耐久性がある土壁

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先日、フルートのライブを観に行ったみーくん@建築家紹介センターです。 
近所の公共文化施設内にあるカフェでドリンク代だけで観られる 
ということだったので行ってみました。 
 
アナウンサーもやっている方でおしゃべりも上手だったので 
楽しく拝聴することができました。 
 
 
仕事始めはスムーズに行きましたか? 
「お正月でリズムが狂った」 
とならないように生活のリズムを整えてくださいね。 
 
 
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■建築家紹介センター通信 2019/01/14 
【耐久性がある土壁】 
 
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■耐久性がある土壁 
 
 
土壁は耐久性があります。 
中国・アフリカ・ヨーロッパなどでは築4~500年の土の家が 
今でも現役で使われています。 
 
土壁について建築・都市設計インタースタディオ 笹木篤さんに伺いました。 
 
 
・土壁とはなんですか 
 
土を主に使用した壁で厳密な定義はないはずです。 
仕上げに使用する表面材と壁体を形成する本来の土壁の両方を指すようです。 
以降は壁体としての土壁について……続きはこちら↓ 
 
 
▼耐久性がある土壁 
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■最近のご依頼(最新5件) 
 
 
▼I-2049、調査の際の同行(東京都在住・調査地は愛媛県) 
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▼I-2048、建築申請をしてくれる建築士を探しています(北海道) 
https://kentikusi.jp/dr/node/18204?utm_source=mag&utm_medium=email&utm_c... 
 
 
▼I-2047、シェアハウスにするためにどうすればいいのか(大阪府) 
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▼I-2046、間取り図の作成(東京都) 
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▼I-2045、友達の家を建てようとしてます(茨城県) 
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■最近のご相談(最新5件) 
 
 
▼S-0551、図面で断りなく変わった箇所がありました(山梨県) 
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▼S-0549、在来工法と金物工法について(福島県) 
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▼S-0547、実施設計での協力をお願いできる設計士さん(静岡県) 
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■お客様の声 
 
 
※今号は特にありません。 
 
 
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■当サイト会員建築家の設計事例 
 
 
▼岐阜県の 
 NBK本社食堂増築 
 株式会社ヨシダデザインワークショップ 吉田明弘 
https://kentikusi.jp/dr/node/9519?utm_source=mag&utm_medium=email&utm_ca... 
 
今回、紹介する設計事例は岐阜県のNBK本社食堂増築です。 
 
依頼者は建物を建てる前は 
 
「・既存の建物とデザインの調和した増築としてほしい。 
 ・施設に隣接した緑を取り込んんだ計画としてほしい。 
 ・2階の既存食堂を増築しキッチン機能を充実させてほしい。 
 ・1階はオフィスにしたい。」 
 
と悩んでいました。 
 
 
そこで 
 
「既存施設を設計してもらいました。 
 既存施設の設計に満足していたので……」 
 
と株式会社ヨシダデザインワークショップ 吉田明弘さんに依頼しました。 
 
 
吉田さんは岐阜を拠点にする企業の社員食堂を増築しました。 
 
「カマボコ屋根が連続する母屋に対して、 
 壁から屋根にかけて緩やかな曲線をえがく特殊な構造の大屋根で覆いました。 
 
 一方南北方向には特注サッシによる大きな開口を開け、 
 風と光の通り道にしました。 
 
 隣接した森に向かって抜ける気持ちの良い空間です。 
 構造美と空間だけでミニマムな魅力を引き出すことがテーマとなっています。 
 
 これが住宅だったら面白いのにと、住宅への応用など考えております。」 
 
と言っています。 
 
 
依頼者には 
 
「この建物によって、既存施設の機能がより充実し、 
 既存建物のデザインt不協和音を奏でることなく、 
 自然な形にしていただきたことを評価しています」 
 
と言っていただきました。 
 
 
工場などの施設を建てたい方は、ぜひ建築家依頼サービスをご利用ください。 
 
 
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※特にありません 
 
 
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建築家紹介センター通信[建築家紹介センター]

I-2050、150F号以上の絵が描けるようなアトリエ付きの家(千葉県)

ユーザー まるこ の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
千葉県
現住所‐郡市区町村: 
市川市
依頼内容: 

150F号以上の絵が描けるようなアトリエ(24畳以上)付きの家が欲しい。
(今は6畳ぐらいのアトリエがあるが、荷物置き場と化してしまっている)
 
