患者にとっての不安を和らげ、快適で、暖かい雰囲気のあるクリニック・株式会社古田建築設計事務所 古田 充さん


 
アメリカにおいて「良好な療養環境は、患者の治癒を早める」という発想に基づいた最近の研究により、その事実が徐々に明らかにされています。
 
クリニックについて株式会社古田建築設計事務所 古田 充さんに伺いました。
 

お話を伺った建築家

 

ユーザー 株式会社古田建築設計事務所 古田 充 の写真
加古川市平岡町新在家1192-44
0794228881

 

診療所・クリニックと病院の違いを教えて下さい

 
医療法により、20床以上の入院施設を持つ医療機関を「病院」、20床未満のものを「診療所及びクリニック」と呼びます。
 
病院の場合は、施設基準だけでなく管理体制などにも細かい規定があり、診療所でも「有床診療所」と「無床診療所」では、建築基準法、医療法上も様々な規定、規制が大きく異なります。
 

クリニックを設計する際に注意しているポイントを教えてください

 
まずはドクターに医療に対する想いを聞き、その医療方針に基づきコンセプトイメージを作り出します。
 
医療活動において、機能性を充分に満たし、そのうえ、患者に対するサービス、患者が受け取る印象やイメージ(目に入るもの、耳に入る音、肌で感じるもの、匂いなど)を重視します。
治療環境であるクリニックは、患者の心や体に働きかける空間、リラックス・安心・ゆとりが感じられる空間が求められています。
光・風・緑を感じる自然とかかわりのある空間、素材の選択、落ち着いた内装、バリアフリー、ユニバーサルデザインへの配慮などポイントにしながら、計画を進めていきます。
 
地域社会への働きかけの観点から、まちなみに対する建物の外観や看板までを考慮し、全体的、総合的にコーディネイトしていきます。
 

 

クリニックの動線計画で注意している点を教えて下さい

 
動線計画は、患者・ドクター・スタッフの動線を分離し、出来るだけ単純化することで、患者に分かりやすく、ドクターの動きが最も合理的になるように心がけています。
 
患者は、受付・待合・診察・処置・検査・会計などの流れをスムーズに行えるように計画し、患者同士がぶつからないように、移動距離をより短くします。
また同時に他の患者からの視線に気を付け、患者同士のプライバシーにも配慮します。
 
患者、カルテ、ドクター、スタッフと各々のつながりと移動を考えた動線の整理は、各室のレイアウト、医療機器・家具のレイアウトの重要なポイントとなります。
 
また、受付からスタッフが、待合室・玄関・トイレの入り口まで、患者の様子を視覚で追いかけられる配慮や工夫も大切です。
 

クリニックの設備計画で注意している点を教えて下さい

 
最近では、大型の医療機器の導入が増えてきており、設計時に考慮すべき重要な要素となっています。
レントゲン装置は、配置する方向、操作盤との位置関係、設置に必要なスペース、天井高、重量、X線防護の鉛入りの壁や天井、内装下地、電気容量、調光ができる照明器具など、設備や構造上の補強への対応が必要となります。
 
リハビリ機器も、電気の容量、コンセントの位置、重量、据え置くスペースを考えます。
 
処置室には、重量のあるベッドやオートクレーヴをどこに置くかなど、設計当初から必要な機器の検討をします。
 
電子カルテや画像処理のデジタル化、新たな医療機器の導入など、将来どのような形になっていくのかも考慮しながら、ドクターとメーカーとの打ち合わせを重ねて決めていきます。 
 
また近年受付も大きく様変わりしています。受付には、コピー機・レジスター・レセコン・パソコン・ファックス・電話など、OA機器が所狭しと並んでいます。
カルテ棚も電子カルテへと変わっています。
 
これからもOA化、情報のデジタル化は、ますます進んでいくと思われます。電気の容量、コンセントの位置、カルテの流れや、収納スペースなども合わせて、受付スペースを整理していきます。
 
またWebを介した予約システムなどの採用により、待合室のあり方も変わっていくと考えられます。
 

 

クリニックの建築費用はどれ位かかるのでしょうか?

 
クリニックの建築費用は、ドクターの医療方針や診療内容、装備する医療機器などで変わる建物規模により大きく異なり、また敷地の大きさや状況によっても大きく左右されます。
 
診療科目ごとにおおよその採算目安とよばれる規模数値がありますが、診療内容、医師の人数、装備する医療機器などでかなり差があります。
 
特に、各室の大きさは、一般的なマニュアルでは、安全側の大きさとなります。
建物の面積が大きければ、それだけ診療内容も多くなりますが、建設費や維持費などの支出も増えてきます。
 
ドクターと打合せを行うなかで、私どもの過去の実績・経験をもとに、可能な部分は、合理化・省スペース・コストダウンを図り、予算に応じたコストマネジメントを行います。
 

クリニックを開業したい方にアドバイスがあればお願いします

 
私たちを取り巻く社会や環境が、目まぐるしく変化し、医療技術も日進月歩という状況の中で、医院建築の在り方にも大きな影響を及ぼしています。
 
かつては、医療効率のみを中心とした建物が主流でしたが、最近ではイメージやサービスを重視した患者の立場で考えられた建物が要求されるようになってきました。
最近、「癒しの環境」という言葉がよく使われています。それは、アメリカにおいて「良好な療養環境は、患者の治療を早める」という発想に基づいた最近の研究によるもので、その事実が徐々に明らかにされています。
 
クリニックには、機能性や充実した設備が重要になりますが、果たしてそれだけで良いのでしょうか?
そこには、心身共に傷ついた患者がやって来ます。
 
癒しの環境づくりには、患者にとっての不安を和らげ、快適で、暖かい雰囲気のある空間づくりというハード面の要素と、そこで患者を迎えるドクターやスタッフから感じられる雰囲気づくりのソフト面の要素が考えられます。
 
私たちは、ドクターといろいろなお話をします。
その中で、ドクターの診療に対する考えを聞き、整理を行い、それを明確に医院建築に反映させていきます。
 
そして周辺の環境やまちなみとの関係も考えあわせた上で、私たちは、「癒しの空間」をつくりたいと考えています。私たちが培ってきた専門知識や、技術、経験が少しでもお役に立てればと思っております。
 
またすでにクリニックを開業されている方でも、建物や設備の老朽化、耐震性能、医療技術に伴うスペース不足など、現在の診療所で問題を抱え、悩みがある方が多くおられると思います。
 
ただ建物を取り壊し、新しく建築するのではなく、古くなったクリニック・診療所の持つ様々な問題点を改修し、新たに付加価値を加えることで、時代に沿ったクリニックに再生する「医院再生/Medical Renovation」という取り組みも行っております。
コンサルティングの段階で、入念に調査、打ち合せを行うことで、改修工事中でも診療を行うことができ、医院側への経済的な負担を減らすこともできます。ぜひお気軽にご相談ください。
 

