●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
川越の歴史の一部となった洋館建物
昭和11年竣工から歴史を積み重ねて....。
昭和11年竣工のこの建物は、川越最初のデパートとして誕生しその後、キャバレーや駐車場を経て廃墟として長いこと放置されていた。3年前に竣工当時の姿を取り戻すべく復元と同時に耐震補強を行い2008年3月に竣工した。原設計の保岡勝也氏は、丸の内煉瓦街の多くを技師長として完成させた後に独立し、川越の町の中に当時の最先端の洋風建物を4棟設計し(3棟現存)その最後の建物である。蔵の町の中に点在する洋風建物が川越の町並みが「時代とともに生きている町」としての証である。
川越市 平成20年度かわごえ都市景観表彰「 都市景観デザイン賞」 受賞
埼玉県 彩の国景観賞2008 「たてもの・まちなみ」部門 受賞