●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
伸びやかな敷地を活かして、どのように外観は控えめで
中に入ると、都会の喧騒を一瞬で忘れるような空間が
提案できるかに腐心しました。
東京からたどり着いたら、両手を広げたように迎えてくれる
ウィングを伸びやかに伸ばしたシンプルな切妻屋根。
その中央にリビングの屋根がピラミッドの様にチョンと
乗っかることで、中に入ることの期待感を暗示させてくれます。
アトピーなどアレルギー症状を考慮して、合板などの建材を使わず
杉の無垢の柱、梁、厚板で、家全体を包む木の家としました。
低めに抑えられた玄関からリビングに入ると、1.5階分屋根が
持ち上げられた空間がダイナミックに迎えてくれます。
二つのウィングは、寝室、個室、来客用の部屋となり
奥の浴室は4.5畳の広さがあり、温泉を満喫できます。
冬は床暖房により、足元が温かく、天井高さによる暖房の
問題を解消しています。