●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
窯業の街、岐阜県多治見市。小さな工場のある小さな町の一角。ご夫婦2人だけの終の棲家。
築60年ほどのご主人の実家のリノベーション。多治見は夏は暑くて、冬寒い寒暖の激しい気候。そのため、南側の広縁として使われていたスペースを土間空間とし、冬に過ごす空間を小さくし、夏は土間まで開けて風を通す、冬も夏も快適に過ごせるようなプランを提案しました。また、将来は小さな小料理屋さんを開きたいとのこと。そこで玄関から通り土間による路地空間を作り、客間と化粧室へダイレクトにアプローチできるような構成となっています。また、LDK、寝室、浴室、トイレと回遊性を持たせ、建具で仕切るワンルームタイプの構成。各部屋間の温度は均一に感じられるため、ストレスなく生活できます。