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昨日は、「いい」土地なのかどうかを
判断するために大事なポイントとして
いきなり土地から探すのではなく、
建物から考えるのがスムーズですよ。

そんなお話でした。

土地がなければ、計画だってできないはず。
そんな風に考えるかもしれませんが。。
この発想の転換が、あとあと効いてきますから。

詳しくは昨日のお話をご覧ください。

今日は、土地探しをするときに、
共通して気を付けた方がよいことについて
いくつかお話しておきたいと思います。

それって、「いい」土地じゃない可能性も
あったりするので。。

まず一つ目は、「高低差」です。

どこかに高低差があると、いろいろと
考えなくてはいけません。

例えば。
道路と敷地に高低差があるとしましょう。

敷地の方が、2mほど高くなってる場合、
道路から家へアクセスするのに階段がいる
というだけでもなくて。。

その高低差を解消するために、コンクリートの壁
(擁壁)が必要になることが多いです。

その擁壁って、実は結構な金額してしまいます。
長さや高低差によりますが、10万円単位ではなく、
100万円単位か、それ以上の場合も。。

2500万円で購入しても、擁壁含めたら、
3500万円になることだってあるわけです。

つまり。
もし、その土地を割安に購入できたとしても、
擁壁分が必要なわけですので、土地の金額が
擁壁含めた金額になるのと同義になります。

結果、相場より高くなることもあり得ます。

おそらく、擁壁つくらないと、敷地を有効に
活用できない可能性が高くなります。

アイデアとして。
30°勾配の法面にすることで、擁壁をなしにする
なんてアイデアもあったりしますが
敷地に余裕がないと、家を建てる範囲が狭くなります。

擁壁をつくらず、建物基礎を高くすればいい
それも一つのアイデアですが、その分、
建物は割高にはなりますから。

注意したいですよね。

それと。高低差の中でも、道路との関係は
何とか工夫できるのでよいとして。。
少し厄介なのは、隣地との高低差です。

隣地が低い場合であれば、先ほどお話した
道路と同じく、擁壁をつくれば解消できますが、
隣家が高い場合は困ることに。。

特に、隣家が2m以上高い場合は大変です。

新しい擁壁でできていればよいのですが、
古い擁壁だと、その安全性が担保できない。。

そうなると。
隣家の擁壁が崩れた想定をして、
土砂が流れ出ても困らないような土留めの
設置が必要になります。

これまた、結構な金額しますし、圧迫感も。。

なので。
敷地とまわりで高低差がある場合、
その対策費が必要なので、しっかりそれを
見越して、購入すべきかなと思います。

その他の注意事項は明日に続きます。

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※平屋建ての家計画検討・軸組プロポーション検討模型
平屋、ということだけに留まらない

暮らしの設計。

ご相談をいただいた際に

敷地に恵まれて、

平屋のご相談をいただく際には

平屋ということだけに留まらず

できるならばもうひとつ

屋根を低くしたいと思います。

機能的には雨の日、

雨傘を頭に引き寄せるように

低く持てば、

足元まで濡れにくいように

低い屋根が雨から建物を守る。

夏の暑い日、

日傘を低く持つほど

体にたくさん日影が落ちるように

低い屋根が建物に日影を落とす。

気持ちの面では

軒先に手が届くほどであると、

そのように守られている感じがするからなのか

屋根に包まれている安心感がある。

そして住まいは、

自分自身の服装よりも、

もっといつも人目にさらされるものだから、

建物自身の身だしなみとして、

低く、華美でなく、

品のある佇まいにと思います。

実は高くするよりも、

低くする方が詳細な設計検討が必要で

日常に不便があるようでは

もちろんだめだし

地味だが大事なことでは

屋根裏に配管配線通せない、

窓の上の外壁を張れない、

法適合とか。

ひとつひとつ丁寧に解くように。

出来上がってみれば

何事もなかったように

低い屋根に包まれた住まいが、

地に根付くように建つ。

そういった観点も

平屋の家には意識を持っています。

提案の中で様々な要素を

いつも考えています。

暮らしを穏やかに感じることが出来る

住まいとなるように。

丁寧な暮らしが生まれる

空間要素を大切に。

住まいの新築・リフォーム
リノベーションのご相談・ご質問・ご依頼は
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気軽にご連絡ください。
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ユーザー 南俊治建築研究所 南俊治 の写真

「4号建築物」とは、日本の建築基準法に基づく建築物の分類の一つで、特に防火地域または準防火地域において、防火・耐火性能に関する基準が緩和される小規模な建築物を指します。
「4号建築物」に関する法改正は、建築基準法が見直されるたびに、規制の強化や緩和が行われています。特に注目すべき点は、構造計算適合性判定や確認申請の手続きに関する変更です。近年の主な改正の動向をいくつか紹介します。

1. 確認申請の省略基準の見直し
以前は、4号建築物については、確認申請が不要な場合や簡易な手続きが認められていました。しかし、耐震性の問題が指摘されることが多く、いくつかの大きな震災を契機に、4号建築物でも構造計算の義務化や、耐震性能の確認が強化される改正が進められました。

2015年の改正では、一定の規模を超える4号建築物に対して、より厳格な耐震性確認が求められるようになりました。これにより、構造計算を行わずに建てられる木造住宅の範囲が縮小されました。
2. 構造計算の適合性判定強化
従来、4号建築物は構造計算書の提出義務が緩かったのですが、法改正により、一定規模を超える建築物には構造計算適合性判定が必要となるケースが増えました。特に、地震に対する安全性を確保するために、4号建築物においても構造計算の適用が広がりつつあります。

