に素敵な信頼のおける誠実な方と出会われたら、まず敷地を見ていただきます。それから希望事項をじっくりと聞いてもらいます。そして敷地の測量をしてもらって、その敷地図に計画案を入れてもらいます。この計画案については費用をいただくという事務所もあれば、この段階は無報酬ですというところもあります。これはあらかじめ確認しておかれるのがよろしいでしょう。本来は人が作業をするのですから無報酬というのはあり得ないのですが、仕事を取りたいということから持ち出し、あるいは営業費のようなものだから費用はいただかずにやろうというところもあるでしょう。ちなみに亡くなられた高名な住宅作家の宮脇壇さんはお金をいただかないと一本も線は引かないと言っていました。そしてこの計画案をたたき台にして色々と議論をして修正したり変更したりして基本設計というものが出来上がります。この時に工事も含めた工程表も作成してもらいます。
ここまでくるとほとんどの事務所は設計監理契約書というものを取り交わすことになります。これには、支払いの時期や金額を決めたり、設計事務所はどのような成果物を施主に提供するのかが明記されます。協力事務所を使う場合は、どういう事務所なのかも記載された重要事項説明書が契約に先立って提示されます。そうすると実施設計という段階に入ります。これは正確な見積もりをするのに必要な細かい情報が入れ込んである図面や仕様書ですので、これが実際の建物の元となる図面になります。そしてこの図面作成途中で確認申請をいたします。確認申請が下りて実施設計が完成すると何社かに見積もりをしてもらい、施工業者を決めます。この段階で費用の調整のための設計変更などを行う場合もあるでしょう。そしていよいよ着工となります。着工に当たっては地鎮祭というものをすることが多いです。これは宗教的なものですが、ほとんどは神道のやり方で行われます。これには伊勢神宮の系列、出雲大社の系列とあります。ほかにキリスト教、あるいは仏教というものもあります。いずれも土地に手を入れることから、工事の安全などを祈願して行われます。これらの段取りは工事業者に手配してもらうことも多いです。工事中は定期的に打ち合わせ会議を設けることもあります。そうすると施主は一緒に作り上げていくという楽しみで心わくわくするものです。完成して引き渡しを受ける前には検査をします。細かくチェックして直してもらわなくてはいけない部分は記録に残して、直し工事をしてもらいます。そして完成しますと内覧会をさせてくださいと言ってくる事務所もあります。これは契約時に聞かされていることが多いでしょう。これが次のお客様につながるという意味合いを持っていますので、住宅メーカーなどではほとんど行われるのではないでしょうか。もちろんこれは強制ではないですから、いやであれば断っても構いません。そして工事業者から引き渡しを受けます。この引き渡しの際には大事ないろいろな書類をもらわなければなりません。これについては改めて書きます。

ユーザー ❨株❩アトリエ Y&R 栗城裕一 の写真

住宅に限らず、外国で建築する場合にネックとなるのがその国の法律に対する対応になります。日本における建築確認申請と同じようなものはどの国にもありますので、これも手続き上の問題ですが考えなければいけないことの一つになります。通常は現地の設計事務所を使って、日本でデザインしたものを彼の地でうまく建築できるか検討します。当然、建築業者は彼の地の業者にしてもらうことになります。大規模の建築ですと日本の建築会社が現地にスタッフを派遣し、現地の業者と協力して施工にあたるということになります。設計監理についても、日本からスタッフが派遣され、現地の設計事務所と協力して監理に当たることになります。ですから、費用はかさむのですが、日本人の設計にこだわりがある場合はこのようにして建築が完成していきます。現代のようにインターネットが普及していると、リモートでの作業がかなり有効になります。設計についても監理についてもです。現場にウェブカメラを設置して常時監視することもできますし、これは施主も見ることができますから、頻繁に現地に足を運ぶことも必要なくなります。

ページ

建築家紹介センター RSS を購読