ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

何を狙った写真かわかりますか?

はい。その通りです。

熊とペンギンです(笑)

昨日、おじゃました家にあるんですよね。

こちら。

LDKのスイッチ関係が集約している場所になります。

壁の厚みを生かした、ニッチ収納。

スイッチが突出しないようにしつつも、

ちょっとした何かをディスプレイできるスペースなんです。

よくあるのは。

ご家族の写真とか、季節のオブジェとか。

でも。

こちらのお客様は、この人形なんです。

なんだか、見てると、やさしい気持ちになれるし、

肩の力が抜けて、リラックスできます。

お客様のセンスを感じます。

こういった、ちょっとした小物って、主役ではないのですが、

空間の雰囲気を決める大事な要素になります。

ぜひ、自分らしい小物をセレクトしてみてはいかがですか?

ちなみに。

こちらの家に行ったのは。。。

人形を見に行ったわけではありませんよ(笑)

少し前に実施した一年点検の手直し工事の日だったんです。

私は作業できないので、職人や監督に工事は任せて、

私は、お客様とお話したり、手直しの内容を確認したりしてきました。

いろいろお話できて、楽しい時間となりました。

もちろん、しっかり工事してチェックしてOKでしたよ。

ずいぶんとボケた写真ですいません。

わざとぼかしを入れています。

ハッキリと内容まではお見せできないのですが、

いくつかの家づくりの外観デザインを考えてる途中。

閃いているデザインのアイデアを

思いつくままに書き出してる感じです。

考え出すと、ほんと、いろんなアイデアがあるもんです。

それを、比較検討しながら、そのお客様にフィットする

カタチを探していくことになります。

じっくりと。しっかりと。検討していきます。

(というか、楽しませてもらってます)

「かんたき」伊勢原

●設計事例の所在地: 
神奈川県伊勢原市
●面積(坪): 
248㎡
●建物の種類(大分類): 
医療・福祉施設
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

吹抜けの木のホール

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

木の真ん中のホールが、求心性を生む、看護施設を設計した。

地域の福祉拠点となりながらALS(筋萎縮性側索硬化症)など、介護度の高い患者を受け入れる、在宅ホスピスとしての看護施設である。地域と繋がり開くことと、介護度の高い患者が利用する為の清潔さを保つ為の防御を両立させ、かつ、地域の拠り所となる求心性を持つ空間構成をリビングホールの構成により実現した。
光を取り入れる2階の白を、木の屋根と、1階の木の床壁の空間が挟み、反射光を取り入れた明るい空間と、心地良い木の空間を同居させた。

公式ホームページ【株式会社小木野貴光アトリエ一級建築士事務所】はこちらから
⇒  WEB https://www.ogino-a.com
⇒  Email ogino-t@ate-o.com

その他の画像: 

収納と洗濯にこだわった、テラスハウス

●設計事例の所在地: 
東京都足立区
●面積(坪): 
425.59㎡(128.74坪)
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

洗濯物がほせる、インナーバルコニーのあるLDK

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

子育て世代の家族を、入居者として想定、快適に暮らせる集合住宅としたいとのお話でした。具体的には、「隣の音が聞こえない配置」「収納を工夫する」「明るいリビングのテラスハウス」「防犯やプライバシー」という、生活する上での配慮、集合住宅ゆえの課題の解決を望まれました。
また、都内の典型的な住宅地ながら、車が必要な立地であることから、駐車場の確保と住戸数の確保もご要望でした。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

子育て世代にアピールできる、ライフスタイル提案型集合住宅として、色々な種類の収納と使いやすい間取りを軸に、設計を進めました。それぞれの住戸が2階建てで独立した玄関を持つテラスハウスです。当初は全て同じ間取りの住戸で計画していましたが、住戸ごとの良さを生かすため、全てが異なる間取りとなっています。

