住宅にルーバーをよく見かけます。目隠ししながら風通しを確保する役目ですが、たいていは木に茶色や黒の防腐剤を塗ったものですね。毎年塗っても5年もすれば作り直しする場合もあるでしょう。なにかメンテナンスフリーで安い素材がないものか考えて発明したのが、皆さんショルダーバッグなどでおなじみのベルトでした。
何種類ものサンプルを取り寄せ、事務所のバルコニーで雨ざらしにし劣化、退色、伸縮などを実験。アルバイトの学生を呼んで当社で施工まで行ったのを思い出します。温度変化でたるまないように常にテンションをかけた取り付け方法も工夫しました。おそらく「世界初」と自負しています。風が吹くとゆらゆら揺れ、「風をデザイン」した瞬間でした。
RC造2階建ての2世帯住宅
世帯を1階と2階に分け、外階段タイプの2世帯住宅です。プライバシーの確保が重要でした。
■中根1622ビル(仮称)計画物件にアップ■菅谷の家敷地境界杭が打ち込まれました■渋谷の家一年点検での直し工事完了■国分寺市本町2丁目計画アップ
古家付の土地は南北に長めのほぼ長方形ですが、一部を除き接道と段差が数メートルまであります。北側接道です。また土地自体も南に向けて下がっている傾斜地になっています。現状は接道からコンクリのスロープが作られ道路から10mほど南にある道路面より低い古家まで車が乗り入れられます。4台分の車庫を持つ大きな基礎の古家が現在ありますが、私はより道路寄りに家を建て、2階に車で直付できるような構造にしたいと思っています。また土地は160坪以上あるため、将来分筆して一部売却する予定です。周囲の擁壁工事、場合により造成工事も必要になります。解体工事、造成工事を含めてリーズナブルに仕上げる自信のある建築家の方のご意見を伺いたく存じます。 建築家の所在地について:同じ都道府県・近県の建築家を希望する
神奈川県川崎市中原区で新築を計画中です。相談にのって頂ける建築家さんを探しております。 何社かハウスメーカやプロデュース会社(建築者仲介/自社施工)と話を進めてきました。高額な割にプランがプロデュース会社と比べプランが平凡であることから、ハウスメーカは対象から外しました。現在プロディース会社と話を進めていますが、出来れば設計と施工は分離した方が施工品質が担保出来ると考え、今後は本サイトでご縁のあった建築家さんを中止に話を進めたいと考えております。 ■家族構成・私(30歳台、上場企業会社員)、妻(同年代)、長男(小学低学年)、次男(年少) ■土地・約77㎡(間口7m 奥行11m)・正面道路(南)4m・建蔽率60%/容積率200%(正面道路の規制で160%)・家族所有 ■総予算・こみこみで3,000万以内(各種付帯工事、各種諸費用込み) ■建物(希望)・木造在来工法・フラット35Sが活用出来る耐震強度・3階建て・制限いっぱいまで建てたい(35坪~40坪)・ビルトインガレージ(容積率確保も含め)・光をふんだんに取り入れる、それでいて南面からの視線へ配慮・解放感のある空間(LDK)、それでいて断熱性を考慮・L、DK、主寝室、書斎、子供部屋×2、トイレ2個所 ■求める建築家さん・デザイン性と住み心地(家事動線等の実用性)の両立・しっかりとした設計管理で建物の品質を確保・コストコントロールの相談にのれること・武蔵小杉駅からあまり遠くない ※出来れば よろしくお願い致します。 建築家の所在地について:同じ都道府県・近県の建築家を希望する
共用リビングです。森に面したテラスと吹き抜けがあるリゾートのラウンジのような場所です。木製のルーバースクリーンが空間を柔らかく仕切ります。
撮影:北嶋俊治
敷地中央に電力会社の高圧電線が東西に縦断しており、建物が建てられない建築限界となっていたため、敷地が東西に分断されていました。この建物が建つ領域は敷地西側の保存樹林の稜線に囲まれた小さな平地で、そこに診療所と訪問介護・看護事業所、アパートタイプのサービス付き高齢者向け住宅からなる複合施設を建てる必要があり、必要諸室を限られたスペースに効率的にプランを納める必要がありました。
「医療福祉建築賞受賞の経歴があり、デザイン能力に優れ、新しい施設の提案力を持った設計者を探している」との依頼者の希望をかなえることができる設計者として、知人を通じてご紹介いただいたことです。
