セルフビルドの設計・工事監理・確認申請を依頼したい方へ

セルフビルド

セルフビルドとは?

 
セルフビルドとは自分の家を自分で建てる事です。
もちろん自分ですべてを作ることも可能です。
 
また、ハーフセルフビルドと言って、大変なことや危険なことはプロに任せて比較的簡単なことだけを自分でやることでもできます。
 
私としては
・設計・工事監理を建築士に
・基礎工事を基礎業者に
・棟上げまでの木工事を大工さんに
・給排水工事を給排水業者に
・電気工事を電気業者に
依頼することをオススメします。
 
こうするとかなり楽をすることができると思います。
 

セルフビルドに資格は必要か?

 
法律的に個人でも自分の家を自分で建てることは特に問題ありません。
 
しかし、木造住宅の場合、100m2を超えるか、3階建以上の場合は設計・工事監理は建築士でなければすることができません。
(地域によっては条例によって上記の数字が違うことがあります)
工事監理というのは工事が設計図通りに行われているかどうかを確認する仕事です。
 
電気工事は電気工事士でなければ行うことができない部分があります。
給排水工事は公設の上水道管に繋ぐ部分については自治体の指定した業者でないと工事できない場合があります。
 
必要な部分だけをプロに依頼すれば比較的、楽にセルフビルドすることができます。 
  

セルフビルドと確認申請

  
延べ床面積が100m2以下・3階建て以下の木造建物は自分でも設計・工事監理を行うことが可能です。
確認申請も一応、受け付けてくれます。
ただし、一般の方が確認申請を出す場合は、提出するべき書類・図面が増えます。
特に姉歯建築士の構造計算書偽装事件以降は審査などが厳しくなっています。
詳しくは自治体の建築審査課などでご確認ください。
 
100m2を超えた場合は建築士に設計・工事監理を依頼する必要があるので、確認申請も建築士に依頼した方がいいでしょう。
  

セルフビルドの場合、住宅ローンは利用できるか?

結論から言うと、セルフビルドの場合でも住宅ローンを組むことは可能です。
セルフビルドで家を建てたい方から
「銀行に相談したところ『工務店やメーカーを通さないとローンは組めない』と言われた」
という相談を受けたことがあります。

住宅ローンの審査基準

住宅ローンの審査基準は各銀行で秘密にしていますが、一般的には下記のような基準で審査しているようです。

住宅ローンを返せそうかどうか?

例えば

  • 頭金の有無
  • 住宅ローンの金額
  • 完済時の年齢
  • 現在の年齢
  • 年収
  • 勤務先の勤続年数
  • 他に債務などがないか

などからあなたに融資した場合、返済できるかどうかを審査するようです。

担保があるか?

一般的に住宅ローンを借りるためには土地・建物に抵当権を設定します。
あなたが住宅ローンを返せなくなったら、土地・建物を差し押さえて競売にかけ、債権を回収します。

返せる?・返せない場合でも回収できる?

銀行としてはあなたに住宅ローンを貸した場合

  • 返せるか
  • 返せない場合は土地・建物を売って回収できるか?

などを審査しています。

銀行の担当者が『工務店やメーカーを通さないとローンは組めない』と言った理由

銀行の担当者が『工務店やメーカーを通さないとローンは組めない』と言った理由は下記のようなことが考えられます。

その銀行では前例がない

セルフビルドで家を建てるのは、ごく少数派です。
「工務店やメーカーを通さないとローンは組めない」
と言った銀行の担当者が

  • セルフビルドについて知らない
  • セルフビルドでの住宅ローンに前例がない
  • 担当者がそう思いこんでいた

と思われます。

住宅ローンを他の用途に流用されないため

住宅ローンは他の融資に比べて金利が低く設定されています。
銀行としては住宅ローンを貸した場合は必ず家を建ててもらう必要があります。
住宅ローンを他の用途に流用することは不正利用になります。
それを確認する方法として、ハウスメーカーや工務店の見積書や請負契約書を住宅ローンの融資の際に提出する必要があります。
セルフビルドの場合、ハウスメーカーや工務店の見積書・請負契約書がないため、上記のようなことを言われた可能性があります。

