ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日は、隣家を想定しながら計画したのに
あてが外れてしまって、欲しかった日当たりが
確保できなくなった方のお話をしました。

都合よく隣家を想定するのではなく、
法規制もにらんで、最大で想定する方が
安心ですよ。

そんなお話でした。
今日はその続きです。

昨日ご紹介した方とよく似た内容ですが、
意外に見落としがちなことをお話しておきます。

購入しようとする土地を見に行ったとして。。

南側に駐車場とか畑があったりすることが
あります。

開放されていて、日当たりも抜け感もあって、
魅力的に見えますよね。

でも将来のこと考えると選ばないでしょう。
なんて思ったかもしれません。

でも。
この駐車場は、近隣の会社の駐車場なので、
よほど家が建つようなことはないですよ。

この畑は、ご近所の方が手入れされていて、
御家族みなで畑をされているので、
家を建てるなんて、なかなかないでしょう。

もし、そんな説明をしてもらったら、
気持ちが揺らぎませんか?

もしくは。
そこまで気にならず、南側が開放されてるから
すごくいいじゃない!って購入してしまう方も
いるくらいです。

基本的に。駐車場とか畑が、今後数十年に渡り
継続的に使われるかはわかりません。
特に所有者の世代が変わったりすると売却も。

あと、以前に拝見したことのある提案で、
南側に2.7mの庭を確保して、将来家が
建っても日当たりは確保できそうな内容でした。

平面図だけ見てると、結構空間がある感じに
見えるのは、不思議なんですが(笑)

なので。2.7mもあれば、大丈夫じゃない?
って思う方もいると思いますが、2.7m先に、
6mくらいの壁がドカンとできるって。。
結構なすごいことですよ。

日当たりが確保できるほどの空地ではないでしょうね。

なので。。
南側が空地になっている土地は、よさそうですが、
いかなる説明があったとしても、絶対ではないので、
かなり慎重に計画しないといけない土地なんです。

要注意という意味で、いい土地というわけではないので
お話しました。

もし、そういった土地が唯一の候補なんです。
ということであれば。。

平面図で検討するのではなく、断面図もとに、
冬至の太陽を想定して、検討をしてもらう。

それがオススメです。

I-4517、構造は鉄骨で家というよりは……(埼玉県)

ユーザー ホシノ の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
埼玉県
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

設計・設計図が成果物の依頼です。
土地面積160平米で建蔽率60%で排水は合併浄化槽、1階建のワンフロア入り口は3m幅のシャッター、構造は鉄骨で家というよりは床がコンクリの倉庫の一角にシャワー、トイレ、キッチンを備えた生活スペースの部屋を設置するイメージです。
電気は100Vだけでなく三相と単相の200vの3種類を導入
使用する建材などは必要最低限の強度や耐久性のもので価格重視が希望です。以上がザックリの仕様です。
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する





I-4516、購入する物件のボリューム算定(東京都)

ユーザー shin4516 の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
東京都
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

購入する物件のボリューム算定をお願い致します。
場所 東浅草
土地 37.5坪
建物 鉄骨造4階建て
建物が古い為、将来建て替えが必要ですがボリュームを出しておきたいと思います。
宜しくお願い致します。
 
建築家の所在地について:
建築家の所在地にはこだわらない





ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日は、「いい」土地と言う意味では、
あまり好まれない条件の一つとして
高低差についてお話しました。

道路と敷地、敷地と隣地のいずれに
高低差があっても大変です。

擁壁が必要になると相当なコストアップ
になるので、事前に設計士に相談した方が
よいですよ。

そんなお話でした。

今日は、高低差以外で、割と共通する
ポイントをお話していこうと思います。

一つ目は、日当たりについて。

そんなの当たり前でしょう?
って思ったかもしれませんね。

郊外の広い土地で、周辺の家と離隔が
しっかりあるのであれば該当しません。

ただ、街中であったり、住宅街の場合は、
気にした方がよいでしょう。

普通に考えるでしょう?なんて。
意外にも、気が付かないこともあるようです。

例えばなんですが。
以前、ご相談いただいて、結果家づくりは
ご一緒しなかったご夫婦。

東西長手の敷地で南側が1.5mほど高い。
西側が道路で、東側は隣家が接近していました。

1階にLDKがどうしてもほしい!
ということでしたので、私は、この土地は
オススメではないですとお伝えしました。

でも。
土地を諦めきれず、某HMに相談してみたら、
いいアイデアがあったそうで、最終的に
そちらで家づくりをしますと連絡ありました。
(そもそも私は土地をオススメしませんでしたので))

