ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日は、いろんな土地を見に行く機会となりました。

(といっても、それだけじゃないですが)

私は、土地探しから家づくりをサポートさせていただく機会も多いので

おそらくですが、今まで見た土地の数といったら、半端ないと思いますよ(笑)

そのおかげで、どこをポイントに、土地を見極めればよいのかが

わかるようになってきています。

ちなみに。

不動産関係者のような視点とは、まったく違います。

やはり、家づくりをする視点になります。

でも。だからといって、敷地の法規制ばかりでもないんです。

面白いのは、万人にいい土地って意外とありません。

なので。

土地探しをサポートする場合は、どんな家づくりをしたいのかを

あらかじめ、伺っておきます。

資金計画ややりたいことから、土地に使える資金がどうなのか。

やりたいことを入れるためには、どんな広さで、どんな形で、

何が条件になるのかが、千差万別ですから。

それをせずに、「なんとなく」いい土地って。。。

不思議で仕方ないなって、いつも思ってます。

以前、土地探しをご一緒したお客様から伺った話で

とても印象に残っているのがあります。

そのお客様。

家づくりをスタートするのに、住宅展示場へ行かれたそうです。

そこで、某HMに、土地探しからなんですよとお伝えしたそうです。

そうしたら、次から次へと、「いい」土地を提示してくれました。

うち(HM)だから出せる、「いい」土地なんですよって。

それと同時並行で、不動産屋さんにもいかれたそうです。

そこでも、条件伝えたら、オススメな「いい」土地が

たくさん出てきたそうなんです。

いろんな「いい」土地があって、どれにしたらいいのかが

わからなくなってしまいます。。

私に問い合わせをしていただいたのち、

その段階で、一番気に入ってる土地があるので、

それを見てから、お会いしたいとのことでした。

もちろんしっかり見てきましたよ。

南道路で、日当たりはそこそこよさそうですし、

人気のエリアでした。

敷地どうでした?と聞かれましたのですが、

私は、どんな家づくりをしたいんですか?と聞き返しました。

こんな風で、こんなにしたいんです!

と一通りお聞きしたのち、一言お伝えしました。

あの土地は、お客様にとって最善ではありませんと。

お客様のリアクションが面白くて。

「そう!それを聞きたかったんです!!」

ですって。

土地を紹介してくれる人は、みな、その土地がいいといってくる。

どれもこれも、全て。

なぜいいのか。

自分にとって最善なのか。

わからなかったんですと。

実は、私は、最善でないと感じた時には、理由も付け加えて、

そうお伝えしています。

だって。

たくさんのお金をかけて、取得するんですから。

しっかり見極めないといけませんよね。

土地を買う目的って、自分の家をつくるためですよね。

買ってみたけど、こだわりの家が建てれないなんて。。。

本末転倒ですよ。

土地情報を提供してくれる人って、

土地を売ることが目的の方が多くて、

その先にある家づくりまで見通していないことがほとんどなんです。

それって。

よく考えると怖くないですか????

私はそういったのって好きではありません。

なので。

私が関わらせていただくお客様には、

その方にとって、最善の土地に出会っていただくようサポートしてます。

時には、ダメだしばかりで、モチベーションを下げてしまうことも

ありますが、曖昧な理由で決めていただきたくないので、

その辺は、厳しく(笑)サポートさせていただいてます。

土地探しをサポートしますよ。

いうのか簡単ですが、実は、とっても奥が深いんです。

経験がものをいうんだと思います。

たくさん経験をさせていただけたことに感謝です。

しっかりサポートしますよ!

