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昨日は、設計の中でも大事なプロセスの一部で
各部位の仕様を決めていくことについて
いろいろお話しました。

家を構成する部位って、すごくたくさんあります。
その各部位をカタチづくる素材のもいろいろで、
できるだけ、たくさんの選択肢を知った上で、
自分の一番をセレクトできるといい。

ただ。
工務店や設計士によっては、推しの素材等があって
それを前提に話をしたりすることも。。

そんなお話でしたよね。

今日は、この「推し」について、少し補足しておきます。

以前、とある設計士との契約を解除されて、
弊社へいらしたお客様がいます。
その方のお話を少ししようかなと思います。

最初にお願いしていた設計士さん。

とにかく、「木」にこだわりが強かったそうです。

室内外に、天然木をふんだんに採用していて、
とても心地よさそうな家を実現していました。

県産材へのこだわりも強く、地産地消を大事に
されているようでした。

お客様は、そのナチュラルな雰囲気はもちろん、
設計士のこだわりというか考え方にも共感して
設計を依頼しました。

2か月に1度ほど打ち合わせをする流れで、
設計がどんどんと進んでいきます。

最初の概算では、予算内だったのですが。。
詳細設計が完了した見積を出してもらったら、
予算の倍の金額に。

当然ですけど、減額していかないといけません。

そこで。
設計士から、減額案がいくつか出てきました。

設備機器を最低グレードにしても追いつかず、
間取りを考え直してくれたのですが。。

40坪から25坪への縮小案だったのですが、
必要な部屋がなくなったりしていて、
要望は満たされていません。

実は、この時に減額案として出てなかったことは、
骨組から仕上げに使っていた県産材についてでした。

もちろん。考え方には共感していたので、
できれば県産材を使いたいのですが。。

予算を抑えるためには、それも視野に入れたい。
ということで、お客さまから設計士に提案してみたら。。

そこは、家として大事なところだし、
地産地消は、未来に向けて重要なことだということや、
それ以外の素材のネガティブな側面を説明をしてくれて
結局譲れないということになったそうです。

これ。
お客様のこだわりじゃないですよね。

そう。
設計士の推しなんです。

こんなふうに、推しを持つ専門家って、
とてもたくさんいます。

推しを持つことはいいと思うんですけど、
人に推しを押し付けるのはどうかなとは思います。

少し話が逸れましたが。。
その設計士や工務店が、強い推しを持つと、
それしか選択肢がないという話になりがちです。

フラットな視点から、しっかり見極めた方が
よいと思います。

さて。
明日からは別のお話です。

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住まいの水回り商品の仕上げ確認に

この日は建材水回り商品の

総合メーカーLIXILの奈良ショールームへ。

LIXIL奈良ショールームにてキッチン・洗面化粧台・トイレ・システムバスルームの検討に

(仮称)和モダンの深い味わいを程よく感じる光井戸と室内に暮らしの庭がある家新築工事

ショールームでインテリアを兼ねた仕上げ材の再確認を打ち合わせ

色々な打ち合わせを継続しつつ

この日はキッチンとバスルーム

洗面化粧台にトイレの水回り商品の

最終確定に。

ショールームで機能面の確認と同時に

仕上げ材の色や

テクスチャを検討しながら

雰囲気づくりにも関係する部分を。

落ち着いた色使いで

馴染むような雰囲気が今回のベース。

という事でどちらかといえば

木目調の柄を選定しつつも

キッチンはモダンなイメージを持った状態で

グレーを基調に。

家の外観とは雰囲気を変える方向性で。

一気にイメージを確定すると

情報量も多すぎますし

意識出来ない事柄も増えますので

そういうところは毎回徐々に

判断材料をご提案するようにしています。

家単体も、

様々な素材や材料の

集合体ですから

全体のイメージづくりには

そういった時間を調整するようにしています。

今回のショールームでの

打ち合わせもその一環。

今後は現場での着工も控えているので

徐々に情報量が増えますが

住まい手さんの意識しやすい範囲を

いろいろな角度から

調整がスタートします。

今回のキッチンレイアウトは

壁面に向かったI型配置で

ダイニングテーブルとの関係性を

「昔ながら」の雰囲気で間取りの構成を

計画しています。

最小単位を考えた計画で

暮らし方もスムーズにという提案。

暮らしの個性を丁寧にと思います。

住まいの新築・リフォーム
リノベーションのご相談・ご質問・ご依頼は
■やまぐち建築設計室■
ホームぺージ・Contact/お問い合わせフォームから
気軽にご連絡ください。
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■やまぐち建築設計室■
 建築家 山口哲央
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
https://www.y-kenchiku.jp/
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I型キッチンのシンプルな構成にモダンなインテリアの雰囲気も提案