サービス付き高齢者向け住宅(ワンルーム20㎡4戸、1DK40㎡4戸)、24時間対応在宅療養支援診療所、24時間訪問介護・看護事業所を併設した複合建築物です。◯窓際キッチン(20㎡タイプ):この種のワンルームタイプではこれまで入り口側にトイレとキッチンを集約する事が一般的ですが、ここではキッチンを生活の中心として窓際の一番良い場所に設けました。これにより玄関の閉塞感が無くなり、開放的な居室空間を実現しています。◯光庭のある家:共用廊下に面して住戸専用の光庭を設けています。これにより方位や時間、季節による住宅ごとの日照の差が解消され、光庭がリビングの一部となり、居ながらにして自然を感じることができます。◯緑に視線を抜く:中央に森に視線が抜けたガラス張りの玄関(階段ホール)を設け、施設のそこかしこにある開口部から森が望めます。また、吹き抜けのある共用のリビング(キッチン)の大開口は森の緑に抱かれたリゾートラウンジのような憩いの空間となっています。◯森の診療所:クリニックの設計で重視した点は敷地の持つ自然環境資源(西側の保存樹林) を内部に取り込むことでした。積極的に患者 に自然「森」を見せることによる心理的な効果「緑が望める病室では患者の治りが早い」(Ulrichの調査)をテーマとし、住宅街でありながら森に抱かれた静かな待合室を実現しています。
この施設は国土交通省平成24年度高齢者・障碍者・子育て世帯居住安定化推進事業による国庫補助に関東で唯一選定されました。
24時間療養支援診療所及び24時間訪問看護事業所としてテナント入居され法人様からは、「住宅街にありながら、森に開放された待合室など、素晴らしい環境をありがとうございました。」と大変好評をいただきました。また、竣工前にテナント入居が決まっていたことから、施行中の定例にもご参加いっただき、細かいご要望にお答えしたことについても感謝の言葉をいただいています。
外観:内部の機能がそのまま外壁のデザインとして現れています。大きな建物を分節してズラし、仕上げを変えることで圧迫感をなくし、小さな建物の集合のように見せています。ALC版を塗装しただけのローコストな仕上げですが、プロポーションの制御と慎重な開口部の計画によってモダンな外観を実現しています。
ワンルーム20㎡タイプの住戸です。お茶や食事が生活の中心と考えあえてキッチンが窓際に配置しました。これは大変好評で、これまでキッチンがあった玄関周りがスッキリして、部屋を広くすることができました。トイレは玄関脇にあります。
1DK40㎡タイプの住戸です。専用の「光庭」が内廊下側の玄関脇にあります。リビングと一体化して見え、実際の広さより広く感じます。部屋の方位や季節、時間帯に関係なく太陽の光が差し込みます。共用廊下は明るくなり、施設に陰湿な場所はありません。部屋の左右に風が抜け、自然の恩恵を受けた暮らしが可能です。
玄関(階段室)です。玄関を入るとまずシンプルな薄くしい階段と背後の森が目に飛び込んできます。こうした敷地の自然を生かした設計は戸建住宅や集合住宅でも可能です。
診療所待合室です。住宅街にありながら森の静寂に包まれています。思わず読書や居眠りがしたくなる空間です。病院や診療所にこそこういった環境が必要です。
つくばエクスプレスの某駅前の区画整理事業地内の好立地に位置するRC10階延べ約720坪の店舗・賃貸マンション+最上階オーナー住戸の企画・設計・工事監理を行いました。(平成20年竣工)
区画整理による新しい街ができるにあたり、所有されている土地の有効活用として賃貸住戸を計画しました。企画段階から賃貸住戸の広さ、タイプ、家賃など周辺状況を十分に検討し、また工事費など事業性に留意し、業務を行いました。
建築可能なボリューム検討、住戸の配棟計画を十分に行い、また、建物高さは天空率による緩和を受け、容積を確保しました。
工事費の予算管理を行いつつ、構造上でも高強度補強筋を使用するなど十分な強度の確保にも努めました。また、最上階10階のオーナー住戸は間取り検討、内装材選定など多くの時間を費やし、オーナーの要望に応えました。
住戸エントランス外部の夜景です
オーナー住戸玄関ホールです
オーナー住戸の約20帖リビングダイニングです