今現在……【1階】リビング+キッチン+和室+アトリエ(大きな絵の置き場)+トイレ   
     【2階】寝室+6畳(小さな絵の置き場)+6畳+洗面所・風呂・トイレ・ベランダ
 
和室に養生シートをひいて大きな絵を描いている状態。
 
1階を丸々アトリエ(天井を高くして)にして
・100号以上のキャンバスを本のように縦に収納(岡本太郎のアトリエのように)出来るように
・北側の窓(天井を高く)(佐伯祐三や中村彝アトリエのようなレトロな窓)
・倉庫(学校の美術準備室のように)を広く使えるように
・本や資料の棚を壁一面(90㎝より下は浅め・深め高さを変えた引き出しを沢山)
 
2階で暮らせるようにリノベーション出来ないか?
 
○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆゚・:,。*:☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・○☆*:..。o○☆゚
 
お茶用の和室と、着物用の和箪笥4竿分ぐらいの壁面収納が欲しい。
と、要望したら……3階建てにしないと
実現は難しいのか?
 
○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆゚・:,。*:☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・○☆*:..。o○☆゚
 
40坪ぐらいあって、駐車スペース2台分取っている。
(今は隣との境はギリギリ。
 建て替えるとしたら、境界線の関係で、ひとまわり小さくしないといけないらしい)
 
○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆゚・:,。*:☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・○☆*:..。o○☆゚
 
家のローンは完済。土地も建物も抵当権はついてない。
 
★遠くの建築家だと、交通費とか諸費用が高くなるなら近場で……
 
 女性の建築家の方が良いという人もいるが……(キッチンにはパントリーが欲しい)
 こちらの要望を汲み取ってくれる人。
 今すぐに建てられるかどうか分からないから……急がない人。
 アトリエ設計に興味のある人。(美術系大学の建築家の方?の方が分かるのか?)
 東山魁夷のアトリエを建てたのは(美術学校で同窓だった)吉村順三氏で
 友達だった魁夷の性格や好みを知っていて設計したそうで・・・・・・
 NETの書き込みだけで、それを求めるのはムリかもしれないが、
 それに近い図面が出来るなら考えてみようか・・・・・・と・・・・・・(2,000万ぐらいまで)
 
建築家の所在地について:
建築家の所在地にはこだわらない
 





ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日も一日、家創りの打ち合わせでした。

午前中は、工事が始まったリノベーション。

前回、色を決めていただいたのですが、

それに伴って、一部変更が出ました。

その増減をお持ちして、調整するのが主目的。

通常、色決め時点での変更は、あまりないのですが、

こちらのお客様は、特別。

理由は。

ご自身のための工事ではなくて

お母さまのためのリノベーションだからです。

お母さまは事情があって、打ち合わせに参加できないため、

お子様(といっても、私より先輩)お二人で意思決定していきます。

雰囲気としては、誕生日プレゼントを選んでいる感じ。

想像しながらなので、そういった変更はありますよね。

増減でいうと、増加になったのですが、

やはり、納得したものにしたい!ということで、

前回決まった内容で進めることになりました。

午後は、別の家創りへ。

昨日は、ちょうど、窓を決めるプロセス。

窓の大きさ、開き勝手、取付高さ、ガラスの種類等。

決めることが多いですね。

新聞紙で、その窓の大きさを作成していただいて、

壁に張って体感していただいたり、

ご実家やご自身の家の窓を参考にしながら、

決めていただきました。

窓だって、標準で!なんて決めるのは、難しくて、

せっかくなので、これがいい!という窓を選びたいですよね。

お任せで。

そんなスタンスもいいのですが、しっかりと自分の

想いを窓にも向けていただけるといいなと思います。

夕方からは、とある家のリノベーションの打ち合わせ。

見積を提示しつつ、契約に向けた調整がメイン。

でも。

実は、雑談が多くなってしまって、楽しくお話している間に、

あっという間に数時間経過。

そういった雑談を通して、お互いのことをより

深く知る機会になったので、ありがたかったです。

家創りを一緒にするパートナーですので、

無理なく、気取らず、自然体でお付き合いしたいので。

そんな関係性を大事にしています。

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日も一日、家創りの打ち合わせでした。

ほんと。

いろんな家創りに関わらせていただけてありがたいです。

実jは、昨日は、今までで初めてなのですが。。

2件の家創りについて、設計のご契約。

タイミングが重なっただけなんですが(笑)