株式会社古田建築設計事務所 古田 充さんのクリニック・設計事例

  

画像 建物の名称 紹介文
ささき整形外科クリニック

明るく地域の顔となる診療所となるよう、待合室・リハビリ室の採光に気を使い、大きな窓を取った一方、庇をより深くすることで、冷房暖房の負荷の低減を狙っている。また整形外科という診療科目で全ての人が利用しやすいようユニバーサルなデザインを心掛けた。

うえだ皮フ科クリニック

美容皮膚科にも力を入れていくことから、女性が好む清潔感、ホテルのような落ち着きのある高級感を求められた。外観は皮膚の柔らかさを表現するため、漆喰を用いた。待合室は間接照明を用い柔らかい光による空間の広がり、奥行き感を演出し、夜間は昼とは違った落ち着き感のある空間としている。

近江眼科・内科

内科の一部は残るため、そのイメージを残しながらも壊さないように、また新しくなる部分での変化を求められた。自然の風合いを好むクライアントに対し、全体をイメージ付けるルーバーの選定には気を使い、デザイン・耐久性・耐候性・難燃性に優れた人工木材のルーバーを使用した。

溝口内科

クライアントは、私たちの過去の設計事例をいくつかご覧になっており、そのイメージからシンプルかつモダンな建物を要望されたため、出来るだけプリミティブな形態と素材の選択により、建物を形作った。

中山クリニック

外来部門である1階部分を重点的にプラン改修し、車寄せ・風除室を設け、暗く古いイメージのある玄関部分を明るくすっきりした形に変更、それに伴う周囲の整備を行なうことが主な要件であった。

I-0503、新築一戸建ての設計監理を依頼したい(大阪府)

ユーザー ぽめ の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
大阪府
現住所‐郡市区町村: 
大阪市東淀川区
依頼内容: 

新築一戸建ての設計監理を依頼したい。
予定地は大阪市東淀川区
25坪程度の平屋を予定
予算は外構込みで1900万程度
 
よろしくお願いします。
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する
 





I-0502、住宅部分を用途変更し旅館営業希望(東京都)

ユーザー ゲストハウス の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
東京都
現住所‐郡市区町村: 
墨田区
依頼内容: 

4階建て住宅兼商業ビル、3、4階住宅部分を用途変更し旅館営業希望
 
はじめまして、よろしくお願いいたします。
 
この度自宅として使用している住居部分を外国人向けのゲストハウスにしたいと考えております。
現在の建物が現在の建築基準法に適応しているかどうか、用途変更が可能かどうか、確認をとっていただいた上で、旅館営業用の図面を設計をお願いしたいと思い建築士さんを探しております。
 
建物は検査済証は取得済みです。
2フロアで約150平米ほど、必要最小限の改築で現状の間取りを生かした運用をしていきたいと考えております。
 
ゲストハウスのことに詳しい方のご意見をお伺いできれば幸いです。
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する
 
 





インナーガレージと大きなルーフテラスのある家(東海村の家) http://www.geocities.jp/ohkokk/toukaimura.html

●設計事例の所在地: 
茨城県那珂郡東海村
●面積(坪): 
48.96
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

シンプルな正面ファサード

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

建築家さんに頼んでうまくいくか…カッコイイ家が欲しい!

依頼者があなたに依頼した決め手: 

親身に話を聴いてくれたところ

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

ガルバリウム鋼板・シナベニヤ・杉の構造材

依頼者の声: 

細かい部分まで親身にお付き合い頂きありがとうございました!

その他の画像: 

I-0501、2階とバーカウンターのリフォーム (茨城県)

ユーザー かっちゃん の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
茨城県
現住所‐郡市区町村: 
那珂郡東海村
依頼内容: 

2階とバーカウンターのリフォーム
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する
 





新国立競技場の白紙見直しは賛成が71.43%・国際コンペのやり直しについては反対が42.86%(建築家紹介センター調べ)

報道機関各位             2015年07月 
プレスリリース         建築家紹介センター 
                     仲里 実 
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 

建築家紹介センターは2015年7月25日~7月27日に建築家紹介センターのHP上で新国立競技場についての全国の建築家の意見を調べるために建築家紹介センターの会員建築家に対して新国立競技場についてのアンケートを行いました。
 
有効回答数は161件でした。
 
アンケートの結果、
新国立競技場の白紙見直しについては賛成が71.43%
国際コンペのやり直しについては反対が42.86%
という結果になりました。

その他、建築家から寄せられた意見は下記をご覧ください。
 
 

■新国立競技場について白紙から見直しすることを安部首相が決定しました。 白紙撤回について賛成ですか?反対ですか?

  回答選択肢回答数回答% 
1
賛成11571.43% 
2
反対2314.29% 
3
どちらとも言えない2314.29% 
合計  161100% 

■下村文部科学相は「国際コンペをやり直す」と述べたそうです。改めて国際コンペをすることに賛成ですか?反対ですか?

  回答選択肢回答数回答% 
1
反対6942.86% 
2
賛成5031.06% 
3
どちらとも言えない4226.09% 
合計  161100% 

■新国立競技場についてなにかご意見があればご記入ください

  • 建築の設計はアートとは違い、予算があるものと認識しています、
    当然エントリーした方々は予算を提出していると思います、そして審査もその認識から決めた結果だと信じたいのですが、そうでは無かったようです。
    もっと早い段階で修正すべきだったように思います。なにが障害になったのかわかりませんが。
  •  

  • デザインの良し悪しは、別として、所謂デザインで物事を引っ張り切れる時代ではなくなったのかもしれない。皆の気持ちを一方向に向ける、新しいシステムが必要なようだ。賢い人が増えすぎたのかもしれない。
  •  

  • やってることが最初からでたらめ。1964年の東京オリンピックの時みたいに統率力のある人がいなかったためみんなバラバラだった。
  •  

  • 盛り込まれる施設内容が多いというのが第一の問題だと思う。もう少しシンプルな条件にすれば複雑な形態の建物であっても工期、工事費を抑えることは可能だろう。
  •  

  • 1.プロジェクトリーダーを明確にすべき。
    2.提案する建築家にも根拠のあるコスト意識を持ってもらうべき。
    3.国立競技場として本当に必要な役割を明確にして、その役割を担った場合の事業計画を立て
     採算が合うかどうか明確にしたうえで国際コンペをやり直すべき。
  •  

  • 建設費が異常に高騰した原因は、設計側の読みの甘さと建設側の予算書の余裕の見すぎという要因があると思うので、改めて予算内に収まる前提でのコンペ開催は賛成。ただし、時間的制約と予算厳守の観点から、さいたまアリーナの時のような詳細な募集要項に基づくデザインビルド方式の設計と建設会社がタッグを組んだコンペがいいと思います。
  •  

