建築家の設計事例

今回の住宅は建て替えでお施主様は3回目の建築という事もあり
細部にまでこだわりがあり、やりがいのある内容となりました。
既存の庭造りを崩さない様な配置計画を行い、希望通りの間取りが完成致しました。

青い海原を眼下に望む高台の邸宅。景勝地の風雅な眺めを住まいに取り込み、日常離れしたリゾートテイストとくつろぎ感を日々存分に満喫したい。そんな建て主の要望にお応えしたのが今回のプランでした。 まずポイントとなるのは高台の傾斜地を最大に活かした構造躯体とレイアウト。

棚田の一部となるような住宅です。
建主様は代々この場所に住まわれている農家であり、長年自然と向き合いながら生活をしていました。
もともと光と風と水を作物に供給するシステムであった棚田を人が生活する場に転用しています。

敷地は道路と2.5Mほどの高低差があり、その道を挟んだ西向かいには大きな溜池があります。そこで、高低差を利用して堀車庫を設け、その上に住宅を乗せることで車通りの多い道からの騒音や視線を避け、リビングを南西側に配置して採光と眺望を獲得しました。

■家の採光は密集地のため、光庭を家の中央につくり、ガラスの屋根からの天空光が、吹き抜けのスノコデッキやスノコブリッジを通し、一階にまで届くようにしています。
■2階床には防音シートとALC板を敷き、1階の母親の部屋に2階の音が伝わりにくいようにしています。

 大きな考えとしては、既存躯体を“飲み込む”ようなコア「クラウド」を設け、周囲を様々な空間による “スキマ”が囲む構成としました。大小の空間は開閉を調整できるので、ドーナツ状のワンルームや、小空間として分節することも可能になります。

隣家との距離が近く、建て込んだ状況でいかに風や光の流れを取り込むかを勘案し、開口部やバルコニーの位置を工夫し、引き戸を多用することで開放的な一体感をつくり、よりその効果をあげています。

地域にねざした洋服リフォームのお店を、道路から見えるように自宅を改修しました。

100年以上経過した町家を大事に維持管理しているお施主様は、家いじりと庭いじりが大好きです。

明石海峡大橋が見える立地の敷地に終の棲家をということで、ご依頼を受けました。

木造2階建

ご自宅と 奥様が趣味で開いている珈琲ショップ 賃貸住宅2戸の 鉄筋コンクリート3階建です。
屋上からは由比ガ浜の花火が真近に見物できます。
夏涼しく冬暖かい風通しの良い家と バス通りに面しているため 特に防音性の高い家がお望みでした。

LDKのハイサイドライトは心地よい日差しを取り入れ、広がりある空と周囲の緑を切り取り、室内で自然を感じさせる設えとなっています。また外部と室内をつなげるようにアクセントとなるダークカラーの木板壁を挿入し、空間にコントラストとエレガントさを創出しました。

通行量の多い道路からの景観が、工事前と大きく変わらないよう、ボリューム・素材等に配慮した。
「劇的」に変えることよりも、長い間受け継がれてきた地域の風景を継承することを重視した。

室内の床仕上げは畳とし、障子、襖等、和風の建材を出来るだけ使えるように検討し、詳細を検討

斜面を造成した古い住宅地の中にあり、約5mの高低差をもつ道路に面した敷地にこのアトリエ付住宅は計画されました。
近隣を考慮し2階建に見えるように造成地盤を掘り別の入り口を設け、地価のアトリエ部分を居住部分より独立させています。

ワンルームマンションの改修です。

想い出の詰まった大広間は当時の造りや設えをそのままに残し、新しい個室部分には平成近代のレイアウトと大きな収納確保を実現致しました。キッチンを廊下収納に配置することで生活感を封じることも可能にしました。新しいものと古いものが存在する対比を楽しめる空間となりました。

クライアントのご主人は、寡黙な人で、それはまるで武士の様でした。
この建物を横から見ると、日本刀の形をしています。

ページ