田中洋平建築設計事務所 田中洋平さんの設計事例


高台の家

建築主から手書きの図面を渡されることがある。
1,2度はあるとしても何度も渡されることは少ない。
経験上、そのやり取りは設計者側からすると不安の大きいやり取りになる。
当たり前だが、意匠、構造、設備、敷地の周辺環境、建築基準法、自治体の条例、


下がり天井の家

まだ現実にはない家の要望を元に図面等で計画内容を煮詰めたからといって、
住み心地や使い勝手も本当に良いかは分からない。
建築主の要望通りに計画しても、設計者の恣意で設計を行っても、
住み心地や使い勝手が良いかは別問題である。


跳ね出しの家

建築計画は建築主のイメージや思いから始まる。
打合せで建築主と設計者でイメージを出し合い、徐々に形作って計画が煮詰まっていく。
建築主のイメージや思いだけを満たしても不十分であると思うし、


京都と海外が融合する家

建物は意図して、または意図せずに建築主や設計者の思いが映し出される。
また、今までの人生経験であったり、好みであったり。
そして、それを楽しめるような設計は良い設計だと思う。


矩形の平屋

全く同じ条件の土地や建物は2つとしてない。
地理的気候的条件の違い、その土地に元々建物が建っていたのか、田んぼだったのか、等。
その土地や建物が持つ記憶をどのように捉えるのかも設計者の仕事の内だと思う。


登り梁の家

設計は設計に対する知識・経験、
デザイン性やセンスの良さ等は必要だと思う。
ただ、それ以上に建築主の話に耳を傾ける、
建築主の建物に対する思いを共有し、
それを実現させるという覚悟や精神力がとても大切な要素だと考える。


海が見える家

建築主の要望は様々。
敷地という固定化した縛りはあるので、要望に応えるには物理的に不可能なこともある。
ただそれでも、建築主の要望に耳を傾け、その要望に寄り添い、
それを越える提案をしていく必要があるように思う。


段々天井の家

木造住宅は建設時期によって、構造や断熱、計画内容等の考え方が異なる。
特にリノベーションにあたっては、それぞれの時期による違いを十分理解して計画にあたることが重要である。


2つのリビングの家

郊外に同じような街並みが拡がる。どの家も所謂、”nLDK”の間取りである。
”nLDK”自体が悪い訳ではなく、経済性・効率性を重視した結果の”nLDK”が
日本の街並みを画一的な、無個性な街並みにしているように思われる。