確実に家を建てることを確認したい

銀行は一般的に住宅ローンを借りるためには土地・建物に抵当権を設定します。
あなたが住宅ローンを返せなくなったら、土地・建物を差し押さえて競売にかけ、債権を回収します。
住宅ローンを貸す以上、確実に家を建ててもらう必要があります。
それを確認するためにハウスメーカーや工務店の見積書・請負契約書などを確認したいと思われます。

セルフビルドでも住宅ローンを借りることは可能

銀行の事前審査で必要な図面・書類を揃えて説明する

住宅ローンを借りるためには事前に建物の図面・見積書などの提出を要求される場合が多いです。
そのような場合はセルフビルド支援を行っている建築家・分離発注をてがけている建築家に依頼してください。
銀行の事前審査に必要な書類の作成をやっていただくことができます。

セルフビルド支援を建築士に依頼するメリット

 

確認申請で提出する書類が減る

 
建築士が確認申請を提出する場合は、確認申請の手続きを簡略化してもいいということになっています。
そのため、提出すべき書類・図面の枚数が減ります。
 

変更がしやすくなる

 
確認申請に書いた部分を変更する場合には確認申請の変更届けを提出する必要があります。
ご自分で確認申請をされた場合は、提出書類の数が多いので、ちょっとした変更でも変更届を出さなければいけなくなることが考えられます。
建築士に確認申請を依頼する事で細かい部分を変更しやすくなります。
 

工事監理をしてもらえる

 
ご自分の建物なのでもちろん念入りに施工されると思いますが、知らずに手抜き工事になってしまうことになる可能性があります。
建築士に工事監理を依頼していると
「ここの釘の間隔はは100mm以下にしてくださいね」とか
「ここにはこんな金物を付けてくださいね」とか
指摘してもらえますので助かります。
また中間検査などが必要な場合はその手続をしてもらうことができます。
 

アドバイスをもらえる

 
ご自分でわからないことはアドバイスをもらうこともできます。
また、建築士の知っている業者を紹介してもらうこともできます。
  

住宅ローンの審査に必要な図面・書類なども作成してもらえる

 
住宅ローンの審査に必要な図面・見積書などを作成してもらうことができます。
  

ログハウスをセルフビルドしたいあなたへ

最近ではログハウスがキットになって販売されています。
しかし、確認申請などは自分で手配する必要がある場合が多いようです。
ログハウスのキットを購入してセルフビルドを検討している方も、ぜひ事前に建築家に相談してください。
適切なアドバイスを受けたり、確認申請・工事監理などを依頼することができます。

建築家相談依頼サービスとは

 
建築家相談依頼サービスは一般の方が簡単に設計を依頼できる建築家を探せるサービスです。 
建築家相談依頼サービスに投稿すると、セルフビルド支援・セルフビルドの設計・工事監理・確認申請をしてもらえる建築士を簡単に探すことができます 
セルフビルドで家を建てたい方はぜひ建築家相談依頼サービスに投稿をお願いします。 
   

建築家相談依頼サービスの流れ

 
建築家相談依頼サービスの流れ
 
依頼を引き受けてくれる建築家を探すまでたったの2ステップ 
依頼したい仕事の内容を書きこむだけで 
依頼を引き受けてくれる建築家を探すことが出来ます 
  

  1. 依頼を記入する
    下記のフォームに建築家に依頼したい仕事の内容を書いて下さい。
  2.  

  3. 返信がメールで届く
    あなたの依頼を引き受けたい建築家から返信がサイトに掲載され、メールで届きます。
    返信を書いていただいた建築家にはプライベートメッセージを送ることができますので
    連絡をとりあってください。
    お断りする場合もお断りのメッセージを送っていただければ幸いです。

  

建築家相談依頼サービスの料金


 
建築家相談依頼サービスは会員建築家が支払う参加料で成り立っています。 
そのため、一般の方は無料でサービスを利用することができます。 
なので、参加していただいた建築家には誠実な対応をお願いいたします。 
   

セルフビルド支援を手がける建築家一覧

 

 
 

セルフビルド関連の設計事例

 

ページ

  

セルフビルド関連の依頼事例一覧

 

   

投稿する前のご注意

 
 
建築家依相談頼サービスは一般の方は無料で利用できますが、下記の点にご注意ください。 
  

冷やかし半分での投稿はご遠慮ください

 
  
