建築家の設計事例

これまでの医療建築は、清潔感と信頼感がデザインソースであったが、今は完全にそうとも言い切れない。この建築は白いパッケージに山野を彩る代表的な色をランダムに配色し、窓は室内空間から必要とされる場所にのみ設けた。プランとしては医療建築のオーソドックスな平面計画としつつも、主張する建築となった。

翠松園の景色の見える傾斜地への建築、構造的な検討と介護のできる間取りを両立しました。

古い木造家屋を解体して新築されたワンルームマンションです。近隣関係では少し苦労しましたがすっきりとした仕上りでモダンな若い人が住むのにふさわしい仕上りになったと思います。

コストを抑えるため、またもともとの風合いを設計に取り込むために、既存擁壁をそのまま残し建物荷重がかからないよう距離をとる建物配置計画としました。高低差をいかし、高い方の敷地1階のリビング・ダイニングからと、2階の主寝室から海が眺められるようプランニングしました。

室内は生活スタイルの自由度を高めるため、移動家具や引戸の間仕切で住まい手が重空間を自由にレイアウトできるようにしました。

名古屋市千種区の高低差のある閑静な住宅街に建つ木造3階建の長期優良住宅です。
斜線制限をクリアするために湾曲にした立ハゼ葺きのガルバリウム鋼鈑に
米杉の羽目板がアクセントとなる外壁が目を引きます。

「自然素材と通じるものが感じられる」として、コンクリートを好まれていましたが、予算的にRCという選択肢は採用できませんでした。
木造ですが、急傾斜に対応する基礎・階段の見せ方や素材感で環境とのマッチングを図りました。

建て主さんのご指示もあり、㎝単位で検討を加えた店舗です。
家具や陳列・収納台は、全て現場で大工さんや建具屋さんに作ってもらいました。
限られた予算にもかかわらず、良い仕上がりです。

既存店舗の美容室の改装。
耐震補強・家相を良くすること。そして既存店舗で使用できる機器・器具類は再利用して、限られた予算内で心機一転、お店のイメージを明るくする、更に作業動線も良くする事と共に、息子さんが新規取り入れるデザインカラー用のコーナーも造ること。

荒川サイクリングロードや、秩父山・榛名山など、サイクリングのメッカのど真ん中に位置する場所であることから、サイクリスト向けの賃貸というコンセプトは比較的スムーズに決まったが、そのための工夫として玄関を開けたらすぐに自転車が置ける土間をつくり、そこは自転車を置いたりメンテナンスをする場であり、か

家の大きさはそれなりにあるけれど「個室主義」とでもいうような、ひとつ部屋を移動するとぽつりと寂しくなるような家でした。空気の流れも悪くカビくさい。ともかく”空気”も”気”も「流れの悪い」家でした。

住宅地における完全分離の二世帯住宅。
クライアントは双子のご兄弟とそのご家族でした。
それぞれのプライバシーを守りながら、光に満たされた空間を実現するために、スキップフロアを採用しました。

はじまりはインターネットの問い合わせからでした。
工事はオーナーさんの知り合いの工務店が担当しました。

公園を見渡す眺望を楽しむための家です。高齢となる親世帯にも使いやすい2階リビングに工夫をしました。
また、冬の寒さ対策のためにはウレタン吹付断熱のほか、基礎断熱を施し、導入コストのかかる床暖房をあえて「使わない」という選択をしました。

高瀬川や桜並木が眺められるように大きな窓を作る。

都内大田区に計画した木造3階建の一戸建住宅です。
将来自宅でもお店を構えられるようにとの要望を受け、1階部分を店舗に転用できるよう、内部に構造耐力壁をなくし、間仕切り壁を撤去可能な建築構成としました。

当計画では1階にプライベートな寝室、収納、子供部屋を配し、2階にはせせらぎ公園を望むリビング、ロフト、ダイニングキッチン、サニタリースペースを配している。

夫婦と子供の3人が暮らす、20坪の家。必要最低限の空間で最大限に暮らす、そんな住まいをご提案しました。新婚・子育て・老後と変わることなく住み続ける事の出来る家。コストを抑えつつも、丁寧で心地よい空間になりました。

住まいづくりはクライアント、設計者、現場監督、職人がこだわりをもち一緒につくりあげるところに楽しさや満足があります。
楽しさがあれば最大限自分たちの力を発揮できるのだと思います。
クライアントと設計者は話し合い最良の選択をします。

京都府木津川市、近鉄高の原駅周辺に造成された住宅地の一角に位置する敷地は四隅がすべて直角の完全な整形地。南北2面接道であるが南側は約2mの高低差の法面となっている。敷地から手がかりとなる要素がほぼ無いと言う条件の下、施主からの「プライバシー重視」という要望を意識した中庭型の計画とした。

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