コンクリートと木造の混合構造の家

●設計事例の所在地: 
長野県東御市
●面積(坪): 
248.20㎡(75坪)
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

一階は店舗で二階自宅になっています。傾斜地でもあった為基礎をしっかりさせるためにも、一階はコンクリート構造にしました。道路側から見た外観の写真です。
出来上がるまでの詳しい写真はこちらのホームページにあります。
http://www.tok2.com/home2/atoriebakukentiku/index7.html

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

傾斜地でもあるのでどんな形状にするべきか迷っておられた。

奥さんが手仕事をする人なので、その作品を展示即売するスペースが欲しい。
主婦なので住居は二階にして欲しい。

現在盛んに展示会が続けられているようです。
こちらはこのお宅のページです。
http://www.unno-juku.jp/sightseeing/47

依頼者があなたに依頼した決め手: 

当事建築雑誌に我が事務所が紹介されていて、さらに事務所のホームページを見られて、「らいてうの家」の紹介記事に信頼を寄せてくださったようでした。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

ご夫婦とも手作りの好きな方です。
お店の家具もご主人の手作りです。
土地が傾斜地であったため、又一階を店舗にするという希望をかなえるため、一階はコンクリート構造とし、2階は純木造としました。
内装は出来るだけ木をふんだんに使い暖かな空間としました。

依頼者の声: 

2004年7月私の家づくり活動が始まりました。当時は仕事で韓国の企業に勤務し韓国に住んでいましたが、1、2年以内に長野で家を新築したいと思いました。しかし長野には建築家の知り合いもなく途方にくれていたのですが、たまたま長野県上田市で立ち寄った
書店で立ち読みした「住まいnet信州」という雑誌に載っていたアトリエ獏・服部弥重子さんの紹介記事を見つけて「設計をお願いするなら
この方しかいない」と感じたのです。

それからすぐにメールで設計をお引き受け頂けないか問い合わせし、翌月にはアトリエ獏を訪問して正式に依頼しました。今考えるとあつかましく強引なお願いにもかかわらず快くお引き受け頂けたことに今更ながら感謝しています。

当時の構想としては1階を店舗、2階を住居とした店舗併用2階建て住宅を立てたいと思い、間取りなどをあれこれ考えていました。
こちらの要望をメールで服部さんに伝え、検討して頂いた案のスケッチをメールに添付して返信頂くこの繰り返しを何度も行って、いよいよ図面となって形が見えてきたのは翌2005年の春頃でした。その後も予期せぬトラブルや予算との兼ね合いでたびたび変更しながらも
10月ついに着工の運びとなったのでした。

この家は他の一般的な家とかなり異なる点がいくつかあります。一つは敷地が平坦地ではなく傾斜してかつ段差がある起伏地であることです。
しかし服部さんはこの地形を活かして建物の基礎と段差部に必要な擁壁部分を一体化する構造で更に基礎部分を高く立ち上げて一階の壁とする巧妙な案を提案されたのです。この方法は必然的に1階はコンクリート造りとなるので予算的には厳しかったのですが、おかげで非常に頑丈な上、外壁の仕上げを省略してコンクリート打ちっ放しとしたことが返って店舗らしい外観になりました。これには伏線があって、着工前に服部
さんが設計された店舗などを案内して頂いた際に外観がコンクリート打ちっ放しの店舗を見せて頂き良い印象を得ていたことも幸いしました。

2階はコンクリート造り1階の上に木造平屋が載った形で特に変わった点はありませんが、リビングの天井を吹き抜けとし高さを最大限高くして頂きました。 私は音響技術者なので以前は家を建てるなら良い音がするように音響的な配慮をした部屋を作りたいと思っていましたが、いざ実際に建てるとなると生活空間としての快適さが優先されるため、音響的にはほとんど配慮できませんでした。しかし唯一天井高さを高くできたことで結果的に快適な音響空間になっています。

