木造2階建て|建築家の設計事例

庭とつながる大きな吹き抜けを持つ2世帯住宅

南側に中層の集合住宅が建つ、冬季の日当たりがほとんど期待できない敷地での計画です。最初に現地を見た時には自分も少し唖然としたのですが、このような敷地だからこそ成立するかたちがあると思い模索をはじめました。

将来的に、児童福祉施設デイサービスやカフェ、あるいは住宅としても使えるようにしてほしいというご希望がありました。
そのため、増築・増床スペースを想定し、またユニットバスも設置できるように、あらかじめ検討しています。

夫婦+元気な男の子二人の住宅である。
敷地は登り坂を少し歩いた、小高い山の上に位置する。

周りを8軒の建物で囲まれた敷地に、外部の視線を遮りながら、半透明の壁や中庭によって自然を取込み、明るく暖かで広々した住宅を実現しています。1階ではリビングと母の部屋の間に中庭を設け、光や風を取り入れることで、プライバシーの守られた開放的な空間を実現。

依頼にみえた当初は、既存の建物の改装にて開院の相談を受けましたが、その建物では先生の思われる治療が満足にできないと思い、他の土地を探して新築することがベターではないかとアドバイスいたしました。その後、運良く近くの土地が見つかり、設計が始まりました。

1宅地を3区画に切った土地で、プライバシーを確保できることが重要な条件でした。隣接する住宅の窓等を考慮し、間取りをプランしました。
リビング階段、スタディコーナー、畳コーナー等要望は明確でした。

自然素材を生かしたシンプルなデザインの二世帯住宅。
屋外動線計画を工夫し、玄関までのアプローチ庭と中庭が一体となるよう計画してあります。
広々としたLDKは家具の配置により、開放感に変化をつけ、視線を旨く処理できるようにプランしてあります。

4人のお子さんが元気に暮らす住まい。
「ひとつ屋根の下の感じ」を持った住まいになることを心掛けました。
どこにいても笑い声が聞こえ、けんかをしてもなんとなく気配が伝わるような家です。

倉敷市内の公園に面した敷地に、建つ住宅です。
公園からの視線を、気にすることなく生活できるよう計画しています。

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