当サイト会員の投稿した設計事例のうち「教会」というタグの付いている事例を表示しています。
教会の建設資金は献金によるものです。したがって、教会の信者の方すべてがクライアントであります。クラフトワン一級建築士事務所 山本昌史さんは、すべての信者さんの声に耳を傾けるように気をつけているそうです。 教会についてクラフトワン一級建築士事務所 山本昌史さんに伺いました。
まず、以前勤務していた設計事務所でプロジェクトマネージャーとしてチャペルの設計を担当しました。ホテルに付帯したキリスト教式の結婚式を挙げるためのチャペルです。当時(1998年)チャペルが無いとホテルのランク付けの評価が下がると言うことで、チャペルを建設するホテルが増えていました。依頼が来て所長と話し合ったのですが、結婚式場だからといって商業的なデザインにするのでは無く、キリスト教の団体からも貸してほしいと言われるような本格的な教会を目指すことにしました。幸い施主の理解と予算にも恵まれ、鉄筋コンクリート造で楕円錐形のダイナミックな建築を実現することができました。 次に手がけた教会は、独立してから私の事務所として請けた仕事で、プロテスタントの教会でした。信者の方から推薦を受けた7社によるコンペ(設計競技)で、私の案が1等に選ばれ実現したものです。幼稚園を併設した教会でしたので、次世代の交流、そして地域との交流の場としての教会が求められていました。礼拝堂と幼稚園と外部がシームレスに連続した平面計画が評価され、1等に選んでいただきました。開かれた空間の中に、閉じた祈りの場としての礼拝堂があるという構成の教会です。
私自身は、キリスト教の教会と結婚式場のチャペルの違いをあまり意識しておりません。意識しているのは、どちらを依頼されても「本格的な建築」を目指すということです。 本格的な建築とは何か?と訊かれると、なかなか一言で答えるのが難しいのですが、例えばいまある正式なキリスト教の教会も必ずしも正しい建築になってはいないように思うのです。木造や鉄骨造なのに、組積造を模したような教会が見受けられます。ヨーロッパの組積造の教会のイメージが強くてそれに近づけたいのでしょうが、木造ならば木造、鉄骨造なら鉄骨造の教会の形があると思うのです。それを追求していきたいですね。チャペルを依頼されたときも同様です。
教会の建設資金は献金によるものです。したがって、教会の信者の方すべてがクライアントであります。ですから、すべての信者さんの声に耳を傾けるように気をつけています。もちろん、予算の都合などですべての声を反映することはできませんが、まず「聞く」という姿勢が大事だと思っています。 それから、教会にはいろんな方がおられます。必ずしも建築に詳しい方ばかりではないので、いつもよりわかりやすく説明をすることを心掛けています。ご高齢の方は目が悪かったりしますから、打ち合わせのための図面の文字をいつもより大きめにするとか、遠くからでも判るように模型を大きめに作るとか配慮するようにしています。
私が関わった教会はどれもプロテスタントの教会で、カトリックの教会は関わったことがありません。したがって、カトリックのことは実感として判りませんが、教会の形についてこうでなければならないと厳しく注文を受けたことはありません。 ただ、「香住ヶ丘の教会」の設計時、礼拝堂の屋根に関してだけはご指摘を受け、屋根は天に向かって伸びていくものでなければならないと言われました。この教会は、礼拝堂と幼稚園と牧師館という3つの機能が複合した教会だったのですが、これらの機能をひとつにまとめるのにフラットルーフが都合が良かったため、当初礼拝堂の屋根もフラットで考えていたのです。自分でも教会らしくないかな?とも思いましたが、モダニズムの建築はフラットルーフが基本ですから、モダニズムの美学に則った教会を目指そうと考えていました。しかし、このご指摘を受け、プランを再度見直すことで礼拝堂の屋根も勾配屋根へと変更しました。 また、プロテスタントの教会の中でも、バプテストと呼ばれる宗派は、洗礼の儀式の時、全浸礼といって、洗礼を受ける方が牧師と一緒に聖壇の裏側にあるプールに入り、全身を水に浸す必要があるのです。したがって、講壇の裏にプール、その近くに牧師と洗礼を受ける方のための控え室が必要となります。十字架についてですが、プロテスタントの教会では、外部にだけ取り付け、礼拝堂内部にはつけないという宗派もあるようです。カトリック系の教会の十字架にはキリストの像を取り付けるようです。
