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昨日まで、大きな窓を実現するための
いくつかの方法についてお話ししました。

みなさん。
リビングの南面に、どんな窓がほしいですか?
比較検討してみてくださいね。

今日は、次の窓に行く前に。
窓の取付高さについてお話ししておきたいと思います。

これまでご紹介した大きな窓は、床から窓なので、
取付高さについて考える必要ありません。

ただ。
バルコニー等がない2階の窓とか、大きくはない窓は、
床までの窓にはできないので、腰壁のある窓になります。

腰壁とは、床から窓下までの壁のことです。

この腰壁の高さをいくつにするのかって、
自由に決めることができます。

では。
皆さん、どれくらいにしたいですか?

いやいや。
そこまでこだわりないので、「標準」でいいです。
って声が聞こえそうです(笑)

でも。「標準」があるわけではありません。

では。どう決めているのか?

設計士や工務店の経験によるものなんだと思います。
今までこれで取りつけたからとか。

それはそれでもちろんいいんですよ。
ただ、最低限気になるポイントは押さえておきたい。

例えば。2階にある子供部屋に、引き違い窓が
腰壁についているとします。

その腰壁の高さは、私は1.3mからスタートします。
(もちろん、ご要望によって変えていきますが)

なぜ1.3mなのか。
腰壁って、ただ壁なのでなくて、手すりの役割を担います。

手摺の高さって、ある一定ないと、不安じゃないですか?

例えば。
90cmの手すりを吹き抜けに面して設置したら、
大人が手摺に寄りかかると、結構不安になりますよ、きっと。

なぜ、そんな予言(笑)をしたのかっていうと、建築の法律で、
手摺の高さの基準が、1.1m以上になっているおかげで、
オフィスや学校、商業施設とか役所に設置された手摺が
1.1m以上になっているから。

感覚的にそれに慣れているので、それより低いと、
なんだか落ちてしまいそうな印象を持つと思います。

だったら。
腰壁の高さは、1.1mでいいんじゃない?
はい。1.1mであれば、不安も少ないでしょう。

でも、背の高い人がいると、それでも不安になるかな。
そんな風に考えて、少し余分をみて1.3mにしているんです。

もう一つは。
ベッドのヘッドとか、キッチンの背面収納の高さとか、
いろいろ考えると、実は、1.3mがほどよかったりします。
(私の考え方なので、何を基準にしてもよいですよ)

ちなみにですが。
腰壁の高さって、可能であれば、揃えるといいかも。
理由は、外から見たときに、窓がバラバラしないから。

ただ、外見優先で決める内容でもないので、
内部の使い方から決める方がよいと思いますが。。

まずは。今のお住まいの腰壁がいくつになってるのか。
それを測った上で、それより高くするか低くするか。
決めるといいですね。

体感が一番ですから。

さて。明日からは、別の窓のお話しです。

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お互いに助け合えるための拠点
二世帯住宅を建てる方も
当然ライフスタイルはそれぞれで、
やっぱり一番大切なのは
住まい手さんの
暮らしやすさだとは思っています。

ただ、僕がいままで
お手伝いしてきた中で感じたことは、
やっぱりどこかに
世帯間同士の接点を
持たせるべきだなとという事。

できることなら
完全に分離しちゃうのは
避けたいですね。

ベタな言い方ですが、
仲良く暮らせれば
いいなと思っています。

仲良くというのは、
お互いに必要なときは助けあったり、
おじいちゃんおばあちゃんが
孫と一緒に
遊んだりっていうことです。

食事にはこだわり
お風呂は
譲り合い・・・・・。

ただ、食事は基本的に
別のほうが
良いと思っています。

時々一緒は良いと思いますけど
食事というのは
育ってきた環境それぞれで
家庭の色が
濃くでる部分なので、
味やメニューや作り方なんかも、
家庭ごとに違うと思うんです。

