1992年の作品。バブル崩壊によって世の中がゴージャスからノスタルジックに移行しようとしているまっただ中、大正ロマンの流れもまだ現れぬ中で、先駆的にまとめあげた作品。今にしてみれば、あちらこちらで見ることのできる風景だが、当時は回顧にもかかわらず、斬新な作品として注目された。
旧家にお住まいのクライアントだったので、本物を追求された。当時は、インターネットも無く、骨董品等、全国を足で探してまわった。その甲斐あって、非常に満足していただき、消費者にも公表を得た。デザインとコーディネートの融合の重要性を学んだ仕事であった。
キル・フェ・ボンを始め、私の作風には、共感を持っていただいていたとのこと。
まず、フェイクはNGと感じた。しかしこの空間に古民家移築も無理がある。さらに当時は、現在のようにエイジングの手法も無い。ゆえにヨーロッパの国宝修復のような気持ちで臨んだ。結果、ほぼ本物をまとめあげることができた。今なら、技術的に簡単なことであろうと思うが、当時のその気持ちは、よい作品を残すためには非常に重要であったと、今にして思える。
開店から、すでに25年はすぎる。しかし未だに客層の質の良さは変わらず、かえって伸びている。ずっと、感謝の言葉をいただいております。
巨匠建築家 というと、ほとんどの方が意匠建築家を連想されると思います。しかし、丹下健三にしても黒川気紀章にしても、その斬新な計画には常識を逸脱した構造計画が不可欠だったはずです。とてつもない意匠計画を成し遂げるためには、とてつもない構造建築家が必要なのです。昨今では、伴茂 磯崎新 エドワード鈴木 などが斬新な意匠設計をしていますが、彼らを支えている構造建築家として、注目していただきたいのが 今川憲英氏です。常に新たな構造方法を模索し、提案し、これからの建築を切り開いている第一人者です。建築学会、各種審査員 あらゆるところで活躍されています。氏の計画するような構造設計がなければ、どんな優れた意匠設計も形を残しません。別な、そして新たな視点で建築を鳥瞰していただくと、さらに建築の魅力が見えてくるかと思います。ちなみに、現在私、都内にて、今川氏の協力をいただいて特殊な設計をしています。今川氏のおかげで、すばらしい作品になりそうです。建築設計について、一歩踏み込んだお話でした。
大正ロマン風のマンションリノベーション。
コスト。ペットと暮らす家づくり。
先に他社に相談されておりましたが古いものが好きという感覚が他の工務店や設計者は理解して頂けなかった。
古材屋さんでお客様と山のような自分にあった古建具を一緒に探し取り入れた。
駐車スペースを確保しながら、極力植栽を施し、春から秋にかけて、紅葉を楽しめる植栽計画としました。カフェの入り口を妻側に設け、観光客の多い通りから、プライベート感を出したエントランス周りとして計画しました。
和風の規制がある中で、カフェを併設した住まいのデザインを如何に工夫するか。
建物見学ツアーをさせていただいた際に奥さんと娘さんと知り合いになりました。
シンプルな切妻の形をした2つの建物(カフェと住まい)を少しずらして配置し、それぞれのプライバシーを考慮した庭を確保。和風の屋根デザインでありながら、和風にない新しい構成を考えて、西洋風のイメージも実現できました。
竣工後も、カフェにお邪魔しています。
シンプルなカフェ内観。春から秋にかけては庭の木々が見渡せます。
プライバシーを確保した、住まいの庭。採光を確保しながら雨の日にも窓を開けれるよう、ガラスの庇を計画しました。
内部は機能的にまとまりのあるプランを採用し、吹き抜けやインナーバルコニーを設けて、内外が心地よく繋がる構成としました。
漆喰と無垢材を使用した快適な住空間です。部屋全体を包み込む左官材の壁や柿渋無垢フローリングが、すぐれた調湿や消臭により空気の質を変えています。
漂う空気がとてもさわやかで清々しく感じます。
以前の空間での暮らしが、新たな空間を得た今でも変わらず連続したように思えるのは、建築主のライフスタイルに調和した空間であることの証です。2階はコの字型に繋がるワンルームの広い空間になっています。ひと続きの部屋のひと隅にあるパソコンコーナーが気負いのない建築主のライフスタイルを物語っています。ほんのり香る井草の香りに癒やされる空間です。
小さいながらも、かわいらしい家。家事動線が楽な間取りなどです。
提案力です。
エアコンに頼らない、断熱性の高い住宅であることや、自然の素材を使った人に優しい住まいにしたいという要望でした。断熱材の厚さは9cm以上の省エネルギーかつ高断熱仕様にしています。内外の仕上げを漆喰にしたり、フローリングは柿渋のオーク無垢材を採用しています。空気の質がまったく違う快適な住まいになりました。
小さな部屋を仕切るのではなくて、ワンルームにして使い勝手の良い間取りにしたい。一部を畳敷きにすることで、家事や休息のスペースまた、寝室にも使えるような工夫をしました。
かわいらしく緩やかな片流れの住宅です。田園風景の中にあって、白壁が印象的です。
外壁は漆喰です。無機質なサイディングと違って、職人の手による自然な風合いがあります。自浄作用があり、汚れにくい材料を選定しています。
