中庭|建築家の設計事例

2世帯住宅は建物が大きくなる傾向があるため、将来負担になってくるメンテナンスに対応するため外壁や屋根には維持管理のしやすい建築材料を選びました。2世帯住宅は設計が特に難しい分野で、同居することが家族の幸福につながることが大前提となります。

旧中山道の風情の残る街区に計画した50代鋼板のご夫婦の対の住まいです。
敷地の中で一番環境のよい南西側にコート(庭)を設け、建物と格子状の塀で囲い、コートに対して大きく開いた計画で、太陽の陽射しを一日中感じることができ、窓を開ければ自然に風が流れていきます。

この住宅の家族構成は、30代前半の夫婦+2人の娘、50代後半の御主人の両親、80代後半の御主人の祖父母の8人家族です。

地方都市の集合住宅において、従来とは異なる新しいコミュニティを創出することは可能なのか? 経済合理性抜きでは成立し難い民間資本による集合住宅の計画に対し、この困難とも思えるテーマに取り組み、ひとまずその舞台となる器は完成した。

お施主さんからの希望は、「景色を愉しむ」というテーマでした。いわゆる外の景色を魅力的にすることはもちろんですが、日常生活の中の家族の様子も景色としてみえるように、ということがもうひとつの大きなお題でした。このテーマのために考えたことは、

◇外壁を乾式タイル貼りとし、長寿命・維持管理に配慮しています。
◇内部に大理石を使用し、ゲストの応対の場にふさわしい、ワンランク上の住まいとしています。
◇カ-テンや水回り設備に輸入品を使い、アクセサリ-に至るまでコ-ディネ-トされています。

敷地は熊本市中心部からやや東、幹線道路から50Mほど奥の住宅街に位置する。周辺は戸建住宅が立ち並ぶ比較的良好な住環境であるが、4M道路を挟んだ南側に高さ4Mを超える擁壁があり、その上に3階建てのアパートが立ち並ぶ。このため、建替え前の住宅は冬季、全く日照が届かない状態であった。

住宅密集地ではあるが、建蔽率が低く、敷地が小さいと通常はワンフロアに窮屈さを感じ、逆に空地や庭が広くなる。また容積率の高い住宅地には、中層マンションも見受けられる。そこで以下に重点を置いた。
・庭を有効的に機能させる。
・リビングに窮屈感をなくす。

子供室に続くファミリールームが欲しいとのことでした。
全体のイメージは和モダン。
お子さんはおしゃまなお姉ちゃんと元気な弟さんの二人兄弟。
将来は家具で区切ります。下屋から続くリビングに子供室の小窓でつながります。

エントランスの方法について検討し分割したこと。

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