その二つとも、規模、仕様、カタチ等含めて、

全く違う感じ。

同じ設計者だから、同じ感じ?と思われる方も

いらっしゃると思いますが。。

「らしさを引き出してカタチにする」

というコンセプト通り、私の場合は、まったく違うデザイン

になることがほとんどなんですよ。

これ!という固定したスタイルは持っていません。

だからこそ、お客様らしさを本当の意味で

実現できるんだと思いますが。

そうそう。話を戻して。

午前中のお客様。

ご契約の後、間取の話をさせていただきました。

当初から考えていた間取をベースにしながらも、

3つの計画案をお持ちしました。

同じ要望で、同じ規模なのに、間取って

いろいろできるんですよね。

実は。

当初からのご提案に対して、

これがいい!というお客様もいらっしゃるのですが、

部分的に、こんな風にしたいという要望があったりもします。

その際、比較する対象がないと、

そのカタチがいいのか、悪いのか、わからないんです。

似たような感じだと、余計にわかりません。

なので、振り切った計画を作成して、

こだわっている内容を深めていきます。

とっても大事なプロセスです。

昨日は、この間取りをもとに、じっくりと打ち合わせして。

気が付いたら、4時間経過していました!!

こんな風に、じっくりとしっかりと検討しながら、

進めていく、家創りをしています。

ユーザー タイラヤスヒロ建築設計事務所 平 泰博 の写真

鎌倉の長屋 の竣工写真 その2

古材の扉を閉め、部屋側から見たアングルです。

天井は古材の梁と新しい梁のコントラストが綺麗な

構造材がそのまま意匠として表れている

清々しいデザインとなっています。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□□

一級建築士事務所 タイラ ヤスヒロ建築設計事務所
T:090-6016-7288

M:info@taira-arch.com

U:www.taira-arch.com 

調湿性・蓄熱性が高い土壁・スピカ建築工房 一級建築士事務所 滝川 良子さん


 
土壁は調湿性と蓄熱性が高いのがメリットです。
本来の土壁は下地に「竹」や「木」を利用した小舞壁に土を塗りつけて
いくため、そうした作り方で仕上げた土壁は産廃を出さず、
補修も「そこに在るもの」で行えるので、環境的にも優れています。
 
土壁についてスピカ建築工房 一級建築士事務所 滝川 良子さんに伺いました。
 

お話を伺った建築家

 

ユーザー スピカ建築工房 一級建築士事務所 滝川良子 の写真
目黒区下目黒3-5-22
03-6786-3319

 

土壁とはなんですか

 
世界各国にいろいろな種類の土壁がありますが、
日本で言われている「土壁」は「土」に水と共に「刻んだワラやスサ」などを練りこみ、発酵させた材料で作った壁の事を指します。
 

貴社が土壁の家を手がけるきっかけがありましたら教えてください

 
学生の頃から「古民家」や建物が建つ土地に根ざす、土着的な建築物に惹かれていました。
そこで仕上げに施されている「土壁」にも魅力を感じ、常々仕上げに使用してみたいという気持ちがありました。
 
偶然、古材を利用したゲストハウスを建てたいというお客様に巡り合い、土壁の家をご提案してみて採用された事から、手がける事になりました。
 

 

土壁のメリット・デメリットを教えてください

 
メリットとしては、その調湿性と蓄熱性の高さだと思います。
本来の土壁は下地に「竹」や「木」を利用した小舞壁に土を塗りつけていくため、そうした作り方で仕上げた土壁は産廃を出さず、補修も「そこに在るもの」で行えるので、環境的にも優れていると感じます。
 
デメリットとしては、土壁は昔と違い今や「高級な仕上げ」となってしまい、コスト高となる事、湿式のため施工に時間がかかる事、壁内に空洞がないため、電気配線の計画に少し手間がかかる事でしょうか。
 

既存の家を土壁にリフォームすることも可能でしょうか?

 
可能です。
 

土壁をDIYで作ることも可能でしょうか?

 
土壁は昔はその土地にある材料で作っていたので、材料や場所などの条件が揃えば可能です。
(発酵させる場所が必要になります。)
 

土壁のカビ対策はなにか行っていますか?

 
特に行っていませんが、施工後の乾燥に時間をかける必要はあります。
 

土壁の上に塗装することも可能でしょうか?

