土壁|建築家の設計事例

ご両親世帯では、捨てられない家財道具やご趣味の道具を、2Fの広い収納空間と1Fの土間収納空間で管理しながら楽しんで頂くようなプランとしました。

三重県産の杉・桧を使い伝統的なシャチ引きや鼻栓・込み栓・渡り顎・追っ掛け大栓継ぎ等の仕口や継ぎ手を使い組み上げた、真壁の左官仕上げの住まいです。

依頼者であるNPO法人は、時ノ寿森との里山を再生して、地域の風景を守ることをミッションとしています。
 時ノ寿の恵みである木材と土を使い、先人達の知恵に学びながら、地域風土と材を知る匠の技術と工夫でつくる住まい提案した。

土間を土間らしく。一気に工事が出来ず、順次改修部分を拡大する工事になったので、改修部分と既存部分が混在するため、既存のままの部分と改修済みの部分に違和感がないことを最大の目的とした。

与条件は「住まいのような佇まいの事務所」

古くからこの地域に馴染みのある店主が開いた喫茶店です。
店主が長く使っていた古家具や古建材、床下や天井裏を調査した際に発見した昔の床材や土台などを再利用して新しい場を作っています。

地元の木材を大工手刻みで組み、竹木舞土壁を耐力壁とした伝統構法の住宅です。
施主や設計者の友人や公募で集めた人でワークショップを行い土壁の下地を施工することにより、薪ストーブが楽しめる伝統構法の家という施主の希望を叶えることができました。

古い町家の構造的な修復を含めた大掛かりなリノベーションです。減築して外部空間を大きくし、光を取り込んでいます。また小屋裏を居住空間へと変換し、力強い小屋組みをインテリアに取り込むなど上下方向への広がりも持たせています。

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