吹抜け|建築家の設計事例

住宅が建て並ぶ分譲宅地において自然環境を取り込み、設備機器に頼りすぎない、環境にやさしい、明るい住宅を計画しました。屋根・庇による日射のコントロール、空調負荷低減、吹抜け利用による排熱、空調効率化を図っています。

4畳半〜小さな丘
夫婦、幼い子供2人、犬、猫が暮らす住宅です。
敷地は北側に傾斜した段丘状の宅地造成地の一画で、
緑豊かな環境の中にあります。
既存敷地の高低差は駐車場の天井高を確保するには不十分であったため、

この建物は都内にある1LDK(40㎡程度)16戸の賃貸集合住宅である。2面道路に面した奥行きのある敷地の中で、すべての家に通風や採光を十分に取ること、適度に開かれた共用部のあり方について考えた。 集まって住むということは、セキュリティーを確保された住民のための共用部を作ることを可能にする。

「50㎡で20戸以上確保したい」というご要望に対して、コストを抑えた低層建築にする必要がありました。

日中の留守時に猫の行動範囲を制限しつつも、2〜3階のみ自由に出来るよう引き戸を利用しました。2階はキッチンを中心にスタディーコーナーリビングと回遊性のあるプランとし、小上がりや出窓利用のベンチを設け、そこここに居場所があるよう工夫しています。

隣家との狭い隙間からの光も積極的に取り入れ、かつ視線が交わらないように注意深く開口部を設定し、内部の壁に光を当てて拡散光に包まれた明るい空間となるよう計画しました。

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