さらに若い奥様と
年配の奥様では
好む味もまるっきり違うし、
それを一緒にしようっていうのは
大変な場合が多いですから。

仲が良いので
キッチンは一つで、
という住まい手さんも
いらっしゃいますが、
今までそれぞれでやってきたのに、
同居してから
一緒にやって必ずうまくいくとも
限らないので、
簡単なものでも良いので
キッチンは2か所つくることを
お勧めしています。

逆に、お風呂は
タイミングをみながら
使う事が可能であれば
共有でも良いかと思います。

お風呂は二つ付けると
建築費だけで
100万円以上コストアップしますし、
エネルギーの点でも
1つのほうが効率が良いと言えます。

給湯のエネルギーは
光熱費の1/3ぐらいを
占めてしまうんですが、
エネルギーの使い方を考えると
それでお風呂が2箇所ある・・・・。

さらに割合が
高くなってしまうんです。

想像すると分かりやすいですよね。
特に人が入れ替わり「バスタブのお湯」を
入れ替える生活文化、
追い炊きを考えていない
ご家庭では時に・・・・・。

お風呂はキッチンに比べ
使用する時間も短いので、
可能であるならば
お互いに譲り合ったりしながら
一緒に使う事ができれば
と思います。

つかず離れずの距離感。

あとは、
お互いにくつろぐ事が出来る
居場所=リビングも
それぞれにあるほうが良いと思います。

大人はそれぞれのエリアがあって、
子供だけが
両方を行き来できるのが
ある意味では理想かなとも思います。

大人同士はそんなに
お互いのエリアに
入り込むことはないですよね。

孫の世話は大変だとは言いますが、
やっぱりおじいちゃん
おばあちゃんも
孫と遊ぶのは楽しいと
思える人が多いと感じています。

それに、日常的に
親世帯と孫が一緒に過ごすことが
自然になっていれば、
若夫婦にも時間的余裕も生まれますし
気持にも余裕が生まれる事に
つながるのでは?

僕も実際に「同居」ですから。
結婚して同居して
親子夫婦間に生まれる
色々な見えない部分を見てきました。

共働き家庭にも
親との同居はメリットが
高いと言えます。

上手にお互いに住み分けて
協力し合えれば、
二世帯住宅は
得なことが多いんじゃないかと
思います。

冒頭にも書いたように
ライフスタイルは
家庭それぞれなので、
つくり手側から
こうしたほうがいいと
断言はできませんが、
私自身二世帯住宅で
メリットをたくさん感じているので、
もっと二世帯住宅の良さが
派生すればと思います。

ご相談はオフィシャルホームページから
気軽にお申込みください。

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やまぐち建築設計室
建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/
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※二世帯住宅計画のポイント

ユーザー アーキシップス京都 古前極 の写真

壁掛けエアコンの全館空調効果

エアコンを床下に設置して暖気を作り、床上の吹き出し口から室内を暖める方法を見聞きした時は、その大胆な発想に感心しました。
2000年代のはじめ前後だったと記憶しますが、その後は実践者が続いてノウハウが蓄積、設置方法のバリエーションも増えて、壁掛けエアコンで全館空調効果を得る手法は、住宅市場で一定の支持を集めています。

アーキシップス京都 壁掛けエアコンの全館空調効果

冬は下から、夏は上から

現在では様々な考え方がある壁掛けエアコン方式ですが、弊社が体験したのは床下に冬用の、ロフトに夏用のエアコンを設置する方法です。

よく知られるように、周囲より温度の高い空気は上昇します。
この性質を利用して、冬は一階床より下に設置したエアコンで床下空間を温め、家全体に床からじんわり暖かさを広げます。
逆に夏はロフトに設置したエアコンの冷気を、吹き抜けを利用して降ろします。

前提として、
・基礎断熱とする
・外皮性能はG2グレード前後の高気密高断熱住宅
・窓は全てLo-Eペアガラス以上の高機能樹脂サッシ
・部材の隙間のない、C値0.5前後の家
・家の中心に暖気や冷気の通り道となる大きな吹き抜けを設置
・個室を含めて出来るだけ仕切りを減らした間取り
・個室扉はスリット等を設けて空気の流通を確保
・南面に大きな日射取得型ガラスの窓を設置、ほかの窓は小さめに
・24時間換気は熱交換型とする
などの必須条件があります。

