ガレージハウス|建築家の設計事例

目指したのは 親世帯と子世帯がお互いの様子や気配を緩やかに感じ
ひとつ屋根の下で上下階を自由に行き来し 
家族が楽しく語らい そして友人たちが集うことを楽しめる
そんな豊かな暮らしを愉しむ住まいです。

クライアントご夫妻はお忙しい方で、自宅で簡単に気分転換ができるお住まいをとのご要望でした。

太平洋を見下ろす高台に建つ、鉄筋コンクリート造(RC造)の2階建て住宅です。
眺望を確保するため、2階にリビング空間を配置し、1階には就寝スペースと2台分のビルトインガレージが設置されています。

昭和50年代の住宅をフルリノベーション。

古い間取りを、現代的で使い勝手の良い間取りに一新。
回遊性が高く、風通しも温度環境も、耐震性も、全て新築以上になるよう純度を高めました。

建て主のライフスタイルを考えると部屋数を増やすことより居心地よい大きな空間を確保することの方が自然に思えました。要望であった車庫を1階に確保し、残りの部分には寝室と納戸、水廻りを配しています。2階はロフトを含めた大きなワンルーム空間です。

建築家自ら一年間に渡り、設計は基より基礎工事、大工工事、内装、塗装、タイル工事等の
職人として手造りで造り上げた住まいです。
なるべくコストを抑えた工夫、廃材の利用、自力施工、実験的な要素を取り入れました。

下町の狭い間口の土地に建つ住宅です。限られた敷地の中で、上下階の移動を単なる制約としてではなく様々な性格を持つ空間のつながりとして楽しめるよう、1つのハコの中に6つの「」型の床面をつくり、半階ずらしながら積み重ねることで止まり木を移るような生活が送れる住まいを計画しました。

市街地にある敷地で、間口9m・奥行17mの中にクルマ4台分のビルトインガレージを確保し、形状はBOX状としたいということがクライアントのご希望でした。
幸い接道位置が南北2か所あったため、階段状の中庭形式を採用し、その下部をガレージとすることで解決しました。

当初はご主人のお好みのシンプルモダンなお住まいで計画を進めていたのですが、「ガレのある住まい」の内覧会にお越しいただいた時に、奥様がクラシックをお好きなことが発覚!

住宅の北側の壁面は小さい窓が並び、日影になっていてどこか寂しい印象があります。住宅地ではなるべく採光を得ようとして南側を庭にするので、自然と隣家の北側の壁 面が目に入ってしまいます。

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