当サービスは真剣に建築家に仕事を依頼したい方のためのサービスです。冷やかし半分での投稿はご遠慮ください。 
  

できるだけ返事をしてください

  
  
建築家相談依頼サービスで返信を頂いた建築家にはできるだけ返事をするようにしてください。お断りする場合でもプライベートメッセージなどを使って連絡いただければ幸いです。 
   

ユーザー 建築家紹介センター 仲里 実 の写真

 

幼い兄弟犠牲の家は崖条例対象外だった

 
広島県で2014年8月20日に発生した土砂災害では大きな被害がありました。 
被害に遭われた方には謹んでお見舞い申し上げます。 
またお亡くなりになられた方の御冥福をお祈りします。 
 
下記のようなニュースがインターネット上に載っていたので気になりました。
写真も掲載されていました。
 
兄弟犠牲の家、崖条例対象外 広島土砂災害
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/111543
「広島市の土砂災害で、幼い兄弟が犠牲となった安佐南区山本8丁目の住宅が、崖近くに建物を建てる場合に安全対策を求められる広島県の「崖条例」の対象外だったことが1日、分かった。同様に崖下に立つ2軒隣の住宅は対象だった。」
 
著作権法上の問題がありますので写真は転載しませんが、上記のページなどをご覧ください。
左から2軒めの家が土砂災害で兄弟が犠牲になった家、その2軒隣の右端の家は崖条例の対象になっているそうです。
 

崖条例とは

 
崖条例とは崖に近接する住宅の安全を確保するための法律です。
崖が崩れた場合のことを想定して崖から一定の距離を離しなさいという主旨の条例です。 
離すことができなければ擁壁を作るなどがけ崩れを防止するための対策をする必要があります。
地域によっては鉄筋コンクリート造の建物ならOKの場合もあるようです。
 

広島県の崖条例の概要

 
最初に広島市のがけ条例を調べてみました。
下記のページで調べた限りでは広島市では崖条例は特に制定されていないようです。
http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/0000000000000/1266363725483/
 
次に、広島県のがけ条例はどのように規定されているのか調べてみました。
下記のページの第四条の二に記載されています。
http://www3.e-reikinet.jp/hiroshima-ken/d1w_reiki/347901010016000000MH/3...
 
「住居の用に供する建築物を建築する場合には、その敷地(災害危険区域内にあるものを除く。)が、二メートルを超える高さのがけ(地表面が水平面に対し三十度を超える角度をなす土地をいう。以下同じ。)の上にあるときにあつてはがけの下端から、五メートル以上の高さのがけの下にあるとき(特別警戒区域内にあるときを除く。)にあつてはがけの上端から、当該建築物との間にそのがけの高さの一・七倍以上の水平距離を保たなければならない。」
 
わかりやすく言うと
「5M以上の高さの崖の下に家を建てる場合は、がけの上端から崖の高さx1.7倍、離しなさい」
となっています。
ただし、緩和規定が書いてあり、がけ崩れの災害防止工事などをした場合は離す必要がありません。
 
調べて見た時、わりと緩やかな規定だと感じました。
 

福岡県の崖条例の概要

 
参考までに、福岡県の崖条例だと下記のようになっています。
 
http://www1.g-reiki.net/pref_fukuoka/reiki.html
からログインして、「第12編 建築」→「福岡県建築基準法施行条例」とクリックして第五条に書いてあります。 
 
「がけ(地表面が水平面に対し三十度を超える傾斜度をなす土地をいう。以下同じ。)の高さ(がけの上端と下端との垂直距離をいう。以下同じ。)が三メートルを超える場合においては、当該がけの上にあつては当該がけの下端から、下にあつては当該がけの上端から水平距離が当該がけの高さの二倍に相当する距離以内の位置及び当該がけには、居室を有する建築物を建築してはならない。ただし、次の各号の一に該当する場合においては、この限りでない。」
 
わかりやすく言うと
「3M以上の崖の下に家を建てる場合は崖の上端から崖の高さx2倍、離しなさい」
となっています。
こちらも緩和規定があって、がけ崩れの災害防止工事をした場合などは離す必要がありません。
 

広島県と福岡県の崖条例の比較

 
比較してみると下記の表になります。
下記の表は崖下に家を建てる場合に限定しています。
全国のがけ条例を調べたわけではありませんので、全国的にはどうなのかよくわかりません。
福岡県のがけ条例と比べるとかなり緩やかだと思います。
もちろん、なんでも厳しくすればいいというわけでもありませんので難しい問題です。
 

