ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日の天井についての話。

反響が多かったので、少し追記しておこうと思います。

昨日ご紹介したのは、2階建ての1階で、開放感を

演出するための天井の工夫でした。

その場合は、2階があるがゆえに、高さの想定に限界があり、

できる範囲で、どうできるのか?という内容でした。

本日は、そうではなくて、自由に高さを設定できるケースになります。

一枚目は、平屋の家にあるリビングです。

お客様の体格が大きくて、窮屈な想いをしてきたので、

我が家は、とにかく開放感のある家にしたいというのが

御要望でした。

大きな敷地いっぱいに、平屋が展開しているので、

横方向の広がり感は相当なんですが、それに満足せず、

リビングを思い切って、天井を高く設定しました。

一番高いところが、ちょうど、1.5階分の高さになるほどで、

高い位置から光をたっぷりと取り入れるよう、窓を設置してます。

天井を斜めにすることで、光をたくさん取り入れつつ、

変化のあるインテリアを実現してます。

梁型を見せているのは、見た目の意匠性だけでなく、

少しでも、フレームの高さを低くして、コストを抑えることも

意図しています。

高い天井というと、やはり2階分の吹き抜けをイメージしますよね。

たしかに、とっても開放的にはなります。

もちろん、吹き抜けにすれば、一番、開放的なのですが、

吹抜けは、結構ハードルが高くなります。

なんのハードルかというと。。。

快適さですね。

しっかりと考えて、それなりの対処をしないと、

夏暑くて、冬寒くて、過ごしにくくてたまらない空間にありますので。

見た目の開放感があるからって、

安易に吹き抜けを採用するというのは、得策はありません。

ご注意くださいね。

二枚目の事例は、リビング+ダイニングを全て吹抜けにしてます。

ちなみに。

かなり配慮して計画してあるので、快適さはしっかり確保できます。

写真の中だけでも、いくつか、その配慮が見え隠れしていますね。

(詳しくは、また別の機会に!)

昨日のように、制限のある中で、天井高さに変化をつけて、

メリハリをつけることで、開放感をつくる方法でもいいですし、

今日の事例のように、制限なければ、思い切って、

吹抜けをつくるというのも、いいと思いますよ。

ただ。

見た目だけでなく、快適さにも配慮するといいのではと思います。

少しでも参考になったでしょうか。

エル・セレーノ塩釜

●設計事例の所在地: 
名古屋市天白区
●面積(坪): 
921坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

名城大学の東に建つ学生専用の賄いつきのマンションです
家具や日用品があらかじめ備え付けられており、遠方から来られた方も必要最低限の荷物で即入居ができます。また、管理人が常駐していたり、専属のコックさんが厨房で栄養を考えて食事を用意してくれるので遠くのご家族も安心されているようです
また、ホテルの廊下のような中廊下には各階で色の違う間接照明を設けとてもきれいな廊下になっています

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

日影の規制が厳しい地域で建物の外形がかなり複雑な外形にならざるを得ませんでしたが、ブロックごとに配色や素材を変えることで意匠性を高められるように工夫をしています

その他の画像: 

プレミアシティ多治見

●設計事例の所在地: 
岐阜県多治見市
●面積(坪): 
1,010坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

多治見駅から徒歩5分の所に建つマンションです
意匠性、高級感、南面の間口を広くとった使いやすい間取り、全戸分以上の平面駐車場など他のマンションにない付加価値をつけています

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

変形敷地のため、この敷地をすべて有効に活用できるよう建物を配置することにとても苦心しました。敷地をいっぱいに使いながら、余裕をもってゆったりと建てられているように見せるよう色々な工夫をしています。

その他の画像: 
ユーザー TAM建築設計室 新井敏洋 の写真

地盤調査立会いと伐採樹木の打合せです。
建主のMさんには下草刈と伐採希望木と伐採木置場のマーキングをお願いしておきました。住まいづくりを楽しむこと低予算のため出来ることはDIYでお願いしております。

地盤調査では、支持地盤である腐葉土下の地盤がどのくらいの深さにあるか、どの程度の地耐力がでるかが立ち会えばすぐに確認できます。

おおよそ地盤面下1mに支持力30KNの地層が確認出来ました。

軽量な建物なので布基礎とし基礎下の砂利地業で不同沈下を起こさないようにします。

サンプルより支持地盤は赤土のようです。地表は黒土なので 現場監理では根切で1m程度の掘削による赤土の確認となります。
地盤改良は地盤面下75cmとしていたので、工事費増は少なくて済みそうです。