水栓も利用の頻度や内容調理時の使い勝手によって提案

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※既存建物の解体作業が終わり仮整地した状態の現場にて

建て替え計画の現場にて

既存解体の解体が済んで仮整地が完了した状態。

(仮称)和モダンの深い味わいを程よく感じる光井戸と室内に暮らしの庭がある家

建物が存在していた状態からは

随分状況が変わり

スッキリした状態に。

既存で建っていた以前の建物は

どちらかといえば基準に対して

最大限建っていた状態で

外観上も窮屈な状態でしたが

今回は建物は約33坪で木造の

二階建てでの計画で

敷地(土地)に余裕を持たせて

それ以上の拡張性を持った

暮らしが出来る住宅でのプラン。

建物は生活プランの中で

極力最小限でありつつ

室内空間にも余白が生まれるように

間取りと環境を計画した家。

対面式でのキッチンデイアウトではなくて

壁面に向けてI型にキッチンを配置して

畳の間を持つリビングエリアに

ダイニング(D)+キッチン(K)を

調整しています。

兼ねる要素を出来る限り持たせて

家事に関しても「兼ねる」という考え方で

提案した住まいです。

そして家の外観・・・カタチにも

そういった意味での

設計の工夫を盛り込んでいます。

カタチが生まれるのはもう少し先ですが

現場での工程ももうすぐ始まります。

先ずは現場にて

建物の高さの基準になる

設計GL(グランドライン)を

工事を請け負う工務店現場監督と確認打ち合わせ。

水平(レベル)を確認して

基準高さの設置を終えた状態。

暮らしのカタチと雰囲気が

過ごし方に気持ちの変化を

生み出すようにと思います。

丁寧な暮らしのカタチに

程よさをと思います。

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I-4493、段差のある土地でのアパート建築(東京都)

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投稿者: 
現住所‐都道府県: 
東京都
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

国分寺市で段差のある土地でのアパート建築を検討しています。2階がエントランスで3階建ての共同住宅を作りたいのですが、適切なプランを作っていただける業者さんを探しています。
 
建築家の所在地について:
建築家の所在地にはこだわらない





I-4492、福祉サービスの事業所開設にあたり(神奈川県在住・物件は東京都)

ユーザー ココア の写真
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神奈川県
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

自立訓練と就労移行訓練の福祉サービスの事業所開設にあたり町田市の物件を検討しています。
180m2の3階建て建物の一棟貸しになります。1階は事務所貸しで2階と3階は住居として使っていた木造の物件とのこと。1階は68.72m2になります。
消防法は自火報の設置のみで大丈夫と消防署で確認済み。しかし建築基準法の問題がないか確認したところバリアフリー条例に階段のみなところが引っかかってしまうと言われてしまいました。基本階段をのぼれる方たちしか想定していないことなどを説明したところ、建築士さんに相談して認可をとる必要があるとのことでした。
見ていただいて福祉物件としてクリアするための課題の洗い出しや手続等をご相談したいと考えていますが、依頼した場合どのくらい日数や費用がかかるのかをご教示いただけると有難いです。どうぞよろしくお願いします。
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する





I-4491、賃貸店舗の空き地に客席調理場を増設(北海道)

ユーザー 三浦4491 の写真
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現住所‐都道府県: 
北海道
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

賃貸店舗の空き地に客席調理場を増設したい。
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する





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昨日は、家づくりの設計の中で
間取りとかを決めることとは別に
もう一つ大事なこととして、
いろんな部位の素材等を決めていくこと
についてお話しました。

家って、ものすごいパーツが集積して
できあがっているんですよね。

それを、一気に決めることって、
プロであっても結構大変なほど。。。

なので。一般の方々では、なかなか
できることではないと思います。

他社は知りませんが、私の場合は、
10回以上の打ち合わせに分けてお話します。

そこまでお話しました。

いやいや。
パーツがたくさんあるのはわかった。

でも。
そんなに何回にも分ける必要ないんじゃない?
って思ったかもしれません。

工務店や設計士が、何かをオススメしていて、
他を知らなくても、それでいいんじゃない?
って思えるならいいんですよ。

もし。
住み始めてから、どこかで外壁を見たとして、
これって、なんか素敵かも。

話聞いたら、メンテも少なくて済むみたいだし。

あれ?
これでいいと思って採用したんだけど、
メンテのことって、全然きいてないかも。。

しかも、新たに発見して外壁が気になる・・・

もし、私だったら。

「なぜ、その外壁があるって教えてくれなかった?」
「この外壁の見た目以外のことも知りたかったかも」

なんて思ってしまいます。

みなさんはどう思いますか??

