地域や環境に配慮した自由度とデザイン性の高い医院併用住宅・かわつひろし建築工房 川津悠嗣さん


 
医院併用住宅では医院を利用される患者さんや近隣の方たちに住宅部分を感じさせないようなプランニングをすることが大切です。
 
医院併用住宅についてかわつひろし建築工房 川津悠嗣さんに伺いました。
 

お話を伺った建築家

 

ユーザー かわつひろし建築工房 川津悠嗣 の写真
福岡市中央区小笹3-13-25
092-524-9178

 

貴社が医院併用住宅を手がけたきっかけがありましたら教えて下さい。

 
ドクターのご自宅の設計依頼を受けたのが最初です。住宅の打合せを行ってるうちに、既存クリニックの改装を含めた話になり、最終的に医院併用住宅の新築になりました。
 

医院併用住宅を建てる際に建築基準法上、注意する点がありましたら 教えてください。

規模等によりますが建築基準法の基本的な要件以上には、特に注意する点はないと思います。
規模により建築物省エネ法やバリアフリー法などの届出が必要になります。
法規ではありませんが、インフラの引き込みの条件が過大なることで、コストの面で有利に働かない場合もあります。
 

 

医院併用住宅はなにか優遇制度があるのでしょうか?

 
いくつかの条件を満たせば、住宅部分には税の優遇をうけることができます。
 

医院併用住宅の間取りをつくる際に注意しているポイントを教えて下さい

 
医院を利用される患者さんや近隣の方たちに住宅部分を感じさせないようなプランニングを、それにより住宅の居住性を損なうことのないように心がけます。
たとえばT.C.Rでは増築した診療所の入口を全面道路からの引きを取り、分かりやすく入りやすい形にしました。
併せて同じ道路に面する既存の住宅の入口が目立たない配慮をしました。
 
また診療所の2階が住宅になりますので音の問題が起こらないよう工夫をしました。
 

 
 

医院併用住宅は住宅ローンで建てる事ができるのでしょうか?

 
住宅ローンは医院併用住宅のなかの住宅部分の費用に利用できます。
詳しくは金融機関にお問い合わせください。
 

ハウスメーカーや建設会社とくらべて貴社に医院併用住宅を依頼するメリットを教えて下さい

 
ハウスメーカーや建設会社の設計手法について知り得ないので比べることはできません。
 
私たちの場合は依頼者とよく話し合い、地域や環境に配慮した自由度とデザイン性の高い設計を行うことを心掛けています。 
施工から独立した監理を行うことは公明性が高くなり、設計施工一環の会社に比べ、メリットであると思っています。
 
私たちの事務所では打合せに多くの時間をかけます。
最初の構想から細かなツマミのひとつまで、すべて打合せで納得していただきながら進めていきます。
 
体力の要る過程ですが、そのことにより満足度の高い建築となることができると思っています。
お忙しい依頼者にとって、打合せの多さをデメリットと感じられることがあるかもしれません。
 

T.C.Rの依頼者からはどのような要望がありましたか?

 
T.C.Rの依頼を受けた時には、先代の建てられた診療所と、数年前に新築された一部に診療所機能を持った併用住宅が既築の建物としてありました。
依頼者の希望は、古い診療所の機能と新しい建物の動線が巧く行ってないので診療所を建替えたいというもの、また住宅部分も機能的に改装したいというものでした。
 

 

その要望をどのように叶えましたか?

 
住みながら、診療しながら工事を行うために期間を3期に分け、ながい時間をかけて計画と工事を進めました。
 
1期は既築併用住宅の住宅部分(2階)の改装を行いました。水周り、リビングダイニング及びゲストルームを造り、3期工事期間中にここでご家族の生活が完結するようにしました。
 
2期はその併用住宅にあった診療所部分(1階)を、当面仮設診療所として使いながら、工事が完了する時には容易に新診療所の機能に変更できる計画としました。
 
3期は既築診療所を解体撤去して、新しい診療所と住宅を併設する建物を新築しました。
最後に住宅や診療所の取り合いや調整を行い竣工することができました。
 
もともと内部の動線にご不満があった訳ですが、他にも検討すべき点はたくさんありました。
既存の改装と建替えのために制約が多く、条件的に厳しいものでした。
特に敷地がタイトであったため、待合室は他の機能的な部屋に囲まれる計画になり、自然光と換気をハイサイドライトから取る工夫をしました。
 
依頼者と何度も打ち合わせて計画にご納得いただけるよう調整を重ねました。
ご理解いただくことで1年以上の長いあいだ、足りないものを補いながら住み続けていただけたものと思います。
 

T.C.Rは改装のようですが医院併用住宅の新築もやっていただけますか?

 
もちろんです。
新築は計画・デザインともに自由度が高く、ご満足いただけるものを提案できます。
 

医院併用住宅の土地購入前の相談にものっていただけますか?

 
先に構想を伺ってましたら、土地の購入をご検討される上での有益なアドバイスができます。
またながい時間お付き合いすることで、依頼者の人となりを理解し、おのずと計画や全体のテイストに反映できることになります。 
 

医院併用住宅での開業をお考えの方になにかアドバイスがありましたらお願いします。

 
開業までの経緯は皆さんそれぞれ違って一様ではありません。
依頼者のご希望と土地や環境の持ってるポテンシャルを最大限に引き出すことがわれわれの仕事です。
できるだけ早い時期からお話を伺うことができましたら、ご一緒に考えて創り上げてゆくことができます。
 

かわつひろし建築工房 川津悠嗣さんの医院併用住宅・設計事例

 

画像 建物の名称 紹介文
I.C.C

近隣には田畑の残る環境に計画されたこどもクリニックです。

T.C.R

古い街並みの残る住宅街で先代より開院しているクリニック兼住宅の改装を伴う増築です。
直近で行われた増築による動線の不具合をシンプルに戻す事を主眼に計画しました

O.M.C

住宅付クリニックとして計画された建築です。
外観上は一体感のある建物ですが、2階部分にある住宅はクリニック駐車場や前面道路側から広いテラスと深い庇の奥になり視覚的にも機能的にも守られ独立しています。

 

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