 
直接のペイントは、土壁が水分を吸ってしまうため、出来なくはないですが難しいです。
仕上げの土壁の材料に色を着ける方が現実的になります。
 

土壁の作り方を教えてください

 
「土」に刻んだ「わらスサ」などを混ぜ込み、「水」を入れそのまま発酵するまで時間を置きます。
発酵すると、発酵臭も出て材料に粘りが出てきます。
 
時間がかかるので、「泥コン屋」という土壁を作って売っている会社もあるようですし、左官屋さんによっては常備しているところもあります。
 

土壁の家が得意な工務店なども紹介して頂けますか?

 
はい。
土壁の得意な左官職人と仕事をしていますので、大丈夫です。
 

土壁の上に漆喰を塗ることも可能でしょうか?

 
本来、土壁は仕上げではなく「下地」でした。
土壁の上に漆喰仕上げを施す事で完成していたため、漆喰を塗る事は可能ですし、漆喰で調色を行い色を着けることもできます。
 

 

土壁の材料はどのようなものでしょうか?

 
土壁の作り方にもある通りですが、その土地のもので作れるので、地域により土壁の色が違っていたりします。
 

土壁の場合、断熱はどのようにするのでしょうか?

 
いろいろなやり方があるかと思いますが、効果的で相性が良いのは土壁+外張り断熱だと感じます。
 

外壁を土壁にすることも可能でしょうか?

 
昔は外壁も土壁や土壁+漆喰だったので、可能ですが断熱を何で行うかにもよると思います。
 

千鳥のいえ_土壁伝統構法のゲストハウスの設計で工夫した点を教えてください

 
「千鳥のいえ」は意匠的なだけでなく構造的にも土壁を利用し、壁量計算を土壁で計算しました。
 
建設地が静岡県だったため建築基準法で要求される構造等級よりも上にする必要があり、耐力壁のバランスなどを工夫しつつ、一部に構造上耐力壁としてカウントできる「格子壁」を意匠的に映えるよう組み込んでクリアしています。
 
当初は古民家の移築も視野に入れていらっしゃったお客様だったため、一部の梁に古材も使用し、昔ながらのダイナミックな空間と現代での使用に耐える間取りとしました。
 

 

土壁の家は工事期間がかかりますか?

 
はい、通常の建物と比べると1.5倍位の工事期間になります。
また、土壁が凍る恐れもあるので、地域によっては施工時期を考慮する必要があります。
 

土壁の家の設計期間も普通より時間がかかりますか?

 
一般的な設計事務所での設計期間とあまり変わらないと思います。
 

部分的な土壁の家やマンションリフォームでの土壁も設計してもらえますか?

 
はい。
現代の工法の中にインテリア的に土壁を取り込む事は得意ですので、土壁に限らず左官仕上げ一般で、いろいろな表現をご提案しています。
 

スピカ建築工房 一級建築士事務所 滝川 良子さんの土壁の建物・設計事例

 

画像 建物の名称 紹介文
千鳥のいえ_土壁伝統構法のゲストハウス

民家移築も視野に入れられていたため、所属している団体の民家バンクを活用する事も検討しながら、最終的には一部の柱、梁などに古材を使用する事になりました。お客様がお好きな民家や和の設えなどを、一緒に拝見させていただきながら、最終インテリアまで一緒に選定させてもらっています。

 

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日は、アチコチで、いろんな方々と打ち合わせでした。

お客様、工務店、メーカー関係者等々。

いろいろです。

頭がこんがらがったりしないんですか?

なんて聞かれることもあるのですが、

基本的にはありません。

「基本的に」と書いたのは。。

詳細なことになると、記憶があいまいになったりすることも

あるからです。

夜、事務所に戻ってから、

とある家創りの詳細を検討しました。

すごい落書きですよね(笑)

でも。

結構大事な内容ばかり。

ポイントになったのは、窓周りです。

窓は、アルミ+樹脂サッシの既製品を使います。

当然ですけど、その既製品をきれいに、

しかも性能が落ちないように納める必要があります。

基本的な納まりは頼りにしたながらも、

この案件に特有の条件に照らし合わして

何がいいのかをイメージします。

実際、そのイメージができるのかどうかを

書き込みながら確認していきました。

来週、構造設計者と打ち合わせがあるので、

それまでに、しっかり検討しておかないといけません。

なぜかというと。。

この家。

構造がすごいことになっています。

相当な経験がないと解決できないほど。。

構造の意向をしっかりを考慮しながら、

デザインとのバランスを考えていきます。

いろんな意味で、すごい家になりそうです。

ワクワクしてきます!!

