狭小傾斜変形地を生かした家

●設計事例の所在地: 
東京都板橋区
●面積(坪): 
35
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

前面道路からの外観です。傾斜地の頂上に位置し、奥に眺望が広がります。建物の複雑な形状は、敷地形状や法的制限、ご要望の機能から導き出しています。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

建築主は、都市ながら別荘に居るような家を望まれました。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

建築コンペにより選定頂きました。三十数案の中から一番ご要望の内容に合っていたと同時に一番印象に残ったとのことです。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

傾斜が大きく不整形な土地に法制限などきびしい条件の敷地に建つ住宅です。しかし、南西側は窪地で落ち込んでおり眺望が良く、まるで競技場スタンドの一角をなすような立地でした。
建主は大きな居間空間とロフト的な書斎及び屋上ガーデンを要望されました。これら条件をクリアするため、7つにおよぶ細かいレべル設定、開く方向や繋ぐ位置の検討を経て、導き出した空間はは、窪地に対して大きく開く巨大なメガホンのような形状です。さらに住宅内部のシークエンスを展開させることで狭くても豊かな空間を作り上げました。

その他の画像: 

ダイニングキッチンからリビングを見ます。奥の上部は書斎です。

書斎よりリビング、ダイニングキッチンを見下ろします。

書斎よりルーフバルコニーを見ます。

地下の寝室です。地下といっても傾斜地なのでほぼ外部に面しています。開放的な上階に比べて落ち着いた空間としています。

洗面トイレです。右は寝室、左は浴室です。

リビング夜景です。

母屋と中庭で繋がるスキップフロアの家

●設計事例の所在地: 
東京都江戸川区
●面積(坪): 
36
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

リビング、ダイニングを2階の寝室から見下ろしたところです。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

産まれたばかりのお子様がのびのびと成長できる家ととにかく温かい家を望まれました。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

偶然の出会いから発展し、設計のご依頼を頂きました。実例などをご覧頂いた他、計画のシンプルな空間に様々な工夫が凝らされいるところが気に入られたとのことです。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

1FにLDKと和室と水廻り、納戸 2Fに寝室と子供室という構成としました。納戸は1FLより下げ、上部をリビングとするスキップフロアにすることで、大きな収納スペースと高い吹抜けのあるリビング生み出しました。
木造としては、大きな空間になるため構造はSE構法を採用しました。
暖かい家にする方法としては、建築主よりパッシブソーラーの希望がありました。「その風」システムを採用し、家のどこでも常に暖かい家となりました。吹抜けは、「その風」システムの空気循環させる空間としても機能しています。
隣地にあるご両親の住宅との間を中庭として双方の日常の場としています。

その他の画像: 

南側外観です。

中2階のリビングより前方上部の子供室、右側上部の寝室を見ます。

リビング上部です。2F奥は寝室です。

キッチン、パントリーです。奥は和室です。

子供室です。上部はロフトです。中央で2室に分割できるようになっています。

寝室です。奥はリビングの吹抜です。右はウオークインクローゼットです。

中庭を中心とした二世帯、ガレージハウス

●設計事例の所在地: 
埼玉県春日部市
●面積(坪): 
51
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

ポーチと繋がった中庭です。お気に入りの車を眺められるようガレージの壁に窓を設けています。また、ガラス張りの玄関ともに街角の様な空間を作り出しました。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

ご高齢のお母さまとそのお子様夫婦の住まいです。2世帯住宅、大きな倉庫が必要なアトリエ、ガレージハウスを望まれました。まだまだお元気なお母さまは、眺めのいい2階に部屋を希望されましたので、後々エレベータを設置できる空間と構造としています。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

建築主からは、2軒目の住宅のご依頼です。建築家冥利に尽きます。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

2世帯住宅、大きな倉庫が必要なアトリエ、ガレージハウスという多機能な住宅を狭雑とせず、適度な距離感をもった大らかな住宅としてまとめるのために中央に中庭を設けることで解決しています。また、まだまだお元気なお母さまは、眺めのいい2階に部屋を希望されましたので、後々エレベータを設置できる空間と構造としています。

その他の画像: 

東側外観です。中央がポーチで手前の木製扉は、ガレージです。

ポーチです。奥は中庭に繋がります。閉鎖感を出さないで仕切りるため外部のガラス扉としてを設けています。

中庭に面した2階ホールです。奥はリビングです。

リビングは、バルコニーと一体となった伸びやかな空間としています。

中庭、リビングとその先のバルコニー、上部のハイサイドライトなどに面するこの住宅の中心と言えるキッチンです。

地上からは想像もできない眺望が広がる屋上です。

はと時計の家

●設計事例の所在地: 
埼玉県
●面積(坪): 
40坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

イギリスの住宅をデザインコンセプトとした「はと時計の家」は、外観は輸入レンガを乾式工法で施工。一部ヘリンボーン張とするなど、張パタンに変化をつけました。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

