建築家の設計事例

一帯は都心に近くも閑静な高台の住宅地である。特に良好な東南と南の2方向の眺望を確実に捉えるために、薄肉ラーメン構造の二つの箱を各々の眺望方向に向けた。このことは同時に都市でのプライバシーを保つことにもつながった。オーナーの嗜好と建物の素材や意匠とがマッチして、上質の内外観が得られた

建物の来歴
土蔵造り+塗屋造り+真壁造りで構成

社会福祉法人桑の実会「桑の実工房」は知的障害者を対象とした障害福祉サービス事業所です。生活介護事業29名・就労継続支援B型10名 計39名の利用者を15名の職員が支援を行います。

江戸時代中期(1750~1760頃)の建物で、彫刻・彩色なども美しく、当時の特徴を良く残しています。
傾斜した柱を矯正し、床下および小屋裏の腐朽部材の交換、金物での補強、そして土葺きの瓦屋根を金属瓦に葺き替えます。

地元で長く経営していらっしゃるお店なので良い意味でも悪い意味でも変化が難しい。客層を絞ることで新たな顧客の開拓をお勧めした。
結果女子大生が頻繁に通う店となり成功している。

北側に道路がある土地を一緒に選んだことで、厳しい北側斜線はかなり有利に計画できました。

・斜面地の切土・盛土、だったのですが、地盤の調査をして建物配置に注意して、地盤沈下に対応しました。
・外壁に、断熱性・経済性に優れた材料(無垢材で板厚のある杉板を使用)としました。

三方に崖があるため、1階を鉄筋コンクリート、2・3階を木造の混構造で設計。
LDKは一部天井を高くして梁を見せることで開放的な空間を演出しました。
水廻りは家事導線に配慮した間取りを提案。

鉄骨造のたてものですが木の温かみ、コンクリートのクールさを両立されています。
キッチンもオリジナルでコンクリートでつくっています。

ピアノやおもちゃで遊ぶ空間を居間と連続させた、家族の息づかいの伝わる住まいです。
建具を開放して居間と一体的に利用できる「ピアノルーム」は、練習時など必要に応じ仕切って個室として利用できます。

漆喰の白が、部屋に明るい光を呼び込みます。

狭小地での採光通風と広さを確保した

もともと、技術、センスが素晴らしく、女性のお客様も多い理容室でした。
より、そういうお客様にアピールするために、外からでもよく見える、年月がたっても経年変化でそれが味わいになる、落着いた店づくりをご希望、そして目指しました。

5間×5間、25坪の正方形のなかにコンパクトにまとめられた住まい。
仕上げは自然素材で構成され、硝子戸や網戸や雨戸等も木製建具で造っています。
パッシブデザインを取り入れ、Q値も1.6とエアコン一台で概ね全室冷暖房が可能です。

「家具のない空間」

インバウンドの旅行者にいい場所でオープンできたことは大変喜んでいます。
いろいろ苦労はしましたが、最後までたつだってくれて助かりました。

利用者が内に閉じこもりがちにならないよう、中学校側の道路面に外へ出れるデッキを作りこの空間で地域の人とコミュニケーションできるスペースとしました。

夫婦と子供3人のための住宅です。

耳納連山を望む、環境と共生する平屋建
豊かな庭を望める南側に、ダイニングキッチンとリビング和室を並べるおおらかな平屋建て
を提案しました。屋根なりの勾配天井が広がる伸びやかな空間は夫婦の趣味や集いの場とな

ALBORE天神

外壁で囲った中庭を家の中心に据え、オープンでありながらもプライバシーを確保できるように工夫しました。中庭に繋がる吹抜けで1階2階の気配も感じられ、家全体で生活を楽しめるようになっています。

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