もちろんです。教会は多くの人が出入りするだけでなく、日曜の朝から賛美歌を歌ったりして音が出ますので、近隣への対応も重要です。地域の方からも愛される教会にするためにも、このようなプロセスは大事ですね。
もちろんお請けします。その時は、先述しましたように、商業的なデザインに走るのではなく、本格的な教会建築を目指したいですね。
教会は、会社のような組織と違い、トップが権限を持っているわけではなく、施設担当の専門職の方がいるわけでもありません。信者一人一人が建設資金を献金しているので、皆がクライアントであります。 したがって、教会建設の話が持ち上がっても、なかなか全体の意見がまとまらず、何年も時間が過ぎていくケースが多いようです。大抵、信者の誰かが知り合いの建設業者を連れてきて、計画案や見積もりを作らせるものの、他の信者の反対に遭い頓挫し、また誰かが違う業者を連れてきてまた反対に遭い頓挫、ということを繰り返すようです。 やはり、早い段階で設計者や施工者をフェアに決めるためのシステム作りが必要です。私は教会建設に関わるならば、できれば設計者として関わりたいですが、もしご要望があれば、コーディネーターとしての仕事もしてみたい気もします。その際には、自らは設計には関わらず、また業者を紹介することもせず、あくまでも第三者的に中立な立場で関わることが大事だと考えています。
F教会計画は残念ながら実現しなかった案です。三角形の形状で、講壇の背後が光庭になっていて、ガラスから光が差し込むようになっています。そのガラスを支持するサッシュが十字架の形状になっています。このデザインは、敷地の形状から自然と出てきた形ですが、他の敷地でも応用できるアイデアではないかと思います。これをご覧になって興味を持たれた教会の方がいらっしゃいましたら、是非声をかけて下さい(笑) F教会計画 最後に、建築の歴史は教会建築の歴史と言っても過言ではありません。教会が神に近づこうとして高さに挑戦したことで建築の構造技術も進歩してきました。現在、高さに拘ることは間違いかもしれませんが、構造的に美しい建築を目指すのが教会建築の正しい方向性ではないかと思います。そのような教会を是非実現してみたいです。
無駄の無いプラン、安価でかつ耐久性のある建材を採用してコストダウンをはかり、依頼者の希望に応えました。
ホテルの敷地内に新築したキリスト教式の結婚式を行うウェディングチャペルです。楕円形の平面に、7度傾いた3次元曲面の外壁が特徴です。
弊社が設計した「香住ヶ丘の教会」に併設された牧師館(牧師住居)です。牧師がプライバシーを確保しながら教会の執務を行うことが出来るよう、動線計画を工夫しました。
三角形の敷地形状を活かした礼拝堂を計画しました。
プロテスタントの教会の計画案
お鷹の森…夏に向けて続々と顔を出してます(^・^)
http://www.geocities.jp/ohkokk/
なんとなくの雰囲気を伝え合う、個室とDKとの距離感。(撮影:西島善和)
どのくらいの規模の工事を行なえば、どのような空間が実現できるのかということがうまくイメージできていなかったため、何から手をつけたらいいのか、どのように進めていけばいいのか、ということのアドバイスを求められました。
予算に応じたプランニングの可能性を、模型やCG、素材サンプルなどの具体的な資料とともに提案させていただきました。リノベーション後の間取りや仕上がりのイメージが分かりやすかったことで、信頼して設計を任せてもらえたと思っています。
市街地に建つ、鉄骨造3階建の2階部分の全面リノベーション。両親が他界したことにより、夫婦2人用の生活空間を、女性3人が暮らすための“場所”へとつくり替えました。東西に細長い建物形状のほぼ中央に階段とエレベーターが位置していたため、みんなが集まるDKと和室を中央の縦動線からそれぞれ東西に振り分けるように配置し、さらにその奥の建物の両端に3人分の寝る場所(≒個室)を最小限に計画しています。DK・和室と個室との間は、家具や収納ユニットをルーズに配置するだけで、雰囲気や気配、物音などを感じながらも、お互いに視線だけは遮られているという関係です。フォトショップで円形のグラデーションをかけるように、みんなの場所から個人の場所へと、空間の質が徐々に変化していくことを意図しています。
みんなが集まる、DKの全景。(撮影:西島善和)
明るく落ち着いた雰囲気の、無垢のカバ材のフローリングとシナ合板の収納扉。(撮影:西島善和)
DK越しにワークスペースを見る。(撮影:西島善和)
DKと和室、個室を結ぶ、南側の通路。(撮影:西島善和)
通路脇の洗面コーナー。(撮影:西島善和)
白い壁とシナ合板、縁なし畳といった素材でシンプルに構成されたゲスト用の和室。(撮影:西島善和)
