建築家の設計事例

 法隆寺から程近くの旧村の一角、四人家族(若いご夫婦と小さなお子さんお二人)のための住宅建築である。計画は広い畑地で一部を宅地に転用するところからのスタートだった。

 法隆寺が近くに位置するロケーションで、大阪方面からの来訪者の玄関口ともいえる場所である。屋根は切妻和瓦葺きで外壁は左官仕上げとし、建物群で視界不良となった北側に位置する松尾山を思わせるような大らかなプロポーションの構えとし、古来の街道をイメージさせる設計とした。

「災害に負けない終の住処にしたい」、それがクライアントの切実な要望でした。
敷地は幹線道路から一本内側に入った都市型の住宅街です。この周辺は数年前の大型台風で浸水被害を受け、クライアントの自宅1階にあった工場も被災し閉鎖を余儀なくされていました。

 ロケーションは、大和平野の旧村通りで正面(西面道路)には小学校が建っている。家族構成は、姉弟世帯と母の5人家族でお暮しの予定。

 日本一長いことで知られる天神橋筋商店街や大阪天満宮が近郊に位置する、事務所ビルのワンフロア―をシェアオフィスにリノベーションしたものである。

ご夫婦のためのお家です。

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