  • なぜ日本の設計者を選ぶように、法的例外措置が取れないのだろうか?日本を代表することになる建築物に国外の設計者を選ぶというのは、いまだに海外のタレントを有り難がるようで、納得がいかない。20世紀は終わったのだ。
    そもそも既存の施設を再評価し、再利用、再構築することが今の時代であると思うのだが。
  •  

  • 明治神宮の森のように、将来を見据えて計画された緑多い環境を持つ競技場が理想です。その中に近未来的な建物があっても調和が取れれば、それは東京らしいかとも思います。
  •  

  • 完成後の維持費が高額だという点は見直しが必要かと思うが、レガシーになりうる建築に税金を使えないこの国の文化程度の低さが残念。。。
  •  

  • それぞれの思惑(安藤さん⇒ヨーロッパでのザハ審査委員長コンペでのバーター、槇さん⇒東京体育館の建築意義の低下、文部科学省⇒便乗での3000億円の予算取り、東京都⇒負担軽減、
    有名建築家や大手事務所⇒仕切り直しでの受注の可能性、ゼネコン⇒儲け所)が錯綜して、
    そこに政治家まで群がっている見るに耐えられない状態である。

    お偉いさんの指名コンペではなく、東京フォーラムのような公開の国際コンペとすべきだと思う。
    また、審査委員長もバリバリに商業目的で経営している建築家ではなく、利他の心もある生粋の大学教授 ⇒ 香山さん、大谷さん、槇さん、磯崎さん等にして頂き、
    設計条件をもっと明確に示したコンペとして欲しい。

    ただ、当初のザハのデザイン自体については、ワクワクしました。
    (ヒューマンスケールを逸脱してる点は、要求図面の少なさから解決できていませんが、、、)
    また、

  •  

  • 工事費が曖昧になるので、設計施工にするべきではない。
  •  

  • コンペの参加資格をもっと緩めるべき。サブトラックのような基本的項目は予条件に当然盛り込む。審査には「大先生」以外に一般の建築家やスポーツ関係者、一般市民も含めるべき。そして審査方法で建築家は、審査そのものよりどう評価するか?というレクチャー役をさせる事が重要だと思う。
  •  

  • 50年後を見据え太陽光発電を取り入れたものを作るべきと考えます。
  •  

  • 建築士が予算を読めないのはあり得ない。
    無責任な発言をする人が審査するのはいかがなものか。
    予算もデザインも一緒に審査すべきである。
  •  

  • いくらコンペを何回やっても事業主体の計画や審査方法が改善されなければ結果は期待出来ない。
  •  

  • 旧国立競技場が先に壊されてしまったことが残念です。高さ制限の都市計画決定の中身や周辺開発による居住者問題等、根本的なところから再チェックが本来必要。周辺住民、各市民団体、スポーツ競技及び施設管理関係者等当事者、など、国民の声を計画に反映させる仕組みを構築し進めていただきたい。反省無く既製の組織委員会でやり直すことは問題を繰り返す可能性があり不安がぬぐえません。
    将来にわたり、維持管理を含め不安が払拭されなければ、急いで建設すること自体に反対したい想いもあります。
  •  

  • 最優秀案の内容云々では無く、予算超過、責任者不在のままザハ案で進むことに疑問があったので、見直しの決定は支持します
  •  

  • 全てのことについて、国民への説明が不足している。
  •  

  • そもそも予算額の設定理由が不明瞭だった気がします。当初のおよそ1300億円に決めた根拠が公にされていないし、今までのオリンピック競技場の建設費と比較しても高額過ぎます。建築資材と人件費の高騰を考慮に入れても、ここまで高額にはならないと思います。
    コンペ案も予算内に納まるようなデザインされるのは当然で、私たちが普段設計している住宅も全く同じです。
    著名な建築家が審査員に入っていたにもかかわらず、こういう結果になったことに憤りを感じると同時に、建築家全体のイメージダウンに繋がりかねない大問題です。
  •  

  • デザインコンペなので多少の問題はあろうかと思っていましたが、白紙撤回はひどすぎるかと思います。
  •  

  • 地震国日本の耐震技術は日本が一番です。
    日本の設計・施工技術で行うべきである。
  •  

  • デザインのインパクトだけではなく景観等に配慮してほしいですね。。
    あの巨大な橋梁構造を街中でどうやって施工するのでしょうか。。
  •  

  • 日建+日設+梓+アラップの設計陣、山下+山下PMCのCM・PM陣、竹中+大成の施工陣の設計協力を持ってしても解決が見えない程ザハの当初案は現代の技術・工期・コストでは実現が難しいものだったということ。白紙見直しだから終わった設計料返せ的なマスコミの論調には失望するが、デザイン・設計・積算などには金がかかるということをこれまで一般ユーザーに理解させてこなかった我々業界人も反省すべき。本来は遅くとも1年前にこのような一般ユーザーを巻き込んだ流れに持っていきたかった。旧競技場が解体されてしまったことが何よりも残念。
  •  

  • コンペ時のザハ案には建築に対する将来性に期待感を持ちました。
    しかし、コンペの要項に記載されている予算を大きく逸脱し、その選定後、二度に渡るデザインの見直しにも係らず、目標金額にまとめることができない。また、コンペ時のデザインコンセプトからも大きく逸脱してしまっている。どうして、このような状況になってしまったのか?
    疑問でなりません。
  •  

  • 日本人で設計をするべきだと思います。
  •  

  • ザハ案を優秀案にした経緯が曖昧(コンペ条件を無視した案でも通すのか?)。コンペの有り様
    、コンペ条件が権威的。新国立競技穣が国際コンペにしては内容や条件がお粗末すぎる。建築界の信用を貶めた。新規計画は、スポーツ施設に特化した条件にしべし。コストはロンドン並としそのコストの範囲内の内容がいい。新規組織とし旧関係者は外し、旧態依然たる仕事の概念に固執せず責任ある組織を構成すべし。など。
  •  

  • 何が必要なのか、周辺の環境はどうなるか(地下も含めて)etcしっかりビジョンをもってほしい。いかにデザインコンペといえども敷地に納まらないスケールのものを選ぶのはどうしたものか。審査員は責任をもって考えるもので、日本の組織のありかたの恥さらしにならないようにしてほしい。
  •  

