祈りの場に相応しい光や静けさをもつ教会・石川恭温アトリエ 一級建築士事務所 石川恭温さん

教会では礼拝が中心となるため、礼拝中の司式者や信徒の動き、オルガンやクワイヤー(聖歌隊)のための音の響き、遮音性能、自然光・通風の採り方、大空間における設備の効率的かつ目立たない納め方などが検討事項となります。
 
教会について石川恭温アトリエ 一級建築士事務所 石川恭温さんに伺いました。
 

お話を伺った建築家

 

ユーザー 石川恭温アトリエ 一級建築士事務所   石川恭温  Yasuharu Ishikawa の写真
品川区旗の台6-14-2-301
050-1005-8778

 

教会を手がけたきっかけを教えて下さい

 
教会建築への興味は元々学生の頃からありました。
恩師である前川道郎先生(ゴシック建築を中心とした空間論の研究者。故人)の影響が強かったと思います。
ヨーロッパ・西アジアにおける数々の教会建築の空間体験も素晴らしいものでした。
 
所属した設計事務所での最初の仕事も教会でしたが、三光教会の場合は挙式という身近なことがきっかけで礼拝堂の改修の御相談をいただいたことからでした。
簡易な増改築という話から始まり、いろいろ紆余曲折を経ながら、およそ10年後に完成することになりました。
 

教会とチャペルの違いを教えて下さい

 
牧師を中心とした宗教施設は「教会」、宗教以外の目的をもつ施設に付属する礼拝堂を「チャペル」と呼ぶことが日本では多いかと思います。
例えば、カトリックや聖公会などの宗教施設群や礼拝堂は「教会」、結婚式場の礼拝堂は「チャペル」、というようなことです。
 
ただ、チャペル=商業施設というイメージもあるようですが、必ずしもそうではありません。
学校に付属する礼拝堂はチャペルと称されますし、教会の施設群の1つである礼拝堂も同様です。
 

 
 

教会の設計で気をつけている点を教えて下さい

 
設計の前提として、敷地やその周辺、施設自体に必要とされる機能をよく理解することが必要ですが、それは教会も同じです。
教会では礼拝が中心となるため、礼拝中の司式者や信徒の動き、オルガンやクワイヤー(聖歌隊)のための音の響き、遮音性能、自然光・通風の採り方、大空間における設備の効率的かつ目立たない納め方などが検討事項となります。
 
礼拝自体も時代によって変わってきますので、教会がどういう経過を経てどういう方向を目指すのか、時間の流れを把握することも重要です。
これらを整理し統合して、祈りの場に相応しい光や静けさをもつ空間自体を目指すのが教会建築だと考えています。
 
一方で、そういう設計者的な考え方の前に、信徒の「家」とも言える教会にはその人数分の多様な思いが存在しています。
例えば、建て替えの計画の際に「改修派」と「建て替え派」に分かれてしまい、思いが叶わなかった人は来なくなってしまう、ということはよく聞きます。
 
時間をかけて話し合い、多くの方が納得できるように計画を進めることもとても大事なことです。
 

宗派によって教会の形なども違ってくるのですか?

 
偶像崇拝の有無(絵や像を重視するか)、礼拝の方式等宗派による違いはありますが、建物の形や雰囲気には計画を取り纏めている牧師や委員会、設計者の影響が強く出るのではないでしょうか。
 

 

近隣住民への説明会にも協力していただけますか?

 
協力いたします。
 

三光教会の平面図

 

三光教会の平面図

三光教会は増改築ですが、新築の設計もしていただけますか?

 
 
いたします。
 

チャペルの設計もしていただけるのですか?

 
内容によりますが、基本的にご相談はお受けし、前向きに検討します。
 

教会を建てたいのですがなにから始めたらよいかわからない方の相談にも応じていただけますか?

 
お受けします。
 

 

町の中に木造の教会を建てることはできますか?

 
小規模なものであれば基本的には可能です。
規模が大きい場合も、主要な構造体を鉄筋コンクリート造や鉄骨造とし、内装を木調の雰囲気とすることは可能ですし、最近は大規模木造の技術も一般化しつつありますので選択肢は広がっていると言えます。
 

低コストで建てたいのですが

 
構造体やプラン、仕上などをシンプルで合理的なものとすることで、コストを抑えた案を立案します。
教会の場合、聖卓廻りや会衆席など家具にもかなり費用がかかるため、製作費を抑えるご提案もします。
とは言っても限度はありますので、何を重要視するか、ある段階で優先順位を明確にすることが必要となります。
 

石川恭温アトリエ 一級建築士事務所 石川恭温さんの教会・設計事例

  

画像 建物の名称 紹介文
三光教会

100周年(2012年)を迎えるための教会の増改築計画。
・耐震・防火性能を現行基準に合せること
・平面を現代の礼拝様式に合せること
・バリアフリー
・礼拝堂内の通路・付属室、事務所の拡張

 

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