アーキシップス京都 壁掛けエアコンの全館空調効果

冬は足下からが、人も建物も気持ちいい

正直に言ってこれだけの条件を満たしたら、冷暖房方法がなんであろうと、快適な住宅になりそうな気もします。
人気の秘密は、暖房の「足元から暖まる」点でしょうか。

温風が床から吹き出す対流熱、足裏が温まる伝導熱、床や壁からの輻射熱、複合的に空間を温める冬の快適性が、支持を集めるようです。

アーキシップス京都 壁掛けエアコンの全館空調効果

疑問点はほぼ解決済み

壁掛けエアコンの床下設置には、当初から疑問の声もありました。
①壁掛けエアコンの使い方から逸脱し保証対象にならない?
②床付近の塵埃の多い空気を吸気して拡散する恐れは?
③床下エアコンの365日24時間稼働で本体の寿命は短い?
④個室まで十分に温度が行き渡るか?
⑤床下のエアコンにリモコンが効くか?

①については、メーカーが推奨しない使い方は保証対象とならない可能性大、床置き型エアコンもありますが床下設置の保証はどうでしょうか。
②はこまめなフィルター掃除は必須ですが、全館空調はいずれも同じです。
③は可能性大とも、オンオフが少ないので長もちするとも意見があります。
いずれにしろ、取り替え時の作業空間や動線の確保は必要でしょう。
④も間取りや面積によって、個室への引き込みファンや予備冷暖房が必要なケースもあるようです。
⑤はスイッチ方式の機種で回避できます。

また暖房は、暖気を床下にムラなく流通させる必要があり、床下に送風機や整流板を設置することがあります。
床下の気流を考慮した基礎立ち上がり、床下で作業できる人通口、構造の知識も経験も求められます。
床下の清掃方法と経路も考慮しておく方が良さそうです。

アーキシップス京都 壁掛けエアコンの全館空調効果

選ばれる理由

エアコンの台数が少ないとは言え、ハイレベルな高気密高断熱住宅を前提とし、構造設計や気密測定が必要なこの方法は、いわゆる「ローコスト住宅」のカテゴリーに収まりそうもありません。

それでも人気が広がる理由は、ビル空調を住宅に適用した欧米式の全館空調と比較した時、必要面積やコストの負担が少ない点があげられます。
この方法、アクセスしやすい全館空調として、人気が続きそうです。

京都 建築家の注文住宅 一級建築士事務所アーキシップス京都

このコラムは、注文住宅を計画する方の参考になることを目的に、アーキシップス京都の経験に基づいて書き下ろします。
トピックス、技術、経験の内容は、主観に基づくことをご了承ください。

ユーザー 南俊治建築研究所 南俊治 の写真

ボリュームチェックの図面は、不動産購入の際に利回り計算をする際に基調となるデータです。
工事費がいくら掛かり、家賃収益の年収でわると5〜7%が最近の相場ではないかと思います。
建築士はボリュームチェックの際に役所で様々な法的規制条件をクリアーさせなくてはならず、責任ある業務となります。弊社の強みは迅速に丁寧にまた創造性豊かに提案を準備心掛けています。なお一回3万円で受けさせて頂いています。

ユーザー プライム一級建築士事務所 西島正樹 の写真

ガレージハウスのこれまでの事例をまとめてみました。
下記リンクよりご覧いただけます。
シャッターのついたガレージハウスと、シャッターのないビルトインタイプに分けて紹介しています。
http://www.prime-arc.com/houses_link/_garage_house

または、PRIMEホームページ> 「HOUSES」ページ
> 「Feature▽」をクリック (PCでは上部、スマホでは下部に表示されます)
> 「ガレージハウス」をクリック
からもご覧いただけます。

