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トップライトと勾配というお題を頂戴しました。少しご説明させていただきます。
まず、トップライトという言葉ですが、屋根部分についている明りとりのことを言いますが、ルーフウィンドウという言い方もされます。これらの商品はいくつかのメーカーから販売されています。サッシメーカーはほとんどカタログに載っているのではないでしょうか。トップライトに特化したメーカーもあります。日本ベルックスや菱晃などがそうですが、これらは各メーカーあるいは製品によって取り付け勾配が違っています。たとえば、日本ベルックスの場合ですと、ほとんどが2.5寸以上の勾配屋根に取り付けてくださいとなっていますし、菱晃では4.5寸以下の勾配(水平でも大丈夫です)などといろいろです。ちなみに、この勾配の何寸というのは10寸の水平距離に対して2.5寸とか4.5寸とか上がるということで、10:2.5あるいは10:4.5といった意味です。ですからこの数字が大きいと勾配はきつくなります。

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地球環境の変化に伴い日本列島が、昔の温暖で四季の移ろいが美しい気候で無くなってしまいました。巨大な台風の到来により、多くの家屋に暴風や河川決壊の被害が及んでしまいました。被害に遭われた方々へお見舞い申し上げます。

戸建てという個の建物において、インフラの供給は敷地境界(道路境界)から内側はすべて個人の責任となります。建物とインフラ設備について、ポイントをまとめてみます。

電気の場合、道路の電柱から建物への引き込み点までは電力会社の管理となります。太陽光発電設備を設置している建物では、スマートメーターなどから電力の売電・買電が確認できます。一般に電力会社からの電力供給(連係)が停止すると建物内部の電源は全く機能しません。太陽光発電設備と蓄電池の併用が整っていると使用時間に限りはありますが、自家発電の電力から冷蔵庫や照明などの電源を確保することが出来ます。近隣の河川などの浸水などが考えられる場合には、蓄電池設備などの基礎を立ち上げておくことも有効であると考えます。

水道の場合、水道局からの水圧で建物への水供給が出来る場合には、停電があってもそのまま使用することが出来ます。しかし揚水ポンプなどを使用している環境の場合には停電の際には水を使用することが出来ません。下水排水の逆流などが取り沙汰されるようになりましたが、一般に逆止弁たるものがついていないので、排水口やトイレ便器からの逆流が無いとは限りません。道路での埋設給水管が破裂した際には上水(給水)が使用できませんので、2週間分の雑水や飲料水は保管できる準備を整えて頂くことを推奨します。ペットボトルやポリタンク、雨水貯留タンクなどがその役割を果たしてくれるでしょう。

ガスの場合、都市ガスでは、道路埋設配管の破断が無くても一時は点検などの作業により供給がストップすることも視野に入れておかなければなりません。またプロパンガスでは、個別での供給のため使用可能かと思います。それでも、カセットコンロなどの常備は欠かせないとお考え下さい。

インフラ対策の事前準備には、以下のことを想定してみてください。
電気対策として、太陽光発電設備と蓄電池設備。水対策として、雨水貯留タンク及び浄化設備。ガス対策としてカセットボンベや太陽熱による集熱器具など。暖をとるためには灯油式ストーブ、断熱用にアルミシートや梱包養生材を確保しておくことも有効です。

それでは建物の事前準備はどのようにすればよいか。

電気対策として、家庭用分電盤の近くに非常用分電盤を設置し、自家発電用の太陽光発電パネル数枚(そもそも屋根などに太陽光発電設備が設置されている場合を除きます)と蓄電池を準備。電気利用の優先順位を決めておくことが必要と考えます。冷蔵庫(冷凍庫)、揚水ポンプ(設置されていれば)、一部の照明器具や充電可能なコンセントの位置決めなどです。
水対策として砂充填した土嚢袋を10~20袋、防水性のある粘着テープ、ベニヤ板、シリコンコーキング10本程度が考えられます。
そして建物そのものへの準備は、窓ガラスなどへの暴風対策としてガムテープ、ベニヤ板、角材(45×36程度)、ブルーシート、木工ビス(45、65、90㎜程の長さ)インパクトドライバー(のようなもの)があると完璧です。

これではプロの装備と思われるかと。その通りです、各建物に、プロの装備に近いものを用意しておくことがこれからの防災対策となるのです。自分の家は自分で守る、自分で補強する、その心構えと準備が必要な時代となっていることを自覚してみてください。

I-2395、リフォームをしてくださる建築家さん(大阪市)

ユーザー M2395 の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
大阪府
現住所‐郡市区町村: 
堺市
依頼内容: 

リフォーム前提でRC造3階戸建ての購入を検討している物件があり、リフォームをしてくださる建築家さんを探しております。その物件は壁式構造で間取りの変更などが難しいそうなのですが、家事の動線が悪く少し住みづらそうな印象でした…当初は新築一戸建てを視野に動いておりましたが、木造住宅には出せないRC特有の無機質な雰囲気が好みでこの物件に惹かれています…リフォーム予算は1000万円ほどです。宜しくお願いいたします。
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する
 





ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

しっとりと、落ち着いた雰囲気。

こちら。

とある家づくりの現場です。

昨日、こちらで、お客様の検査があったので、

立ち会ってきました。

壁紙の汚れや切れ等をしっかりチェックしていただいて、

現場監督に共有。

1週間ほどで是正工事をする予定です。

今日は、検査の後、竣工写真を撮影ということで、

名作家具たちが、室内に運ばれています。

どんな写真になったか。。

それは、カメラマンからアップされてきましたら、

こちらでも紹介しますね。

そうそう。

写真をご覧になって、ピンときた方もいると思いますが。。

リビングに床から天井までの大きな窓がありませんよね。

バルコニーもなかったりします。

正面の大きな腰窓をみてください。

隣家の屋根が少し見えてますよね!

実は。。

椅子等に腰かけて、正面の窓から風景を眺めると、

隣家の屋根がちょうど隠れて、空だけ見えるんです!

リビングだからって、バルコニーや掃き出し窓が

なくてはいけないということでもないんですよ。

敷地や周辺状況、ご要望に合わせて、

こういった細かな工夫は必要なんだと思います。

午後は、これから家づくりを考えているご

夫婦と初面談!

ちょっと緊張した雰囲気だったのですが、

いつもの調子で、ざっくばらんにお話ししながら、

家づくりに対する想いを、いろいろうかがってきました。

ワイワイと。

楽しく。

しっかりと。

一方的に話するのでもなく、

一方的に聞くわけでもなく。

こだわりや思いをしっかりと引き出して、

うかがうことができました。

同席した工務店の社長の一言。

「やっぱ、引き出すの上手いですね」

それはそうですよね。

その方の家を計画することが目的なので、

趣味はもちろん、生活スタイルや要望まで、

いろんな角度から、聞いておかないと、

まったく違ったものができてしまうので!

あっという間に2時間ほど。

楽しい時間になりました。

さて。どんな家になるのか。

これから考えていきます。

それもまた楽しみなんですよ。

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日、とある家づくりのため、

お客様と一緒に、コイズミ照明のショールームへ。

写真はちょうど、リビングの照明を体感していただいてます。

事前に私とコイズミの方とで作成した

照明計画案をもとに、体感と説明を進めてきました。

外回りの照明器具からスタートして、内部へ。

各スペースごとに、明るさ感や色合いをしっかり

ご覧いただきました。

こちらのお客様は、オレンジな光が中心で、

どちらかといえば、しっとりと落ち着いた雰囲気が御好み。

ちなみに。

パキッと白くて、明るい感じが好きな方には、

暗く感じてしまうかもしれませんね。

何を言いたいかっていうと。。

人によって、好きな色合いや明るさの感覚が違うんです。

なので、体感せずに決めるって結構危険です。

毎晩、その明るさの中で、今後過ごすことになるんですから。

家づくりをされる場合は、照明の体感は、

外せないかなと思っています。

その後、その足で、名古屋モザイク工業へ。

お客様のテンションは、さらにアップ!

もちろん、タイル好きの私も、テンションアップ!!

大盛り上がりの中、一緒にセレクトしてきました。

お若いご夫婦ということもあって、個性が面白い。

普段の私では、なかなか選びきれないようなタイルをセレクト。

どんなの?って思いますよね。

うまく取り入れないと危険な香りのする、

ムラの強いタイプでした。(写真は撮り忘れましたが)

採用してみたかったタイルなので、うれしい!

お客様もノリノリなので、よかったです。

どんな家になるのか。

想像すると、ワクワクしてきます。

話は変わって。。

とある家づくりの敷地で、昨日、視察してきました。

なんの変哲もない感じなのですが。。

実は、この敷地。

15坪しかないんです。

15坪?

すんごい小さいんですよね。

狭小住宅は、今まで結構たくさん設計してきましたが、

その中でも、かなり小さめの部類に入ります。

写真では伝わりませんが、結構すごかったです(笑)

しかも。

日当たりの条件も、あまりよくないので工夫が必要。

さて。どうするか??

考えるのが楽しみです!

いろんな家づくりが進行中。

毎日刺激的で、楽しいです!