地域規制を受ける崖の高さ離す距離
広島県5m崖の上端から崖の高さx1.7倍
福岡県3m崖の上端から崖の高さx2倍

 

崖条例の対象外になった理由

 
写真で見る限り、2軒隣の対象外になっている家よりも崖は高く見えます。
5メートルは超えているように見えます。
 
がけからの距離は同じくらいに見えます。
2軒隣の対象になっている家もがけの高さの1.7倍以上離れているようには見えませんが、がけの災害防止工事などを行っているものと思われます。
 
被害にあった家がどうして対象外になったのか写真を見た限りではよくわかりません。
 
崖条例の対象になっていれば幼い兄弟が死亡するような被害は防げたかもしれません。
 

S-444、20坪3階建て2世帯住宅への建て替え希望(東京都)

ユーザー えんま の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
東京都
現住所‐郡市区町村: 
世田谷区船橋
ご相談の内容: 

都内杉並区、20坪3階建て2世帯住宅への建て替え希望ですが、難があります。
両親は2人、私は妻と子供2人の4人家族です。
 
大手ハウスメーカーに相談し外見調査をしていただいたところ、建物東側に崖があるため、東京都の建築安全条例により、1階部分、もしくはすべてをコンクリート構造にする必要があり、建築費用がかさむとのことでした。
 
また、西側の道路は4Mあり、20センチ下がらなければならず、北側を削ると3階は15㎡ぐらいの面積しかとれないので、1階に車庫を設けて2世帯住宅にしてもどのくらいの間取りと予算がかかるのかは、よく分かりませんでした。
 
始めは、土地を担保に頭金なしで、何となく2千万円台で建てられるものかと安易に想像していましたが(大手銀行の相談会では、2,000万なら恐らく通るでしょうと言われたレベルですので、予算としては3千万円ぐらいが限界なのかなと)。ところが営業マンは4千万、5千万という数字を口にしていましたので、審査が通るのかも不安です。
 
どこのハウスメーカーや工務店に相談したら良いのかもわかりませんでしたので、こちらに書き込んでみることにしました。素人で恐縮ですが、アドバイスやご提案をいただければ助かります。
 





House H

●設計事例の所在地: 
愛知県名古屋市
●面積(坪): 
31.5
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

外観、アプローチ

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

もともとこの敷地は小高い丘の一部で数年前まで緑豊かな森だった。近年、開発が進み、周辺は住宅地化されていったが、この敷地は無造作に造成されていた為か取り残されていた。
できるだけもとの状態に戻したい。そんな思いから計画を進めた。極力擁壁は作らず、土の出し入れもないようにし、法面を整備する。その結果できた平地に建物を配置した。
クライアントが手塩にかけて育てたクローバーが敷地いっぱいに広がっている美しい風景が日常の喜びになればと思う。

その他の画像: 

外観・アプローチ

外観

リビング・ダイニング

リビング・薪ストーブ

リビング・ダイニング

リビング・ダイニング

スタディールーム

洗面所

妙見町の家

●設計事例の所在地: 
愛知県名古屋市
●面積(坪): 
46
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

リビング・ダイニング

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

敷地は都市の大通りに面しており、周辺はマンションなどの開発が進んでいる。周辺環境の変化に流されることのないようしっかりとした骨格を与え、過度な表現を控えることを心がけた。昔から変わらない価値観や気持ちを考えて作った家は年月を経ても古くならないと思います。

その他の画像: 

鎌倉の茶室-小間「3畳台目向う切り」-1

●設計事例の所在地: 
鎌倉
●面積(坪): 
55坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

鎌倉の茶室-小間「3畳台目向う切り」

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

狭い敷地にどのように、2階を住居とし、広間と小間、路地、玄関、寄り付きを配置するか、鎌倉といえどもハウスメーカーの建物が建ち並ぶ環境にあって、どのように茶の別世界を構築するかに大変苦労した。

その他の画像: 

手前座をみる

躙口より露地

水屋より茶室をみる

外腰掛けより茶室方向

内露地を俯瞰する

下地窓
力竹(芽付竹)
光の回り込みを考慮して位置を決める。

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