道路から離れた住戸は、1階であっても明るくプライバシーを確保できるため1階をリビングに、その他の住戸は2階にリビングを配置しました。1階リビングはリビングを中心に、各部屋に移動する、リビングアクセスの間取りです。角部屋を増やす配置にすることで、隣の音を軽減させています。

光を最大限取り入れながらプライバシーを確保するため、高い位置の窓であるハイサイドライト、外からのぞかれない位置のバルコニー、スリガラスの窓などでプライバシーを確保しながら、あかるく開放的な住空間としています。1Fの窓は小さな窓を基本とし侵入されない様にしています。

収納計画では様々な工夫をしており、家族みんなで使うファミリークローゼットは、寝室・廊下2方向から使えます。パントリーやコートクローク、シューズインクローゼットを兼ねた、玄関収納を回遊型の動線でつくり、使い易さが増しています。

リビングに続くインナーバルコニーは、室内ながらサンルームのように明るくぽかぽかしたスペースになり、洗濯物を干したり、観葉植物を育てたり、トレーニングルームや趣味のコーナー、リビングと一体にも使える多目的なスペースになりした。

依頼者の声: 

子育て世代のご家族にお借りいただいています。インナーバルコニーで物干しや、玄関収納・家族みんなで使うファミリークローゼットなどが好評で、想定していた通りの使い方をしていただいています。1階リビング・2階リビング、どちらの住戸も人気で、都内ながら明るい家を喜んで貰っています。

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その他の画像: 

インナーバルコニーからリビング

2方向から使う、ファミリークローゼット

ハイサイドライトがあるリビング

ウォークスルー、シューズインクローゼット

玄関クローク

外観

吹抜けが心地よい、みどりの内科クリニック

●設計事例の所在地: 
茨城県土浦市
●面積(坪): 
173.83㎡
●建物の種類(大分類): 
医療・福祉施設
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

吹抜けが心地よいの待合室

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

クリニックの待合室が狭く、患者さんで混んでいることで、圧迫感のある場所にならないかを、心配されていました。計画を進めていく中で、広さ・狭さの問題では無く、居心地が良く、ストレスにならない待合室にしたいという隠れた想いがある事が解って来ました。高齢者の利用も多く社会的な要請もある為、バリアフリーにして欲しい。街の方に、クリニックの存在を知って貰いたいという想いも教えて戴きました。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

患者さんが、リラックスして待ち時間を過ごせる様、待合室を吹抜けとし開放感を感じる空間としました。外側壁の、下半分を大きな窓とし、対面の診察室側の壁は、天井近くに横スリットの高い位置の窓であるハイサイドライトを設けることで、光をふんだんに取り入れながら、自然光が天井を照らし、吹抜空間にやわらかな光を注ぎます。

待合室のダークトーンなフローリング調の床材と、若草色のアクセント壁が、落着きを与え、時間を心地よく感じられる空間となっています。

吹抜け部分を、外部からみると上部に突き出た形になり、道路側から目を引く外観となります。白とした外壁の清潔感と共に、クリニックらしさを感じる姿になります。

バリアフリーとしての、フラット床・手すり・幅の広い扉やトイレ・廊下など、高齢者施設を数多く設計してきたノウハウを組み込んでいます。また、患者さんとお医者さん・看護師さんの移動する場所が、重ならない様に、患者動線・スタッフ動線の2すじの動線をつくり、診察等がし易い間取りとしています。

依頼者の声: 

待合室の吹抜けや色の扱いが患者さんから評判が良いですよ、面積以上にゆったり感じられますねと、お医者様にはおっしゃっていただいています。また、バリアフリーに関してはここまで良く出来ているとは思わなかったと驚かれました。

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その他の画像: 

吹抜けの待合室

木の受付カウンター

白の診察室

緑の待合室

白の外観

子育てママの、木のオフィス

●設計事例の所在地: 
神奈川県横浜市
●面積(坪): 
85㎡
●建物の種類(大分類): 
その他
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