仏壇や飾り棚にあてられた、和室東側の白いボリューム。(撮影:西島善和)
3室分の収納とエアコンがまとめられた、和室西側のシナ合板のボリューム。(撮影:西島善和)
2つの個室を仕切る、ツインカーボのやわらかなパーティション。(撮影:西島善和)
収納と就寝のスペースで、最小限につくられた個室。(撮影:西島善和)
敷地は、東南にある道路に約9m接道しています。ほぼ平らな敷地で、奥行は約20m。また西北にある2項道路にも接道し通り抜けができます。
ナチュラルで上質な空間をロ―コストで造りたい。かつて勤めていたキッチンメーカーのものを支給したい。共働きなので、屋根のある物干しがほしい。
他の設計事務所と比較検討されたそうですが、ラフプランと実例を見ていただきご依頼を受けました。
柱、土台等の構造材や造作に国産材を使用し、内部の壁や天井に和紙壁紙を用いナチュラルな雰囲気にしました。ローコストとはいえ、吹抜けもあるため、1階の居間、ダイニング、キッチンには床暖房を設置しています。間取りから、材料、設備機器の検討、植木の選定まで丁寧に打合せを行いました。
南面に大きな窓を設けましたが、耐震等級3を確保しています。
1階の掃出しサッシには、可動の木製格子を設けました。
木製格子を閉じた状態。閉じて使うと熱を遮り、風を通します。防犯性もあります。
施主支給品のキッチン。
話し合いの結果、リビング階段にしました。
ほとんどの壁と天井の仕上げに和紙クロスを使いました。
2階の寝室は間接照明で目に優しくしています。
敷地は、静かな住宅地にあり、南道路に接道している。敷地の間口は約15m、奥行20mで高低差もなく、日当たりも良好。南側に2台の駐車スペースと庭を確保しました。建物は中庭のある平屋建てとなっています。
隣接するアパートからの視線と防犯に配慮してほしい。周囲からの視線が気にならないバスコートがほしい。
家を建てるにあたり、住宅街を見てまわられたそうです。私の事務所も住宅街にあるため、気に留めていただき、ネットで検索しご連絡いただきました。
敷地条件も良かったので、ご要望はほぼ実現できたと思います。無垢材の床や調湿性のある塗装(シェルペイント)等の自然素材でナチュラルに仕上げました。
打合せで製作した模型や内観スケッチがほぼその通りに出来てゆくことに関心されたそうです。
木製の玄関引戸
広い玄関 右の引戸の奥には玄関土間と繋がった広さ3畳程の収納があります。
玄関から引戸を開けると奥の居間とダイニングに繋がります。
南側の庭に面した居間とダイニング 正面に小屋裏に上がる箱階段があります。
中庭を囲むように、個室、和室、浴室を配置しました。
中央の棟の高い部分に約11坪の小屋裏を設けました。
居間の北につながる和室。奥に中庭が見えます。
20150628山下達郎コピーバンドのリハ♪
久しぶりにメンバー全員が揃って演奏も良い感じ(*^^*)キーボードOさんはブルースの本場を巡るアメリカ旅行から帰国!サックスSさんは新しいサックスを入手…良い感じ! 私はスプラッシュの新セッティングでほぼベストセッティング!
リハで使わせて頂いているスタジオのある東伏見コミュニティセンターでの年末ライブ参加が今年も決まったみたいで(≧∇≦)…新たに2曲追加することになり…メニューを組み直す方向で終了!ちなみに去年のメニューは…
1あしおと2あまく危険な香り3ふたり4プラスティックラブ5DOWN TOWN 6LET'S DANCE BABY 7LOVELAND,ISLAND 8クリスマスイブ
今年はどうなることやら(笑)(≧∇≦)
■依頼内容ー間取り、見積り等の提案■建設予定地ー愛知県扶桑町■土地所有ー有り〔北西角地・それぞれ道路に面接、正方形に近い土地、約120坪〕■建物についての希望平屋、35坪程度、4ldk、耐震、制震、高断熱、タイル壁、ソーラーパネル、吹抜け天井、風呂・洗面所・トイレに窓有り、水周り集約、収納たくさん■予算ー2000万■建築家に依頼したいと思った理由ー家を建てようと思い色々調べていた際に当サイトを見つけたため 建築家の所在地について:建築家の所在地にはこだわらない
家作りに役立つ情報をお送りします。ぜひご登録ください。
土地で迷って、こちらに登録させて頂きました。結果的に最終的なサービスまで利用することはありませんでしたが、我々のような不動産の素人がいきなりプロと出会う場もなく困っていたので、...
...
早速丁寧なコメントを頂きました。おかげさまで目的とした件について回答が得られました。いろいろと有り難うございました。だいち