一間巾の広い玄関。脇にはシューズクロークとクローゼットを別に設けているため、すっきりした玄関になっています。床は外から繋がる300角タイルです。
一間巾の大らかな玄関ホールです。単なる廊下としてではなく、絵を掛けたり、テーブルを置いて飾り付けたりできるように考えています。階段側には窓を設けて、光が差し込むようにしています。
5畳の広さがあります。洗濯室も兼ねているので、物干しの動線を考えて、奥の窓はバルコニーに繋がっています。洗面カウンターの長さは2.2mあり、下を開放することで座って使えるようにも考えました。床は300角タイルです。両サイドに窓を設けた明るい洗面スペースです。リネン棚は、扉をつけることも考えられますが、かごなどを使って整理すれば棚だけでも十分ですし、機能的です。
2階はコの字型のひと繋がりの空間になっていて、その中心にリビングがあります。片流れの屋根そのままを天井の形にしてるので、南に向かうほど高くなり3mの天井高になります。
ダイニングキッチンと繋がるあわせて20畳の大きな空間です。ダイニングキッチンは、縦格子で緩やかに仕切っています。
部屋が窮屈にならないことと使い勝手を考えて、キッチンの吊戸棚はすべてオープン棚にしています。建築主のライフスタイルにあった機能的な空間になっています。
リビングと繋がる書斎(パソコンコーナー)と畳敷きの予備室です。一間半の収納があります。畳間は家事や客間に使うことができ、ごろごろくつろぐのにとても便利です。
現在マンションにすんでいますが、すぐ隣に土地(29.9坪)を購入。1階をペットと共に利用可の小さな喫茶店と私の仕事場兼リビングとトイレ、2階、第2リビングと寝室とウォーウインクローゼット、風呂と、収納部屋、トイレ、3階に娘家族(夫婦、子供女18歳、男14歳)のリビングダイニング、キッチン、寝室、小さな子供の寝室2つ、トイレ 隣が通路形の小さな西宮市の公園なので角地扱いで建蔽率70% になるようです。しかし、何とか工夫して1台分の駐車スペースとエクステリアで、私の1階と2階の窓からは緑が見えるように、植栽を作りたいです。緑の見えない住まいは嫌なので。当該土地から斜め前には雑木林があって緑が見え、隣が公園なので、緑があります。その緑が見えるように設計したい。 1階2階は、古民家風の中に現代風の洗練された要素のあるデザインを希望、特に1階の喫茶部分はしっかりと古民家風で古いどっしりとした梁や柱なども、設置したい。 ポイントはとにかく、手狭なので、2階3階は廊下などは、出来る限り無くす。1階の玄関も無しで、1階からの階段室が玄関代わり(靴の収納は2件分必要ですが)等々、特に収納をどうとるかの工夫が必要で、かなり一般的な間取りとは違ってくると思います。娘家族とはある程度の独立性を維持する為に、階段はクローズの形で、顔を合わさず1階から3階は上がれる、また3階から2階の風呂、洗面室に降りられるような、間取りが必要です。 よろしくお願いします。楽しみにお待ちしています。 建築家の所在地について:同じ都道府県・近県の建築家を希望する
新国立競技場の応募が18日に締め切られました。蓋をあければ2社の応募に限定。国家事業ゆえ多くの日本の建築家の夢やビジョンがあったはず・・多様な提案の中で盛り上げるべき国際コンペがシラットとしてしまいました。その原因はどこにあったのでしょうか?建築設計事務所と施工業者と共同企業体として提出するデザインビルド方式では応募資格のある施工業者は数社の大手ゼネコンに限られます。その中でも3社が屈託して組んでしまえば他の多くの建築家は施工者選定からはじき出され断念するしかなかったのです。このようなことで皆から祝福されるべきオリンピック開催のプロセスとなりえたのでしょうか・・・?
開催後の使い道について:
・日本的なる空間の挿入:競技場外側リングには大会後は夜店がならび、ストリートミュージシャンや寄席のメッカとなれるよう想定し、市民に開放還元できるよう計画していました。
昨日、とある家創りの現場へ行ってきました。
家はずいぶんと仕上がっていて、
ここ最近は、外構工事が順次進んでいます。
見えているのは、駐車場へ入っていく門です。
シャッターがつく予定なので、
中は見通せなくなる予定です。
道路側の塀に張ってあるのは。。。
天然石なんです!
天然石ならではの表情や風合いがあって
とっても高級感がありますね。
しかも。この色。
真っ白でもなく。
何とも上品な色合いなんです。
チラッと見えている家本体とのバランスも
いうことありません。
家本体だけでなくて、
外構まわりにも、しっかり意識を向けていけると
いいですよね。
先ほどの写真にもありましたが、
道路側に、しっかりと植栽も植えています。
実は、法規制上必要ということでもあったのですが、
植栽があることで、さらに表情豊かになりますね。
こちらの家。
とても上品に仕上がってきています。
改めて思うんです。
家創りには、お客様も個性が表現されるって。
優しく、そして上品なお客様らしい、
家に仕上がってきてますので。
お客様らしさが、しっかりと表現された、
たった一つの家を創りつづけていこうと思います!!