木の箱(応接室)

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

オフィスを移転するにあたって、インテリアデザインの依頼をいただきました。移転先は、事務所ビルのワンフロア。

子育て世代の女性たちで運営している会社の為、子供を遊ばせながら仕事の出来るスペースにして欲しいとのことでした。来客スペースが欲しいがそこから執務スペースが見えないようにして欲しい。但し、来客スペースでどんな話をしているか執務スペースからは、感じられる様にしてほしい。また、現状使っている机・椅子・ソファーなどの家具はそのまま使いたい。家具にあったデザインの空間にして欲しいとのご要望がありました。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

来客スペースとして木の箱をオフィス中央におき、木の箱を囲むコの字型に、執務スペースを配置する提案をさせて戴きました。コの字型の執務スペースの1辺に子供の遊び場を置き、デスクエリアとL字で繋がり、子供が遊んでいる姿を横目に、仕事が出来る配置になりました。

木の箱は、木のタテ格子の壁・木の壁・黒板の3種類の壁をつくり、来客スペースからは子供の遊び場・執務スペースはで見えません。一部、木のタテ格子の壁がある為、木の箱の中で何が話されているか、執務スペースからは感じ取ることは出来ます。子供スペース側は、黒板の壁とし、子供たちが自由に絵を書き、遊べる壁にしました。大人もミーティングで使うことが出来ます。

木の箱は天井まで壁とせず、上部をあけておく事で、部屋に抜け感が生まれ、せせこましい印象が無くなります。天井を工事しなくても良く、コストを抑えられる事を出来ました。
バリ製の家具のソファー・ローテーブルに合せ、床はナラのフローリング、木の箱はツガ材でつくり、タテ格子がアジアの雰囲気をつくり、バリ製家具にフィットした、デザインとなっています。

依頼者の声: 

インテリアに興味のあるお客様でしたので、模型をつくって検討していくプロセスも楽しんで戴きました。元々の、タイルカーペット敷きの、ごく普通・無味乾燥なオフィスにがっかりしていたお客様が、すっかり様変わりしたオフィスに、こんなに変わるんだと喜んで戴きました。

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その他の画像: 

キッズ:プレイルーム

木の箱

応接室

模型

バリ家具

ユーザー 石井設計事務所/Ishii Design Office 石井 保 の写真

住宅の耐用年数を延ばすだけでなく、その室内を住みやすくするには、軒のある屋根で建物全体を覆うように架けることが効果的になります。
しかし、建物が密接する都市部の住宅では隣地との距離は近くなり、強く低い日射や暴風雨による影響が減少するため、軒の出を短くデザインすることが多くなります。

そのような場合であっても、大きな引き違い窓などには上部に庇を設けることで、開口部とその室内が紫外線や雨水から守られるように心掛けて設計しています。

自然素材とウロコ壁の家

●設計事例の所在地: 
東京都北区
●面積(坪): 
129.71㎡
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

可愛らしい外観にリノベーションした、ウロコ壁の外観

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

古く空き家になってしまいそうな、長屋+アパートを、リノベーションし、人気のアパート生まれ変わり、将来にわたって貸していきたいとの事でした。差別化できるデザイン・仕様・設備とする事、事業収支から住戸数を3戸から4戸に増やしたい事、中々見ないデザイン性の高い外観にしたい事、賃貸ゆえにメンテナンス性も考えられている事がご要望にありました。

計画を進めていく中で、敷地いっぱいに建っている建物ではあるが、各部屋ごとに自転車置き場が欲しい、同様に物干しスペースが欲しい、耐震補強をし防水性も高めていくという方針になりました。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