I-2737、キャンプ場管理棟セルフビルドの設計、確認申請の手伝い(兵庫県)

ユーザー コヤマ の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
兵庫県
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

キャンプ場管理棟セルフビルドの設計、確認申請の手伝い
 
建築家の所在地について:
建築家の所在地にはこだわらない
 





I-2736、(RC造)湿式内外両面断熱工法で施工可能な建築事務所(京都府)

ユーザー 正男 の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
京都府
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

(RC造)湿式内外両面断熱工法で施工可能な 建築事務所。工務店を探しております。よろしくお願いします。
 
■希望する地域 京都
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する
 





ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

こちらは、とある現場監督の家づくりの現場。

昨日、打ち合わせがありました。

まだまだ骨組が見えています。

骨組は、1本の柱以外は、全て無垢の木。

1本だけは、構造計算上、どうしても集成材ではないと

耐力が保てないため、やむなく採用でした。

でも。

素材にこだわりすぎるあまり、間取りに妥協したりしない。

使い勝手って、大事ですから。

その辺のバランス感覚もあっていいですね。

こちらの家は、しっかりと構造計算はしています。

しかも。

私が設定している高い基準をクリアしているので、

ただの耐震3ではなく、それ以上の強さをもってます。

しかも。無垢の木材を使って。

(無垢材よりも集成材の方が強さは出しやすいです)

ふと視点を変えて。

屋根というか天井をご覧いただくと、グレーになってますよね。

グレーの素材は、断熱材なんですよね。

とっても性能のよい断熱材なんです。

なぜ。

ここにこの断熱材を使ったのか。

しかも。

その取り付け方は、独特なんですよね。

完全オリジナルなやり方。

監督ならではの判断ですね。

柱の間に、何か詰まってますよね。

これは、断熱材なんですよ。

断熱材のことを調べたりされてる方にとっては、

なかなか珍しいものかもしれません。

こちらは、木でできた断熱材なんです。

これも、監督こだわりの一つです。

断熱性能としては、グラウウールと同じくらい。

でも。大きく違うのは。。

木ということで、調湿性能があることなんです。

なんだそんなことかって??

セルロースファイバーだって調湿してくれるじゃない?

調湿という視点では同じですね。

でも明らかに違う点があります。

それは、沈下しないこと。

セルロースファイバーは、長期で沈下する可能性があります。

沈下すると、断熱性能は低下します。

それを回避する方法をとらないといけません。

(実際、普通にセルロース使うとこの方法は採用しませんが、

私が採用する場合は、その対処はします)

この断熱材は、ほどよい堅さがあるので、

沈下することは考えにくいです。

つまり。

長きにわたって性能を保持できる、調湿できる断熱材。

ただし。

注意が必要なのは、湿度を留めてしまうような素材を

使わないことですね。

気密シートやビニルクロスなど等。

せっかくのメリットを消してしまわないようにしたいですね。

断熱材一つとっても、このこだわりですから。

この現場監督の家。

こだわり満載なので、いろんな意味で、楽しみです。

ちなみに。

こちらの家で、年内に、建設途中の見学会を開催予定。

特に、調湿してくれる、体に優しい家を探してる方には

とっても参考になりそうです。

また案内しますが、興味ある方は、

直接メッセージください。

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

ちょっとわかりにくいかもしれませんが。。

とある家づくりの現場の写真です。

何をとってるのか??

見えてるのは、グラスウールという断熱材と

床下地の合板だけなんです。

建築関係者で、しかも断熱に詳しい方が見ると、

なるほど!そんなことしてるんだって思います。

こちらの工事をしてくれている大工さん。

とにかく、仕事が丁寧なんですよね。

その丁寧さが、この写真に表現されているんです。

それをお伝えする前に、グラスウールって断熱材について

少し説明しておきます。

グラスウールという断熱材は、日本ではシェア1位で

とてもよく採用されています。

コストパフォーマンスがよくて、性能もしっかり確保しやすいんです。

ただ、ネットで調べると、評判はよくありません。

水分を含んでしまうと、垂れさがってしまうからです。

そうなってしまった画像なんかが流出してます(笑)

これは、シェア1位だからこそのことなんですが、

その説明は脇に置いて。。

湿気を含んでしまわないようにするためには、

表面の防湿フィルムが大事な役割を担います。

私は、断熱材を施工した後に、全ての箇所をくまなく

チェックするのですが、新しい大工さんで指摘ゼロの方はいません。

(二回目以降は、しっかりやってくれていますが)

こちらの大工さんは、まったく指摘ありませんでした。

パーフェクト。

いや。

それ以上でした。

写真に戻りましょう。

表面の防湿フィルムの床近くの端部を、気密テープで

張りこんであるのって、見えますか??