  • 世間では、安藤忠雄氏の責任を追及する声が多く聞かれるが
    審査委員長ではあるが、コンペ提出案の予算の確認までは依頼を受けていないのであれば
    大幅に予算超過となった責任を安藤忠雄氏に追及するのは違うと思う。
    積算金額は妥当なのか?積算金額の方こそはきちんと精査されるべきだ。
    ザハ・ハディドの案を予算を充分検討し、工期以内に建てれば、日本は国際的に評価が得られたと思う。
    もう一度、新国立競技場のコンペ募集内容を読み返した。
    いちばんをつくろう。
    日本はこれが出来る国ではなかったのか。
    他の国では無理でも、日本なら出来る。やってくれると期待していた。
    皆が一丸となれば、もっと実現の可能性があったのではないか。
    残念である。
  •  

  • 国の威信とか見栄えとか、コンサートなど他用途の併用とか、複雑な事を条件にせず「スポーツを元にして人々が集う場所」という1点で、環境、建築の技術を結集した「日本の姿」を表現して欲しい。
  •  

  • 大阪万博の時のように日本のデザイナ-、建築家、技術者「ゼネコン」を結集したプロジェクトチ-ムで望むべきと思います。
  •  

  • 当初ザハ案の利点(主に構造、土工事などの利点とデザイン性)をベースに、予算に合わせる方策を立て直しすべき。
  •  

  • コンペの経緯については非常に問題がある様に思われますが、一度設計者を決めたなら、当選者に予算に合う様にデザインの変更を求めるべきだと思います。
  •  

  • 国の機関とはいえ建築に対して何もわかっていない素人が議論していてもうまくいくはずがない。予算のことばかりが話に上がっているが…国をかけた大きなプロジェクトということを強く認識して本来の目的をもう一度よく考えてもらいたい!政治家がお金を集めれば良いのでは…
  •  

  • 一定基準を満たす国内建築家チームでコンペ、国内総力を上げて取り組めば良いのではないか。
  •  

  • デザインはどうほこうの言うつもりないが、工事金額の2倍は腑に落ちないね
    材料変えてでも金額抑えるべきでは?
  •  

  • コンペ自体には賛成。ただし、一級建築士であれば誰でも参加できるオープンコンペ+当選後サポート事務所もしくはゼネコン協力とすべきです。これまでの方法では我が国の建築家は育たず、代々木、シドニーオペラハウスのような世界的な作品をつくってきった人間の文化的活動は潰えてしまいます。東京のど真ん中に、コスト削減と効率性は誰が計画しても当然として、「当たり障りのない」コロシアムが完成した姿を想像してみましょう。それが今後残り続けるのです。せめて北京の「鳥の巣」レベルのモニュメンタリティが先進国家の中心に必要なことを理解しましょう。「当たり障りのない」デザインは東京の文化的魅力を失ってしまうことを理解しましょう。コスト削減と効率を追求しても革新的なデザインが可能であることを証明できる人に設計してもらいたい。

    今回の騒動でデザイン優先でコストを軽視するといった、建築家への間違っで歪曲した印象を社会に植え付けてしまったプリツカー賞受賞者の偉い現代の巨匠の方々。代々木に憧れていつか自分もとの思い出建築家になり、事の成り行きを悲しいくらい冷めた目で見つめている、コンペに出せない大多数の建築家や、それを夢見る子供達の未来を潰さないでいただきたい。ゼネコンと組織事務所だけになった不毛な国家に成り下がった日本を見たくありません。

  •  

  • 今回の経緯を検証してほしい
  •  

  • 時間がない中、前回のコンペの次点から可能性のあるプランを採用した方が良いと思う。
  •  

  • デザインコンペで選ばれたものであっても、予定価格の設定はあったわけだから、それに収まらないものはそもそも不合格です。オリンピックの対象施設だから国際コンペは避けられないのかもしれないけれど、ホントはきちっと価格の設定が出来る国内業者でやったほうが良いと思う。
  •  

  • このような事態となった原因の究明、責任者及び責任の追求が先決です。
  •  

  • そもそも、ザハハディドの計画案そのものが悪い。
  •  

  • コンペ勝利者であるザハに実現可能な変更プランを出させるべき。また、安藤忠雄を審査委員長で終わらせず、プロジェクトのキュレーターとして完成までの指揮を取らせる。安藤忠雄にキュレーターとしての力量が無い又は不安があるのであれば、実績のある磯崎新にキュレーターを任せるべきである。
  •  

  • 時間がないからと設計と施工を同じ業者でやることは言語道断。
    既に政治家などに金が渡っているからと総工費をほとんど変えないで納めようとしていることは断固阻止すべき。
  •  

  • 案を選ぶ意味の他に「人を選ぶ」という意味もあると思うが、、、
  •  

  • ザハ案は、最初から個人的には反対でしたが
    今回の騒動については あまりにも稚拙で利害関係の意見が多すぎて
    国際コンペを開催出来るレベルの国に思えなく とても残念に思います。
  •  

  • そもそも論ではあるが、なぜ既存の競技場を解体する必要があったのかがよくわからない。
    新しくつくることについては、国際コンペにてザハの案に決めたのであればそれで(当初の案で)つくるべきかと思います。日本のゼネコンは技術力は高いのでしょうけども、リスクをとってでもやってやろう、といった気概というか気持ちがあまりないことが露呈したコンペだったのではないかと思います。建築とはやはり夢を与えるべきもので東京という街は特に新しいものへ循環していくこと、混沌とした魅力がある街だと思っています。代替え案(コスト削減案)は全く別物で到底愛着のもてる建築ではなかった。そのことが問題なのだと思います。ザハにもう一度、案を練り直してもらうことが筋だと思います。
  •  

  • コンペを実施するにせよ匿名で設計チームを決めるにせよ、大事なのは要綱や施設のプログラム等、設計の前段階の条件設定が肝心でしょう。コンパクトでその場所に相応しい競技場、将来負担にならない競技場を望みます。また、プロジェクト遂行の責任の所在をはっきりさせておく必要があります。これまでの失敗を踏まえて事を進めていただきたい。
  •  

  • コンペ時の技術調査員に名を連ねている積算分野の専門家、木本健二芝浦工業大学教授は「ザハ案、これ3000億はくだらないけど大丈夫?」のような趣旨の発言をしたのかな?
  •  

  • 時間が無いのなら大手設計事務所、大手工務店のJVチームへの随意によって進捗させるべきではないでしょうか?
    懲りもせずに、予算無視の案を選んでしまえば、今度こそ本当に間に合わないでしょう。
    果たして誰が選ぶの?少なくとも建築コストのこと、競技運営のこと、デザインのことを全て理解できる人でないと無理でしょう。つまり政治家が選考するのでは無理と言うことです。
  •  

  • 文部科学省がコスト意識をもって、早い段階で、ザハに減額案を依頼するべきであった。責任者の役人を更迭すべきである。そうでないと、こうした税金の無駄遣いはなくならない。
    竹中と大成の見積もよく分からない。内容を公開すべきである。
  •  