3. 省エネ基準の適用強化
また、最近の法改正では、省エネ性能に関する規制も強化されています。4号建築物であっても、省エネルギー基準に適合することが義務化され、断熱性能やエネルギー消費に関する基準の遵守が求められるようになっています。

総括
法改正によって、4号建築物に対する確認申請や構造計算の義務が強化されてきた背景には、耐震性や省エネ性能の向上を目的としたものが多いです。小規模な建築物であっても、今後はより厳しい基準に適合する必要があります。

一級建築士 南俊治

I-4514、近未来風のコンテナハウスを……(神奈川県)

ユーザー custom198 の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
神奈川県
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

海外から「Apple Cabin House」という近未来風のコンテナハウス(長方形のコンテナではありません)を建築確認申請が取れやすいとされるJIS規格として中国工場で作っていただき、それをベースに日本の土地に基礎工事等も行ってから設置したいのですが、その辺りの事も含めご相談出来る建築家さんが居ると有難いです。宜しくお願い致します。
 
建築家の所在地について:
建築家の所在地にはこだわらない





I-4513、外観が倉風のデザインに合わせた設計図面作成と……(京都府)

ユーザー tan の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
京都府
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

外観が倉風のデザインに合わせた設計図面作成とそれにかかる部材の拾い出しをしていただきたいです。
高さ2階建てぐらいの吹き抜けと考えております。
よろしくお願いします。
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する





I-4512、マンションやアパートの1室を借りて民泊を……(愛知県)

ユーザー ゆきえ4512 の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
愛知県
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

マンションやアパートの1室を借りて民泊を行う予定です。住宅宿泊事業法で求められる安全措置の内容で非常用照明器具の設置適用について、書類の作成を含めてご相談させていただきたいです。適用の有無や設置した際の図面作成について相談したいとおもっております。よろしくお願いします。
 
建築家の所在地について:
建築家の所在地にはこだわらない





鷹尾の家

●設計事例の所在地: 
宮崎県都城市
●面積(坪): 
32坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

約32坪の平屋建て住宅で、年配のご夫婦が趣味や菜園づくりを楽しまれる棲家です。
3LDKの間取りなので3~4人家族でも住むことができそうす。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

老後の車いす生活を見据えたプランニングを心掛け、コンパクトながらも開放感のある空間を目指しました。
現しの梁には、お施主さんがハンモックを吊るす予定です。

その他の画像: 

南東側外観

北東側外観

玄関

リビング

リビング

リビング

和室

リビング

寝室

寝室

清武町の家Ⅱ

●設計事例の所在地: 
宮崎県宮崎市
●面積(坪): 
30坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

地元県産の杉材を、内外ともにふんだんに活用しました。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

なるべく間仕切りを設けずに、どこにいても家族の気配を感じることのできるプランとしました。

その他の画像: 

南東側外観

北西側外観

リビング

リビング

リビング

リビング

キッチン

寝室

子供部屋

子供部屋

I-4511、1階を店舗、2階以上を1Kのアパート(東京都)

ユーザー nanpyo の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
東京都
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

現在土地購入検討中です。1階を店舗、2階以上を1Kのアパートでお願いしたいのですが、
4階まで建てられるかどうかわかりません。
防火地域で木造でも耐火のものにした場合とどれくらいコストが変わってくるか教えて欲しいです。
 
建築家の所在地について:
建築家の所在地にはこだわらない





ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日は、「いい」土地なのかを見極める
大事なポイント「資金計画」について
お話しました。

土地と建物をセットにした資金計画を
提示してもらって、当初は納まっていても
最初に想定が甘いと納まらないなんてことが
想像しているより多くありますよ。

資金が追い付かなければ、「いい」土地
というのも難しい。
そんなお話でした。

少し冷静に考えてみましょう。

まずは、資金があっての家づくりなので、
ちゃんとした根拠があると、まずは安心です。

独立系のFPに相談してみるといい
ってお話しました。

そこから、まずは土地だろうということで、
土地探しからスタートします。

いや。
ちょっと待ってください。

土地の相場を知ることは大事なんですけど、
いきなり土地を探すという流れによって、
良くない結果を迎える可能性が高くなります。

そもそも。目的は、家づくりをすること。
それができる土地を探す方が、スムーズです。

建物は、仕様や規模を変更することで、
減額をしていくことはできますが、
土地は減額していくことができません。

後で、コントロールが利かないので、
大変になってしまうことが多いんです。

そう。
逆なんです。

土地からではなく、建物をある程度、
見通した上で、土地を探す方がいいと
思うんですよね。

仮で想定する土地をもとに、
要望を踏まえて、ラフな計画案を作成。

プランはラフでもいいのですが、
概算はザックリでなく、できるだけ精度高く
出してもらいましょう。

そうすると。
総資金から、建物の差額を出せば、
その残りが、土地の費用となります。
(厳密には諸経費も除きますが)

あれ?土地が最後?(笑)

そうなんです。
建てたい家に見合う土地を探すんです。

土地の予算は、ここで初めて出てきます。
その予算の目安がないのに、「なんとなく」
相場がこれくらいだからといって土地を探す。

その方が、全体で言えば、「いい」土地に
出会う可能性は高くなりますよ。

資金が青天井にある方には当てはまりませんが。

土地じゃなくて、建物が先なんです。

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