●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
敷地は境川に面した間口5m×奥行き20mの細長い形をしています。
この住宅は、正面から見ると1階建て、奥にいくほど高くなり、2階建てになる断面構成。中庭を挟んでお母様+夫婦とお嬢さんのゾーンを分けました。
中庭は木製デッキ。その中央にヒメシャラの木を植え、夜はライトアップできるように照明を設置しました。お母様のみ個室で、夫婦とお嬢さんの空間は、間仕切りのないワンルーム。
新築時は生まれたばかりだったお嬢さんのエリアは、将来的に個室にできるように設えています。壁や扉を可能な限り減らし、コストをおさえる工夫をしています。
また設計時、建て主は北欧家具などのスタイリッシュな家具をお持ちだったので、その家具が似合う空間にデザインしました。
細長い敷地の特性を活かし、ローコストにも取り組んだ2世帯住宅である。