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

キッチンからリビングダイニングを見ています。

最近では、見かけなくなりましたが、

キッチンが独立しているカタチです。

調理に集中できるし、

汚れが広がらないので、とてもよいのですが、

キッチンに一人でいる感じが好まれず、

最近では、ほとんど見かけません。

でも。

来客が多く、おもてなしする機会が多い方の場合は、

独立しているキッチンもあったりします。

でも。

そんな時には、キッチンにも大きな窓をつけて、

開放的にしてみましょう。

それはさておき。

写真では広く見えていますが、

実際は、少し窮屈な印象なんです。

それを改善しようとして間取をごそっと変える予定。

こちらは、玄関脇にある和室。

来客をおもてなしする客間だったんでしょうね。

来客が多くないこともあって、

なかなか使いづらいようです。

こちらも、思い切って、壁を取り払ったりして、

全く違う感じにする予定。

お風呂は、1216サイズくらいでしょうか。

こちらも1621サイズに変更したりします。

なんて。

結構大胆なこと言ってるんですけど、

気が付きましたか??

1階は、ほぼ撤去してしまって、基礎から

床から創り直します。

開放的な間取りに。

となりますと、耐震が心配になったりしますよね。

でも。大丈夫。

耐震診断→補強もしっかりしますので。

さらに。

1階のみなのですが、床、壁、天井、さらには

窓まで、すべてしっかりと断熱します。

現状は、おそらく無断熱なので、相当な

冷え込みですが、すんごい改善するでしょう。

表面だけきれいに改修する。

予算によっては、それも一つの方法なんですが、

せっかくの機会なので、表面だけでなく、

耐震や、断熱、使い勝手まで、

詳しい建築家に相談しながら進めると

コスパのよいリノベーションになりますよ。

実際、詳しくないリフォーム屋さんや工務店、

建築家もいたりしますので、しっかり見極めてくださいね。

耐久性がある土壁・建築・都市設計インタースタディオ 笹木篤さん


 
土壁は耐久性があります。中国・アフリカ・ヨーロッパなどでは築4~500年の土の家が今でも現役で使われています。
 
土壁について建築・都市設計インタースタディオ 笹木篤さんに伺いました。
 

お話を伺った建築家

 

ユーザー 建築・都市設計インタースタディオ 笹木篤 の写真
愛媛県東温市河之内4885 「一畳庵」
089-966-4288

 

土壁とはなんですか

 
土を主に使用した壁で厳密な定義はないはずです。
仕上げに使用する表面材と壁体を形成する本来の土壁の両方を指すようです。
以降は壁体としての土壁についてのみご説明します。
主に3種類あると考えられます。
 

  1. 塗り壁:竹小舞や木摺などを骨にして粘土系の土を塗る工法。柱梁に持たせるので自立しない。
    (塗り壁という言葉を使っていますが、正式名称は知りません。ご存じの方がいらっしゃいましたら是非お教えください。)
  2. 「版築造」:粘土と真砂土の中間ぐらいの粘性の土に石灰を混ぜて押し叩いて固める工法。
    土だけで自立し、構造体になる。
  3. 「練り塀」:主に塀に用いる工法だがたまに建築にも用いられる。
    小舞等の骨を使わず、粘土系の土だけを層状に塗り足す自立する壁。
    石や瓦などを併用することがある。

 
このうち一般的に住宅に使用される土壁は、①の塗り壁です。
塗り壁の中には柱の幅内に納まる「真壁」と、柱の外側に塗り足して柱を壁内に埋め込む「大壁」があります。
「土蔵造り」は外大壁、内真壁の工法です。
 

 

貴社が土壁の家を手がけるきっかけがありましたら教えてください

 
中国福建省に点在する版築造の巨大な土楼の一つに宿泊した時、空気の柔らかさに驚きました。
板敷きの上に毛布一枚のみという状態なのにぐっすり眠ってしまいました。
まるで故郷の実家に帰ったように身体が空気に同化したようでした。
ここで理屈を超える土の威力を体感したのがきっかけです。

土壁のメリット・デメリットを教えてください

 
以下は、一般的な塗り壁についてご説明します。
 
メリット:

