木造3階建て|建築家の設計事例

将来の外装メンテナンスには足場が必要ですが、3階建ての足場は高額となります。また、建物が密集した狭い場所に足場を建てるのは容易ではありません。外装は継ぎ目にシーリングを使用しないなど、外装のメンテナンス性を高めることによって、将来の負担を減らすことを目指しました。

北向きの暗い敷地を、快適な住まいする為に、建物の真ん中に中庭をつくり、3階から、1階まで、日の光が白い中庭の外壁に反射しながら注ぐ地上までそそぐ、明るい住まいを提案しました。

メンテナンスは外装だけでなく内装や設備配管等あらゆるところに注意が払われています。内装の多くは安全でメンテナンスも良い塗料を使用しています。大きなテラスに降ってくる雨水は、短時間豪雨にも対応できるよう開放されていて、テラスに溜まることを避けています。

狭小敷地+前面道路に傾斜があり、更に角地だったため、低い方の道路高さで天空率を利用する悪条件となり、斜線クリアが厳しい敷地でした。

当敷地は静岡市内の街中に位置し、交通量の多い南北に走る道路と、一方通行で東西に走る道路の四つ角の南西の角地にあります。
敷地面積は50坪、その中に木造3階建てのスタイリッシュで開放感あふれる「都市型ガレージハウス」を計画しました。

光と風を取り入れる為に、階段の上部にトップライト(天窓)をつけ、屋根から光を取り入れ壁に反射し、1階まで光がおりてくる設計をしています。階段は蹴込板の無いスケルトン階段。廊下をFRPグレーチングにして階段と一緒に、1階まで光がおりてくる、光の通り道にしました。

逆転の発想による、豊かな空間と、ちゃんと使用できる第2のLDKテラスバルコニーを備えた、魅力的な住宅

渋谷区の幹線道路からほど近い立地の住宅です。
内部は容積を最大限生かした間取りとしています。
耐火木造の住宅で、1時間耐火・省エネ等級を満たすため
一部分離発注方式を採用しコスト低減に努めています。

堀込車庫と土留めの擁壁を、建物と一体化して設計することで、建築コストを抑える工夫をしました。道路に面した地下部分に玄関を設けて、住宅用エレベーターを組み込み、バリアフリー化を図りました。

2階中庭の配置と、そこから広がる陽射しの空間

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