住宅|建築家の設計事例

要望を聞いていると、確かに多くの矛盾した点などはありましたが、決して極端な要望を言っている訳でもなく、理解もある方なので、大事なのは、要望の中で、何が可能で、何が矛盾しているのかを整理した説明をしてあげれるように努めました。その中で納得できるプランをご提示でき、ご満足して頂けました。

依頼者には平面図・立面図だけではなかなかイメージが伝わりません。手法としてはありきたりですが、外観模型・外観及び内観CGそして鳥瞰図等を駆使し、カタログと連携したプランニングボード及び材料の現物見本を取り寄せ、設計完了までには出来るだけイメージをつかんで頂けるようしています。

長く親しまれている桜並木を目の前に見る2階リビングの家です。
大工の手刻みによる構造、木舞下地土壁による伝統構法フルスペックです。
木繊維の断熱材を付加し、杉板をスノコ張りしたルーバーによる繊細で現代的な外観を作り出します。

◇傾斜地した敷地をうまく使い、広がりと開放感のある建物が実現できました。
◇1階をRC造、2階を木造とし、目的に合わせた合理的な混構造となっています。
◇コストも抑えながら、広がりのある前庭が実現しました。

敷地は高崎市の郊外に位置し、周辺は昔の民家や新しい住宅が混在しています。
玄関土間は南から北へ通り抜けになっており、土間より居間へ、土間よりKITCHENへとつながります。
居間は東から西へ広がり、吹き抜けを通して2階へとつながります。

無垢の木のふんだんに使いながら、コンクリート天板のキッチンやキャンチレバーの階段等々。設計者としてもチャレンジする心を忘れずに取り組めた物件でした。

築27年の木造平屋建ての住宅を安定した家にするための耐震補強と明るく暖かい快適な空間にするために計画されました。

間取りを変えるにあたっても、構造材は最大限残すようにしながらプランしました。新築を選択しないでのせっかくのリノベーション…思い出も残した再利用の研ぎ出しカウンターは新しくなった家でも活躍してます^_^

部屋を細かく分割せずに、一つながりの開放的な空間を実現しました。断熱は外断熱とし、冷暖房は壁体内の中に温風・冷風を吹き込むことで、輻射熱により温熱環境をコントロールしています。
建材は、国産の木材と、和紙やしっくいなどの白を基調とした自然素材を多用しています。

南のを挟んだ向いの建物があって日影と視線が敷地に被ることから、住宅の配置をいくら北に寄せても、快適な暮らしは難しいと判断した。そこで

ページ

住宅|建築家の設計事例 を購読