本堂向拝向拝の柱と本堂を繋ぐ海老虹梁という、うねった横架材です。昔はこのような自然の木を探してきて使ったようですが、現在では四角い材料からこのような形に切り出すことが多くなりました。
本堂の奥には、平成7年(1995)の本堂新築工事の際に発掘された海印寺古墳の一部が保存展示されています。7世紀初めころの円墳の横穴式石室だそうです。時を超えた幻想的な空間で、見学もできます。
天台宗の修行寺院に相応しく、京都市内から岩倉の山中を切り開いて移転しました。
土木工事や寺院建築の基本を勉強させていただいた、心に残る仕事です。
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「こちらの建物ですが、建築家の方のご指摘があり通り調べた所、第一種低層住居専用地域のため高さ制限がある地域でした。そのことをすっかり忘れてしまっていました。...