そして翌年2006年3月に待望の竣工、引渡し、引っ越しの運びとなりました。引っ越し日が決まっていたので工事の終盤は突貫作業になった
とのことでした。工務店、工事関係者の皆様にご苦労頂いたこととチームワークを引き出して頂いた服部さんには本当に感謝しています。

2016年現在、10年経過しましたのでそれなりの経年変化はあるものの大きな問題はなく変わらず快適に過ごせています。これからも
自分でできるところは自分でメンテナンスを行いながら長く大切にしていきたいと思っています。

その他の画像: 

この写真はご自宅の居間部分の内装です。
吹き抜け空間が狭いながら広々した気分になれます。
又ご主人の音楽を楽しむための音響効果にも良い空間になりました。

奥様が喫茶店をしながら手作り作業をするという趣旨で、一階は店舗です。

外の景色を見ながらの喫茶タイムも楽しめます。

奥様の作品の展示コーナーです。

階段室も明るく光がたっぷり入ります。

居間のトップは夏の暑い空気が出ていく窓があり換気が充分されます。

2階自宅の居間とキッチンです。

3つのデッキテラスを囲むコートハウス

●設計事例の所在地: 
愛知県
●面積(坪): 
48.8坪(内駐車場6.01坪)
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

南側から建物を見る。1階のデッキテラスを囲むように、左側がLD、右側が主寝室。中央が家事室兼書斎。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

当敷地は、長い間更地であったため、東・西・南の各隣家は通常以上に大きな窓がこちら側に向いている状況でした。
そこで、3ヶ所のデッキテラス(1階-2ヶ所,2階-1ヶ所)を囲むように各部屋を配置し、外部のデッキテラスも含み、隣家からは生活の様子が見えないが、室内の各部屋からは、デッキテラスに向かって開放的になるような「コートハウス」を提案しました。
大小3つのデッキテラス側に付いた大きな開口部は、各部屋(居室)に光と風を注ぎ、内部と外部が一体となり、また居室以外の北側の玄関やガレージ(ビルトインガレージ)にも同様に、大きな開口部を付けることで、建物全体が「コートハウス」の恩恵を受け、明るく快適な住宅になりました。

その他の画像: 

北側道路から見る。グラデーションの外壁はガルバリウム鋼板、タテ平葺き。
ビルトインガレージ付き。外部の駐車スペースには、2台駐車することができる。

玄関ホールを見る。正面に見える扉のむこうは、大容量のシューズクローク。2階に上がる階段は、吹き抜けになっていて、2階デッキテラスにつながるブリッジも見える。

玄関に入るとすぐに、3ヶ所あるデッキテラスの一つが正面に見える。上部にブリッジが見える。 明るく開放的で気持ち良い空間が、お客様を招き入れる。

リビングからダイニングとキッチンを見る。リビングからつながるデッキテラスは、第二のリビングのよう。左に見えるのは、子供さんの学習コーナー。

LDからキッチンを見る。奥様がキッチンに立った時、正面に開けたデッキテラスからは、朝一番から明るい日差しが差し込みます。トップライトもあり、まさにこの家の特等席と言えるでしょう。

家事室兼書斎。机の正面は、デッキテラスがありその続きに庭を見ることができます。
背面には大容量の本棚。小窓のむこうには、もう一つのデッキテラスがあります。

落ち着いた雰囲気の主寝室。壁の一面をアクセントクロスにすることで、高級感が生まれます。

子供室1を見る。広々とした2階のデッキテラスにつながる。近隣からの視線は全く気にすることがないよう、設計されています。又、2階デッキテラスから主寝室のロフトへ出入りできるようになっています

2階デッキテラスを見る。子供室1と2の前には広いテラスがあり、つながっている。2階は、子供室1と子供室2(将来2つに分けられるように設計)の2部屋があります。

1階トイレ。鏡を埋め込んだモザイクタイルの壁に、作り付けの収納。
間接照明がおしゃれなトイレを演出します。

I-1107、デザイン性のある2世帯住宅の間取りの設計(静岡県)

ユーザー なおき の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
静岡県
現住所‐郡市区町村: 
静岡市
依頼内容: 