同じくリビングに隣接する和室です
交通量の多い前面道路よりの外観。プライバシー、騒音に配慮。
敷地が三角形という不整形な土地を有効利用してほしい
変形敷地(三角形)に対し、建物をそれぞれの辺に沿わせながら融合させ、プライバシー、採光・通風に配慮したプランとしています。
金属板、コンクリート打ち放し、反射ガラスを組み合わせた外観。プライバシー、騒音に配慮
明るく開放的なLDK空間
LDK中心にある開放的な吹抜け
「わかたけの杜」神奈川県青葉区の緑豊かな保存樹林に隣接した、全66戸の戸建て風のサービス付き高齢者住宅です。最大の特徴は低層分棟連結型という、車椅子利用者の2階住宅へのアクセスに配慮した、空中歩廊による「路地」のネットワークです。
建築主からの要望・依頼者である社会福祉法人理事長の夢である、高齢者のための地域包括ケアが完結した施設として、「これまでに無い革新的な施設を作りたい」との情熱と熱意に押されて、この種の施設としては新しい、低層分棟連結型の施設を実現しました。・敷地内の1/3を占める横浜市保存樹林の景観が西側に広がっていたことから、依頼者から「都心に近い立地ながら、土に近い暮らしを実現してほしい」との要望がありました。・周辺住民にご迷惑をおかけしないように、保存樹林の眺望を遮らない低層施設を希望されました。・南北に隣接する同じ社会福祉法人が運営する介護老人保健施設と・特別養護老人ホームとがあるので、「既存等のサービスの連携に配慮してほしい。」とのご要望がありました。・採算の合う住戸数の確保と建設費の実現。・国土交通省「高齢者・障害者・子育て世帯居住安定化推進事業」の国庫補助へ応募したいというご希望があり、申し込みを行い、見事選定されました。・「手厚いサービスを目指して、24時間在宅介護・看護事業所、24時間在宅療養支援診療所を併設させたい」というご希望に対し、都市的施設を提案して実現しました。・福祉系大学やNPO法人との連携を可能にするボランティア室の設置のご要望があり、実現しました。・入居者が全員そろって食事をするレストランやイベントに対応したラウンジのご要望に対し、中心施設であるセンターハウスを提案しました。・アクティビティ拠点、ボランティア拠点となる部屋の設置。
依頼者である社会福祉法人理事長から、「医療福祉建築賞受賞者であり、これまで革新的な高齢者施設、高齢者住宅、グループホームなどを実現してきた実績のある設計者に仕事をお願いしたい。」とのお話を知人を介していただき、ご依頼いただきました。
「わかたけの杜」神奈川県青葉区の緑豊かな保存樹林に隣接した、全66戸の戸建て風のサービス付き高齢者住宅です。工事中に全ての住戸が予約で埋まる大盛況でした。 住戸は入居者の生活の変化に応じて、可動間仕切りと可動家具を移動することで、間取りの自由な変化を可能にしています。また、町屋格子にヒントを得た細かい穴が空いた折板によるスクリーンによって、プライバシーを守りながら穏やかな気配を感じると同時に、街全体に調和をもたらしています。 センターハウスは2階住戸へ車椅子や足腰の悪い高齢者がアクセスするためのエレベーターを持ち、共用の食堂とリビングがあります。ここでは準耐火建築物でありながら、木の門型フレームが連続する天井の高い居心地の良い共空間を実現し、リゾートのラウンジような場所にしました。各住戸は2階部分で空中歩廊によって立体的に連結されることで、上下の路地の視線が交わり、入居者のコミュニケーションを誘発します。 内外に使われている材料はすべて安価な既製品を使用していますが、その組み合わせや納まりを工夫することでローコストでありながら、美しいデザインを可能にしています。 高齢者住宅におけるこれらのキメの細かい工夫は、若い人が暮らす戸建住宅や集合住宅にこそ必要なアイデアであり、ず快適に暮らせる住環境を実現するものです。 この施設は国土交通省平成24年度高齢者・障碍者・子育て世帯居住安定化推進事業による国庫補助に関東で唯一選定されました。
「小規模な地域包括ケアを低層の施設を連結した都市的施設として実現していただきたことを大変評価している。」「竣工後は高齢者福祉関係や建築学会などの見学者が絶えず、今後この施設をより生かした取り組みを頑張行っていきたい。」「あんまり良いので思わず飾る絵を買ってしまいました。」など、嬉しいお言葉を頂戴しております。