  • これだけの施設の計画を安易に考え過ぎていると思われます。
    確かに建設費の問題は大きいとは思いますが、今からの計画の白紙撤回は相当なるリスクを伴う事になるかと思います。
  •  

  • 基本見直し関連は全て反対だが、こうなった結果は無理も無い。
    巨額の金額をの大はずれは、誰かが責任を取る形態になっていなければおかしい。
    どういった経過で、どのような手順で、誰が関与して現在に至るのかOPENにして説明がほしい。
  •  

  • 工事費の管理がずさんすぎたのでは?
  •  

  • 工事費の管理がずさんすぎたのでは?
  •  

  • コンペをやり直す時間はないと思う。プロポーザルだけで2ヶ月ほどでやるなら別だが。
  •  

  • 既入賞作より、コストを精査し選ぶべき。
  •  

  • やる直すのは良いが、コンペのプログラム次第では無意味なので、十分に精査してほしい。
  •  

  • コンペのいい加減さが、情けない
  •  

  • 前回のコンペで残った案から早急に設計者を選定し再調整するか、ザハ事務所で再プラン(例えばあの案を地中にもぐらせるとか?)することは不可能なのか…
  •  

  • 前回のスペックを同じままであれば、再度予算オーバーは必至でプログラムの整理をする必要が絶対にあると思います。関係団体の要望をすべて聞き入れればまとまらないのは当然です。英断出来る責任者が必ず必要です。または我々のような専門家の意見を聞き、スペックと予算のバランスを取ることが必ず必要です。
  •  

  • そもそも日本で開催されるオリンピックの競技場は日本人によって設計されるべきである。その国の文化や慣習が反映されるべきであってデザインまでインターナショナルになると面白みに欠ける。違いを認め合うことがオリンピックの本来の目的であるはず。
  •  

  • 東京駅から新幹線でわずか20分の日産スタジアムを500億円で改修、外苑の跡地は各競技のパブリックビューイングその他イベント会場として、競技場のチケットを持たない人も期間中存分に楽しめるオリンピックの中心施設にする。閉会後はオリンピック記念公園として、市民が利用できる陸上トラックまたは芝生広場を囲む森とする。渋谷川を再生して親水公園も併設する。
  •  

  • 建築家は、ザハとしたままで、デザインを含め基本設計から見直してほしいと思う。
  •  

  • 安藤忠雄のような住宅作家が委員長のような立場にあるべきではないと思う、この間の対応も話にならない デザインだけというが建築は金が最重要であること明白である、みんなで責任回避をしている。この人安藤はデザインだけで構造的なものの知識常識はないのではないかと思う、
    もっと構造、技術的に明るい構造設計者も複数人委員に入るべきである この間の有識者はみんな素人でしょう 今度は間違えない人選とふさわしい計画を望みます
  •  

  • コンペ次点の検討をすべきと思う。
  •  

  • 当初コンペの計画条件である1300億の予算について、提案した設計者がどのような根拠をもって1300億、または1300億以内で実現できると提示したのか、その提示内容についてきちんと精査したのか、この部分が全く明確にされていないことが問題の始まりである。安藤さんが会見したように「デザインを選んだだけ」ということであれば、あまりにもずさんな国際コンペであったと言わざるをえないし、その後の計画も無責任極まりない事態である
  •  

  • 国際コンペでなくてよい。旧国立競技場を最新技術で建て替えるという案を支持します。付け加えるなら陸上競技場と球技場は別けて単一機能に特化したそれぞれ最高の競技場を2つ作るべき。
    ガンバスタジアムをたとえると全くムリな話ではない。
  •  

  • 今回の問題はデザインというより複合施設というプログラムの要因が大きいと思う。
    また開閉式の屋根はコストが高くなってしまう。ザハによるキールアーチがマスコミによって叩かれていたがそれだけが問題の本質ではない。もう一度ザハにデザインだけでなく設計・監理までトータルで考えさすべき。コンペに勝っているのだから。
  •  

  • 予算に収まる設計者の選択
  •  

  • 予算は、当初予算の1300億円を遵守すべき。世の中の情勢が変わったとしても増額することは許されない。
  •  

  • 未来にツケを残す計画は控えるべき
  •  

  • 設計コンペで採用された設計事務所は予算管理も含めて設計監理をすべき。
    予算内での設計は絶対条件とすべき。
  •  

  • 一般的に考えればコンペ当選者であるザハ氏が、そのまま実施設計を行うことが適当であり、そのサポート役として国内の大手設計事務所が手伝うのが普通ではないのか? 今回の計画案決定の手順や、その作業区分が通例とは違うために起きた一連のトラブルであり、責任者不在の実態ではないかと考える。
  •  

  • 国際コンペの設計条件のなかに、予算の厳守と高さ制限などの環境調和条件を盛り込むべき。
  •  

  • 設計条件やデザインを見直し、コストダウンをする努力をどこまで行ったのか説明が無いので、白紙撤回は唐突に感じました。
    撤回となりますと、国際協定(WTO)から国際コンペにするのは賛成です。
    工期短縮のため、デザインビルドでコンペを行うようですが、競争原理は働くのか、質は担保されるのか不安に思います。
    当事者意識が希薄です。プログラム作成に関わる主催者側の建築家、新たにコンペで選ばれた建築家には最後まで責任を持って関わってもらう必要を感じます。
  •  

  • コンペはデザインのみならず、実現可能なもの、周辺環境を損なわないもの、オリンピック以降の競技場維持管理を含めた観点で行うほうがよいと思います。
  •  

  • この問題では、著しく建築家に対する一般の方々の信用を失ったと思います。まず、コンペの応募資格に大きな問題があります。また、審査員のメンバーにも大きな問題があります。応募資格について言えば、世界中を探してもそれほど多くはいない資格者しか応募できないという、このコンペの大きな指針に反する設定。また審査員は構造家や積算専門家がひとりもいなかった、ということや建築家がほとんど東大仲間内という事実。そして公共事業に対する認識の甘さなどなど、まったく安藤さんにもがっかりしたけれど、日本建築家協会をはじめ、各建築家の団体の意識の低さにはあきれるばかりです。これだから、建築家や建築士がなかなか信用されないのですよ。
  •  

  • 疑問その1 誰が、神宮の景観を考えないコンペ要領を作成したのか?
    疑問その2 設計者ではなく、なぜデザインコンペにしたのか?設計者は誰になるのか?
    疑問その3 敷地から建物がはみ出ていたり、高さ制限オーバーしているコンペ要領違反      の応募案をなぜ当選させたのか?
    あまりにも情けない状態であったので白紙撤回は当然のことであり、むしろ遅すぎる。
  •  

  • 実施設計をおこなっていてコストマネージメントを行わないといけなかった、国内大手設計事務所4社の責任だと考えます。
  •  

  • 安藤さんが政治の仕掛けに使われた感がつよくて残念でありません。
    建築家はプランを提出する側でなければならないと思います。
    コンペの審査員はしてはいけない。