2世帯住宅の間取りの設計をお願いしたいです。
 
静岡市で今親が住んでいる家を解体し、2世帯住宅に建て替えようと考えております。
 
普通の家は嫌なので、デザイン性のある家がいいと思い色々調べておりましたらここへたどり着きました。
 
親夫婦が1階で私達は2階ですが、親夫婦が音に敏感な為、良い間取りが思い浮かびません。
 
助けていただける方、アドバイスお願いします。
 
建築家の所在地について:
建築家の所在地にはこだわらない
 





I-1106、申請用の図面などの書類の作成(京都府)

ユーザー たかやま の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
京都府
現住所‐郡市区町村: 
京都市
依頼内容: 

約400坪の敷地に セルフビルドで別荘を建築したいのですが、
建築確認申請で困っております。建坪150㎡くらいで、二階は50㎡位を考えております(あとは吹き抜け)
2バイ4 工法を考えています。勿論、基礎工事や電気・水道・ガス・等の工事はプロにお願いするつもりですが
申請用の図面などの書類の作成をお助けいただけないでしょうか?
また、おいくらくらい費用が掛かるのでしょうか?
よろしくお願いいたします。
現在は造成工事中です    よろしくお願いいたします
 
建築家の所在地について:
建築家の所在地にはこだわらない
 
 





ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

こちら。
クリスタルガラスを使ったペンダント照明。

キラキラして、きれいですよね。

ここまでキラキラしていると、
ゴージャスな雰囲気にフィットするのはイメージできそうです。

でも。
実は、すごいモダンなデザインにも使えます。

ガラスという素材をふんだんに使ってはいるものの、
全体の形状がシンプルだからです。

モダンな雰囲気の中で、いいアクセントになります。

ただし。
あまり装飾的な照明ですと、アクセントというより
それだけ浮いてしまうので、ご注意くださいね。

バランス感覚が大事になりそうです。

昨日は、とある家創りのため、
照明の打合せだったんです。

ショールームの中でも、
こういった、マニアックな場所をチェック。

脚元を照らすライトや
スポット、間接照明を付けたり消したり。
体感するのが一番ですね。

夕方からは、家創りを進めているお客様に
竣工した家を内覧していただきました。

計画している間取りと比較しながら、
広さや、高さ、建具や仕上げ等
いろいろと体感+説明させていただきました。

ご覧いただくポイントを絞っておくと、
とっても参考になったりするんだと思います。

逆にいうと、漠然とご覧いただくと、
あまり頭に残らないかもしれません。。

せっかくなので、ご自身の家創りへ
生かしていただきたいですからね!

こちらの家。
間もなく内覧も終了予定です。

ユーザー 匿名ユーザー の写真
投稿者: 
匿名ユーザー (未認証ユーザー)

土地選びの“失敗例”というと少々大げさですが、「購入時に考えていたのと、実際はかなり違って苦労した~」 という事例の要因について紹介しましょう。
 
まずは地質。 家は相当な荷重なので、土地にはそれに見合った地耐力(地面の硬さ)が要求されます。その確認のために地盤調査を行いますが、地耐力不足の場合には基礎の形状を変更したり、通常の基礎工事の前に杭を打ち込んだり地盤改良工事を行う必要が生じたりします。また、地耐力以外にも、「地面を掘ってみたら石がゴロゴロ出てきた」「地下に水脈があって工事に支障が出た」といったケースもあります。(添付の写真は、巨大な石が大量に出てきた事例です。)
 
次に傾斜地や変形地といったクセのある土地。 これらは工夫次第では個性や魅力にもなり得ますが、特殊な建て方で建築や造成のコストが増大する可能性があるので要注意です。
 
もうひとつは周辺環境。 街中では、隣に家が建って日当たりや騒音や隣人トラブルといった問題が生じたり、郊外では、自然環境や眺望が気に入って購入したのに、急に開発が進んで環境が激変してしまった、といったケースが結構あります。
 