イギリスの住宅をイメージした外観・内装にしたいということ。
どこにいても家族の様子が感じられる住まいにしたいということ。
洗濯物を外に干したくない(花粉症がつらいので)ということ。
玄関のつくりを家族用と来客専用と2通りつくりたい。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

1階は玄関から入ると広いホールのようなリビングに、アイアン手摺のアンティークな階段が出迎えてくれます。
外から帰ってきた家族は、リビングに居る家族に出迎えられながら、2階へ上がる形になります。
リビングにとっては、階段が空間のアクセントにもなり、ウィリアムモリスのグリーン壁がその存在感を際立たせます。

個室にこもるのではなく、家族のみなさんで集まって暮らすご家族なので、
1階ではリビング、2階では高天井の家族ルームが大切な空間となっています。
そんな大切な空間であるリビングで、はと時計が時を刻み始めた時「すまい」としていのちが吹き込まれました。

玄関にはシューズクロークを設け、家族はクローク側から家に入ることで、上がり框を来客用と家族用とに分けたつくりとしました。

その他の画像: 

玄関からドアを入ると、アンティークな階段がお出迎え。

広いホールのようなリビングに、アンティーク調階段がアクセントとなっています。家族が帰ってきたことも良く分かります。
ウィリアムモリスのグリーン壁が階段を際立たせます。

リビングの「はと時計」

どっしりと風格あるリビング入口ドア。モールディング枠、特注ステンドグラスを採用しました。

2階家族ルーム。
陽ざしが燦燦と注ぐこの空間は、洗濯物を干すことも出来ます。
風通しを良くするため、窓を対角線上に設けています。
(写真背面側の壁面にも窓を設けています)

家族ルームに壁厚を利用したショーケースを設えました。

バルコニーの家(混構造、二世帯住宅)

●設計事例の所在地: 
埼玉県
●面積(坪): 
57坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

中庭に浮かぶバルコニーが家族をつなぐ二世帯住宅。
親世帯、子世帯ともに、リビングを中庭に向かって開きました。
そしてひとつの中庭を2家族が共有するかたちにしたことで、同じ景色、同じ季節を感じながら、お互いの世帯へとうれしさや楽しみがつながっていく家になりました。
地下は鉄筋コンクリート造、地上は木造、バルコニーは鉄骨造という各構造体を適材適所で採用した混構造の建築物です。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

容積率の制限が厳しく、完全2世帯住宅(キッチン、浴室、洗面、トイレをそれぞれの世帯に備える)をつくるためには、容積オーバーとなってしまうのが悩みだったそうです。完全2世帯にしたとしても、希望の空間や部屋がとれないのであれば建てる意味を見出せず、プロの建築家に相談しようと考えて下さったようです。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

初期段階で、それぞれ個性的な複数のラフプランをご提案しました。
スキップフロア案。中庭+バルコニー案。雁行+中庭案2つ。敷地中央に中庭の案。回遊するプラン。
そのうちの「中庭+バルコニー案」を見たとき、希望の暮らしのイメージがわっと広がり、案とともに設計者も同時に決まりました。
その後、このファースト提案から細かい部分を詰めて変更してきましたが、コンセプトはぶれることなく竣工まで至りました。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

容積緩和規定を活用して、厳しい法規制というデメリットを克服しました。
その産物として、温熱環境の安定した地下寝室、床下蔵のたっぷり収納スペース、スキップフロアの変化に富む空間など、むしろ魅力と利点のある住まいになりました。

その他の画像: 