これは、メーカー推奨の方法「以上」n防湿性を確保できます。

施工してあるのが、全箇所ですよ。

フィルムが破れてしまったら、テープを張って補修はしますが、

それを、積極的な使い方で施工してあるのは、初めて見ました。

大工さんになぜ、そうしているんですかって聞いたら、

断熱のことはもちろんですが、床の張りこみ方等、

総合的な視点から、この方法を採用しているそうです。

とても適切で、最善の説明でした。

普段からしている工事方法だそうです。

こういった大工さんに、家をつくってもらえると、

ほんとすばらしいなって思いました。

そういった大工さんに出会えてありがたいです。

午後、こちらの家を見学してきました。

私が関わっているわけではなくて、知り合いの工務店が

工事した家で、竣工間際だったので見学させていただいたいです。

ご覧の通り、真壁造りの和風の建物です。

骨組は、全てヒノキの無垢材、床もヒノキで、

とてもいい空気感でした。

最近、和を感じさせる空間を求める方も増えています。

大壁(柱を見せない)で、和モダンでもよいのですが、

敢えて柱を見せて、より和を感じる空間もよいかなと。

真壁の和風にすると、コストが相当なことになります。

もっと、気軽な感じで、真壁の空間をつくれないかと考えて、

こちらの工務店にお邪魔したんです。

たくさんの発見と気づきがありました。

想像以上に、未来が広がってるなって。

私の中にない、新しいデザインに、チャレンジしていこうと思います。

もちろん、自己満足ではなく、お客様のために。

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

いろんな表情をみせてくれそうな素材ですよね。

こちらは。

木材を加工して、表面に凹凸を付けたもので、

壁の装飾として使います。

インテリアに木を使うというと、10cmほどの幅の板を

並べて張る、羽目板が多いです。

実際。

ここ数年は、レッドシダーを天井や壁に採用することが

とても流行っていて、よく見かけます。

というか、私もよく採用しますが(笑)

それとは違って、こちらは、板自体を凹凸に加工していて、

木目だけでなくて、その表情を楽しみます。

こういった凹凸のキレイな素材を壁に使うときは、

天井から壁を照らす、間接照明がオススメ。

夜に、ふとその壁を見ると、その美しさに、

癒されると思いますよ。

午後からは、とある家づくりの現場へ。

ずいぶんと工事が進んできています。

先日まで、内装屋さんが入っていたのですが、それも完了。

ということは。。

壁紙等の仕上げが概ね完了しているということなんです。

白を基調としながらも、梁が見えていたり、

キッチン背面のライトグレーの色合いが、

優しくて、とてもいい雰囲気。

床には、無垢のナラ材を採用しているので、

養生が取れたら、もっと、柔らかい空気感になりそうです。

いつも思うことがあります。

家のカタチはもちろんなんですけど、

特に、インテリアの色使いや素材の組みあわせって、

お客様の個性がハッキリ現れrなと。

こちらのお客様。

とっても柔らかくて、やさしい雰囲気なんです。

それ。

ハッキリ表現されてますよね。

ただし。。

他の工務店等で見かける「お客様らしさ」と

私がここでお伝えしている「らしさ」は別だと思います。

これ、話し出すと長くなりそうなので控えますが、

簡単にいうと、表面的なものでなく、もっと奥深い感じでしょうか。

いずれにしても、お客様が自分らしく、

心地よく暮らしていける空間になっていることは間違いなし。

これから、キッチン等も設置されてきて、

一気に仕上がっていきます。

楽しみです!!!

