地元の人に利用しやすい診療所・アイ・シー企画株式会社 長谷川 浩一さん


 
診療所など事業用施設は住宅と異なり、様々な特殊設備が必要です。
そして医療設備は高額なものです。
ですから計画を進めるとき、設計者とのコミュニケーションが大変重要になります。
 
診療所についてアイ・シー企画株式会社 長谷川 浩一さんに伺いました。
 

お話を伺った建築家

 

ユーザー アイ・シー企画株式会社 長谷川 浩一 の写真
箕面市粟生間谷西4丁目2番37-504
072-739-8031

 

貴社が診療所を手がけるようになったきっかけがありましたら教えて下さい。

 
オープンシステムのセミナーを通じて最初にカイロプラクティクスの理学療法診療所件住宅を手掛けました。
その後の小児科、内科、眼科などもセミナーを通じてご依頼を受けました。
 

診療所と病院の違いを教えて下さい

医療法で医療機関は、病院と診療所に分けられます。
 
医院やクリニックは、医療機関の施設に付けられる呼称で、医療法で特に規制されていないため、「病院」「診療所」のどちらでも使用可能です。
一般に「医院」や「クリニック」が付いているところは診療所であることが多く、診療所と医院とクリニックは同じと考えていいです。
 
医療法では、病床数20床以上の入院施設をもつものを「病院」、無床もしくは病床数19床以下の入院施設をもつものを「診療所」といいます
現在の診療所クリニックは無床の場合が多いです。
 
そのほかに病院には医師・看護師・薬剤師などの最低配置人数に規制がありますが、診療所には医師1名のほかに人数の規制はされていません。
そのほか建築基準法により、病院は第一種低層住居専用地域・第二種低層住居専用地域・工業地域・工業専用地域に設置できないが、診療所は条例等で特別の定めがない限り、用途地域の別に関わらず設置が可能です。
 

診療所はどのような施設基準があるのでしょうか?

 
診療内容によって、おく機械などありますし、レントゲンなどを設置する場合、鉛などで遮蔽処置を施した部屋が必要になりますし、電気容量など考慮に入れなければならないと思います。
 

 

尼崎小児科診療所で工夫した点を教えて下さい

 
お客様は地元で長年医療を続けている方で、なるべく地元の人に利用しやすく、室内は明るくまた以前の診療所で使っていた備品なども有効利用したいというご希望でした。
また住居と連携できるようなプランにしたいと、自宅から外階段でつながっており、屋上も自宅の庭から利用できるようになっています。
 

尼崎小児科診療所は分離発注で建てたそうですが、分離発注とはなんですか?

 
簡単に言えば小規模建物版CM方式です。
工務店に一括発注するのではなく、専門工事、部品などそれぞれに入札、契約することにより流通コストを下げ、価格の透明性を高めます。
 
また分離発注することにより、直接施工者にクライアントの意向が反映でき、思い通りの仕様、内容になります。
また第三者である設計者の監理能力を最大限生かすことができます。
 

分離発注のメリット・デメリットを教えて下さい。

 
依頼主が建築家のサポートを受けて専門業者を選定し、個別に契約するものです。
依頼主が「工務店」の役割を果たすことになるわけですから、意向が直接現場に届き、希望に沿った家づくりができるはずです。
 
しかも、直接発注だからコストも削減!
分離発注方式の「オープンシステム」は、そんな発想から生まれました。
 
工務店に頼らなくても家は建つ。
価格透明性がはかれ、どの工事にいくらかかるのか、建具一枚からガラス張りになります。
 
工務店やハウスメーカーと契約しても、実際に工事を行うのは下請業者(専門業者)。
下請業者の工事代金に約30%の元請管理費が上乗せされて依頼主に提示されます。
この経費を省くことによりコストの透明性をはかります。
 
また、契約の成り立ちとして、出来高方式での支払い方法になりますので、過払いは無くクライアントにとってリスクが軽減されます。
 
デメリットは余りありませんが、あえてデメリットとすると、コストの確定が入札して見積もりが出てきてからになります。
もちろんコスト調整も価格がガラス張りですから、よりシビアに調整が可能ですが、予算を設定するときの設計者の手腕が問われる手法です。
 
建築の知識・経験が必要なので、建築家が依頼主をサポートし、どの専門業者にお願いしたらよいか、どのタイミングでどのような順番で現場に入ってもらうかなど、各専門業者の取りまとめや調整を行うことが必要で、設計者の選定時に慎重に選定をしないといけないといううことがデメリットでしょうか。
 
オープンシステムを採用している設計者はそれなりに経験豊富ですので、選定時などHPを確認して選んでください。実績なども出ています。
 

コロンブス工法を採用したそうですがコロンブス工法とはどのようなものですか?

 
建物重量と同等重量の土を排土して軽量な材料に置換することにより、地盤にかかる負担を軽減して、沈下を抑制する工法です。
地盤置換工法といいます。
 
技術の前提となるのは土木工法で軽量盛土工というものです。
盛土による既存地盤への重量負担を軽減する工法を建物の基礎下に使えるようにしたものです。
 
日本建築センターの建設技術審査証明を取得した工法です。
 

コロンブス工法のメリット・デメリットを教えて下さい

 
たとえば、低層の建物で支持地盤が20m30mの下方にあり杭工法では長尺になる場合、経済的にも不経済ですし安全性も低下します。
 
また、摩擦杭などの場合、土質によっては使用できない場合があります。
そのようなケースの場合コロンブス工法は有効です。
 
また軟弱地盤の場合地震などのゆれが建物に伝わりやすく、ゆれが増幅することがあります。
コロンブス工法は基礎下にEPSを使用しますので、地盤から伝わる振動を軽減する効果があります。
 
地震の揺れも振動ですから結果的に地震対策にもなります。
液状化地盤にも有効です。
  
デメリットは柱状改良などの地盤補強工法に比べると若干コスト高です。
残土も多く出ます。
しかし20mも杭を打つことを思えば安価です。
 

土地探しから相談にのっていただけますか?

 
知り合いの不動産業者はいますので探すことは可能です。
 

診療所を開設したいと思っている方になにかアドバイスがありましたら教えて下さい

 
診療所など事業用施設は住宅と異なり、様々な特殊設備が必要です。そして医療設備は高額なものです。
ですから計画を進めるとき設計者とのコミュニケーションが大変重要になります。
  
クライアントの思っている内容を以下に具現化してコストを含め機能性、デザイン性をクライアントの思いに近づけることができるかがポイントになります。
ですから設計者を選定する場合は経験値を設定基準の上位に考えるのが重要かと思います。
 

オープンシステムのメリットを教えてください

  
私たちオープンシステムの建築家は、依頼主の要望にじっくりと耳を傾けます。
家族の状況や周囲の環境などを把握し、最善の提案をさせていただきます。
良い建築は、依頼主と建築家のコラボレーションで出来ると考えているからです。
 
オープンシステムは設計者がしなければならない工事監理の部分をよりいっそうシステム化し、品質の向上を必然的にできるようにしています。
いいものを適正コストで、顧客満足度120%の手法です。
  

アイ・シー企画株式会社 長谷川 浩一さんの診療所・設計事例

   

画像 建物の名称 紹介文
尼崎小児科診療所

内部はイエローを基調に明るく、病気の苦しみを少しでも癒されるような配色を考えました。
お医者様、患者さんに大変好評です。また基礎工法として地盤免震工法のコロンブスを採用し、
地震に対してもより強固になるように考えました。

 

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