そう思わない!ということであればいいのですが、
やっぱり、いろいろ知っておきたい!
ってなれば、一通り素材のことを知った方が
よいかなって思いますよ。

どんな種類の外壁があって、どんな特徴があって、
メンテナンスはどうなのか、コストはどうか。

これくらい知った上で判断できた方が
よくないですか??

ちなみに。。

工務店や設計士って、自分たちなりによいと
考えてる、推しの素材があったりします。

実は、それしか使ったことがないなんてことも。。
そもそも使ったことなければ、説得力がないはず。

これ。意外に多いですから。。
おそらく、いくつか素材を紹介しても、
推しを推すような説明になると思います。

なので。
いろんな素材を使ったことのある、
経験豊富な工務店や設計士の話を聞くのが
いいんじゃないかと思いますよ。

I-4490、軽量鉄骨の型式適合認定住宅の増築(宮城県)

ユーザー マット の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
宮城県
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

ハウスメーカー(*****)で建てた軽量鉄骨の型式適合認定住宅の増築のご相談です。増築は既存のサンルーム(約3mx3m)部分をそっくり建て替えて一部屋増やす内容で、建物には極力手を加えないことで出来ないものかと考えています。サンルームはリビング直結で幅2メートルの掃き出し窓でつながってます。
 
上記メーカのリフォーム事業所と打合せても、如何に面倒な工事かの説明をぐだぐだと(基本的には受けたくないやりたくないスタンスが見え見え)過去依頼したリフォームの対応も殿様商売で、当方も二度と頼みたくはないというのが正直なところです。
 
他住宅リフォーム会社(A)と地元工務店(B)に問い合わせたところ以下内容で断られました。
(A)エキスパンションジョイントを使用する工法があるが、結局のところ既存の建物とジョイント接合部の品質・耐久性(防水防振等)を保証出来かねる。
(B) ハウスメーカーで建てた鉄骨系の建物の増築は出来かねる。
 
解決策(ご提案)をお持ちでしたら是非お願いします。
 
建築家の所在地について:
建築家の所在地にはこだわらない





I-4489、既存ホテルに対する既存不適格部分の是正について(東京都)

ユーザー ikeki の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
東京都
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

●既存ホテルに対する既存不適格部分の是正について
 
既存ホテルの一部に増築申請していないエリアがあり、増築部分の是正設計と確認申請業務をお願いしたいです。
 
建築家の所在地について:
建築家の所在地にはこだわらない





ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日は、家づくりの中でも設計についての
お話でした。

さらに。
設計の中でも、間取りや外観を決めていく
プロセスにどれくらいの時間がかかるか
をお話ししました。

今日は、設計の中で、もう一つ大事なプロセス
についてお話していこうと思います。

間取りと外観を決めるだけでは、家は
出来上がっていきません。

それ以外っていったら。。
床とか壁の色を決めていくことでしょう?
って思うかもしれません。

もちろん、それも大事なことですよ。

でも。
色を決める前に、そもそも、壁とか床とか
家のいろんな箇所の素材を何にするかを
決める必要があります。

ただし。
標準仕様とか、ある程度規格を設定してる
工務店やハウスメーカーが依頼先だと、
素材までの話には行きつかず、
基本は、標準仕様の中で、色をセレクトする
という流れになることも多いようです。

もし、その流れであれば、このプロセスって
かなり短くできます。

さらに、インテリアコーディネータが入れば、
ある程度誘導もしてくれるので、より短く
できますよね。

それも一つのカタチなんですけど。。
せっかくの注文住宅だから、もっと自由に
セレクトしていきたい!という方であれば
窮屈な感じがするでしょう。

もっと自由に、いろいろ比較しながら
決めていきたい!ということであれば、
相応の時間は必要になります。

どんな素材があって、どんな特徴があって、
コストも踏まえて、これがいい!
そんな決め方ができると、自分だけの
家づくりにつながっていきますから。

でも。
家を構成している素材とか部位って、
思っているより、たくさんあります。

床、壁、天井はもちろんですが、
外壁や屋根、断熱材や窓、内部のドアに
家具とか、スイッチとかコンセントまで。

まだまだあります。

これらを一気に決めていくなんて。。
すごく難しいんです。

なので。
弊社であれば、それらを分けて順番に
お話していき、随時決めていってもらいます。

外壁なら外壁だけにした方が考えやすいですから。

ちなみに。
こういった素材等を決めていくプロセスで
10回以上の打ち合わせをさせていただいてます。

えぇ?そんなに??
って思ったかもしれませんが、
みなさん、楽しんでいろいろ比較されていて、
気が付いたら、全部決まっていた。
なんて方が多いですから。

逆に私が思うのは。。
それより短い場合は。。何かを省略して
情報がうまく伝わっていないかもしれないですね。

せっかくの家づくりなので。
自分の最善をセレクトした納得の家を実現してほしいです。

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