今回、地盤調査で建物位置出しと各部のレベル測量が出来るので、決めておいた伐採木以外に施工上邪魔になる木はないか確認、マーキングし、根切土量が少なくなるように整地レベルを決める打合せを行います。樹木伐採は水道屋さんですが、探すときに樹木の伐採も可能かも確認し見積の上依頼しております。

小規模工事を安価にするためには、職種を少なく計画すること、依頼先の職人で出来るなら仕事をまとめるのが良いかと思います。

水道屋さんは土工事があるので、相談に乗ってくれます。

上水引込も依頼しているので、重機などそのまま利用でき運搬回数が少なくなります。

地方の現場なのでメールや電話ではやり取りしていましたが、今回が初顔合わせとなります。
帰りがけに、建築見積をお願いしている工務店さんにご挨拶と思い連絡したのですが、あいにくと留守でした。

現場では出来るだけのことをと常に心がけております。

直営工事の工事依頼はとても厄介なものです。

ここには知り合いがないので、会社情報で規模や職能で設計見積に近いものが出てきそうなところを探し連絡します。

依頼の決め手は、相談中の対応と設計見積に近く違った金額には妥当性があればと考えておりますが建主代理のため依頼判断にはとても悩みます。

ユーザー 中川龍吾建築設計事務所 中川龍吾 の写真

住まいの「ワークスペース」についてです。

私がこれまで手がけた住宅では、大半の家に家族共用のデスクコーナーをはじめ、ご主人の為の書斎や家事用のデスクカウンターであったりと、何らかの形でパソコンや読書などの為のスペースを設けてきました。

しかし、今回の新型コロナにより自宅で仕事をする人が増え、新しいライフスタイルとして、これらを設ける位置や作業環境に対するニーズはこれまでと少し変わってきています。
主な要因としては、オンラインでの会議や授業などに対応できるよう、家族が集まる場所とは異なる場所にする必要が生じた事によるものです。

そこで、いわゆる個室として独立した書斎を設ける場合は別として、リビングやダイニング内に設けるデスクコーナーではなく、より今日的なニーズに近いもの、ニューノーマル時代のプロトタイプと思われる家の中のワークスペースを3事例、ご紹介させて頂くページを作成しました。

ご興味のある方はご覧になってみてください↓。
https://www.atelier-n.com/style/yorozubanashi/workspace/

ユーザー 中川龍吾建築設計事務所 中川龍吾 の写真

新しいライフスタイルの模索が続く今日、住まいにおいては「ワークスペース」や「洗面場」の設け方がひとつの課題となっていますが、もうひとつ生活の場として主要なものとして「アウトドアリビング」というものがあります。

庭やベランダ、バルコニーを室内のリビングのように生活の場のひとつとして楽しむことができるようにするものです。

家の中とは少し違った日常を過ごせるという点が魅力で、食事やお茶をするテラスというだけでなく、お子さんが絵を描いたり、おやつを食べたり、お父さんがビールを飲んだり、くつろいだりといった、普段何気なく行っている行為をアウトドアリビングで行うことで非日常体験やリフレッシュの場とするものです。

アウトドアリビングを設けるのは、必ずしも広い敷地や大きな家だからこそ可能というものではありません。
私がコロナ以前に手がけた家に、庭に広いウッドデッキを設けた家、中庭形式の家といったアウトドアリビングとしてのスペースを設けた家がありますが、冒頭の写真は2階のダイニングの南面に内法2.0×2.3m、3帖ほどの小さなルーフテラスを設けた事例です。
(田端に建てた2世帯住宅の2階、子世帯の住まいです)

隣家側を壁として視線が通らないようにして、上部にパーゴラを設けたテラスです。
半屋外的な空間とすることで、落ち着きのあるアウトドアリビングとしたものです。

このお宅は「家族それぞれが趣味を楽しむことができる家」とすることがテーマでしたが、このコロナ禍にあっては、完成した時以上に活用されている家になっていると思います。

I-2857、傾斜地に土地を購入し家を建てることを検討しています(愛知県)

ユーザー マロン2857 の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
愛知県
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

名古屋市の傾斜地に土地を購入し家を建てることを検討しています。
山を崩したかなり広めの土地で、高低差は最大で8メートルくらいあるかも知れません。
家は40坪程度を考えており、残りは広い庭にしたいと思っています。
間取りはLDK、8畳をふた部屋、納戸、ランドリールーム(室内干し、アイロンがけ、衣類の収納ができる部屋)、シュークローゼット、6畳の事務所を希望しています。
大体の坪単価を教えていただけると検討がしやすいのでお願いいたします。
 
