シンプルでコスト面では安価な切妻屋根・降幡建築設計事務所名古屋分室 川辺昌弘さん


切妻屋根は屋根の形としてはシンプルなのでコスト面では安価になるメリットがあります。
切妻屋根について降幡建築設計事務所名古屋分室 川辺昌弘さんに伺いました。

お話を伺った建築家

 

ユーザー 降幡建築設計事務所名古屋分室 川辺昌弘 の写真
名古屋市守山区喜多山2丁目12-16
052-795-5966

切妻屋根とは何ですか

瓦葺き、金属葺き屋根の時、棟を中心に左右に拭き吹き降ろした形の形式です。
端部は切り妻面が三角に見えます。

切妻屋根のメリット・デメリットを教えてください

良い面は屋根の形としてはシンプルなのでコスト面では安価です。
三角に見える妻側を凝った意匠に見せることが出来ます。
欠点としては妻面が風当たりが強く、雨にも弱い面があります。

切り妻と寄棟は価格に違いがあるのでしょうか?

寄棟は吹き降ろす棟が有り、費用の掛かる棟の部分が瓦工事、大工工事ともに長く多くなります。
瓦屋根はコスト面では寄棟の方が高くなります。

切妻屋根の家をおしゃれにする工夫があれば教えてください

三角に見える壁の部分に小屋組の木材を見せる
切妻の破風板を面を取りうつくしく見せる。
また窓の形とその庇の形状も工夫することが出来る。
大屋根の家では工夫した意匠が見られます。

切妻屋根の軒の出はどれくらいにしていますか

瓦屋根の場合は1mから1.2mが多い、持ち送りした場合は1.2m~1.5m
妻側は90㎝から1m程度
日本の風土を考慮して夏の日差しを避ける。
外壁を日差し、強い風雨から避けて耐久性を高める。
外壁のメンテナンス費用の節約になります。
機械換気に頼らず、自然の風を取り入れた生活を進めています。

切妻屋根の家の外観で工夫している点を教えてください

和風の瓦葺で切妻面から見える破風は4.5寸勾配を多く採用しています。
一番穏やかな感じと思います。
5寸勾配ではややきつく感じます。
古民家の場合でも10対10の勾配では強すぎるので9対10(9寸勾配)にしています。
 
見せる梁、小屋組みの割り付け、寸法は全体のバランスで決定します。

切妻屋根の家の内装で工夫している点を教えてください

切妻の屋根では小屋組を現した吹き抜けの天井にしています。

貴社に設計依頼可能なエリアを教えてください

設計可能な範囲は日本全国です。
名古屋は交通事情は便利ですので東北、九州でも日帰り可能です。
実際には福岡、佐賀、大分は日帰りで現場監理を行いました。

降幡建築設計事務所名古屋分室 川辺昌弘さんの切妻・設計事例

  

画像 建物の名称 紹介文
大屋根の古民家

傾斜地を利用して居間より眺望の良いプラン
8畳の茶室には水屋も併設しています。

切妻屋根の家

奥様の希望により台所の中央に御影石の作業台を設けました。床、壁、天井の無垢板と漆喰壁の自然素材です。

夫婦の古民家

東南海地震での地盤液状化の恐れの高い地域なので堅固な配筋のベタ基礎としました。
既存の庭木も活用希望のため早期に仮移植をしました。建物の配置を南側に2メートル曳家して庭との調和を図りました。古色塗りは自然塗料で行いました。

酒屋の家

家の東の平屋部分は解体して揚屋してベタ基礎工事と白アリの被害部分の梁、柱取り替えを行いました。プランは六間取りの東側の部屋を玄関にして無駄のない形に変更しました。
玄関の位置が変わることにより東側が広くLDK部分として活用出来ました。

縁側の家

古民家を希望していたので大きな柱、梁等で古民家らしい形としました。縁側からの風通しが出来ます。

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