◯センターハウス夜景施設の玄関となる中心施設です。2階の入居者のためのエレベーター、レストラン、ラウンジ、コンシェルジュ(スタッフ室)などが入っています。視線の抜けを慎重に制御した開口部によって魅力的な外観と奥行きを与えています。外壁の金属サイディングに開けた開口部から、内部の木柱による暖かいインテリアが見え、モダンでありながら入居者の憩いの場として機能しています。撮影:北嶋俊治
◯センターハウス食堂木柱梁の門型フレームの連続と白壁のコントラストと、高い天井の上部に設けた磨りガラスによる開口部から、拡散した柔らかい太陽光が降り注ぐ教会のような空間です。日々の食事の場所として、住戸にはない豊かな空間が必要と考え、リゾート施設のレストランのような場所にしました。
◯センターハウス ラウンジ白い食堂に対して、黒壁のコントラストによるより落ち着いた空間です。中央に設けたアイランドキッチンは壁持ち出しのフードと共に内装と一体的にデザインしました。料理教室やパーティー、流しに蓋をすると作業台にもなり、多目的な利用が可能です。高齢者施設の空間ずくりは住宅の設計のきめ細かさが必要です。
◯住宅(50㎡)内部南側には1間幅(1.8M)のバルコニーがあり、床とフラットでつながっているので、室内と連続して見えます。有孔折板のスクリーンはプライバシーを守ると同時に柔らかい太陽光を届けます。写真右側の可動家具が押入れの奥行きがある特注品で、クロゼット部と布団が三つ折りで入る押入れ部で、半分に分割可能で前後を入れ替えることができます。間仕切りは割れずに安全な磨りガラス状の樹脂でてきています。閉鎖しても障子のような優しい光を通すので、圧迫感がありません。間仕切りと可動家具の自由な移動によって、ワンルームから2LDKまで入居者の好みに合わせたカスタマイズを可能にしています。撮影:北嶋俊治
空中歩廊「上の路地」:車椅子や足腰の弱い方が2階住宅へアプローチするてめの通路「上の路地」です。上下の路地の視線が交わり、入居者のコミュニケーションを誘発します。
外部通路「下の路地」:住戸の玄関は向かい合うように計画しました。日々の生活で挨拶などの会話が交わされることで、穏やかな見守りを作り出します。 住戸の雁行平面による外壁の出入りはそのまま街路に影響し、単調で真っ直ぐな路地ではなく、細かく曲がり角がそこかしこにあり、上部を横断する「上の路地」とともに人々の視線が交錯し、より魅力的な街並みを作り出しています。
◯住戸外観1階と2階を1間(1.8M)ずらすことで、広々としたバルコニーを確保しました。有孔折板のスクリーンは伝統建築における町屋格子と同じで、昼は外から内部は見えませんが中からは見える工夫です。住戸ごとに仕上げを変えることで「我が家」を視認でいるように工夫しています。
住戸は可動間仕切りと可動家具によって、健康な状況から要介護になった場合の生活の変化、入居者の希望、パートナーがお亡くなりになった場合などの入居人数の変化に応じた様々なプランニングの変更が可能です。
スキップフロアで明るく開放的なダイニングキッチン
狭小地に2世帯5人が楽しく暮らすことを望んでおられました。
設計者をコンペで選ぶという状況の中で、よりご要望に沿った提案であったため選定していただきました。
狭小地に2世帯で暮らすために、スキップフロアを採用しました。階段を建物の中心に据え長方形の平面を4つのブロックに分け、立体的に配置する事でそれぞれのプライバシーに配慮しながら室を多く確保出来、拡がりのある快適な居住空間を実現しています。
外観(夕景)
リビング
子供室よりキッチンを見る。
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実際に面談の上、4社よりプラン提案頂きました。大まかな概算提示あるもの3件、ないもの1件ですが、...
お仕事を依頼した建築家:
高橋泰樹設計室 高橋泰樹さん...
当方大阪ですが、近隣府県の多くの建築士の先生方より打診を頂きました。自己紹介文やその方のHPを拝見し、あるいはメッセージでやり取りしまして、面談を開始致しました。とにかく一歩、...