1階親世帯のリビング。
中庭に向かって南面の大開口。
2階へつながるバルコニーも望めます。

2階子世帯のリビング。
バルコニーそして中庭に向かう東の大開口。
トップライトから柔らかな陽ざしも注ぎます。

1階リビングから、スキップフロアの広縁を望みます。
階段部分は造作引出として小物が収納できます。

1階広縁からリビングを望む。

畳コーナー。

1階玄関。
長靴や傘、スリッパを収納できるサブ玄関収納も製作しました。

トップライトのある階段。陽の移ろいを楽しめる空間です。

2階廊下。
トップライトからの陽ざしで明るい空間。

2階リビングには、テレビ台、デスク+書棚、食器棚を造作で製作。

2階子供室。
フルオープンにできる引戸で2室に仕切ることも出来ます。

ユーザー プライム一級建築士事務所 西島正樹 の写真

■【ケアゾーン】と【ケアフリーゾーン】
 住宅窃盗犯は、自分独自の盗みの方法を確立した専門気質の人が多く、先のことまで予想がつく予定調和の犯行を好みます。いいかえると変わった家は狙わない傾向があります。その意味で「建築家の家はそもそも防犯上すぐれた性能を有している」と言うことができるでしょう。もっともごくわずかですが、世の中には、建築家設計の家を専門に狙う変わり種が存在するのも事実です。(知り合いの建築家で自邸に窃盗に入った犯人とはち合わせ方がいます)。ですから、建築家に頼んだから大丈夫と油断をせずに、守る側としても、さらに技を凝らしていくことは大切です。
 具体的な方法をお伝えしましょう。まず、道路から人目に付かない影の部分を【ケアゾーン】と位置づけ、集中的に侵入防止の備えを施せば、効率的な防衛が可能となります。逆に人目に付く場所は、防犯にとらわれず自由にデザインしてよい【ケアフリーゾーン】と言えます。また同じ外部空間でも、玄関廻りやメーター廻りなど外来者がいても不自然でない「アクセススペース」と、住人以外の人がいると不自然な「プライベートスペース」とは、明確に分離することが望ましいです。外来者の制御が防衛の鉄則だからです。また「アクセススペース」は十分に町の目を浴びさせると共に、「プライベートスペース」にも、わずかでも町の目を届かせることで「ケアフリー」に近づけることができる。いわば、町の目を浴びる量と半比例して、重厚に防犯していけばいいわけです。(つづく)

宇津木台の家

●設計事例の所在地: 
東京都八王子市
●面積(坪): 
76.19坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

3世帯が共に暮らす複合住宅です。(両親・叔母・若夫婦と2人の子供) 
各世帯のプライバシーは保ちながらも、すぐ隣に家族が住んでいるという安心感を常に持って生活できます。
また、2階には暖炉を囲み集まれるスペース「みんなの居間」を設けてあります。いつまでも仲良く住み続けるために、基本的な生活の場はそれぞれ独立させるというプランになっています。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

3世帯が共に暮らす複合住宅です。(両親・叔母・若夫婦と2人の子供) 
各世帯のプライバシーは保ちながらも、すぐ隣に家族が住んでいるという安心感を常に持って生活できます。
また、2階には暖炉を囲み集まれるスペース「みんなの居間」を設けてあります。いつまでも仲良く住み続けるために、基本的な生活の場はそれぞれ独立させるというプランになっています。

その他の画像: 

ESPER hair and makeup

●設計事例の所在地: 
東京都港区南青山
●面積(坪): 
135.1㎡(41坪)
●建物の種類(大分類): 
商業施設
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

古邸宅の前庭を大きなデッキテラスにして別荘のような雰囲気に.右は路地的なアプローチ.

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

青山にありながら,遊び心溢れるデッキテラスやゆったりした邸宅で日常を忘れて過ごせるリラックスしたサロンに.総じて,美容院というイメージからいい意味での逸脱を求められました

依頼者があなたに依頼した決め手: 

丁寧な対応,きめ細かなデザイン,コストを含むプロジェクトマネージメントを architect-cafeとの共同設計で実現しました

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

表参道からほど近い古邸宅を全面リノベーションした美容院 ESPER hair and makeup @南青山3丁目です.鉄骨補強したうえで壁を取り去り,できるだけ開放的で店内から庭やゆったりとしたデッキテラスを感じられるようデザインしました( 2005~2018,designed with architect-cafe )

その他の画像: 

全面ガラスの開放的な店内.ガラスの向こうは庭とデッキテラス.その奥に見えるのはウッドフェンスです

路地的なアプローチから入って最初に見える「屋外の床の間」

古い邸宅感と明快なコントラストをつけたシャンプーコーナー

ある日のデッキテラス movie from old HP of ESPER

川中島の珈琲焙煎店

●設計事例の所在地: 
長野県長野市
●面積(坪): 
15
●建物の種類(大分類): 
商業施設
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

長野県長野市にたつ、焙煎所併設のカフェです。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

こだわりの豆を焙煎し、丁寧にいれたコーヒーが飲める、居心地の良い空間になりました。

その他の画像: 
ユーザー 南俊治建築研究所 南俊治 の写真

防音対策についていうと、RC造は鉄骨造に較べて防音・遮音上有利とされています。
それは重量に比例しているからです。重い扉ほど隣の部屋に音は伝わらないことを
想像してもらえれば分かりよいかと思います。そこで、では音楽ホールを設計する際に
鉄骨造でも音響上配慮すれば、写真のように実現は可能です。
この写真は大阪クリスチャンセンター(大阪・玉造)で10年ほど前に設計したものですが
外壁にタイルを張ったり、断熱兼用にロックウールを隙間なく充填することや乾式工法
になるので、部材間の隙間をシールするなど監理を徹底することで鉄骨造でも防音対策
は可能となります。

●○・・・・・・・・・・・・・・・・・
南俊治建築研究所 代表 南 俊治
神戸市中央区八幡通4-2-10-201
K:090-6983-4377
E-mail:CQN05405@nifty.com
http://minamis.webcrow.jp/

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