建築家の設計事例

 築19年の戸建住宅の改修です。元々一世帯向けの住宅を、夫婦+子供3人世帯と単身の祖母が同居する二世帯住宅へと改修しました。1階で祖母の生活が完結するようキッチンを増設し、2~3階は5人家族のスペースとしました。

土地の北側隣地境界線が斜めになっている為、斜線により高さ制限が複雑にかかってくる変形敷地。構成はシンプルに一階にLDK、二階に個室を配置し、吹き抜けと階段室を介して光を落とす。また開口部、仕上げ材料と細部の納まりを幾つも検討した。

企業主導型保育園とテナントスペースを併設するため、駐車台数もなるべくほしいことと、園児が伸び伸びと遊べる園庭も実現させたいという点を考慮して、合理的な配置計画を提案しました。

◾️都心の狭小地、坂の途中の3階建
都心の狭小地に建つ戸建住宅です。
大きめの敷地を2つに割った旗竿地の前面の土地で、敷地条件は厳しめでした。

もともとご両親がお持ちであった土地に、オーナー住居と賃貸住宅を合わた建物を建てるということで、相談されました。初めての賃貸経営ということで、はじめはワンルームマンションでよい、と言っておられましたが、自分は40平米のメゾネット型賃貸を提案しました。

元のお住まいが広い部屋でしたので、新居でも広い空間を用意し、各部屋のつながりも、生活様式を考慮して、無駄のない動線になるよう考慮しています。

斜地の開発でしたのでアクセス面を工夫しました。

Type-HNは日本古来からの数寄屋造り住宅とは違い、ニュースタイルをブレンドした和styleと呼んでいる。
1階は無垢の杉板を採用し、素足で歩いて気持ちよく、小さな子供が寝転んでも温かみのある仕上げとした。床板以外の無垢材仕上げは自然塗料の柿渋を採用している。

土地から一緒に探してきてようやく出会えたその土地はコンパクトでありながら南側が大きく空いた豊かな光が特徴的で、狭小という事もあり、単調になりがちな空間において階段吹き抜けのを度の位置からも感じられる位置に配置することで縦に抜けをつくり、各階に光を落とし豊かにしている。

できるだけコストをかけない方法として、以下を実践しています。
・単純なかたちの計画とする
・窓の数、大きさ、機能をよく考え、必要な面に必要な大きさの窓だけにしぼる。
・広く安価に流通する仕上げ材の採用、又は仕上げない(構造あらわしを仕上げとする)

今日 保育室に行ってきました。
感動です!
丸 三角 四角の扉も素敵でした。
調理室の食器棚も思い通りでした。
可愛らしい 室内でこれから始まる事にワクワク感で一杯です。
開園前準備の疲れも 吹き飛ばされた 感じです。

星を見るのが趣味で屋上に展望台を設けたい!様々なご希望も限られた予算にまとめなければなりませんでした。取り入れるべき物、取り入れたいけれど、代替え案で了承をして頂く物。例えば、展望台はないけれど、大きな窓から眺めるのに、カウンターを設け、書斎・趣味を一ケ所で楽しめる様に。

元々の建物の患者とスタッフの基本的な動線は問題はないと判断できたので、建具や間仕切り、設備などの修正・追加をメインに検討し、広がりある豊かな空間になるかを考えました。

奥行き深い土地のため、別会社の提案では、あまり光が入らない、大きなボックス状の家が提案されていました。自分たちは2階に生活空間と寝室をまとめ、3階にお子様の個室配置し上下をつなぐ吹き抜けや中庭空間をつくることで、光と風にあふれた空間を実現しました。

まず敷地の前には大きくて緑豊かな公園があり、面積も十分にある旗竿地。ここに小さな要素で構成された大きさ高さも異なる様々なハコを配置し、敷地の中に小さな家族のマチをつくることをテーマに建物を構成した。ズレによって生じる内外にできた隙間や空きは様々な用途で使われ個々の空間の質を変化させる。

家の中のどこに居ても、外の緑や空が眺められてお庭とも繋がるそんな空間を提案したいと考えました。そのためのポイントは窓。季節毎に変わる太陽の動きなどを踏まえてどこにどんな大きさの窓を配置するかをこのお家では一番検討したと思います。

この建物は南東角地で敷地条件がとても良く静かで落ち着いた所に建つ。
周辺も住宅が多いということで、マチに対して閉じず開かずの要望を満たすことを主に検討した。

◾️医院併用住宅を二世帯化するリノベーション増築計画
住宅地に建つ医院併用住宅のリノベーション増築計画です。

空間の緊張感を和らげて気軽に立寄りやすい場となることを意識し、店頭はアンティークの家具をベースに、陳列棚や相談スペースをゆるやかにゾーニングしています。一方で、調剤室はラボのようなシャープな印象に仕上げ、店頭との差をもたせました。

この家は、「車椅子のためのバリアフリー住宅」ですが、それも、住宅を設計する数ある諸条件のなかの一つのニーズとして捕らえて、「車椅子のためのバリアフリー住宅」という、特定された一くくりの既成概念だけに偏らないようにしました。

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