  1. 言葉にするとウソ臭くなってしまうほど、多くの計り知れないメリットがあります。
    断熱性、調湿性、蓄熱性、放射熱、室内空気の温度変化などがありますが、
    これらのことはどこにでも載っているので省略させていただきます。
  2. 意外かもしれませんが、耐久性があります。
    中国・アフリカ・ヨーロッパなどでは築4~500年の土の家が今でも現役で使われています。
    条件さえ整えば、コンクリートよりもむしろ長持ちすると言えます。
  3. シンプルです。極めれば。
  4. 世界中どこでも通用します。
    つまり古民家風とは限らず、あらゆる表現に適います。

 
デメリット:

  1. 土壁は伝統構法の木造とセットであるべきなので、伝統的な技術を持つ大工さんと左官屋さんが必要です。
    このような伝統技術を持つ職人さん達は、近年数が激減しているようで、探し当てるのはかなり苦労します。
    真壁では土の威力をはっきり体感するのはなかなか難しいかもしれません。
    一方大壁をこなせる左官屋さんはさらに希少です。
  2. 土壁はどの工法でも水害に弱いのが弱点です。
  3. 左官屋さんの腕次第で、強さ、美しさ、安さが大きく左右されます。
    かえって中途半端な職人さんほどいろいろな条件を付けられ、高く請求されてしまいます。
    ちなみに2018年7月豪雨で約2Mの水流に襲われた築180年の豪商の民家の土壁は僅かな損傷だけで健在です。
    当時の職人技術の高さには驚かされます。

 

 

既存の家を土壁にリフォームすることも可能でしょうか?

 
目的によります。

  1. 本来の土壁の良さは、厚い壁体が生むものだと考えています。
    その効能を活かすかどうかの問題です。
  2. 構造的な問題もあります。
    プレカットの木造は必然的に金物に強度を依存した構造になりますが、土壁の中で鉄は錆び易くなります。(土は中性なので。)
    また、伝統構法は地震に対して、全体が連動して揺れながら持ちこたえる構造で、貫+小舞+土の連携プレーが大切です。
    伝統構法の柔らかな強さと土壁の組合せが構造的なメリットでもあります。
    この点をどう捉えるのか、という問題です。
  3. もし表情だけ土壁風にする、と割り切るならば、なんとでもなります。
    しかしこの志向は本来の「土好き」としては?マークですけれど。

 

土壁をDIYで作ることも可能でしょうか?

 
はい、可能です。
セルフビルドにはもってこいの工法です。
 

土壁のカビ対策はなにか行っていますか?

 
良質の土を、適切な時間に適切な方法で寝かせて使用し、一定の期間が経つと黒くなることがあります。
これはカビではありません。
実はこれまで調べた土壁でカビが気になった記憶がありません。(経験不足かもしれませんが?)
 
しかし、設計上、風通しを常に工夫することは土壁に限らず重要です。
完璧な高気密よりも肌では感じないほどの微妙な通気性を持たせ、単位体積当たりの高断熱性を求めるよりも、壁体と空間全体の断熱性+体温に近い放射熱と適度な対流、という総体的な空気環境を設計しています。
自ずとカビ対策になっていると考えています。
 

 

土壁の上に塗装することも可能でしょうか?

 
土壁と漆喰の組合せは絶妙です。
言わばダウンフェザーとゴアテックスのように、呼吸しながら防水する性質と断熱性がうまく組み合わさっており、一枚壁でこれほど多機能な壁は現段階では他に存在しないのではないでしょうか。
半端な思い付きで特別な塗装を試す必要性がなかった、というところです。
 
土壁の効能を殺す処理方法ならいくらでも存在しますが、呼吸を保ちながら何らかのコーティングを試す場合は、そのたびにメーカーと職人と調整しながら実験する必要があります。
(信用できるマニュアルはないと思いますよ。)
 

土壁の作り方を教えてください

 
土壁用の土は、腕利きの左官屋さんが吟味して「土屋」さんと呼ばれる業者に発注します。
その土に藁スサを混ぜて数カ月かき回しながら寝せて置きます。
できた土を鏝台にある程度盛り、鏝で掬って塗りつけます。
 
荒壁なら団子にして小舞に投げつけたりもします。
意外に簡単で作業は速いです。(出来映えは別として)
 
しかし、その前に小舞を組まねばなりませんでした。
具体的には直接ご相談ください。
 

↑土壁ワークショップの様子
 

土壁の家が得意な工務店なども紹介して頂けますか?