また、擁壁にかかる費用が1番のネックなのですが、その見積もりが取れる業者など紹介いただけると大変ありがたいです。
擁壁の値段が分かり次第、購入できるか判断し、可能なら土地を押さえたいと思っています。
よろしくお願い致します。
 
建築家の所在地について:
建築家の所在地にはこだわらない
 





ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

印象的なリビングです。

何と言っても。

ソファがないですから。

こちらのお客様は、ソファでなくて、ビーズクッションがいいそうです。

リビングにソファって、鉄板な組み合わせ方なので、

見た目として、なんとなく、期待してしまいますね(笑)

というか。

今日のお話は、それがメインではありません。

ポイントは、天井です。

間接照明がきれいにまわっています。

こちらのお客様のこだわりの一つだったんですよね。

この間接照明のある雰囲気が好きで、この天井にしたのですが。。

天井は、低いところで、2.4m、高いところで2.7m。

リビングダイニング全体の天井が2.7mになっているので、

すごく開放感のある空間になっています。

実は。。

LDK全体の天井高さが、2.7mにするより、

低いところと、高いところが共存する方が、

2.7mをより、高く感じることができるんです。

比較対象があると、より強調されるんだと思います。

茶室の出入り口って、その考え方に基づいて、

とても小さな入り口にしてるくらいですから。

同じように天井の高さを変えるといっても、

一枚目のように、中央を折り上げて高くするだけでなくて、

二枚目のように、空間単位で高さを変える方法もあります。

こちらの家では。

ダイニングキッチンの天井に、レッドシダーを採用したいという

御要望だったんです。

ただ。天井に色を入れると、視覚的に、高さを低く感じてしまうため、

リビングには、レッドシダーを採用しない方針でした。

そこで。

リビングの天井を白く、高く設定ししました。

素材が異なる天井を同じ高さにすると、とても変なので、

高さは変えます。

さらに、高くした天井面を白くすることで、その高さを

より高く、レッドシダーは低くて落ち着いた印象に

なるよう、考えて高さを設定しています。

無作為に、天井の高さを変えているわけではないんです。

こちらは、折り上げた天井に、化粧された梁を見せています。

リビングの天井を高くすることで、少しでも開放感を演出するのを

主目的としながら、梁を見せることでナチュラルな雰囲気を演出しています。

3つの梁を同じ高さにしているのは、意図的ですよ。

せっかく見えてくるなら、きれいに見えるようにしたいですから。

梁が見えることで、せっかくの開放感がへってしまうのでは?

と思ってしまうかもしれませんが、そうでもないですから。

梁はありますが、天井高さの感覚としては、天井面になります。

家中の天井高さを、一律高くするのも一つの方法ですが、

やりすぎると、コストに大きく影響します。

天井を高くする方法は、いろいろあります。

どこをどう見せたいのか、感じたいのかを相談しながら、

いろいろ考えてみてはいかがでしょうか?

楽しいですよ。

ユーザー 大島功市建築研究所 一級建築士事務所 大島功市 の写真

現在も土地探しからお付き合いしているクライアントがいらっしゃいますが…私の場合はそういうクライアントが多いです!
土地探しで皆さんにアドバイスするのは、直感第六感です。駅から近い、環境が良い、等々それぞれ希望はありますが、やはり最後はその土地が自分たちにとって感じの良いものであるかどうかがとても大切だと思います。
一生に何度とない…もしかしたら一生を共にするかもしれない…そんな場所は自分たちの感性にうったえかけるものが良いのです(*^ω^*)

片流れの白い家

●設計事例の所在地: 
愛知県愛西市
●面積(坪): 
66坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

駅前ロータリーの庭園を借景として片流れの白い建物を組み合わせた2世帯住宅。窓の面積を小さく抑えることで内部に落ち着いた空間を設けています。全館空調を採用しているので、一年中一定の室温を保ちながら計画的に換気も行うことができます。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

お施主様の目指すイメージが当初から明確でわかりやすく、また私のイメージとも合っていましたので、とても楽しくスムーズに設計をすることができました。

その他の画像: 

室内も白を基調としています。大理石調の床材がとてもクールな印象です。楽器の音が反響しないように天井には岩面吸音板を使用しています。

ページ

建築家紹介センター RSS を購読