むく板|建築家の設計事例
建築はその人の個性から生まれるもの、この別荘は依頼者の考え方や夢が建物の見え方に大きな影響を与えています。デザインに対する考え方もしっかりお持ちであり、私の提案にも大変理解を示していただきました。暮らしやすさとデザインの両立。 |
市街化調整区域に建つ若いご夫婦の為の住宅。 |
前のアパートの視線を隔てるために塀で囲った中庭を提案しました。 |
敷地は上下の2面道路に挟まれた斜面地で、東側の下の道路はかつて軽便鉄道が走っていた線路跡で今は緑道になっています。西側の上の道路からが建物へのアプローチになりますが道路向かいには学校のプールの高い壁が連っています。 |
リビングに面して個室が3つ並び、廊下のない空間とし、面積を押さえながら親子のコミュニケーションが生まれやすい間取りとした。キッチン・洗面所・玄関・勝手口は回遊動線とし、生活の裏方をサポートし、主寝室はプライバシーを保ちやすい配置となっている。 |
湿気の多い土地であるため、基礎をしっかり作り、土台が腐らないようにした。古い萱を下ろし、茅葺の姿をガルバリウム鋼板で再現。サッシと断熱材で、寒さ対策。水回りは、機能優先で一般的なメーカーのものに一新した。内玄関を設けたり、土間から直接入れる気軽な客間を設け、生活しやすいように。 |
この住宅は、夫婦の為に設計されました。 |
限られたご予算、限られた面積の中で遊び心を持たせながら無駄を省くことは、住まい手の想い、割り切りを汲み取って提案する必要があります。 |
玄関があるのですが、お邪魔するのはいつもリビングダイニングの窓から。 リビングにはソファのかわりに、ハンモックが吊るすことができます。 |