HMのアイデアは、いたってシンプル。
1階LDKで、吹き抜け+ハイサイド窓から
光を取り入れるという内容でした。

光が差し込むパースがあったりして、
すごく素敵なイメージでしたよ。

でも。
その光は、おそらく差し込むことはないでしょう。

理由は。
南側の方が1.5m高いですからね。
その状態で、隣家が2階建てを普通に建てたら。。
光は無理かなと思います。

実は、その土地の近くで、土地探しをされている
お客様がいて、後日、前を通りかかったんですけど。。

南側隣家に、3階建ての大きな二世帯住宅が
建設されていました。

南側が1.5m高い敷地に、3階建て。。
こちらは1階にLDK。。明るくはないですよね。

そう。
3階建ても可能な地域でしたので、吹き抜け+ハイサイド
だけでは、クリアできないことは想定済でした。

特に、南隣家にどんな家が建つ可能性があるのかは
しっかり想定しながら土地を探さないと、
この方のようになることもあり得ます。

大事なポイントですよね。

ユーザー やまぐち建築設計室 山口 哲央 の写真

※Poltrona Frau Osaka

インテリアの観点を大切にと思います。
家具は暮らしの周囲にある空間と同じく
人と共に家で暮らす
僕はそう考えています。

そういう意味もあり
建築そのものを考えたり
間取りを考えるまでの時間に
家具やインテリアの方向性を
住まい手さんと一緒に考えて
暮らしにとっての
最適解をご提案しています。

※Poltrona Frau Osaka

人に寄り添い、
暮らしに寄り添う時間を
共有するのが家具であり、
家具は使っていた人の気持ちを
建物と同じく
静かに語ってくれます。

使うことで物に心が宿るような状態で
語る事は沢山あると思います。
車、自転車、服、時計、
文房具、ご自身の身の回りにあるモノゴト。
家具、家も同じです。

自分の一部として接すると、
きっとそれらは応えてくれる。

何か困ったときでも、
時間と共に、
喜怒哀楽の人生の中に
そっと寄り添って
それらは解決のきっかけを
与えてくれると思うんです。

皆さんの暮らしはどうですか?。

大切に、
そして丁寧に向き合いたいと
思える物事は何ですか?。

暮らしの中で育む物事は
沢山あると思います。

家という暮らしの環境づくりには
そういった過ごす意味の
琴線も大切にと思います。

過ごし方の環境に
大切なモノゴトの設計とデザインを。

住まいの新築・リフォーム
リノベーションのご相談・ご質問・ご依頼は
■やまぐち建築設計室■
ホームぺージ・Contact/お問い合わせフォームから
気軽にご連絡ください。
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■やまぐち建築設計室■
 建築家 山口哲央
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
https://www.y-kenchiku.jp/
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※Poltrona Frau Osaka

ユーザー 南俊治建築研究所 南俊治 の写真

住吉の長屋は、かの有名な建築家 安藤忠雄氏の設計で有名になった。
有限の長屋空間を切り取り、無限の空間が広がりを持ったものとして中庭を挿入し設計されたものです。
村野藤吾賞も受賞していますが、村野氏は住まい手に賞を授けたいと話されたことは斬新な切り口の評価だった。なぜなら、寝室から雨の日に傘をささなくてはトイレに行けないユニークなものだったからです。

一級建築士 南俊治

I-4515、サウナを中心とした小規模の温浴施設(福島県)

ユーザー ホンダ の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
福島県
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

お世話になります。
現在福島県で、サウナを中心とした小規模の温浴施設の開業を目指している者です。
 
融資を受ける前提ですが、それでも使えるお金が限られているので、できるところは自分や協力者で建築するハーフビルドを考えています。
協力者には元々施工をしていた職人さんもいらっしゃり、私自身も重機の資格を持っています。
 
場所はインフラが整っていない山林です。
都市計画区域外ですが、特殊建造物?にあたるので確認申請は必要そうです。

具体的に必要な建物・設備は
・サウナ:丸太を積み上げたログハウス。電気・ガスを通す必要はない
・受付・脱衣所棟:平屋。2x4工法を予定
・地下水掘削設備
・合併浄化槽と近くの側溝までの排水設備
などです。
 
かなり特異的で難しい注文ではありますが、それでも興味を持っていただける方がいらっしゃいましたらご連絡お願いいたします。
県外の方でも、現地にお越しいただくのが可能な方であればぜひよろしくお願いいたします。
 
建築家の所在地について:
建築家の所在地にはこだわらない





ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日は、「いい」土地なのかどうかを
判断するために大事なポイントとして
いきなり土地から探すのではなく、
建物から考えるのがスムーズですよ。