    予算が膨らむのであれば、VE案を出すなりして抑えるべきだと思います。
    しかし、今回は予算の大幅なオーバーな為、見直しは正解だと思います。
    国際コンペでなく、日本の著名な建築家のコンペにするべき

  •  

  • 工法、予算、工期等デザインコンペでは又同じ問題が起きる。
    実施設計を前提とした国際コンペとすべき。
    主用途の競技場をメインとすべきで、付随的な機能はゆとりある前提で
    盛り込むべき。イベント、サッカー、音楽などの他の用途に使用するならその業界にも、相応の負担を求めるべきです。
  •  

  • 当初予算1300億円以内、できれば1000億円以内で実施すべきが第1条件。
    そして、陸上競技の国際大会開催に必要なサブトラックを併設した8万人収容規模。
    コンサート利用などの複合施設である必要はないと思います。
  •  

  • 運営母体のコンペのやり方、進め方、目論見などがお粗末だったのでは。
  •  

  • アーチデザインをやめるより、このデザインでできる方法は無いのか、地下に作る開き止めの工夫はできないのか、当初予算でできないのか寂しさを感じている
  •  

  • 周りの景観と調和したものにしてほしいし、これほど財政が悪化している中で、莫大なお金をつぎ込み、負の遺産となるような事はさけで欲しい。
  •  

  • 丹下健三が国立代々木競技場で予算オーバーでなくなりかけた時、当時の総理大臣に直談判をしたという話を聞いたことがあります。建築家はある程度の政治的な交渉をまとめることも才能だと思いますので、ザハの事務所にはそれがかけていたのかもしれません。ただ、民意にて動く政治というものは愚の骨頂だと考えています。なぜ高額になったかという部分に関して屋根の構造のみが取り上げられているが、それはスケープゴートに近い理由だと考えている。日本のゼネコンの闇の部分が大きいと思います。
  •  

  • 計画見直しに当たってぜひ留意して頂きたいことが数点あるので、挙げていきたいと思います。

    1.建設計画は国土交通省の直轄工事として、国交省が主導となって設計から監理まで一括して監督管理すること。

    基本・実施設計の段階でもコスト超過したまま計画が進んでしまった最大の原因は、文科省の外郭団体の日本スポーツ振興センター(JSC)が建設の専門、判断能力もないまま、了承してしまったことによるものと思われます。

    新たに見直しを行うに当たっては、本来の建設部署である国土交通省の官庁営繕部が主導となって計画策定し、厳しくコスト査定、工法のチェック等を含めて一貫して指導管理すべきです。
    またJSCに計画を任せっきりにすると、同じ失敗を繰り返す恐れがあります。

    2.設計施工者選定コンペはデザイン以外にコスト等についても適切か否か判断できる建築家の審査員が選定すること。

    ザハ案を選んだ審査員長の安藤忠雄氏が会見で審査をしたのはデザインについてで、建設コストについては詳細な図面が出てないのであまり議論されなかった旨の発言をされていましたが、審査員としての責任を放棄したものと非難されても致し方ありません。

    改めて行われるコンペではデザインはもとより、プラン内容、建設コスト、工法、建設スケジュール等についてもしっかり判断できる建築家、強いて挙げればこれまでも新国立競技場問題について色々と提言されていた槇文彦氏に審査員長になってもらうべきです。

    3.コンペの要綱に計画条件、国と都のそれぞれの工費負担分、工事範囲についても明記し、財源の承認を取っておくこと。

    何よりもアスリートファーストの精神のもと、今回コストや機能上も問題となったコンサート用の開閉式屋根(遮音装置)は取止め、サブトラックも整備したスポーツ専用のための最高のスタジアムとして、計画すべきです。

    また工事金額が決まってから財源措置を検討するのでなく、予算の裏づけを取ってどこまでを工事として行うのかを国は国会予算承認、都は都議会の承認を予め取っておくことが必要です。

    4.設計施工者選定から設計、工事完成まで、一貫して経過内容をオープンにすること。

    今回のようにどのようにデザイン案が選ばれ、基本、実施、工事契約の各時点で詳細が不明確なまま金額だけが一人歩きすることのないよう、常に設計内容を各工種毎の内訳も含めて情報公開し、第三者からもチェック可能として、国民に理解を得られるようにしながら進めることが必要です。

    一つ気になるのは、改めて行うコンペは前回のデザインコンペと違って実際に設計・施工を行う設計者・施工業者を一括して選定することになるということで、恐らくこれだけの規模を設計・特に施工できるゼネコンというのは国内でも大手のゼネコン5社+準大手数社程度に限られてくると思われ、果たしてコストについても競争原理が働くのか、懸念されるところで、その意味でも審査の段階で厳しく時間をかけて見積査定チェックすることが必要です。

    5.責任者を明確に定めて、首相官邸直轄のプロジェクトとして進めること。

    今回ここまでこじれた最大の原因は当初の工事予定額を大幅に超過して誰も責任を取らないまま計画が進んでしまったことにあります。
    新たに計画を進めるにあたっては、総理をトップとした官邸直轄のプロジェクトとして、常に官房長官が進捗状況を把握した上で遅滞のないよう指示を出して進めることを希望します。

    政府が現在発表した予定では秋ごろまでに新たな計画を作り直し、設計施工期間を約50ヶ月として2020年春完成予定で進めるとのことで、逆算すると今年9月頃には改めてコンペ開催し、年内前後に設計施工者選定、2016年、年明け頃から設計開始して、同年後半には着工し、工事期間約44ヶ月としてぎりぎり間に合うというかなりタイトなスケジュールです。

    今度こそは後戻りは許されないので、確実に実行できるプランを望みたいものですし、2020年夏には全国民、全世界の国々から祝福される形でオリンピック・パラリンピックを迎えたいものです。

  •  

  • コンペなどはやらずに、旧国立競技場の図面をもとに最先端の技術で再生させるのはどうでしょうか。
  •  

  • コンペをする場合、大手しか応募出来ない出来レースならば、無駄な時間です。プロポーザル等の簡便なものにして、すでに工事する予定のの大成、竹中に随意契約でまかせる方法が早いと思います。
  •  

  • 設計契約したのならそのまま推し進めるべき。
  •  

  • 国民が納得する総予算は1000億円以内であり、あまりにも斬新すぎるデザインはいかがなものかと思われます。
    ザハ.ハディト氏のデザインを決定した安藤忠雄氏も責任の一端はあるのではと思います。
  •  