当初、立て直して新築する方法と、リノベーションして直す方法の両方を計画・比較検討した上で、リノベーションをする事になりました。

デザイン性の高い外観にしたい、タイル貼りはどうなのだろうという打合せをお客様と行っていました。タイルを貼る事で建物が重くなる事や、メンテナンス性も考慮し、タイルでは無く、屋根材を外壁に貼って、ウロコの様な・大きなタイルの様な壁のデザインを提案しました。屋根材は壁材よりも、防水性と対候性が高く、性能アップにもつながっています。外壁のオレンジ色は、お客様と一緒に悩んで決めましたが、家型の形もあって主張しながらも、周囲に馴染んでいます。

元々は屋根が複雑に掛けられ、天井の中からも古い屋根が出てきていました。そこで小屋を一部架け替え、シンプルな屋根とする事で雨が簡単にながれるようにし、三角屋根の家の形にする事で、可愛らしい外観になっています。

住戸数を3戸から4戸に増やす為にも、苦心して間取りを変えています。さらに、自転車が置ける土間がある部屋、梁の出た・高い天井の部屋、ルーバーに囲われた部屋などをつくり、それぞれが個性豊かな空間の質を持っています。
道路そばの建物は、1階は部屋の目の前が道路でプライバシーが損なわれていました。そこであえて土間空間を設け、外部との干渉エリアかつ自転車置場・洗濯物干場とし、光を取り入れる明るい部屋でありながら、不安感をなくすプライベート空間としています。2階も同様に、外壁を部屋の中まで下げることでバルコニーをつくえい、同じ効果をもたせました。生活する部屋をあえて小さくする事で、逆に住環境が良くなっています。

部屋の内部は、構造の梁を見せ、古い良さを出しながら、フローリングと木製合板の壁が、今時な心地よい空間になっています。

リノベーション前の事前調査に入ると、1階だけどうも真ん中にすき間がありました。2つの家を1つにくっつけ、その後2階は別の一つの住戸にしたり、また元に戻したりと、増築・改築を複雑に繰り返していたその名残の様です。更に、最初の建設は同潤会の木造住宅の供給事業・・・約80年前につくられ建物でした。実際工事を始めると、建物の中央の部分に同潤会時代の構造が出て来て、構造を補強しています。また構造的には、2つの建物に橋が架かっている様な状態だったのを、一つの堅固な建物に改修して工事を行いました。

依頼者の声: 

完成後、前の道を歩く女性、小さな女の子から大人の女性・おばあさままでが口々に、「いや~可愛いお家」と言いながら通って行く人気の住まいになりました。男性はなぜか、「かっこいい」と言っています。周囲にお住まいの方々からも、工事中ご不便をかけたにも関わらず、いい家が出来たね~と、ほめていただいています。

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その他の画像: 

土間のある木の部屋

木の部屋

土間空間

梁のあるリビング

梁のあるリビング

玄関

ユーザー タイラヤスヒロ建築設計事務所 平 泰博 の写真

□□□お知らせ□□□
弊所にて毎月2回実施してきた
設計無料相談会ですが、
4月から、WEB会議ツール『Zoom』
(登録・使用とも無料で利用可能です)
を使用したオンライン(ビデオ会議)での対応を始めます。

※新型コロナウイルス感染予防の為
 是非オンライン相談会をご利用ください。

次回の相談会は4/11(土)に開催します。

■日時
4/11(土)
11:00~/14:00~/16:00~
※各回1~1.5時間程度
※その他の日時は応相談:お気軽にその旨ご連絡ください。

■申込締切
開催日前日の15:00まで

■場所
弊所千葉事務所(オンラインにて対応)

■主催
タイラヤスヒロ建築設計事務所

■参加費
無料※事前予約制(先着順)

■次回以降の日程
4/25(土)
11:00~/14:00~/16:00~を予定しています。

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この相談会は
主に木造住宅の新築・既存住宅のリフォームなどをご検討中の方で
設計事務所(建築士と共に作る住まい)に関して話を聞いてみたいが・・・
という方の為の無料相談会です。
お申込みは先着順となります。
ご理解下さいますようよろしくお願いいたします。