そんなお話でした。

土地がなければ、計画だってできないはず。
そんな風に考えるかもしれませんが。。
この発想の転換が、あとあと効いてきますから。

詳しくは昨日のお話をご覧ください。

今日は、土地探しをするときに、
共通して気を付けた方がよいことについて
いくつかお話しておきたいと思います。

それって、「いい」土地じゃない可能性も
あったりするので。。

まず一つ目は、「高低差」です。

どこかに高低差があると、いろいろと
考えなくてはいけません。

例えば。
道路と敷地に高低差があるとしましょう。

敷地の方が、2mほど高くなってる場合、
道路から家へアクセスするのに階段がいる
というだけでもなくて。。

その高低差を解消するために、コンクリートの壁
(擁壁)が必要になることが多いです。

その擁壁って、実は結構な金額してしまいます。
長さや高低差によりますが、10万円単位ではなく、
100万円単位か、それ以上の場合も。。

2500万円で購入しても、擁壁含めたら、
3500万円になることだってあるわけです。

つまり。
もし、その土地を割安に購入できたとしても、
擁壁分が必要なわけですので、土地の金額が
擁壁含めた金額になるのと同義になります。

結果、相場より高くなることもあり得ます。

おそらく、擁壁つくらないと、敷地を有効に
活用できない可能性が高くなります。

アイデアとして。
30°勾配の法面にすることで、擁壁をなしにする
なんてアイデアもあったりしますが
敷地に余裕がないと、家を建てる範囲が狭くなります。

擁壁をつくらず、建物基礎を高くすればいい
それも一つのアイデアですが、その分、
建物は割高にはなりますから。

注意したいですよね。

それと。高低差の中でも、道路との関係は
何とか工夫できるのでよいとして。。
少し厄介なのは、隣地との高低差です。

隣地が低い場合であれば、先ほどお話した
道路と同じく、擁壁をつくれば解消できますが、
隣家が高い場合は困ることに。。

特に、隣家が2m以上高い場合は大変です。

新しい擁壁でできていればよいのですが、
古い擁壁だと、その安全性が担保できない。。

そうなると。
隣家の擁壁が崩れた想定をして、
土砂が流れ出ても困らないような土留めの
設置が必要になります。

これまた、結構な金額しますし、圧迫感も。。

なので。
敷地とまわりで高低差がある場合、
その対策費が必要なので、しっかりそれを
見越して、購入すべきかなと思います。

その他の注意事項は明日に続きます。

ユーザー やまぐち建築設計室 山口 哲央 の写真

※平屋建ての家計画検討・軸組プロポーション検討模型
平屋、ということだけに留まらない

暮らしの設計。

ご相談をいただいた際に

敷地に恵まれて、

平屋のご相談をいただく際には

平屋ということだけに留まらず

できるならばもうひとつ

屋根を低くしたいと思います。

機能的には雨の日、

雨傘を頭に引き寄せるように

低く持てば、

足元まで濡れにくいように

低い屋根が雨から建物を守る。

夏の暑い日、

日傘を低く持つほど

体にたくさん日影が落ちるように

低い屋根が建物に日影を落とす。

気持ちの面では

軒先に手が届くほどであると、

そのように守られている感じがするからなのか

屋根に包まれている安心感がある。

そして住まいは、

自分自身の服装よりも、

もっといつも人目にさらされるものだから、

建物自身の身だしなみとして、

低く、華美でなく、

品のある佇まいにと思います。

実は高くするよりも、

低くする方が詳細な設計検討が必要で

日常に不便があるようでは

もちろんだめだし

地味だが大事なことでは

屋根裏に配管配線通せない、

窓の上の外壁を張れない、

法適合とか。

ひとつひとつ丁寧に解くように。

出来上がってみれば

何事もなかったように

低い屋根に包まれた住まいが、

地に根付くように建つ。

そういった観点も

平屋の家には意識を持っています。

提案の中で様々な要素を

いつも考えています。

暮らしを穏やかに感じることが出来る

住まいとなるように。

丁寧な暮らしが生まれる

空間要素を大切に。

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「4号建築物」とは、日本の建築基準法に基づく建築物の分類の一つで、特に防火地域または準防火地域において、防火・耐火性能に関する基準が緩和される小規模な建築物を指します。
「4号建築物」に関する法改正は、建築基準法が見直されるたびに、規制の強化や緩和が行われています。特に注目すべき点は、構造計算適合性判定や確認申請の手続きに関する変更です。近年の主な改正の動向をいくつか紹介します。

1. 確認申請の省略基準の見直し
以前は、4号建築物については、確認申請が不要な場合や簡易な手続きが認められていました。しかし、耐震性の問題が指摘されることが多く、いくつかの大きな震災を契機に、4号建築物でも構造計算の義務化や、耐震性能の確認が強化される改正が進められました。

2015年の改正では、一定の規模を超える4号建築物に対して、より厳格な耐震性確認が求められるようになりました。これにより、構造計算を行わずに建てられる木造住宅の範囲が縮小されました。
2. 構造計算の適合性判定強化
従来、4号建築物は構造計算書の提出義務が緩かったのですが、法改正により、一定規模を超える建築物には構造計算適合性判定が必要となるケースが増えました。特に、地震に対する安全性を確保するために、4号建築物においても構造計算の適用が広がりつつあります。

3. 省エネ基準の適用強化
また、最近の法改正では、省エネ性能に関する規制も強化されています。4号建築物であっても、省エネルギー基準に適合することが義務化され、断熱性能やエネルギー消費に関する基準の遵守が求められるようになっています。

総括
法改正によって、4号建築物に対する確認申請や構造計算の義務が強化されてきた背景には、耐震性や省エネ性能の向上を目的としたものが多いです。小規模な建築物であっても、今後はより厳しい基準に適合する必要があります。

一級建築士 南俊治

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