狭小住宅|建築家の設計事例

狭小住宅でありながら、狭さを感じさせないように、抜けを効果的につくり、圧迫感のないようにしました。

「回廊の家」は福岡都心部の住宅やマンション等の立ち並ぶ建築密集地の中に計画された住宅です。三方を住宅に囲まれ、余裕のない敷地面積の中で、プライバシーを維持しつつ、外部を取り入れるかが、今回のポイントになりました。

今までの生活で使っていた家財道具を細かく確認して、無駄無く
使い易い収納の位置をつくっていきました。

シビアな寸法に対応する為、オーダーキッチン・家具を製作者から
直に買い付けるなど予算の範囲で組み込める様に工夫しました。

間口が狭く長細い敷地形状を有効利用を図りつつもコストを抑えるために、鉄筋コンクリート(RC)と木造の混構造としました。

現在は2階に寝室がありますが、将来を考え、1階のみで生活できるよう、洋室(6帖)+和室(6帖)を1室の広間とし、更に和室にあった床の間と押し入れ部分を広間の一部になるようなクローゼットに作り替え、玄関空間をも広間の一部へ取り込んで、16帖余りの大空間に仕立てました。

隣に14階建てマンション建設が決まっていたので…それを感じさせないプラン
2階にリビング等のメインスペースを持ってくることで光をたっぷり取り込んだ
室内は全てコルクの床、木の壁・天井でまとめ気持ち良い空間を考えた
ホームエレベーター、床暖房を設置

敷地面積8坪延べ面積16坪築40年の住宅の全面リフォームです。
階段室のハイサイドライト及びトップライトから1階に光を導いてます。
リビングのタタミコーナー下・階段下・壁収納・納戸・屋根裏収納と可能な部分はすべて収納としています。

マンションのリノベーションは、新築住宅のように、外観デザインがありません。その分住まい手の意識はインテリアに向きます。楽しい、快適な住環境を作る為に、より遊び心のあるデザインを希望されていました。

玄関横のシュークロゼット・床下収納・屋根裏収納に加え洗面奥に納戸を設けるなど
収納の充実を図りました。また決して広くないリビングは天井を高くしてトップライトを
設けるなどで視線を上に伸ばすことで補いました。

【和歌浦の家】は地場産材熊野杉を使ったセミコートハウス型の環境住宅である。

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