  • 新国立競技場は国民の意見を広く取り入れるべきだと思う。従来の手法にとらわれず
    周辺環境や将来の町造りも考慮に入れて考え、予算についてもこの赤字財政の状態では抑えなければならないと思う。未来の若者ばかりに負担をかけるのであれば、デザイン云々はいってはいけないと思う。私も含めて、いろんな面でおもいやりを大切にしていかなければならないと思います。
  •  

  • やはり設計者はコンペで選定した方がいいと思いますが、設計監理者だけのコンペではなく、施工者も含めて、設計監理&施工者の共同体でのコンペにするべきだと思います。
    そうすれば、デザインだけでなく、工事費や工期も提案することになりますので、今回のような問題は回避できるのではないかと思います。
  •  

  • ずーっと反対運動に参加してきたし、FBでも積極に呼びかけてきた。基本的にはプログラムの問題で、子供の要求を全部入れて、予算と庭の事を考えてこなかったという事だ。
  •  

  • 上記は、テレビなどでメディアが話題としている論法に準じた質問となっていますが、この問題を語るのには不適切かと思います。
  •  

  • コンペより国民の声を何らかの形で聞くべき。
    あとは責任の所在を明らかにする体制の構築
  •  

  • 競技場を使うスポーツ団体、すでに球場・競技場運営している団体に、
    できるだけ早く、新競技場への要望のヒヤリングして
    コンペ要望の素案に役立ててほしい。
    と思うが、どのようにアプローチしたら良いか・・・?
  •  

  • 純粋に競技場としての用途として、建設すべき。
  •  

  • 「常設8万収容、可動屋根付き」のプログラム自体を見直す必要があり、
    そこを変えなければ、価格のみの見直しになってしまう恐れが有る。
  •  

  • 公共事業は、優れた建築であればお金が掛かっても良いと思います。
    予算オーバーの話のみ議論されますが、この場所で良いのか、この建築で良いのか、といったことをもっと議論すべき、と思います。
  •  

  • ザハ氏のデザインは造形的には優れている面もあると思えるが、50年後、100年後の未來の人たちに何を語ろうとしているのか全く見えてこない。日本の文化面でもそうだし、教育的なメッセージを作品で表現して行く努力もまた建築家としての責務であるかずなのだが?
    将来の世代に維持管理費を押し付けてもいいという主催者側の姿勢も問われるはずである。
  •  

  • 民主党時代の無責任なコンペが原因とはいえ、見直しが今に至ったのは絶望的な状況です。
    悪いのがすべて外国人建築家のようにマスコミを誘導するのは悪質の極み。
  •  

  • 日本の建築家限定でコンペが良い
    但し安藤氏は除外
  •  

  • 建築家が大きな視点から発言し、経済的な面において無責任と言われないようにすべきだと思う。
  •  

  • マスコミは ザハの案の詳細も調べず(調べたくないのかも)予算の大きさのみ注目し騒ぎ立てている。聞いたこともない有名建築家が(槇さんを除く)ピンとのずれたことをもっともらしく情報番組で話し(話の内容から国際コンペや大型物件には関わったことがないよう)、司会者もよくわかっていないのに正義の使者みたいな顔をしてザハの案を酷評していた。(この司会者は以前オーストラリアのオペラハウスのような斬新な建物が なぜ日本にないのかと言っていたようだが。)
    多分、今の時代なら丹下健三の国立代々木屋内総合競技場も建っていないかもしれない。
  •  

  • 情報開示を積極的に行ってほしい
  •  

    【建築家紹介センターとは】 
     
    建築家紹介センターは建物を建てたい方に建築家を紹介する 
    建築家紹介サイトです。 
    建物を建てたい方にお近くの建築家を紹介する 
    建築家紹介サービスを行っています。 
    会員建築家2569名・紹介件数1559件以上の実績があります。 
     
    http://kentikusi.jp/ 
     
     
    【本件の連絡先】 
     
    建築家紹介センター 
    代表 仲里 実 
    Tel 092-573-2532 FAX 092-573-2532 
    e-mail :nakazato@kentikusi.jp 
    URL:http://kentikusi.jp/ 
    〒816-0924 
    福岡県大野城市栄町2丁目4-31 豊栄ビル205 
    以上

    袖ヶ浦の家

    ●設計事例の所在地: 
    袖ヶ浦の家
    ●面積(坪): 
    46
    ●建物の種類(大分類): 
    住宅関連
    ●メインの画像: 
    ●メイン画像の説明文: 

    敷地の裏山のふもとに建つ住宅。

    建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

    裏山の樹木により午前中が暗くなりがちなので、明るい家にしたい。
    シンプルで生活しやすいプランニングにしてもらいたい。

    ●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

    裏山の樹木で1階は午前中に日が入らず暗くなりがちな敷地条件でした。
    1階のリビング上部を吹き抜けにして、吹き抜け上部のハイサイドの窓から採光を確保することで、1階のメインの空間を午前中から明るくすることが出来るように計画しました。
    同時に、ハイサイドの窓を通しての眺めは、敷地の特徴である裏山の木々と一体感を得られるような空間となっています。
    家族構成や親戚関係、土地柄から人が集まる家になるだろうと考え、シンプルで大きな空間となるように計画しました。

    裏山からの湿気が多いため、外壁は対候性のあるガルバリウムの金属サイディングとしています。
    夏は窓を開ければ風が良く通るように計画しているので、夏場でもエアコンをほとんど使わずに生活できているようです。
    冬は底冷えするような寒さが懸念される為、スラブ蓄熱式床暖房を採用しました。足の冷たさを感じないので、家の中どこにいても快適に過ごせているとのことです。

    その他の画像: 
    ユーザー 大島功市建築研究所 一級建築士事務所 大島功市 の写真

    今日まで茨城事務所!
    菅谷の家確認申請で那珂市役所へ
    地区計画申請がおりたので都市計画課で受け取り…建築指導課へ
    中身を確認して副を提出して終了!
    終了後…茨城県庁へ!
    道路の件でちょっとありましたが…無事提出完了!
    道路測量のため現場へ…測量後、事務所に戻る!
    あとはおりて工事開始を待つのみ…実施設計頑張ります(≧∇≦)

    その土地に応じた特色のあるシェアハウス・更田邦彦建築研究所 更田邦彦さん


     
    シェアハウスは一般的な共同住宅より賃借人がより多く入居できます。また、その土地に応じた特色のある建物とすることができます。
     
    シェアハウスについて更田邦彦建築研究所 更田邦彦さんに伺いました。
     

    お話を伺った建築家

     

    ユーザー 更田邦彦建築研究所 更田邦彦 の写真
    世田谷区代沢4-40-10サクラB
    03-3487-0742

     

    シェアハウスとは何ですか?

