クリニック|建築家の設計事例

フリーメンテナンスを考えた外壁、自然素材を使った待合室

岐阜県各務原市の歯科クリニック。幹線道路沿いに面するため、建築自体が目を引くようにしたい、また内部は一部(床、カウンター)等を木質にし、ナチュラルなイメージにしたいとの要望でした。

院長がこの地に皮膚科・泌尿器科として始められたのが、50年程前地域密着の名医として評判の医院である。今回は長男が内科、循環器科を、長女が小児科を一緒に開業する事になり、RC造の地下1階地上3階建ての建物に新築する事となった。

◾️地域に開かれた木造のワンルーム/【2022年 ウッドデザイン賞 2022 受賞】
コロナ禍で孤立し、居場所を失いがちな都市において、診療所建築には地域の「かかりつけ医療拠点」としての公共性が求められます。

◾️医院建築/木格子で緩やかに分割される自然素材のインテリア
首都圏近郊の診療所です。
暗室化が求められる診察室や手術室が多い分、受付や待合、眼科の視力検査コーナーなど、開放性を確保できる空間が窮屈にならないよう、透け感のある木格子でを柔らかく分割しました。

元々の建物の患者とスタッフの基本的な動線は問題はないと判断できたので、建具や間仕切り、設備などの修正・追加をメインに検討し、広がりある豊かな空間になるかを考えました。

衛生に配慮し患者様とスタッフのエリアを完全に分ける動線分離プランを採用。3ユニット+個室オペルームの他、カウンセリングルームやキッズコーナーなどを持つ。地域の方々にオープンな、明るい清潔感のあるクリニックを目指しました。

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