木造2階建て|建築家の設計事例

限られた敷地内に駐車スペース、室内への採光を考慮して1階にピロティ状駐車スペースを計画しています。道路からは木製引き戸を閉じることで駐車スペース、中庭のプライバシーを保つことができます。

長屋の切り離しに際しては充分に調査を行いました。
棟の掛かり方によっては補強が必要になるからです。幸いこちらを切っても隣家に影響しない形状でした。

恵まれた敷地環境を、リビング・キッチンなど、屋内のどこにいらっしゃっていても視界が遮られることなく緑を感じたいということでした。広く恵まれた環境ですが、どこからも見られる環境でもありますので、広さを感じながらプライバシーを守る家づくりを求められました。

◇公園に隣接するという敷地の個性を再発見して提案してもらったこと。
◇「公園の緑」と「桜の枯木」を借景と生きた「自然の絵画」として、居ながらにして
 リビングに取り込めたこと。

傾斜の土地利用に悩みました。基礎にコストをかけずにすることが工夫です。

南側のリビングから北側のダイニングキッチンまでを、コボットという構造材で補強し、明るく開放的にしたリフォームです。

公園近くの住宅街に大屋根の家が完成しました。外壁はレッドシダーの無垢材出仕上げています。一見山小屋風に見えます。和モダンの大屋根の家です。住宅のテイストは和モダンですが、設備は最新式の設備です。蓄熱床暖房は冷媒CO2を使った、ヒートポンプ方式です。断熱は外張り断熱、高気密、高断熱住宅です。

私たちは良くコートハウス形式(中庭型)を採用しますが、住宅地や密集市街地ではそれが、安心して過ごせる庭とカーテンを閉めなくてもすむ窓を作るための最良の方法の一つだと考えているからです。

・真南に向けた日射取得窓
・2階北側にルーフバルコニーを設けリビングと一体的に使えるようにした
・ルーフバルコニーの目隠し板に反射した光をリビングに取り入れて北側でも明るい空間とした

長崎市大浦地区に建つ木造2階建の住宅。丘陵地のふもとに位置し、1階に店舗を併設する。市の道路拡幅計画により、およそ半分の敷地が買収対象となったため、建替えが計画されました。

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