日が暮れるのが早くなりました。

夕暮れ時に、チラッと空見たら、こんな感じでした。

シーンとした静寂を感じさせるような、

とても美しい瞬間だったなと思いました。

こういった美しいものを見ると、癒されますね。

いろんな家づくりが進行中。

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

先月竣工した家の外観です。

お客様にお届けモノがあって、朝イチで寄らせていただきました。

キレイな青空だったことと、外構も含めて仕上がった状態を

まじまじと見ていなかったので、ふと写真を撮影してみました。

2階の窓に映りこんだ青空が、なんともいい雰囲気。

ウッドデッキは、樹脂にせず、耐久性の高いイペという樹種を使ったのですが、

そのおかげで、樹脂では見られない、いい表情が出ていました。

外壁の一部に採用している木目。

通常よく見かけるのは、木目調のサイディングなんですが、

こちらの家では、レッドシダーを採用してます。

やはり、本物の質感や風合いがいい表情になります。

黒い外壁は、ガルバニウム鋼板。

ガルバニウム鋼板というと、細い縦ラインをイメージされると

思いますが、こちらでは、フラットなタイプにしてます。

お客様お気に入りの外観デザイン。

スッキリとしたシンプルモダンな外観ってかっこいいですね。

ちょっと斜めになってますが(笑)

昨日、とある家づくりのため、打ち合わせへ行ったのですが、

その場所が、とっても爽快だったので、写真を撮った感じです。

こちらの打ち合わせ。

お客様とではなくて、工務店とだったんです。

とある案件で、見積をお願いしていたのですが、

それを受け取りつつ、説明を聞くのが主目的。

いろいろと説明していただきながら、

彼らの経験を踏まえた意見をヒアリングもしました。

こちらの案件では、私なりに最善だと考えた

技術的な対応があります。

それに対して、別の方法も考えていました。

ただ、別案は見積をお願いしていません。

理由は、お願いした案が最善だと思っていたから。

でも。別案にも良さがあります。

ネックになっているのは、施工性や技術的なことなんです。

私が想定している、難しさは、本当にあるのか。

それをヒアリングしたんですよね。

やはり、回答は、最善とは言えないということでした。

私はあくまで設計監理者であって、施工者ではありません。

工事を進めていく上で、無理なことをお願いしても

仕方ありませんよね。

こういったことは、過信せず、素直に聞くようにしています。

(ただ、安易にNGといったら、見抜いちゃいますけど)

大事なことですから。

家づくりは、一気に出来上がりません。

設計も工事も、一つ一つのことを着実にこなしていき、

それを積み重ねることが大事なんです。

着実に。しっかりと。

ユーザー プライム一級建築士事務所 西島正樹 の写真

Houzzのマガジン欄に
【まついハウス】が掲載されました。
https://www.houzz.jp/ideabooks/142427413/list/

特集タイトルは【自然を感じられる快適な暮らし。東京都下の住まい】

『都心部へのアクセスが快適でありながら、郊外の豊かな自然環境も楽しめる東京都下エリア。
ここに建つ住まいの特徴について専門家の方々にお話を伺ってみると、以下のような特徴がみえてきました。
・都心部よりも敷地が広いため、庭付きの住まいが多い
・周辺環境の自然や緑を取り込んで活用している
・隣家との関係を考慮し、プライバシーが確保できるようにしている
・都心に比べ車移動が多いため、しっかりとした駐車スペースがある家が多い』
ということで、実例として、紹介されました。

紹介文は以下の通りです。

----------------------------------------------------------------
『プライム一級建築士事務所が手がけたのは、三鷹市に建つこちらの住まい。
オーナーはパントマイムを演じるパントマイミストであり、住まいと事務所、そしてミニ公演ができる場所を求めていたといいます。
くつろぎと集中という心の切り替えを実現するために、西島さんは各部屋の色合いを強く意識したといいます。
建物全体は赤系の暖色ですが、仕事場では、赤とは補色の関係にある緑系の色が合わせられています。
また、豊かな緑に心が癒やされるよう、既存の庭はそのまま残され、庭に面して全面ガラスの窓が取り付けられています。
リビングの南に庭が広がることで、自然の世界へと心が開かれるような構成となっています。
吹抜空間には上部2面にステンドグラスが組み込まれており、鮮やかな光が空間全体を包みます。
パントマイムの客席ともなる階段は、軽やかに吹抜を上昇する形にしています』
と紹介されています。