こういった予想外の失敗をしないためには、不動産情報だけを鵜呑みにしないで、周辺の様子(土地の状態や家の建て方など)を調べたり、その地域に住んでいる方々の話を聞いたりすることが重要です。周辺環境に対しては、将来の変化をある程度予測し、さらに不測の場合にも対応可能な“余力”を設計や予算において、ある程度確保しておくことが望ましいです。
ちなみに、土地選びの段階から設計者に意見を求めることも有効な手段のひとつ(土地に特徴やクセのある場合は特に)ですので、ぜひ検討なさってみて下さい。

センターコートの家

●設計事例の所在地: 
大阪市福島区
●面積(坪): 
42.2
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

西側正面。真ん中の格子戸が入口。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

都心なのに南西角で日当たりも良く奇跡的な好条件。ただし、南側道路は通行が多く、向かいの建物からの目線も気になる。
風呂から星を見たい。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

設計事例をご覧になってご信頼いただいた。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

中庭型とし、南には平屋の書斎を配置し南面には窓を作らなかった。北側にリビングとして、中庭は玄関へのアプローチも兼ねている。
2階南東の一等地を浴室として、大きな窓から空を見られるようにした。(実は構造的にかなり苦労した)

その他の画像: 

中庭からデッキ~リビング。左が格子戸で、右が玄関。カメラのある位置が書斎。

リビング。採光が少し足りない箇所は、2階の床を透明にして2階窓から光を。

書斎。左側の黒い扉は玄関。

書斎の上は芝生の屋上。
ちなみに、冠のように載っている木の列柱は、近隣の目線を防ぐため。

杉本の家

●設計事例の所在地: 
大阪市住吉区
●面積(坪): 
31.1
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

路地奥の玄関。唯一の採光面なので、窓だらけ。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

数軒ならんだ建て売りの一番奥なので、採光をとるのが難しい。
敷地は18坪だが、路地を抜くと実質15坪くらい。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

建て売りでも「木の家」が実現できるか、というモデルハウス

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

玄関をあえて広くすることで、全体を広く感じるようにした。
2階は無垢の栗フローリングで床暖房など。
3階は15㎝角の太い梁をつかうことで、木を隠さずに見せるようにした。
屋上をつくり、そこから3階の部屋には採光をとった。

その他の画像: 

2階。奥は畳コーナー

3階。15㎝の梁は迫力

狭小敷地でも屋上があれば緑も楽しめる。
左側は3階部屋の高窓。

守口の家

●設計事例の所在地: 
大阪府守口市
●面積(坪): 
35.5
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

南側正面

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

約25坪の敷地に十分な広さの家が確保できるか。
開放的に住みたいが、南側向かいの家と目線があうので困る。
木の家がいい。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

木を使いこなすということ

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

一部3階にすることと、玄関や廊下を極力省略することで広さを確保。
あえて2階南側に水回りを配置し、中庭を介してリビングとした。カーテン不要。
準防火地域の3階建てで内部に木を見せるため、外壁はRC並の耐火性能確保。たぶん日本で最初の事例。
木の育った山に案内し、祈願祭を行い、家族で伐採。

その他の画像: 

中庭。左が風呂、右がリビング、正面は中庭の植木の先。

ダイニングからリビング。この部屋だけはサッシも木製。

家族で柱を切り出すの図

山坂の家

●設計事例の所在地: 
大阪市東住吉区
●面積(坪): 
29.2
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

路地奥の敷地。かろうじてみえるファサード。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

大人数が集まれること。風通しが良いこと。車いすでも困らないこと。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

「体育館のような、一つの空間の家」という提案に賛同いただいた。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

ほぼ間仕切りがないことで、限られた敷地のなかで大空間。
自然素材を用いながらも、実用性を損ねない使い方。
準防火地域で木の外壁を可能にした。

その他の画像: 

1階広間。奥に見えるのがキッチンで、いちばん日当たりと風通しの良い場所にあえて配置した。

2階。一番手前(カメラがある場所)が寝室、吹抜部分が書斎、クローゼットの前が予備室で全部ぶっつづき。唯一ある扉の奥はサンルーム(物干し)で、この扉も全開できる。

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