二世帯住宅|建築家の設計事例

限られた敷地の広さやご予算と矛盾するご要望を頂くこともありますが、そんな時こそ新しいアイデアとそれに対するお施主様の許容力によって夢を実現にすることが可能だと考えています。

木造二階建ての住宅です。玄関を兼ねる土間を設け、ご家族のつながりの場としました。

長年住まわれている場所であり、ご近所の方とゆっくり話すことが出来るようにベンチと小さい庭を設けた交流スペースを玄関脇に計画しました。ホームエレベーターを設けて、親世帯は3階のワンフロアで生活できるようにし、工房も同じ階に計画。

昼夜共に交通量の多い国道沿い立地条件のもと、クライアントの仕事の場を持つこの住宅(二世帯住宅)は、建築全体がサインとなり得るため、生活感が前面に出ないデザインが求められました。

敷地は中原街道の拡張に伴い不整形に造成されていて中原街道側と南側道路側との間には敷地内で4.5m程度の段差があった。この不規則な地形を解消するために、南道路側をピロティ状の地階とした。

 建築地は北福貴の高台に位置し、南には灰田川の谷を見下ろす要地にある。付近には重要文化財の住宅建築もあり優れた景観を得られるロケーションである。

2世帯 7人が快適に生活できる家をめざしました。
風が心地よく通り抜けること、家族の動線、素材のぬくもりを重点に設計しました。
珪藻土の壁、無垢材の床。柱・梁を表しにし木のぬくもりを感じることができる家です。

2005年の竣工で、今でこそ普及してきている高気密高断熱の家ですが、当時はわたし自身もよく知らず、本を紹介していただいたりして一から勉強して取り組みました。

6人家族で、延べ床面積30坪です。
空間を広くみせる為に、階段をリビング吹抜けと組み合わせました。
又、将来のライフスタイルの変化も考慮した子供室空間となっております。

コストを押えるため、外壁にはガルバリウムの波板をつかっています。子世帯の床材はベニヤ板であったり、キッチンのステンレス天板は工務店さんの倉庫にあった残り物をつかった大工さん造作です。丁寧な施工をしていただいた事もあり、年数を重ねるごとに良い風合いになっています。

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