東京都下の16の住まいが紹介されています。
よろしかったら、ご覧下さい。
(【まついハウス】は1ページ目の一番下に登場します。)

http://www.prime-arc.com/86/86.html

TKプロジェクト

●設計事例の所在地: 
鹿児島市
●面積(坪): 
75坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

住宅地に建つ専用住宅です。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

比較的ボリュームのある建築を希望されており、日影規制をクリアするかどうか心配していました。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

「限られた敷地で、規制の厳しいなか素晴らしい建築が出来ると思いました。デザインも気に入りました。」と、弊社を選んでもらえました。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

日影規制が厳しかったですが、なんとかご希望のボリュームの建築を実現することが出来ました。
近くには高層の分譲マンションも建っているため、プライバシーの確立・セキュリティ対策も課題でした。

依頼者の声: 

「限られた敷地で、規制の厳しいなか希望の建物が出来ました」と喜びの声を頂きました。

その他の画像: 
ユーザー アーキシップス京都 古前極 の写真

光の制御でより快適な時間を

照明設計を考えるとき、明るさを必要とする場所から始めます。
台所や洗面台など動作が明確な場所は、目的に応じた明るさを確保します。
JISの照明基準では台所や洗面は300lx、居間は50lxが目安とされています。
寝室の読書灯は必要か、パウダーコーナーの明るさは?
など、照明の必要性や範囲はライフスタイルによって違うので、いずれも依頼者との打ち合わせで決定します。
また住宅では用途のある照明以外に、環境を整える照明もあります。
明るさや光の質が空間の意味や気分を表現する意味でも、ベーシックライトもしっかり検討します。

A

ところで、明るさの好みは人によって違います。
上の写真Aと下の写真Bですが、2枚の3D画像は床面や食卓の天板面は全く同じ明るさと照度です。
天板面の明るさは同じなので、机の上で本を読む時の文字の見え方は同じ。
でも部屋の印象なら、上のAが明るく感じませんか。

B

違いは壁を照らす光の量。
目線高さの明るさが違うと、部屋の印象は変わります。

明るい部屋が好きか、暗い部屋が好きか。
照明計画を考える時は、そこで生活する人の明るさの許容傾向も考慮します。
また同じ人でも、体調や時間、場面によって、光に対する感じ方は変わります。
食事や団欒の時間には、明るい方が好ましいかもしれません。
おやすみ前のひと時なら、低い照度が落ち付くかも。
レストランやバーでは照度を低めに抑えて、高級感やくつろぎ感、非日常な雰囲気を演出することがよくあります。
家の中でも調光器を使えば、シーンや気分に合わせて光をコントロールできます。
蛍光灯以外の白熱ランプやハロゲンランプならほとんどの機種で、ゼロから100%までの調光が可能です。
近年主流のLEDの照明器具にも、専用の調光器があります。

また最近のLED照明には、これまで考えられなかった機能が搭載されています。
それは光の色のコントロールです。
朝の明るい陽光と夕方では光の色を示す色温度が違いますが、その調整ができるようになりました。
早い時間には朝の陽光を思わせる白い光で、活動的な気分の演出を。
遅い時間には沈む太陽を思わせる赤い光で、リラックスから休息への気分を。
明るさや色の設定ができて、時間と色温度、照度を記憶する、そんな優れたコントローラーもあり、毎日同じ調光を楽しむこともできます。

ARCHISHIPS kyoto

住宅の照明と言えば、天井の蛍光灯を思い浮かべる方も少なくないと思います。
今では球種も器具も様々に取り揃えられ、自由にデザインすることができます。
部屋や場所の使い方を考え、ライフスタイルに沿う明るさを確保できれば、夜の室内をとても心地よい空間にできると思います。

このコラムは、注文住宅を計画する方の参考になることを目的に、弊社の経験に基づいて書き下ろします。
トピックス、技術、経験の内容は、主観に基づくことをご了承ください。

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