第十一章・崖地

崖地について

崖地は擁壁・造成・建物の建築費などが高くつくことが多いので、割安な価格で売られています。
眺望がよく日当たりがいい土地も多いので、上手に設計することできれば、快適な家を割安価格で手に入れることができます。

崖地のデメリット

 

崖条例に注意が必要

敷地内・敷地周辺に崖地がある場合には崖条例の制限を受けることがあります。
がけ条例の概要は下記のとおりです。
 

がけ条例とは
がけ条例とは崖の付近に家を建てる際に、崖が崩れた場合のことを想定して 
崖から一定の距離を離しなさいという主旨の条例です。 
 
条例なので地域によって微妙に条文や細かい数字・緩和規定などが違います。
詳しいことはお近くの建築家に聞いてみることをオススメします。
 
ここでは千葉県のがけ条例を例にして説明いたします。
がけとは
「がけ(地表面が水平面に対し30度を超える角度をなす硬岩盤(風化の著しいものを除く。)以外の土地で高さ2メートルを超えるもの」 
 
条文だとわかりにくいですが 
・傾斜角30度を超えている 
・高低差が2mを超えている 
場合はがけに該当します。 
 
当然ですが、基準通りに作られたコンクリートの擁壁は崖ではありません。 
しかし、古い石積みやブロック造の擁壁などは崖と同じ扱いになります。 

千葉県 がけ条例

がけ付近の建築制限(千葉県の場合)
居室のある建築物を建てる場合は崖から下記の距離を離す必要があります。 
 
崖の上に建てる場合:崖の下端から崖の高さの1.5倍以上 
崖の下に建てる場合:崖の上端から崖の高さの2倍以上

千葉県 がけ条例

工事費が高くなりやすい

崖地は下記の理由で工事費が高くなりやすいというデメリットがあります。
 

擁壁などが必要になる場合がある
がけ崩れなどを防ぐために擁壁などが必要になる場合があります。
平地の場合は不要なものなのでその分、工事費が高くなります。
造成工事が必要になる場合がある
崖地の高低差を解消するために造成工事などが必要になる可能性があります。
これも平地ではほとんど必要のない工事です。
その分、高くなる可能性があります。
基礎工事に費用が高くなる可能性がある
崖地の場合、特殊な形状や工法の基礎を採用することがあります。
その分、工事費が高くなる可能性があります。
工事が困難な場合がある
崖地の場合、高低差があるので工事用の重機を搬入できなかったり、杭が打てないなど、平地では何でもないことが困難になる場合があります。
その分、工事費が高くなります。

構造・安全性に注意が必要

崖地の場合、がけ崩れなどが起きないように擁壁・造成・建物の構造・安全性に注意が必要です。

メンテナンスに配慮が必要

崖地の場合、建てたあとからではメンテナンスしにくい部分が出てくる可能性があります。
設計の際にメンテナンスのことまで配慮する必要があります。

崖地のメリット

土地が安い

崖地の場合、家を建てる際の工事費が高くなりがちなため、割安な価格で売られている場合が多いです。
一般的には擁壁工事費や造成費用などが高額になります。
しかし、設計の工夫によって擁壁や造成にかかる費用を節約することができれば、総額としては安い費用で家を建てることが可能になります。

眺望がいい場所が多い

平地に比べて崖地には視界を遮るものが少なく、眺望がいい土地が多いです。
眺望を生かした設計をすれば、とても魅力的に家になります。

プライバシーが守りやすい

平地で大きな窓を設けると、隣家や道路から見られる可能性があります。
崖地の場合、見晴らしの良い方に大きな窓を設けても外から覗かれる可能性はほとんどありません。
プライバシーが守りやすいと言えます。

日当たりが良いかも?

崖地の家は住宅密集地と違い、隣家も離れている場合が多いです。
また、崖側には遮る建物もないので、日当たりがよい可能性が高いです。
崖の向きと隣家の状況によってそうではない場合もあります。
できれば南側に開けた崖地を購入するようにすれば、南側からの日当たりを享受できる家になります。

崖地に家を建てる際には十分な配慮が必要

上記で述べたように崖地にはメリットもデメリットもあります。
崖地に家を建てる際には十分な配慮が必要です。
崖地を購入する際には設計を担当する建築家に見てもらってから購入を決断することをオススメします。

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