あくまで私の意見ではありますが…現在のプロジェクトは失敗で…全然良くないと思います。
まず第一の失敗は国立競技場を解体してしまったことです。
一番の案は、国立競技場を補強して再利用する…大断面もつくれる木の集成材だけで補強していく…日本の技術力の高さを世界に見せる本当に良い機会だったと思うのです!この根底には日本で行われる二回目のオリンピックということがあります。一回目のオリンピックは正に未来に向かって日本が走りはじめた時代…そして現在…色々な意味で技術が進歩した時代…木の国でもある日本が鉄でもない、コンクリートでもない、ガラスでもない材料である木を初心に戻って使う…そんな物語性のあるオリンピックが良かったのではないかと思うのです!
二番目の案…新築⇄建替でいくのであれば、最初の国際コンペで選ばれたザハハディドの案でいくべきでした…どうせ建てるのなら…世界に発信してオッと言わせるデザインと意気込みを感じます!予算をないがしろにするわけではありませんが…お金の問題ではなかったように思います。足りなければ国民でみんなが負担するぐらいの気持ちを持ったオリンピックにするべきではなかったかと思いたいです。余談ですが…代々木体育館を設計した丹下健三は当時予算が足らず、田中角栄に直にお願いし予算を増やしてもらったのです(≧∀≦)国家プロジェクトであるオリンピックです…そのぐらいの意気込みがあってのオリンピックではないかと思うのです。
決定した新国立競技場…ドキドキワクワク感がないつまらないものになってしまったのが残念で仕方ありません(T . T)
豊かなリビング空間とテラスのあるRC平屋建て250坪の敷地に建つ住宅です。ガレージ棟と住居棟で構成されていて、中央に芝生張りの広々とした庭が広がっています。2つの棟を結ぶように路地状のアプローチを設けて、庭を眺めながら玄関にアクセスします。リビング、ダイニング、キッチンは天井高さ3.2mのワンルームになっていて、外部テラスに面した豊かな空間になっています。床は300角タイルに床暖房を組み込み、快適な室内環境を実現しました。キッチンはフルオーダーでデザイン、制作しています。長さ3.5mのキッチンカウンターは、幅1mで対面で食事もできるスペースを確保しています。両端の壁は、杉板型枠のコンクリート打ち放しの壁で、トップライトから差し込む光によって季節や時間の移り変わりを感じることができます。玄関や個室は、床をチークフローリングで仕上げ、落ち着いた雰囲気の空間になっています。
敷地を有効に使いたい。将来の増築を考慮したプランにしたい。
提案力だと思います。
RC造にしたいという強い要望があったため、その特徴を活かすため打ち放しとしています。また、駐車スペースも将来的にもゆとりが欲しいとの事であったため、道路側をセットバックして、駐車スペースを確保しました。リビングは広くしたいとの希望から、面積にして28畳確保し、天井を高くすることでゆとりある豊かな空間とするとともに、全面床暖房とし快適にくらせるように設計しています。
快適な住まいになり、とても気に入っていただいています。
フルオーダーの対面式キッチン長さ3.5m、幅1mとして、バーカウンターのように食事や会話が楽しめるようなキッチンです。背面は調理機器や食器などを収納できる、大きな収納になっています。機器はすべてガゲナウ製カウンタートップはステンレスバイブレーション仕上げ
リビングからキッチンをみる杉板型枠の打ち放しコンクリートの壁の上部にはトップライトを設け、差し込む光の移り変わりを楽しむことができます。
天井高さ3.2mの豊かな空間になっています。広さは約33畳。全面開口の窓をあければ、広々としたテラスがあって、芝生の庭へと繋がっています。リビングの片隅には、北のテラスに面したライブラリを設けて、落ち着いた空間で読書が楽しめるように工夫しました。
玄関ホールから廊下を見ています。床はチークフローリング、右の窓はテラスに面していて、柔らかな光が差し込みます。
杉板型枠のコンクリート打ち放し壁とトップライト季節や時の移ろいを感じながら、日々の暮らしに豊かなシーンを表現できるように考えました。
住居棟の外観大きな窓はリビングの窓で、広いテラスに向かって開いています。手前には芝生の庭が広がっています。
外玄関から伸びるアプローチ空間奥に住居棟とテラス。右には中庭が広がっています。
北側には小さいテラスを設けて、風通しを良くし、ルーバーでプライバシーを確保する工夫をしています。
家作りに役立つ情報をお送りします。ぜひご登録ください。
お仕事を依頼した建築家: 佐野修 建築家相談依頼サービスに投稿する前にどんなことで悩んでいましたか?:...
こちらのサイトに登録なさっていらした設計士様からご連絡をいただき、依頼を受けていただけることになりました。最初の連絡には、こちらのサイトの管理者の方もご確認いただいていましたので...
今回予想以上の4人の方からコメントいただきまして、驚いております。昨日二人の方に現地でお会いして、どちらも魅力のあるアイデアを出していただき、とりあえず、...