 
大工さんと左官屋さんを個別に探す必要があります。
左官屋さんの中には活動範囲が広い職人さんも少数いますが、大工さんの場合は活動範囲が特定の地域に限定されることが殆どです。
 
2種の職人がセットになっている工務店、というのは、地域限定です。
つまり地域によって異なるので、具体的には直接ご相談願います。
 

土壁の上に漆喰を塗ることも可能でしょうか?

 
最も相応しい組み合わせです。
 

土壁の材料はどのようなものでしょうか?

 
土に藁スサを混ぜて発酵させたものです。
土は地域によってさまざまな特徴があります。
また、荒壁用と中壁用では製作過程が異なります。
 

土壁の場合、断熱はどのようにするのでしょうか?

 
土壁自身が断熱材です。
ただし単位長さあたりの断熱抵抗は、スタイロフォームやグラスウールの約1/5と考えられるので、西日本なら200mmぐらいの厚さは欲しいところです。
しかし、多くの伝統民家は真壁で壁厚は100mm以下が一般的です。
瀬戸内地方やこれに準ずる気候帯であればこれで十分だとする考え方もあります。
 

外壁を土壁にすることも可能でしょうか?

 
勿論OKです。
そのための素材です。
ただし、庇をつけて漆喰あるいは大津壁などにする必要があります。
敷地境界線等の関係で庇を付けられない場合は、周囲環境に合わせた技術的な工夫が必要です。
 

鉄骨+土壁の家の設計で工夫した点を教えてください

 
これは世界的にも歴史的にも大変珍しい組み合わせだと考えています。
構造体の揺れと壁体の揺れが異なるはずなので、この2つを「縁を切ってつなげる工夫」をしています。
いわばエクスパンションジョイントのような考え方です。
 

 

土の教会の設計で工夫した点を教えてください

 
これは木造モダニズム建築の改装ですが、伝統が破壊された時期だったので、モルタルの外壁でした。
モルタル壁を土壁に変えることで木造建築に命が吹き込まれると感じました。
 
土壁や漆喰は世界中で使われて来た伝統素材であり、教会建築にも調和することを確信していたので、技術的な工夫よりも、教会員の方々への説明を工夫しました。
また、土壁はセルフビルドが可能な工法であり、教会はもともと教会員の方々が協力し合って建てる風習があったので、これがうまくマッチしました。
木造の構法や庇の処理など、土壁の周囲の点でいろいろな工夫をしています。
 

 

土壁の断熱性はどれほどでしょうか?

 
概ね、一般的な断熱材(スタイロフォーム、グラスウール)などの1/5ぐらい、というのが過去の実験データです。
通常の断熱材は壁体とは別に付加する形になるので、2重(以上の)壁になります。
 
一方、土壁や木は、壁体=断熱材なので、1枚の壁体がそのまま断熱材になり仕上げにもなる、というシンプルさがあります。
全体の厚みで断熱性能を発揮するので、予定する断熱性能に合わせて厚さを決めることができます。
 

土壁とする場合の工期はどれほどでしょうか?

 

  1. モノにもよりますが、約1年以上、というのが一般的です。
    土壁の施工の速度は意外に速いのです。 
    荒壁、中壁、仕上げ、という工程の間には一定の乾燥時間が必要ですが、その間に他の作業を進められるので、工程を工夫すれば一般的な在来木造工法と大差はありません。ただ、中塗り~仕上げの間は1年ぐらい空けた方がよいので、一旦完成して入居後1年ぐらいたった後に最終仕上げをするのがベストです。
  2. 木材の伐採や、左官工事には、適切な時期があります。
    また木材や土を寝かせる期間も必要です。
    設計期間も含めて時間配分が複雑なので、ゆとりが必要です。

土壁とする場合の工事費はどれほどでしょうか?

 
大壁(土蔵造り)の場合、設計的な工夫を行い、上手い施工業者と組めば、80万円/坪で可能だと考えています。
しかし、職人の個人差、地域差などは非常に大きいので、現場に応じて調べる必要があります。
 

土壁とする場合の構造上のメリット・デメリットを教えてください

 
メリット:
金物を極力使用しない伝統的な木造構法に、貫+小舞+土壁という組合せを想定して説明します。
全体が多少揺れながら支え合う構造形式なので、一か所に応力が集中せず、負荷が分散します。
つまり、筋交いや金物に頼る構造ではその部位に応力集中が過度に起こって破壊されれば全体が一気に弱くなることがありますが、そのようなことが起こる確率は低く、耐震性に余裕がある、と考えられます。
 
デメリット:
壁量の総長さは、筋交い・合板などを用いる工法よりも長く採る必要があります。
壁が多くなる分、熱容量が大きくなるので熱環境的にはメリットとなります。
 

版築造とはどのようなものですか?

