木の家|建築家の設計事例

一階、二階ともに区切っていた壁を解体し、大きなワンルームとして広い空間を確保した。一階の玄関土間スペースとLDKは成長する本棚にて、LDKとワークスペースは天井の高さで緩やかに分けた。二階は各個人のスペースを低い壁で曖昧に分けて、天井中央に白い穴を設けて個室全体を繋げる。

木製の防火玄関戸以外は2階も含めてすべて引き戸で計画しています。

北側の古墳の池が絶景。その手前にある遊歩道の頭越しに池を眺めることができること。
西側の池、東側の森、南側の景色も、それぞれ美しく、全方向に開く。
絶対高さ5.3m、屋根勾配3寸以上と決められているため、1.5階建ての高床式にする。

景色は西、日照は南、庭は東 という矛盾の中で、どこにどの機能を配置するか、かなり悩んだ設計でした。何回も話し合いを重ねた結果、非常に合理的で使いやすいプランになったと思います。
また、周囲には古い民家も残る地域で、洋にも和にも偏らない究極にシンプルな外観としました。

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