園舎|建築家の設計事例
敷地高低差が2mほどあり、既存の園庭と園舎を活かすと言う、複雑な計画ではあったが、送迎のしやすさ・安全確保・アプローチのしやすさ等、諸条件をうまくクリアできました。 |
卸本町と言う、ある種、雑多な地域であり、無機質な建物や、派手なサインが立ち並ぶ中、福祉施設がどうあるべきかを悩み計画しました。 |
160名の園児が自然とともに楽しく遊べ、同時に全ての保護者や保育士が安心できるよう、大人の目が互いに届く中庭型、かつ子どもが緑を巡り行き止まりなく走り回れる立体回遊動線とし、それらを外からは堅牢な壁で覆う“中は楽しさを強さで守る構成”を提案。 |
まずは交錯している動線を整理し、保護者・運営者が使いやすい建築になる様に心掛けて設計しました。また、既存を活かすと言う要望から、基礎・土台は触らずに外壁面を外側に向かって傾斜させ、面積はそのままでありながら空間を広げる手法を用いました。 |
知覧茶で有名な茶畑が敷地前道路を挟んで広がります。この美しい眺めを借景として生かすことで、地域の良さを感じる空間としました。また、武家屋敷でも有名な地域ですので、和を感じられる外観デザインとしました。 |