良好な住環境にある、傾斜敷地の高低差を活かしたビルトインガレージの家。車好きな施主の趣味と居住性にこだわったシンプルモダンな住宅。
施主はデザイン興味があり、いろいろと事前に情報をもっておられました。車が好きで、スポーツ好きな施主は叶えたいことが多く、設計段階でどこまで可能か最後まで調整したものです。工事中に施工業者が倒産し、変わりの業者を探すのにも時間がかかり、それでもあきらめないで一緒に創っていったというプロセスがありました。
友人を介して知り合いました。そこそこ有名な事務所でデザインチーフをしていたのを知っておられ「私と一緒にデザイン性の高い住宅を設計してほしい。」とのことでした。私にとってはデザインを理解されていた分、進めやすかったことはありがたいことです。
施主がこだわりを持っているだけに、当方もでティールに気を使いました。予算的にも十分になく、まして施工業者が変わったのでコストが必要以上にかかりました。ただ、材料など安く仕入れる関係を知っておられたようで、その面はお任せしたことでデザインに集中できました。
「当初から、友人にデザインの上手な建築かがいると聞いていたので、家を建てるときはお願いしようと思っていた。自分の少しのイメージに対して、反応し、とにかく作業が早い。デザインを決めて報告してくれるのも、周りに指示すろのも。思っていた以上のものが出来て、頼んでよかったと思う。特に地下ガレージは車3台収容でき、奥にサーフボードや趣味のものを収納できる倉庫まであるのでありがたい。」喜んでいただいたのはありがたいことですが、とにかく大変でした。デザインにたいするこだわりが半端じゃなかったので。おかげで雑誌にも掲載していただけるほど興味を引く住宅ができたのではないかと思います。
この写真この建物のデザインコンセプトが表れています。黒色の塗装をしたウッドスクリーン、RC打ち放しの手すり壁、そしてシンプルモダンな外壁。
地上なのに基準法でいうと地下のビルトインガレージ。車3台分のスペース、その奥には趣味でいっぱいの倉庫
吹抜けのあるリビング。
LDK。奥に見えるのは2階への階段。キッチンはオーダーキッチン。
ストリップ階段と手すり。
2階、廊下上部天井見上げ。事情があってアドリブをきかした折り曲げ天井。
リビング吹抜け見下ろし。
バス&洗面室。
RC手すり壁で囲まれたテラス
外観
RCマンションでは低い天井に梁や太い柱をうまく交わしながら落ち着いたお茶の空間をつくりました
茶室/数寄屋の設計経験とそれを裏打ちする、茶道の経験
小さいながらも水屋仕事も覚えられるように
アパートと長屋はどう違うかは専門家でなければ答えられない問題かと思います。建築基準法的にはアパートは共同住宅に分類され、共用階段や共用廊下を有するものです。木造、RCに関わらずこれに当てはまります。一方長屋は共用部分をもたず直接各住戸にアクセスできるものを言います。長屋でも縦に重ねたものを重層長屋と呼んでいます。写真は地下1階地上3階、木造一部RC造の重層長屋です。
こちらは木造2階建て、ロフト付長屋で2戸が横につながった事例です。壁を共有した1棟の建物です。
アパート=共同住宅で片廊下のRC造3階建ての事例です。このタイプが一番規模を大きくできる利点があります。
アパート=共同住宅で共用階段の木造2階建ての事例です。木造といえども共同住宅は特殊建築物として法的には長屋より厳しいのが実情です。規模が小さければ長屋のほうがなにかと戸建感が出しやすいと思われます。
40台もあるバイクのコレクションを収容しメンテナンスをする為のスペースと、祖母、夫婦そして子供達と供に緑いっぱいの自然に囲まれながら趣味を満喫して暮らす住まい。高低差のある敷地、その地形の条件を活かした配置計画とプランが、風景の中に融け込み、ときには抜けていくような広がりのある住環境を創り出している。1階ガレージ部分と交差するように設けた2階の住居部分は、LDKを中心に各個室へとアクセスし、どこにいても廻りの自然を感じながら過せる様配慮した。自然に囲まれながら3世代が暮らすこの家が居住性豊かな空間によって、互いを思いやる心を育て、ともに成長していく、そんな豊かな住まいになる事を楽しみにしている。
