慶応3年以前に建てられた築後150年の古い民家の再生と一部の増築である。
南側の広々とした庭を囲む、L型の平屋の住宅。リビングと子供室をウッドデッキでつなぐことで、いつも家族の空気を感じることができます。
木組み・土壁の家
寒冷地での家づくりは、断熱性と設備のバランスがとても重要。そして太陽や風の向きを調べて、
建物を135度に折曲げることで、外(アプローチ側)からは閉じて、内からは開いた開放的な家です。細い道をくねくね上った丘の上に建つ28坪の小さな家です。
敷地の中のどこに、どの方位で、木の家を最適に配置するかは最後まで、お施主さんと現場で確認を重ねました。
・南側に既存住宅と趣味の部屋、居間に囲まれた中庭を設け、趣味仲間も憩えるテラスとして、テラスハウスの雰囲気を醸す工夫をした。
周囲の緑や空間の借景
古材の梁を見せるため吹き抜けを造りました。大きすぎる吹き抜けは寒いしコストもかかるため、片流れの大屋根としました。梁を探しに新潟まで出かけたり、古い建具を探す為千葉県までいったりと「創意工夫」の家づくりでした。
・体温調整など生理機能が低下する高齢者にとっての住まいは、蓄熱・蓄冷・輻射を基本としたパッシブ手法の温熱環境がベストと考え、深い軒、土壁、立体通風などを基本仕様とする時ノ寿木組みの家を提案。
外装は杉板貼り(外装は杉22条地域ですが工夫してます)で内装は木や漆喰を使い日本の民家のような仕上がりです。
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