■PRIMEホームページ(トップページ):
http://www.prime-arc.com
■PRIMEホームページ(ガレージハウスページ):
http://www.prime-arc.com/houses_link/_garage_house

ユーザー 岩間誠治一級建築士事務所 岩間誠治 の写真

シェアハウスの間取りは専用住宅とは異なり、プライバシーの確保が必要となります。
専用住宅では、リビング経由の個室配置が多いですがあえてリビング経由としない方がシェアハウスの住人に自由度を持たせることができます。

ユーザー 岩間誠治一級建築士事務所 岩間誠治 の写真

共同住宅やビルを設計する場合、土地購入前にボリュームチェックの図面を作成し、どれくらいの建物を計画可能か事前に検討します。
検討内容には用途地域による規制から地域ごとの条例等様々な法規制を検討します。
法令の解釈や車線のクリアの仕方にはそれぞれ設計者の個性が出ます。この時点である程度の形やデザイン性も決まってきます。

当事務所でも対応しておりますのでお気軽にお声掛けください

I-4008、用途変更(ホテルにする)する為……(東京都)

ユーザー アイ4008 の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
東京都
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

お世話になります。
 
既存のビルですが、以前事務所と住宅として使ってます。用途変更(ホテルにする)する為、建築確認検査をお願いします。
物件の場所:台東区***
 
建築家の所在地について:
建築家の所在地にはこだわらない





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LDKに面する窓って、大きく確保したい!
そう思う方って多いんじゃないですか?

その「大きな窓」にするため、いくつか方法を
お話ししてきました。

昨日は、真ん中がFIXになっている窓とか、
大きな片引きの窓をご紹介しましたよね。

その窓であれば、引き違い窓にはない開放感を
実現できますよ。
そんなお話しでした。

さらに、今日は。
別の側面から、開放感のある窓のお話しを
していこうと思います。

大きな窓は魅力的なんだけど。。
LDKの外にあるウッドデッキ等と一体的な利用がしたい!

例えば。BBQが大好きで、友人を招いて、
たくさんの人数で愉しみたい。

もしそうであれば、窓からの出入りって大事ですよね。

食材や飲み物を持ち出したり、中に入れたりするし、
人の行き来だってありますよね。

出入りが多いのであれば。。
窓を大きく開け放てると、便利ですよね。

そんな時は、こちら。

あれ?窓がない??
って一瞬思いますよね。

こちら。
昨日お話しした、片引き戸と似ているのですが、

窓を両側に引き込んでしまう窓なんです!

つまり。
開けたときには、両側の壁に窓が隠れます。
とても大きな開口をつくりだすことができます。

これであれば、ウッドデッキへの行き来も、スムーズ。
多少酔っていても、窓にぶつかることはありません(笑)

ウッドデッキと一体で使いたい人には、
とても人気な窓になります。

ただ、窓を閉じたときには、これまで紹介した窓より
窓枠のラインが多いかもしれません。

閉じたとき、開けたときのどちらを優先するか。
それによってセレクトが変わってきますね。

それと同じく、大きく開け放てる窓というとこちら。

カフェとかで見かけますよね?
窓が折れ戸になっているタイプですね。

先ほど同様、開けたときに、開放感はすごいです。
でも。先ほど同様に、閉じた時には、枠がきになるかも。。

それと、こちらの折れ戸タイプは。
引き戸に比べると動き方が複雑なので、
建付けがよくなくなることがあることが気になります。

こういった気になる点も踏まえて、
採用を考えていただけるといいかなと思います。

大きな窓がほしい!
といっても、何を求めるかで、いろんな選択肢があるんです。

しっかり比較検討しながら、決めていきましょう。

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マンションのリノベーション事例を写真でアップしています。
比較的大きな住戸の場合には、ファミリールームと来客のゲストゾーンを
わけて機能的にも分離できる住まいの提案をしています。
建具を両引き分けで空間は一体にもできます

一級建築士 南 俊治

ペントハウス

屋根裏利用ではオーロラのような空間で癒やしの効果を演出しています

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