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 鉄骨造の耐用年数というお題をいただきましたので、少しご説明したいと思います。耐用年数という言葉は、なかなか厄介な言葉です。財務省で決めている建物の減価償却の年数がそれにあたるわけで、実際に使えなくなるまでの年数ではないということを理解しないとなりません。この財務省令によると、建物の構造の種類によって、また用途によって細かく年数が定められています。住宅に限って見てみると、木造が22年、*軽量鉄骨造(これもその肉厚によりいろいろですが)が27年、鉄骨造が34年、鉄筋コンクリート造が47年という具合です。
 早稲田大学の小松先生の研究室が建物の平均寿命という研究をされています。これによると、2005年の推計で51.85年となっています。この年数でも結構短いですが、建物は使い方で随分と長生きできるものと思います。法隆寺はほぼ1300年たっているといわれていますし、欧米では、建物はほぼ半永久的なものというとらえ方があるようです。平均的な寿命が日本では30年、アメリカで55年、英国で77年だそうです。(日本1998~2003、アメリカ2001~2005、英国1996~2001の新築後経過年数の平均、平成18年住生活基本法の参考資料から)日本は住宅の命が短いですねぇ。私達もせいぜい大事に使って長生きさせてあげたいものです。
 *軽量鉄骨造については別のコラムで詳しくご説明していますのでそちらもご参考にしてください。
 

ユーザー 大島功市建築研究所 一級建築士事務所 大島功市 の写真

半世紀を経て2017年にリノベーションして完成した千波町の家http://ohkokk.boo.jp/senbanoie.html
この建築は鉄骨造です!
内部をスケルトンにして鉄骨部分が露わになった時、その鉄骨はなんともなくそのまま利用できました…コンクリートと違って内包されている鉄骨部分は半永久的にもってくれるのではと感じました…今回のリノベーションのように、構造体としての骨はそのままで内外装をメンテナンスし続ければ鉄骨造の耐用年数としては半永久的だと感じさせる体験でありました(^^)/~~~

ユーザー 株式会社クレアール 井上英勝 の写真

建物の耐用年数は、「税務上の不動産価値としての観方」と「技術上の建築構造的耐用としての観方」があると考えます。鉄骨構造の場合、用途によっては異なりますが、前者の税務上では約27~35年としております。後者の技術上では、約30年としているかと思います。これらは机上の理論であって、そもそも建物の維持管理状況によって大きく異なります。

鉄骨造の構造躯体は鉄骨鋼材で、大敵のは「錆び」と「火災」です。
一般に、躯体としての鉄骨鋼材は外部に露出するのではなく内部に隠ぺいされた状態を維持しているものです。外壁や屋根といった衣服を身に着けているといってもよいかと思います。鉄骨鋼材に雨水などの水分や酸性の物質に接触すると錆びが発生します。また火災発生時の高温状態で、鉄骨鋼材に変形が起きると接続部や脆弱部分の破壊や破断が起きてしまいます。鉄骨鋼材は、まず連結部などの質量が小さい部材から脆弱になっていきます。
では鉄骨造の耐用年数を維持するためには、次のことに注意してください。
まず漏水対策としての外壁屋根の防水や塗装の定期的な改修施工を行うこと。
外壁面の窓周りや外壁の目地部分にあるコーキングが劣化しますので、打ち直し・打ち替えを行うことが必要です。屋根防水でも表面の素材が劣化しますので、防水表面のトップコート上塗りなど(状況によっては改修方法は異なります)を必要とします。すでに漏水などが確認できている場合には早急に対応をなさることをお勧めいたします。錆び腐食が始まると着実に進行してしまいます。
また火災対策ですが、建物としては建築基準法により耐火建築物としての条件が充実しておりますので問題無いかと思います。基本中の基本ですが、火災を起こさないことです。
鉄骨造の耐用年数を延ばすには、日々の現況確認などの管理を怠らないことです。何か事象を発見したならば、早急に建設会社様や建築士に相談することが最も大切なことと考えます。

新築の鉄骨造において、鉄骨工場で材料検査を行いました。

新築の鉄骨造において、鉄骨工場で材料検査を行いました。

ユーザー 南俊治建築研究所 南俊治 の写真

建物には構造種別によって耐用年数があります。

①軽量鉄骨造       19年
② 木造           22年
③鉄骨造          34年
④鉄筋コンクリート造   47年

軽量鉄骨造というのは鉄骨造の一種ですが、骨格材の肉薄鉄骨で厚みが3mm以下の建築物を軽量鉄骨造と言います。鉄骨が薄いので安価に建築できますが、高層の建物は不可です。

耐用年数という言葉は、「建物の寿命」のような印象を持ってしまいがちですが、実は全く関係ありません。あくまでも耐用年数とは、税務上で定められた減価償却用の数字に過ぎないのです。

上戸祭の家

●設計事例の所在地: 
栃木県宇都宮市
●面積(坪): 
120㎡(36.4坪)
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

LDK

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

建物形状は、プロポーションの異なる2つの家形のヴォリュームが部分的に噛み合うようにつながる形となっています。背の低い棟はLDKと水回りが、背の高い棟には寝室や書斎などの個室と共用の図書スペース(2階)が設けられています。2つの棟は互いに重なりあった部分にある階段室を介してつながっていて、棟や階が互いに分かれているようでつながっているような、中間的で曖昧な印象となるようにしました。こうすることで、2階の図書スペースはLDKの延長のように感じられ、キッチンにいながらもの様子が伺うことができ、時には階段が子供たちにとっての読書スペースに早変わりします。

その他の画像: 

キッチンから2階へ上がる階段を見る

キッチン

階段室からLDKを見下ろす

ロフト付き子供室

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