     
    1住戸を複数人で借りて、個室をプライベート空間として使い、それ以外のキッチン、浴室、トイレなどの共用部を共同で使用する住宅のことです。
     
    最近では、同じ趣味や意識のある人達が入居しやすいように、シェアするコモンスペース(共用部)に特徴を持たせる事例も増えており、私が手がけた「アビタ鶴川」は、庭に菜園とピザ窯を設けて、「野菜を育てそれを食す」といったことにポジティブな人に入居してもらうことをコンセプトとしています。
     

    貴社がシェアハウスを手がけたきっかけを教えて下さい

     
    シェアハウスを数多く運営しているある不動産会社の指名コンペで私の案が採用されたことにより手がけることになりました。
     

     

    シェアハウスには建築基準があるのでしょうか?

     
    一昨年(2013年)の9月に、国土交通省住宅局から「事業者が運営するシェアハウスは寄宿舎とする」という技術的助言が通知されました。
     
    「寄宿舎」は特殊建築物であるので、主要な間仕切り壁を燃えにくくする(準耐火構造)等の規制がかかってきたり、さらに東京都の場合は、窓先空地と呼ばれる避難用の空地が求められることになります。
     
    しかしそれでは、健全に運営している既存のシェアハウスが排除されたり、一般住宅を転用してシェアハウスとすることが難しくなることから、いくつかの自治体では、寄宿舎に係る 建築基準等を緩和する方向で見直しを行っています。
     
    このような経緯から、シェアハウスには一般住宅とも寄宿舎ともは違う建築基準があるということになりますが、詳細については各自治体に確認する必要があります。
     

    土地活用としてシェアハウスを建てるメリット・デメリットを 教えて下さい

     
    「共同住宅」と比較したメリットとしては、前述した建築基準の緩和措置により、賃借人がより多く入居できるタイプの賃貸住宅になることだと思われます。また、その土地に応じた特色のある建物とすることができるといったこともあげられるかもしれません。
     
    デメリットとしては、土地活用というよりも運営面のことになりますが、賃借人の入れ替わりが激しく比較的空室率が高くなるケースがあることや、コモンスペースの使われ方が賃借人の自主運営ではなかなかうまくいかず、オーナーさんや管理会社がそのルールやマナーについて、常にケアしていかなければならないということがあげられると思います。
     

     

    シェアハウスの設計で気をつけているポイントを教えて下さい。

     
    シェアハウスでは、住人の皆さんに「シェアする」という共通認識はあるとしても、プライバシーは確保されなければならないので、各個室は、扉を閉めればコモンスペースと遮断される(遮音化するのは困難ですが)空間になっている必要があると思います。
    また、ダイニングやリビングがコモンスペースの中心的な居場所になろうかと思われますが、そこにダイレクトにプライベートスペースが面することは避けたいと思っています。
     
    それは、住人それぞれに生活のリズムがあり、他の住人とコミュニケートする距離感みたいなものが随時変ってくるので、プライベートスペースとコモンスペースの間にそれらの中間領域となるような場や距離を設けておく必要があると思うからです。
    そこには、2~3人のためのサブ的コモンスペースが用意されていてもいいのかもしれません。
     
    シェアハウスの計画をする際、シェアする場所や事柄に意識が向かいがちですが、プライベートスペースを担保することや、オン・オフのように完全に意識を切替えなくても過ごせるサブ的コモンスペースを設けるといった、個人と他の住人との接点になる部分にも意識するよう気をつけています。
     

     

    シェアハウスの事業計画の相談にも乗っていただけるでしょうか?

     
    「事業計画」となると範囲が広いのではっきりお答えできませんが、敷地に対する建築規模やそこから想定する個室の数、それに対するコモンスペースの面積や配置など、あくまで建築計画についてならば相談に応じられると思います。
     

    シェアハウスを建てたいけどなにから手を付けてよいかわからない方からの相談にも乗っていただけますか?

     
    建築的なアプローチにおいてならば相談に応じることができます。
    建築の企画案を検討していく中で、ある程度その敷地がシェアハウスに向いているか否かといったことも判断できると思われます。
     

    アビタ鶴川は将来的に2軒のテラスハウスに変更できるようになっているそうですね。どのような工夫をしたのでしょうか?

     
    コの字型プランのほぼ中央に仕切り壁を設けて分割する際、キッチン、浴室+脱衣室、洗面所、洗濯機置場、トイレなどの水廻りおよび階段がそれぞれに配置されるように計画するのはもちろんのこと、シェアハウス時の個室の仕切り壁を取り除いてダイニング・リビングにコンバージョンできるようにしていること、また、エントランスも別に1箇所設けられるよう(現在の外壁に穴を空けられるよう)想定して、あらかじめアプローチの階段や土間をコンクリートで打設したといったことがあげられます。
     

    アビタ鶴川でのライフスタイルで何か特徴となっていることは?

     
    アビタ鶴川では、建物内部のコモンスペース全てを土足仕様としたことが、ライフスタイルにおける大きな特徴になっています。
     
    それは、コモンスペースの中心となるダイニング・キッチンを、テラス・菜園へとつながる外部に視覚的にも使われ方でも連続させたかったことが大きな理由ですが、そのことで例えば、菜園でトマトを摘んで土足のままキッチンで調理しダイニングで食べる、といったことがここでのライフスタイル(日常)の一つになっているわけです。
     
    しかし、日本の一般住宅においては、このライフスタイルはなかなか容認されないことなので、シェアハウスという新たな居住形式が、これまでのライフスタイルを少しだけバリアフリー化させたと言えるのかもしれません。
    また、床の素材に用いた大谷石が、内外の空間を自然につなげてくれたことも、そのことに大きく貢献していると思います。
     
    このように、シェアハウスの設計をしていると、これまでのライフスタイルを乗り越えられるような発見があり、そんなところに面白さを感じています。
     

     

    更田邦彦建築研究所 更田邦彦さんのシェアハウス・設計事例

      

    画像 建物の名称 紹介文
    アビタ鶴川

    各個室のプライバシーを保ちつつ、庭を含めてた共用スペースが、それぞれ皆さんの様々な<居場所>となるように考えました。例えばそれは、個室に行くための廊下を単に<廊下>とするのではなく、庭に面してお茶を飲んだり、ちょっとした作業スペースにも使えるような<縁側>のような場所にするといったことでした。

    有限会社岡峯設計室

    ●設計事例の所在地: 
    宮崎県宮崎市
    ●面積(坪): 
    38.2坪
    ●建物の種類(大分類): 
    その他
    ●メインの画像: 
    ●メイン画像の説明文: 

    大坪交番設計業務

    建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

    宮崎県からの依頼で交番の設計を手がけました。
    県産材を豊富に使った宮崎の緑豊かな山並みと雄大な海を基に自然を表現

    ●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

    県産材を使用した丈夫な建物を木造でということで構造的に工夫を凝らして設計をしました。

    その他の画像: 

    ページ

    建築家紹介センター RSS を購読