・『設計事務所との家づくりってどういう風に進めていくの?』

・『いま気になって土地があるが・・・』

・『お金はいくらかかるの?高くないの??』

・『まずは話を聞いてみたい・・・』

などなど
疑問に思われている事をお互いフランクにお話しましょう!
当方からは過去の設計事例を参考に
家づくりの流れをお話させていただきます。

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お申し込みをご希望の方は
弊所ホームページ
『設計相談会|https://www.taira-arch.com/sekkei-soudankai/』
から、お申し込みフォームへ必要事項をご記入の上
送信ボタンのクリックをお願いします。
または
☎| 043-312-5426 までご連絡をお願いいたします。
上記日時以外の週末をご希望の方は
お気軽にその旨ご連絡ください。
また、
平日で現場確認や打合せなどの予定が入っていなければ
いつでも対応可能です。

ユーザー ❨株❩アトリエ Y&R 栗城裕一 の写真

 はてさて、「建築家の家は住みにくい?」とは面白いテーマですね。どのくらいの人が建築家の家は住みにくそうだなあ、あるいは勝手に設計されるのじゃあないかなあ等と思っているのでしょうか。イメージとしては、比較的多くの人が思っているのではないかなあと考えてしまいます。
 有名建築家(スター建築家)は多くの雑誌を賑わし、世の中はそれが所謂トレンド(傾向)と思ったりしますから、そのようなイメージを持たれているのかなあと推察してしまいます。所謂、普通に過ごしやすい住宅というだけでは、雑誌には載りませんから、雑誌に載せるためには何かポイントとなる新しいアイディアや空間づくりが必要になります。で、それは新しい住まい方を要求するものでもあるので、概して住み辛いのでは?と一般の方が想像してしまうことがあると思います。
 たとえば、有名な安藤忠雄氏の「住吉の長屋(東邸)」というコンクリートの住宅がありますが、これは大阪によくある文化住宅という、最近の言葉でいえばテラスハウスでしょうが、専門的には長屋というカテゴリーに分類される、いくつもの住宅が横にくっついて並んで建っている建物の一住居を取り壊してそこにコンクリートの箱を押し込んだような住宅です。(確かここは三軒長屋の真ん中だったと思いますが)これは道路側には入口のドアしかなく、入ると居間、その向こう側には雨が降るのもかまわず、空の見える中庭、そしてその中庭をはさんで向こうに食堂、その奥が浴室、便所、中庭から屋外階段で2階に上がると居間の上と食堂部分の上に寝室がひとつずつという、寝室からトイレに行こうと思ったら雨降りだったから、我慢しようかなどということも起きかねない住宅です。この住宅は建築学会賞という権威ある?賞をいただいています。この年はなかなか賞に値する建築がみつからず、審査員たちが最後にたどり着いて、「みなさん、やっと決まりましたね。でも施主にあげたくなります。」と言ったということですが、そう、住まい手は相当覚悟を持って住まなくてはなりません。この住宅のポイントは、空が見え、二つの寝室を結ぶブリッジがかかる中庭です。これを受け入れなければ、ただ単に住みずらい家ということになります。いまだにこの住人は原設計のまま住まい続けているということです。
 このように、住み辛いかどうかはその住まい手が判断するものですが、設計者は依頼人である住まい手によーく説明して、納得してもらったうえで設計をしなければいけないということは肝に銘じなければなりません。施主である皆様には、設計者の考えに惑わされず、恐れず、ご自身の考え、住まい方・生活感などをしっかりと伝えて、ひとつひとつ吟味して建築されることを願っております。

I-2498、ガレージを増築(静岡県)

ユーザー shizunichi の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
静岡県
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

16.51m2のガレージを増築、稲葉GRN-3152S 確認申請代行のお願いです
場所:御殿場市内 ガレージ設置予定:6/22~6/末頃
既存建物の検査済み書あり
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する
 





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