「若い頃から30年間好きで集めたバイク40数台。それを収容しメンテナンスを愉しみながら、年老いた母親(80歳)、家族とともに暮らしたい。」との希望をかなえたいとはいえ、40台のバイクを集められるスペースに適した場所がなかなか見つからず、結果、母親が住んでいたこの土地に隣地を買い足して建てる計画となった。結果良しですが。
施主が「ガレージライフ」「ガレージのある家」を購読されていたこと。その雑誌に私の作品が7,8回ほど掲載されていたので気にして頂いていたこと。2年近くお母様、施主と3人で土地を探し廻った中で、たくさん話ができた事。なによりもお母様(80歳)が私を気にいって頂いたのがおおきな要因であった気がします。施主にとって自分以外の誰かに賛同されることがいかに大事かという事かもしれません。
住宅としては特殊なケースだと思います。モーターショップと間違われそうな。当初は自然豊かなこの土地で暮らすことに興味が無かった様です。便利な街中で中古のビルや倉庫付き住宅をリフォームしてなどとも考えておられたが私が一つ一つチェックさせていただきました。デザインやプランについてはイメージされていたものが提案したものとほとんど一致していたので、土地が決まってからは大変さは殆ど無かった。大きくは土地の選びかたが要因であった気がします。また、私たちもデザイン・プランに先走りせず、施主と一緒に寄り添いながらイメージを共有し進めていくのが大切だとも思います。
施主からは「思っていた以上のものが出来た。なによりもガレージは広く、好きなバイクに囲まれて過ごす毎日は申し分ありません。夜、皆が寝ていてもベッドからガレージに出入り出来るルート等も考えてもらってありがたく思います。アプローチコートはみんなで集うのに十分だし、2階のLDKは広く廻りの自然の四季を満喫しながら過ごしています。特に母親はリビングに繋がる和室で寝起きしながら、孫たちの世話をして楽しんでいます。ここまで希望以上のものになったのは東さんとの出会いがあったからこそだと思います。出会ってから、出来上がるまで3年間、あきらめかけた時も励ましてくれたり、いつも忘れずに付き合っていただきました。ほんとに感謝です」このお話をいただいたとき思ったのは、施主に媚びないこと、自分なりにその時々のその本質をできるだけ見つけ、伝える事、このひとつひとつの行為が信頼関係を生み、良い住まいが出来る事につながるのだと思いました。
敷地内通路兼オープンコートの夜景。
バイクガレージ。中央にある朱色の鉄骨階段は2階ベッドルームへの階段。奥にはメンテナンススペースも。
施主が最も欲しかったメンテナンススペース
住宅部の広々としたエントランスホール。
スリットから見える緑が心地よい階段室。
2階LDK。出来る限り自然を享受できるよう設えた大きなサッシ開口部。
リビングむこうにはルーフテラス。
壁面いっぱいの収納があるベッドルーム。収納の裏には1階ガレージと行き来できる階段がある。
リビングから広縁を介して母様の和室がある。
差し込む陽射しと緑が気持ち良いバス&パウダールーム。
建売住宅で購入し、8条敷きの関東サイズの和室があります。床の間もなく。畳も下が収納になっているため本当の畳ではありません、経費を抑えた茶室と水屋、床の間を作りたく存じます。相談したく宜しくおねがいします 建築家の所在地について:同じ都道府県・近県の建築家を希望する
築25年の四階建て鉄骨鉄筋コンクリートのビルです。仕様は一階店舗、二階住居、3、4階は賃貸住宅になっています。クロスや床、キッチンなど小さいリフォームをしているせいか、年月が経っているにはさほど支障はありませんでしたが、昨年二階の給湯配管の水漏れがありパイプのみ交換しました。これを期に一階にある受水槽配水を止め3、4階は増庄ポンプ式の直付にし、空室一室のリフォーム、屋上防水、オートロックドアにするなど現在の生活にあった工事を考えています。以前に屋上防水工事や玄関工事などいくつかの工務店にお願いしましたが、職人の質と共に失敗が多くなかなか信頼できる業者さんが見つからずにいました。このような状況なので監理の方をお願いし総合的に修善してはと考えています。宜しくおねがいします。 建築家の所在地について:同じ都道府県・近県の建築家を希望する
平屋ですっきりと暮らすために、屋根裏部屋付きで設計しました。
夫婦で暮らすための平屋が理想だが、荷物や子供達の泊まるスペースも欲しい。ローコストながら、しっかりした家。
