住宅|建築家の設計事例

寄棟屋根とし勾配を少し緩やかに、軒の出を通常より長く、平瓦を採用することにより、重厚感のある外観にしました。軒の出があるので、外壁や窓の汚れを軽減し、雨や紫外線からの劣化も軽減できます。

RC造、スキップフロア、分離発注、ひな壇の敷地と建築には難しい要素が多いですが、
クライアント様の要望をかなえ面白い建物が完成したと思います。

本計画は、江戸時代に整備された東海道五十三次の宿場町のひとつ「水口宿」沿いに建つ古い街並みの残る計画地です。その為、周辺の生活道路となっている前面道路や敷地は狭く、南東角地という好立地ながら道路と建物の間に広いスペースを取ることが出来ず、南東側に開けた建物を建てにくい立地条件でした。

30坪の敷地に建つ、2階LDK(居間・食堂・台所)に天井高3.75mの居間のある、郊外型2階建住宅です。

不自然な室温変化を起こすエアコン等の冷暖房器具に極力依存せず、断熱性能を高め、調湿性のある素材を活用し、太陽の光や風を活かす等、可能な限り自然の力を活用した住まいです。

広い敷地に対して、どのように建物を配置するかに苦心しました.
結果的には真ん中に建物を据え、北側にプライベートな庭を、接道のある南側にパブリックな庭を設け、そのどちらにもアクセスしやすいように広間を設えました.

一つ目のご要望の「リビングダイニングをすべて吹抜けの大空間にしたい。」からスタートしたこのお家。

土地から一緒に探してきてようやく出会えたその土地はコンパクトでありながら南側が大きく空いた豊かな光が特徴的で、狭小という事もあり、単調になりがちな空間において階段吹き抜けのを度の位置からも感じられる位置に配置することで縦に抜けをつくり、各階に光を落とし豊かにしている。

シンプルな納まりを実現するために、建具はオリジナルを採用しました。
G2基準を満たすために、断熱材やサッシは高性能のものを選びました。

都市部の3階建て住宅です。
周囲は住宅などが建て込み、3階建ても多くある地域でした。

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