 
塗り壁の土よりもややサラッとした土(シルト?)を用いて、これに石灰と少々の水を混ぜて、型枠に中に入れて搗き固めます。
土のコンクリートのような工法です。
木造軸組みや小舞を用いず、土だけで自立します。
かつては多くの塀や建築物に使用されていたようです。
平城京の土塀は版築造で再現されており、構造設計もされています。
 
一般的に壁厚が50cm以上あり、伝統的な中層住宅の1階の壁厚は1M近くになります。
しかしこれほど厚い土壁の場合、断熱性は厚さ分だけ高くなるわけではなさそうです。
(実験住宅による実験結果です。)
広く世界中の伝統住居で用いられています。
中でも中国の客家の土楼は有名です。
ドイツには約200年前に建てられた7階建てのビルが健在です。
現代でも多くの建築家が版築造の建築を手掛けています。
 

版築造の例:〇〇土楼

↑版築造の例:〇〇土楼
 

練り塀とはどのようなものですか?

 
実は私もまだよく理解していない分野ですが、粘土を塗り重ねて作る自立した壁のようです。
塀に使用されることが殆どですが、中には建築の外壁面にも使用されています。
小舞などの骨を使わず土だけで壁を作ることができます。
土だけでは弱いので石や瓦などを挿入することがあります。
これは土の量を減らして安く仕上げるためとも言われます。これから勉強します。
 
 

練塀建築の例:M家堆肥舎

↑練塀建築の例:M家堆肥舎
 

珪藻土と漆喰(石灰)との違いは何でしょうか?

 
珪藻土はかつて七輪に使用していたサラサラの粒子の細かい土ですから、それ自体で壁に付着できません。
必ず溶媒と接着剤との併用が必要になります。
水と混ぜれば塗ることができる石灰とは異なります。
この溶媒・接着剤がどのような物質を使用しているかが気になる所です。
本来のエコとは何か?という問題に突き当たります。
 
又、単位体積あたりの吸放湿量は高いかもしれませんが、室内環境に影響するのは吸放湿の総量です。
厚く塗る素材の方がより自然な吸放湿だとも考えられます。
また、珪藻土は限定素材であり、土や石灰のように地球上いたる所で採れる一般的な素材ではありません。
採取現場の環境破壊を考慮することも大切だと思います。
 

建築・都市設計インタースタディオ 笹木篤さんの土壁の建物・設計事例

 

画像 建物の名称 紹介文
土の教会

地元の木材による伝統構法の手法を用いた建築です。 建具はすべて木製です。
断熱材は無農薬米の籾殻を薫炭処理したものを使用しています。 100%自然素材です。
アトピー等のアレルギーをお持ちの信者さんもいたので、誰でも安心して使用できるようにしました。

鉄骨+土壁の家

規模の大きな個人住宅であり、コスト的にも恵まれておりましたので、それなりに希望は多くありました。一つ一つの要求に応えることと、大枠を決めて進めることは別次元の作業になり、そのやりくりに努力しました。

土壁の家-N邸

土壁の良さを知っていただくために実例を体験していただきましたが、それが一つの契機になっていたかもしれません。デザイン的にも居住性の面でも優れているということが理解され、方向性が固まったという感じでした。コスト面でかなり格闘しましたが、うまく射程距離範囲内に納まり、大変満足されています。

土壁の家-I 邸

木造土壁の良さや、設計の良し悪しについて知識のあるクライアントで、打合せはスムーズに進みました。設計者として苦労した記憶がほとんどない建物です。

 

ユーザー タイラヤスヒロ建築設計事務所 平 泰博 の写真

鎌倉の長屋 の竣工写真 その1 
https://www.taira-arch.com/works/kamakura-no-nagaya/ 

古材の扉を玄関の目隠しに使用しています。 

桟が壊れていた部分がありましたが、職人さんが綺麗に補修してくれました。 

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一級建築士事務所 タイラ ヤスヒロ建築設計事務所
T:090-6016-7288

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