屋根の形を工夫することで、ロフトを広く確保しました。1階からロフトに抜ける高低差を活かした風で涼しくすごせて、冬は床暖房と障子を閉めることで暖かく過ごせます。
ロフトへの階段はアイアンの手すりをアクセントにしました。
ロフトから見下ろした様子です。国産材の丸太梁を使っています。
バイク好きの依頼主さんのためのガレージ付きの木の家です。
バイクを手入れする工房のようなガレージが欲しい。趣味のものが多いので、ガレージに収納スペースも欲しい。ボルダリングできるような丈夫な壁を作ってほしい。道路への出入り口が狭い。
ガレージは将来自動車も入れるような動線にしました。工房として使いやすいように、部屋からもガレージに出入りでき間取りを工夫。ボルダリングのパーツを付けられるよう、強度を十分にした壁も計画!ご家族の思い出として、古い家の梁を再利用しました。
吹き抜けには長年住んだ家の梁を再利用しました。
玄関ドアは無垢板と宙吹きガラスのオリジナルです。
屋根に土と植物を載せて、温度上昇を防いでいます。
エコロジーなしくみを取り入れたい。人が集まりやすい家にしたい。高齢だが、できるだけ2階で寝たい。最終的に車いすになっても自宅で暮らせる時間を長くしたい。
屋根緑化や雨水を地下に溜めてトイレの水に使う、薪ストーブ等、電気設備に頼らない、エコロジカルな工夫をしました。2階への階段は勾配を緩やかなものに。道路からはスロープで6畳の広い土間玄関につながります。土間には薪ストーブ。
車いすで来た人もお茶を飲んでいけるように広い土間玄関を作りました。庭を眺めて一服。
薪ストーブ
ホームシアター専用の部屋をつくるという方法もありますが、リビンングをシアター仕様にしつつ、いかに普段の使い勝手をよくするかという設計上の工夫をすることで広いホームシアターを実現することができます。 ホームシアターについて河原泰建築研究室 河原泰さんに伺いました。
住宅オーナーからホームシアターを要望されたのがきっかけです
スピーカーの配置は特に気を配っています
スクリーンは150インチ相当のスーパーグレインビーズスクリーン生地を家具屋さんが洋画のキャンバスのように木枠に張って壁面収納と同面になるように設置しました
B&W7.1chサラウンドシステムです。フロントは壁面収納に埋め込んで3台、ミドルとリアは天井吊りで各2台、ウーハーはデッキの下に置いています。
中庭を介してLDK棟と寝室棟とを別棟にしています。LDK棟は断熱も兼ねて全体をGW100mmで覆っています。
調光式ダウンライトです。
天井、内壁を珪藻土、ガラス面は電動カーテンにして、スピーカーの音がクリアになるよう短残響にしています。 床はフローリングですが、ラグマットで残響調整しています。
8畳程度の部屋でホームシアターをつくったこともありますが、やはり空間は大きい方が音の距離感を感じられてよいです。 ステップシアターハウスのリビングシアターは横幅4m×奥行き8m×高さ4.6mあるので、ミニシアターの雰囲気が味わえます。 なかなかホームシアター専用の部屋をつくるのは難しいと思うので、リビンングをシアター仕様にしつつ、いかに普段の使い勝手をよくするかという設計上の工夫がポイントです。
ステップシアターハウスでは2階のリビングからダイニングの吹抜けにあるスクリーンを見る形式ですが、2階にあがる階段を客席にしたのがポイントです。 下記のパースは初期提案のもので、そこからスピーカーシステムなどがクライアントとの打ち合わせでグレードアップしていきました。
住宅密集地の中で外観は閉じつつも、中で楽しく暮らせる家として、3つのパティオ(中庭)がある家を提案しました。パティオを介して、内部もそれぞれのプライベートゾーンとコモンスペースを分けています。
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このたび、建築家紹介センターを見つけ、利用させていただき、たくさんの建築家様からご連絡いただきました。様々な方からアプローチをいただき、...
皆様とはプライベートメッセージで一通り挨拶を済ませ、数件の方とはwebメールでのやりとりさせて頂き面談等も。現時点でどなたと最終ご縁あるか判りませんが、皆様からのご提案を頂き、...
今回、賃貸タワーマンション新築物件の予定があり、紹介依頼をさせて頂きました。現在、アトリエ系メインでの紹介マッチングサイトは多数存在されているのですが、...